【主婦15人の体験談】義実家に行きたくない時の言い訳/訪問頻度/夫・孫だけの対処法
義実家への訪問は、多くの主婦にとって「行きたくない」と感じる大きなストレスの一つですよね。義両親がどんなに良い人であっても、嫁として気を遣い、手伝いをし、精神的にも肉体的にも疲れてしまうものです。もし、義両親とそりが合わない、小言が多いといった人間関係の悩みがある場合は、なおさら訪問が億劫になるでしょう。
どうにかして行かずに済む良い言い訳や上手な対処法はないのでしょうか?また、他の主婦はどのくらいの頻度で訪ね、自分が行かない時は夫や孫だけに行ってもらっているのでしょうか?義実家への訪問を上手に断るためのヒントを、主婦15人の具体的な体験談と共にご紹介します。
Q義実家に行きたくない時どうしますか?よい言い訳や断り方を教えてください
Aお酒を飲まない義実家での食事はキツイのです
義実家までは車で1時間もかからない距離で、義母も同居している義兄夫婦も大人しくて真面目な方々で小言を言われることはありません。しかし、皆さんお酒を飲まれないのです。私達夫婦は、休日は昼食時にも一杯、毎夕食時には必ず晩酌するのが何よりのストレス発散になっています。
なので、義実家での食事時間に沢山の料理を目の前に、ただひたすらご飯を食べるということがかなりの苦痛です。夫も義母や義兄に気を遣って一口もお酒を飲まないのに、私が飲むわけにもいきません。
できるだけ食事を共にしなくて済むように、義母には「急ぎの仕事が入っているので」と言い訳して法事を済ませて早々に帰らせていただいたり、「夫が痛風で食事制限中で」などと、その都度言い訳を考えては何とかすり抜けています。義母たちもそれならと快諾してくれますが、いつまでもつか心配です。仕事や体調を理由にすれば、比較的断りやすいと感じています。
A行きたくないので、ボランティアだと自分に言い聞かせます。
結婚後、毎月1回義実家に行っています。半年前までは県外から電車で片道3時間ほどかけて行っていました。交通費もかかるし移動でくたくたなのに、義実家へ着いた途端キッチンで義母と料理をするのが当たり前になっています。
料理にこだわりを持っている義母なので、最低3時間はキッチンで立ちっぱなしです。おまけに義母は話好きで、ずっと話し続けています。毎回夫が生まれるまでの苦労話と、夫を塾に行かせずに大学まで進学させた話の繰り返しです。年に2度くらいなら良いのですが、さすがに毎月同じ話をされると疲れます。
話を聞くのはボランティアだと自分に言い聞かせて、耐えています。毎月行くのは多いと感じていますが、義母には「月2回は来れないの?」と言われます。それでも行きたくない時は「夫が休日出勤になった」と言うか、「夫が友達と会うから」と言います。義母は夫を溺愛しているので、夫の予定を理由にすると納得してくれます。
A言い訳は嘘ばかり、でも仕事は最強の理由
義実家とは車で20分の距離です。妊娠中は体調不良などの理由で行かず、出産後も体調不良を理由に行ってませんでした。しかし、お盆や正月はやはりそうはいかず…子どもを連れ、主人の親戚一同へ気疲れし、へとへとでした。
そこで、さっさと仕事を見つけ、以降は仕事を理由にしています。結婚当初は2か月に1回は行っていましたが、今はお盆と正月のみです。幸い煩いお姑さんではないので助かっています。いずれ同居予定ですが、それまでは自由にさせてもらいます。仕事を理由にすると、義両親も強くは言いにくいようです。
A夫が約束するので断れない。一対一を避ける工夫
義実家へあまり行きたくないと思っていますが、すでに旦那が話をつけていて、「何日の夜に行く」などと約束をしてから知らされるので断ることができません。断る理由もなかなか思いつきませんが、義実家へ行ったときには姑とは一対一にならないようにしています。
義母は特に目立った態度をとりませんが、結婚式には来なかったので、姑の中で私に対して何を考えているのかわからず、極力近づかないようにしています。
また子どもがいるので、体調が少しでも思わしくないときは大げさに説明して延期したり、体温を測る際にわざと暖かくして熱があるように見せ、その日の義実家行きがなくなればいいなと行動しています。子どもの体調や自分の体調を理由にするのは、断るための常套手段だと感じています。
Aそれなら仕方ないねと思える嘘をつく
義実家とは電車なら1時間、車なら30分ほどの距離に住んでいます。親族の集まりなどの行事ではないのであれば、理由は「既に予定が入っている」と言います。幸いこちらのことを深く詮索してこないので、上記のことを主人から義母へ伝えてもらい、こちらからは謝罪のメールを送ります。
その際に「どうしても外せない用事が入っている、ごめんなさい。また遊びに行かせてください」などのフォローもします。親族行事でどうしても行きたくないのであれば、申し訳ないですが当日の体調不良ですね。熱が無かったら旦那さんにはばれますので、そんなときは「生理痛が今回はめちゃくちゃ重くて動けない…みんな気を遣うだろうから私のことは気にせず一人で行ってきて。私は寝てれば平気だから」と言います。(普段生理痛など皆無ですが(笑))
A年に1回でも嫌だ!子どもの行事を言い訳に
義実家とは距離が離れているため、年に1回もしくは2回の来訪なのですが、それでもやはり嫌ですね。「子どもの行事が近くて体調を壊すと悪いから」とか「冬は雪が心配だから」とか、何かと理由をつけて行かない方向に進めています。
行くと言っていた時に限って子どもが熱を出したりするので、内心「しめしめ!」と思っています。「子どもの幼稚園の行事が近い」ということを言い訳に使えば、義両親も子どものことを心配して何も言えなくなるようで、わりとこの手を多く使っています。子どもの健康や行事といった、反論しにくい理由を選ぶのがポイントです。
A行きたい気持ちを見せつつ用事を作って断る
車で4時間近くかかる上、下の子が2歳でまだ小さく、田舎で何もないので、長距離移動を伴う訪問は行きたくありません。特に冬は家が古いからか、寒くて耐えられません。冬は風邪を引かせたくないので、主人経由で断ってもらっています。ゴールデンウィークや夏休みは、子どもが風邪を引いたと言ってドタキャンしたこともありました。
極力、用事を作って、「行きたいんだけど、行けない」ように装っています。子ども(小学生)も「行ってもつまらない」と言っているので助かります。私たちが行かないから、あちらから出てくるので、それはそれで大変ですが、行くよりはマシだと思うので、我慢しています。訪問頻度を減らすために、夫の協力は不可欠です。
Aフルタイム勤務を理由に、夫だけに任せる
義実家は車で1時間の距離にあります。年末年始や盆などは、泊りがけで行きますが、それ以外は手土産を持たせて主人に行ってもらっています。
義実家は義両親の二人暮らしで、寂しいのでまめに「来て欲しい」と思われるのですが、私もフルタイムで仕事をしているため、休日は溜まった家事やしたい事が沢山あるため、私は家で留守番をして、主人に義実家に顔を出してもらっています。
理解のある義両親なので、私があまり顔を出さないことに対しての批判などは受けず、体調などを労ってくれて助かっています。仕事と家事を理由に夫だけに行ってもらうのは、訪問頻度を減らすための有効な手段だと考えています。

A私は正月もお盆も仕事なんで、と理由付け
義実家は遠いし、交通費もかかるので旦那だけ帰すようにしています。(でも私に気を遣っているのか、なかなか帰ろうとしない時もあります!)旦那は独身の頃、年に最低3回帰っていた(正月・GW・お盆)ので、結婚した途端に帰ってこなくなったと思われたくないですし。私は正月もお盆も仕事なので、それを理由に帰りません!
本当はお正月ぐらい顔出した方が良いのはわかっているのですが、どうしても気持ちが乗りません。旦那には「くれぐれも私は仕事で来られないとちゃんとお義母さんに言ってね!」と伝えます(笑)。
職場の人の話では「嫁は良いから息子だけ帰ってきてほしい」という義父母も多いそうで、舅や姑も嫁が来ることによって少しは気遣ってしまうだろうし…なんて自分を納得させています。夫と義実家の時間を大切にするという名目で、自分の訪問頻度を減らしています。
A夫と一緒じゃないと行きません。
義実家は行きたくないし、自分一人では行かないようにしています。お義母さんは大丈夫なのですが、お義父さんが変わり者で、結婚して20年以上経ちますが、一度も話をしたことがありません。特に話さなければならないこともないのですが。
同居ではなく、近距離に住んでいるのでいつでも会える半面、特に用事が無い限りは行きませんし、行く時は夫や子どもと行くようにしています。お義母さんは何となくわかってくれているのか何も言いませんが、何も言わない分怖いと思う時もあります。夫が同行することを、義実家訪問の絶対条件にしています。
A私がいない時間も必要でしょ?夫と義母の親子の時間を尊重
私は月1回くらいは義実家へ行っています。お義母さんとの関係は良好です。お互いに甘えすぎずほどよい関係を築いています。ただ、主人だけもしくは主人と子どもだけで義実家へ行って貰うこともよくあります。わざわざ主人や義母に言い訳はしませんが、たまには嫁の私がいない方がお義母さんも気楽でいいのではないかと思っています。
私も息子がいますが、将来息子が孫を連れて帰ってくれたら嬉しいです。そして、いつも嫁一緒ではなく、息子と水入らずの時間も欲しいと思うと思います。たまにお義母さんに息子を返すのも必要!そう自分の中で言い訳しています。夫と義両親の親子関係を尊重することも、自分の負担を減らすための理由になっています。
Aパートの休みが合わないことを利用
お義母さんが体調を崩してしまい、お義父さんが家事も行なっている状態です。そのため、お盆やお正月はもちろんのこと、3連休の際もほとんど義実家へ行っております。お盆やお正月は仕方がありませんが、3連休の度に行くのは正直キツイです。
行かない場合によく使う理由は、パートが休めないことにします。現在パートに出ており週末は休みですが、シフト制で週末も勤務のため休めないことにします。その他、子どもの学校の行事や進路の学校説明会などを理由にすることもあります。仕事や子どもの予定など、「家庭の事情」を理由にすると、角が立ちにくいと感じています。
A移動距離を言い訳に、年に一回だけ
移動距離が長く、義実家にたどり着くまでにほぼ一日かかります。両親はもう少し会いに来て欲しいようですが、子どもが小さいことを言い訳にして年一回だけの帰省にしています。
実際、子連れで飛行機や電車に乗ると、周りにも気を遣うし、行くだけでもヘトヘトです。義実家に着いてからものんびりする訳にはいかず、体力的にもきついので、行きたくないです。しかし、帰省すると義両親はとても嬉しそうで、子どもたちをかわいがってくれるので、「家族のため!」と自分に言い聞かせ、大変でも今後も年に1度くらいは行こうかなと思っています。物理的な距離は、訪問頻度を減らすための最大の理由になります。
A近距離だからこその悩みと悪循環
転勤で義実家が離れていた頃は、年1回の訪問でした。それは特に苦になるような事は無く済んでいたのですが、また転勤で義実家とは徒歩圏内の距離になりました。
そして苦悩の日々が始まったんです。最初は、いままで離れていた分会いに行かなくては!なんて意気込んでいましたが、段々と億劫になり始め、訪問前はため息オンパレード。「月に2~3回の訪問で、向こうも気を使うだろうし、私がいない方がいいよ!」なんて旦那に伝え、何度か行かずに済みましたが、さすがに毎回行かないとなると旦那も嫌な顔をするようになってきました。
義実家からは「今日はママは留守番なんだね」と言われる程度ではありますが、何度も行かないと今度は行きづらくなるもので、終わりのない悪循環にため息は増える一方です。近距離の場合は、訪問頻度の調整がより難しくなります。
A義父母が厳しいので、主人と子どもに行ってもらいます
私の義実家は、車で30分ほどの市内にあるため、2~3週間に1度は義母からお誘いの電話がきます。しかし、義父母は厳しい人なので、子どもを連れていくと、よく子どもを叱るんです。普段の私のしつけが悪いと言われているような気分になってしまい、義実家に行くのが憂鬱で、お誘いが来ても2回に1回は行かなくなりました。
ただ、私が行かなくても、主人と子どもだけは行ってもらっています。義父母にとっても、息子と孫に会えれば満足で、私に気を遣わなくて良いみたいです。子どもも義父母に叱られることはそれほど気にしていないみたいで、義実家に行くのは楽しいようです。
私が行かない時の口実は、体調が悪い、私の実家に行くなどです。私が行かない時には必ず、手土産を持っていってもらってますし、今のところトラブルもなく、うまくやっています。関係性を考慮した分業が、訪問頻度を下げる秘訣です。
【訪問頻度の目安】他の主婦はどのくらい行っているの?
体験談からもわかるように、義実家への訪問頻度は、義実家との距離や義両親との関係性によって大きく異なります。主婦の皆さんが感じる平均的な訪問頻度と、それにまつわるポイントをまとめました。
距離別・関係性別の訪問頻度の傾向
- 近距離(車で30分以内、徒歩圏内):
週に1回、または月に1~2回という方もいます。しかし、近すぎることで、ひにょんさんのように訪問のプレッシャーを感じ、逆にストレスになるケースも多く見られます。「行かない理由」を工夫し、夫婦間で適切な訪問頻度を決めておくことが重要です。
- 中距離(車で1〜2時間):
月に1回または2〜3ヶ月に1回が目安となることが多いです。くまきちさんのように毎月訪問している方もいますが、移動の負担や滞在時間、義実家での役割(料理の手伝いなど)の有無によって、疲労度が大きく変わります。
- 遠距離(車で4時間以上、飛行機・新幹線利用):
お盆・正月・GWなど年に1〜2回の帰省が一般的です。白ムーミンさんのように、子どもの負担や交通費を理由に訪問頻度を減らしやすい距離ではありますが、義両親からの「もっと来てほしい」という要望とのバランスが課題になります。
- 関係性が良好な場合:
やすさんのように、月1回程度訪問しつつ、夫や孫だけで行ってもらうことで、自分の負担を軽減する「分業体制」が成立しやすい傾向にあります。
義実家に行かないための具体的な「言い訳」と成功のコツ
主婦の体験談から、義実家への訪問を断る際に角が立たない、効果的な言い訳にはいくつかの共通パターンがあることがわかります。成功のコツは、義両親が反論しにくい理由を選ぶことです。
【言い訳パターン】と【成功のコツ】
- 子どもの予定・体調を理由にする(最も有効)
「子どもの幼稚園の行事(発表会など)が近いので、体調管理を徹底したい」「急に子どもが熱を出した」など、子どもの健康や教育に関わることは、義両親も強く反対しにくい理由です。しかし、ドタキャンする場合は、その後のフォロー(電話やメールでの謝罪)を丁寧に行いましょう。
- 仕事・自分の体調を理由にする
「パートのシフトが急に入った」「重要な仕事が立て込んでいる」「生理痛が重くて動けない」など、個人のやむを得ない事情として伝えます。特に「仕事」は社会的にも理解されやすいため、まさはるさんや新米妻さんのように有効な手段です。ただし、体調不良を多用しすぎると、本当に体調を崩した際に心配をかけすぎる可能性があるため注意が必要です。
- 既に予定が入っている(先手を打つ)
「友人の予定が入っている」「夫婦で用事がある」など、自分たちの生活基盤を理由にすることで、義実家との距離感を守りやすくなります。ぽんたさんのように、主人経由で伝えてもらうことで、直接的なプレッシャーを避けることができます。
成功の最大のコツは「夫の協力」と「フォロー」
最も重要なのは、夫の協力体制です。くまきちさんやこずりんさんのように、夫が義両親の性格を理解し、上手に伝えてくれることが成功の鍵となります。「妻は行けないが、夫と孫だけは顔を出す」という方法を確立することで、義両親の「会いたい」という気持ちに応えつつ、嫁の負担を大きく減らすことができます。
また、断った後には「行けなくて申し訳ありません」「また次回必ず伺います」といった丁寧なフォローを欠かさないようにしましょう。手土産を持たせて夫に行ってもらうことも、義両親への配慮を示す有効な方法です。



