シングルマザーの生活を楽しく前向きにするために
シングルマザーの生活は楽しいことばかりではありません。時代の流れとともに家族の形も変わりってきてシングルマザーは増加傾向にあるので今は珍しくなくなってきていますが、昔に比べれば手当てが増えたとはいえ経済的な問題で生活が困難な人も少なくありません。
仕事と家事育児の両立でストレスが溜まり、子育てや生活の限界を感じているシングルマザーが増えているのも事実です。今回はそのようなシングルマザーの生活への不安とその対処法をご紹介します。
シングルマザーが持ちやすい不安とその対処法3選
自分でシングルマザーへの道を選んだけれど、実は不安だらけで仕方がないという人も少なくありません。特にシングルマザー初心者は、これからの生活や仕事、子供のことを考えるとはたして大丈夫かと思うこともあるでしょう。
家族の形には正解はありませんし、多様化しているからこそ、自分の選択に迷いが生じるということもあります。そのよくみられる不安を取り上げてみました。
1経済的な問題&不安への対処法
シングルマザーの生活で一番大きな不安、問題になるのが、経済的な問題です。なぜなら、自分が子供の保護者として、また一家の大黒柱として生活を支えていかなくてはいけないからです。
経済的な問題は生活にも直結するために自治体でも手当や補助制度を実施しているところが多いです。これを利用することによって、経済的な補助を受けることが可能になりますので知っておくと便利です。
- 児童扶養手当、児童育成手当
- 住居に関する手当
- 生活保護やひとり親家族等医療費助成制度、病児保育利用料金の助成
- 保育料の免除と減額
- 就学援助制度
また手当だけでなく減免と割引制度もあります。
- 所得税、住民税の減免制度、
- 国民年金、国民健康保険の免除
- 交通機関の割引制度
- 粗大ごみ等処理手数料の減免制度
- 上下水道の減免制度
このように見てみると意外にも生活に密着したことで経済的な援助を受けられることがわかります。
誰もシングルマザー生活を開始してすぐにこのような制度をすべて知っているというわけではなく、経済的に苦しく厳しい状態になって初めて知るという人もいます。またシングルになる時に必要な法的手続きを取ったり、学校関係で役所に行くときに実際に話を聞くということが多いのですが、知っていると心強いですよね。
経済的な不安を解消するためには、手当や補助を受けるだけではありません。これまで家計に興味がなかった人もいませんか?これからは、貯蓄を切り崩していく生活にならないよう、生活費の内訳を分析し、節約できるところは厳しく実践していくという生活を心がけることが大切ですね。
2ひとりでの子育てへの不安&対処法
自分が仕事をする間、誰が子供のサポートするかは重要な問題です。多くの場合、保育所や学校、そして学童に行くことになりますね。しかし急な残業が入ってしまったら?万が一に備えてサポート体制を取っておくことは大切なことなのです。サポート体制が整っているからこそ、安心して仕事をすることが出来るのです。
仕事をしなくてはいけないけれど、家族も守らなくてはいけないので、サポート体制はしっかり選びましょう。
- 保育所の延長サービスを利用する
- 自治体の子育てサービスを利用する
- 子育て、特にシングルマザーに理解のある職場、仕事を選択する
- 時短勤務の優遇を受けて働く
特に困るのが、急に子供が病気になった時。こんな時には病児保育を行う託児所、ベビーシッターの方法もあります。
3自分のストレスがたまった!!煮詰まる前にストレスリリース
子供の笑顔には元気づけられるけれど、時にはストレスがたまることもあります。また女性ですから、生理周期によっても精神的に不安定になることもありますね。シングルマザーの生活では、ストレスを溜めない工夫やたまったストレスを上手く逃がす方法を持っておくことが秘訣。
ストレスがたまると、自然に態度に出てしまい、子供に意味なくあたってしまってあとで後悔をしてしまうことも…。大好きなお母さんが家で厳しい顔をしていたら子供はどう思うでしょう。きっとピリピリ感が伝わって子供もそわそわするはず。自分にとっても子供にとってもいいことではないですよね。
ではどうするか?コレはもう…
手を抜く!
ストレスを発散する!
に尽きます。
できるサービスは利用するように割り切る方がいいのです。夕食材料の宅配、ネットスーパーの利用は大変便利し、手を抜くためにお掃除をさぼったって大丈夫。
また最近では図書館や美術館にも託児がついていることもあります。1時間託児を頼み、本を読む、雑誌を読む、DVDを見る、絵を鑑賞する…日常から離れ、自分だけの贅沢な時間、気分を味わうことも出来ますね。
おいしいケーキを子供が寝静まった後内緒で食べてストレス発散もよし、大好きな俳優のテレビを録画してDVDを見るのもよし、子供と昼寝をして疲れを取るのもよし!
Lineで愚痴を言うのもよし! 自分がしたいと思ったことをする、正解はないのです。
つらい時こそ笑顔を絶やさない
子供は親の鏡です。だからこそにっこり笑ってみませんか?
どうですか?子供もほっとしたような顔を見せ、にっこりしませんか?そしてそれをきっかけにいろんなことを話し始めたりしませんか?
子供の笑顔が自分を元気にしてくれる素になるはずです。そしてもっと頑張ろうと活力になるでしょう。
子供は実際に親の背中をよく見ているので、時には子供がいたわってくれることも。そんな成長した子供の優しさに触れるとシングルになって間違いなかった、と実感できるはずです。
大変な時こそ笑っちゃえ♪シンママ直伝ストレスを溜めないコツ
Aみんなで協力して楽しく家事を
6年生と2年生の子供がいます。朝の7時半に子供達が学校へ行き、私が仕事から帰ってくるのが18時半、寝る時間も考えると実質子供と触れ合う時間は4時間程度です。この4時間を大事にしたいと思っています。子供が大きくなったという事もあり、子供達と一緒にできる事は出来るだけ一緒にします。一緒にお風呂に入り、ご飯を食べて、宿題をする。洗濯物も一緒に干し、私が掃除機をかけるときは上の子はモップで雑巾がけ、下の子はコロコロローラーで絨毯のホコリ取りをします。
みんなで協力し合おうというのが私たち家族のモットーです。我が家では台所のボスは私です。お風呂のボスは上の子です。下の子は洗濯物のボスです。ボスは残りの二人と協力して家事をこなし、責任はボスにあるので何かあったら残りの二人に叱られるなんて事もあります。
早く家事が終われば、みんなでテレビゲームをすることもあります。そういう時間が楽しみでみんなで頑張れるんだと思います。子供が寝た後は少しだけ自分の時間をもらってゆっくり読書などするのが私のストレス発散法です。
Aきつい日も多いけど、無理せず、子どもと生きる。それだけです。
生活が懸かっているけれど「ああ、ちょっと休みたい、いやそろそろ休んでもいいんじゃない私もさすがに…」そう思うこともあると思います。何しろ自分以外誰も、親も兄弟姉妹さえも頼れない、ほんとシングルマザーの生活はつらいよ、なんですけど、そんなときは強引にでも立ち止まり、自分はどうしたいのか考えてみてほしいのです。
例えば私の例ですが、非正規雇用で働き始めたゆえの不安定雇用。会社のご都合で失職したりしました。会社は退職理由は自己都合にしてね、という始末。ムカつくこと極まりないですが、これまで母と子たちで生きてこれたんだからこれからも生きていける。そう腹をくくって、そしてこれまでの経験を活かして就職活動を再開しまた働いています。
日々生活のために働き子どもたちとゆっくり話す時間をなかなか確保できませんが、子どもたちこそが私の仕事への意欲をかきたててくれる存在。時間がない中で、みんなのリクエストや困りごとに応えられるようにしたいとお手紙をやりとりしていました。すると子どもたちが「ママノート」を作ってくれて、話す暇もなかったら必ずそこを読む→そして返事を書く。そんなこともしていました。
子どもたちが小さいうちは一緒によく歩いて出かけたり、本を読んだりしていました。お金のかからないことばかりでしたが、お買い物では計算してもらい「生活する」ということを楽しみながら知ってもらうようにしました。
A気楽に子育てしましょう。
私は、子供と一緒にいる時間が多ければ多いほどイライラするところがあると思います。一時はよくイライラして怒っていましたが、最近は仕事が忙しく子供と過ごす時間が短いために怒ることもイライラすることもないです。むしろ癒されています。しかし、イライラするときは気持ちをリフレッシュさせるのが大切だと思います。
シングルマザーだとどうしてもいい意味での一人の時間を確保しにくいですが、子供がいない時間を満喫することです。お金はかかるけど、デパートにも託児所があり預けたりできます。その時間、一人で子供がいない時にしか出来ないことをします。
そうすると心に余裕も出来るし子供と会えなくて寂しいと思う自分がいます。また、子供と会った時に最高の笑顔で接することが出来ます。
あと、イライラして怒ってもそのあとにどうフォローするかだと思います。イライラして怒ったら、きちんと「言いすぎてごめんね」と言いながら抱きしめてください。間違いはきちんと認めて謝る姿勢は親が見本を見せるべきですし、抱きしめることで自分も子供も気持ちが変わります。
A余裕をもつ。
私が日々工夫していたことは、子供が起きている間は子供を最優先して、寝た後は自分の好きなことをするようにしていました。見たい番組やドラマを録画しておいて一気に見たり、ネット通販で買い物したり。好きなテレビ番組を見て笑ったり、感動したりすると気持ちがリセットされてまた次の日から頑張れました。自分が満たされていないと子供に対しても広く心をもてなかったので、まず自分を満たして心に余裕をもつようにしました。
もうひとつはイライラしないために、10分早く行動して気持ちに余裕をもたせるようにしていました。時間がなくても子供はこちらの思うようにはいきません。ならば自分で時間に余裕をもって行動すればいいのです。そうするだけで、朝時間がなくてイライラすることもなくなりましたし、子供を急かさなくてもよくなって保育園まで送る時間も楽しめるようになりました。
A一人の時間と息子との時間を増やすためにしていること
4歳になる息子がいるシングルマザーです。基本的に平日休みの仕事をしており、時間短縮制度を使って一日6時間働いています。朝はバタバタしていて、自分の時間も息子との時間もあまり取れないため、帰宅後効率的に時間を使うようにしています。翌日の仕事の準備や息子の保育園の準備は夜のうちに済ませておきます。
また、ご飯の支度も軽く前日に済ませています。どうしても疲れているときなどは息子と外食などをしたりして、無理をしないようにしています。たまの外食なら息子も喜んでくれるので甘えています。毎晩必ず一緒にお風呂に入り、その日あった出来事をお互いに話します。息子も楽しそうに話しますし、聞いている方も癒されます。一人の時間や息子との時間を確保するためにもテレビは家に置いていません。「何となくテレビを見ている時間」がないこともありますが、テレビをつけないことで時間をより有効活用できます。
A子供の寝顔を見ること
子供は現在5歳で産まれた時からずっとシングルマザー生活です。親に頼れず、一人で育てながら仕事は正社員勤務でした。イライラして子供にあたってしまうときは、子供の生まれた時の写真をみたり、かわいかった思い出や、ママにくれた手紙などをみて、この子の為に頑張れるんだと再確認することで、心に余裕ができました。
家の中に子供の小さいときから最近までの写真を飾ったりすると効果的だと思います。また、動画をたくさん撮っておくのもおすすめです。また、子供も私も遊園地が好きなので月に一回は遊園地に行っています。あとは共通してジャニーズが好きなので、一緒にDVDをみたりします。とっておきのリフレッシュ方法として、たまに保育園のある日に有給をとってひとりで買いものにいったりもします。