赤ちゃんマットを手作りするには?サニーマットなど先輩ママの体験談7選と作り方
出産前や子育て中の空き時間を利用して、赤ちゃんのために何かを手作りしたいと考えているママは多いはずです。裁縫が苦手でも、比較的簡単に挑戦できるアイテムとして「赤ちゃんマット」がおすすめです。
赤ちゃんマットはベビー服のように複雑な工程が少なく、一枚あるととても便利です。ご自宅での使用はもちろん、外出時に持っていける携帯タイプもあります。最近では、月齢フォトなどの記念日撮影に赤ちゃん用のマットを活用しているママも増えています。
これから赤ちゃんマット作りに挑戦しようと考えているママは、ここで紹介する先輩ママの体験談を参考にして、赤ちゃんのために素敵なマットを作ってあげましょう。手作りすることで愛情も深まります。
手作りマットの種類と選び方:用途別・種類別の特徴
赤ちゃんのためにどんなマットを作ったら良いか迷った時は、「用途」と「作り方(素材・種類)」をあらかじめ考えておくと選びやすくなります。主なマットの種類と、それぞれの特徴をご紹介します。
用途別の赤ちゃんマット:プレイ・お昼寝・オムツ替え
プレイマット(敷物)
ねんね期やまだお座りが上手にできない赤ちゃんに欠かせないアイテムです。ベビージムやメリーの下に敷いて遊ばせる際に便利です。
マットの上で遊ばせることで、ゴロンと転がった拍子に頭を打たないよう保護してくれるほか、よだれや吐き戻しなどで床が汚れるのを防ぎます。中綿を入れる場合は、寝返りを始めた赤ちゃんがうつ伏せになった際の窒息を防ぐため、厚すぎるものや極端に柔らかい仕上がりは避け、少し硬めの素材や薄めの仕上がりにするなどの安全面の配慮が大切です。
また、手作りする際は、遊べる工夫として、タグをつけたり、カサカサ音が鳴る素材を一部に入れたりするのもおすすめです。
お昼寝マット(敷布団代わり)
お昼寝マットがあれば、どこでも赤ちゃんのお昼寝スペースに早変わりします。特に、寝返りを始めた時期の赤ちゃんをソファなどに寝かせると落下する恐れがあるので、床に敷いたマットに寝かせる方が安全です。
寝汗やよだれによる汚れが気になる場合は、洗濯しやすい素材を選ぶか、タオル地のカバーを一緒に作ると清潔に保てます。持ち運びを考慮して、三つ折りや丸めて収納できるキルティング生地などで作るのも便利です。
オムツ替えマット(携行用/おむつ替えシート)
普段のお家でのオムツ替えのほか、外出先でも役立つのがオムツ替えマット(おむつ替えシート)です。公衆トイレにある交換台を直接使うのは衛生面で気になるため、携行できるマットがあると便利です。
また、マットを敷いていれば、交換中に突然おしっこをしてもその場を汚す心配がありません。特に、撥水加工がされている生地を選ぶと、汚れが染み込みにくく、拭き取りやすいため安心です。折りたたんでコンパクトに収納できるよう、スナップボタンなどをつける工夫もおすすめです。
手作りマットの種類:サニー・パッチワーク・手編み・ガーゼ
手作りで挑戦しやすいマットの種類を、作り方の特徴別にご紹介します。
サニーマット(円形プレイマット)
赤ちゃんを寝かせて撮った写真がカワイイと、ネットで話題なのがサニーマットです。円形の本体の周りに花びらのようなパーツを縫い付け、太陽のような形をしていることから名付けられました。
サイズが大きいので作るのが大変そうですが、作り方が比較的シンプルなので、裁縫が苦手なママでも挑戦しやすいと人気があります。花びらの色や柄を変えることで、オリジナル性の高いマットが完成します。月齢フォト用に数字や文字のフェルトを添えるのも人気です。
パッチワークマット(つなぎ合わせ)
布を縫い合わせていくパッチワークのマットは、妊娠中の空いた時間に少しずつ作業を進めたいママにおすすめです。小さなハギレを組み合わせていくため、ハギレの活用にもなります。
一針一針にママの愛情を込めて、赤ちゃんのために作ってみてはいかがでしょうか。最近は、布や必要な材料がセットになったパッチワークキットが販売されているので、手軽に始められます。裏地には滑り止めになる素材を選ぶとプレイマットとしてより安全です。
手編みマット(かぎ編み/裂き編み)
編み物好きのママなら、かぎ編みで花などのモチーフをつなげたパッチワーク風のマットや、細編みでひたすら円を作るだけでも、かわいらしいマットが出来上がります。
また、着なくなったパパのTシャツなどを裂いて(裂き布)編むTシャツヤーン(T-shirt yarn)のマットなら、太い糸で編むため、編み物が苦手なママでも短時間で完成させることができます。編み物は通気性が良いため、ムレを気にされる赤ちゃんのプレイマットにもおすすめです。
ガーゼマット(重ね縫い/パイピング)
赤ちゃんが直接触れるベビー用品には、肌に優しい素材を使いたいママにおすすめなのが、ガーゼを使ったマットです。ガーゼなら、よだれや吐き戻しで汚れてしまっても手軽に洗濯することができます。吸水性にも優れています。
耐久性が気になる場合は、10重ガーゼや12重ガーゼなど、層の厚いガーゼ素材を使って、さらに端をパイピングすると、しっかりとした仕上がりになります。肌触りが良く、洗い替え用として複数枚作るのも良いでしょう。
赤ちゃんマットの手作り体験談~先輩ママが作ったマットとは?
赤ちゃん用のマットを手作りするのは大変なのでは?と不安に感じているママは、実際に赤ちゃんマットを作ったという先輩ママの体験談を参考にしてみてはいかがでしょうか。
ここからは、サニーマットやパッチワークマット、手編みマット、ガーゼマットなどを作ったママの体験談をご紹介します。どのマットにも、赤ちゃんのために一生懸命作ったママの愛情が感じられるはずです。
1サニーマットの手作り体験談
月齢フォトに使える世界に一つのマット
直径約100cmのサニーマットを作成しました。月齢ごとにそのマットで記念写真を撮っている画像をネットで見て、「カワイイ!」と思ったのがきっかけだったと思います。
プレママ期間中は仕事もしておらず、とても時間があったので、「赤ちゃんのために何か作りたい!」とずっと思っていました。
試しに簡単な物から始めてみよう!とスタイとハンカチを作成しました。ミシンを使うのも10年以上ぶりだったのでちょうどいい練習になりました。
そのうち、スタイだけでは物足りなくなり、Instagramでいろいろ調べていた時に、サニーマットを知りました。
「時間もまだあるし、作れるかな?」と思い、インスタやネットを毎日のように眺めて作り方を調べました。調べるだけで約1週間、作成期間は3日ほどだったと思います。
型を作るのも大変でしたが、何より1番大変だったのは型取りです。直径100cmにもなる円を型取ったことなんてないし、もはや円になっているのかもよくわからない状態でした。
出来上がりは真ん丸ではないかもしれませんが、申し分ない仕上がりになりました。今では、お昼寝の時や記念撮影の時に使っています。
やはり世界に1つだけのマットなので、子どもも喜んでくれているように見えますし、マットに寝かせることで成長具合もわかるので、手作りして良かったなと満足しています。
妊娠中の暇つぶしと思い出づくりに
私が赤ちゃんのために作ったマットはサニーマットです。妊娠中、赤ちゃんの服やおもちゃ、その他の小物を買い揃えるために、インターネットで様々なサイトを検索しました。
その中で、服やおもちゃを買うのもいいけど作ってみたらどうか、というサイトがいくつかあり、探しているうちにサニーマットを見つけました。
見つけた時「かわいい!」と一目惚れをして、作ってみようかな?と思いました。
裁縫もミシンも初心者なので大変かも…と迷いましたが、ずっと正社員で働いていたので、産休に入ったらきっと暇で時間を持て余してしまうだろうと思い、作ることにしました。
型紙や作り方は、実際に作った人がブログなどに載せていたので、そちらを参考に作ることにしました。
サニーマットを作ってみて一番大変だったのは、花びらのパーツを中央のマット部分に縫い付ける作業でした。マットの部分は直径が1メートル以上もあり、布の扱いが大変でした。
ただ、作るのにとても時間がかかりそうに見えますが、裁縫やミシン初心者の私が一日3時間ほど作業して、2週間ぐらいでできました。
サニーマットは現在、生後3ヶ月の子供のお昼寝の時などに使っています。
サニーマット作りは、妊娠中の暇つぶしにもなり、生まれてくる子のことを思いながら作ったりと、思い出作りになったので作ってよかったです。
2パッチワークマットの手作り体験談
愛着を持って大切に使えるオムツ替えマット
子どもにオムツ替えマットを作りました。上の子の時は市販の物を買いましたが、何度も洗ううちに毛玉ができたので、下の子には綿100パーセントの布で手作りすることにしました。
パッチワークキットを買って、妊娠中に少しずつ作りました。
縫い合わせるのが難しく、縫い目が粗かったり、歪んでいるところもありますが、それも手作りの味だと思って使用しています。
赤ちゃんの時はオムツ替えに使い、今はお風呂の後、クリームを塗る時にも使っています。柄が可愛いので、洗う時も使う時も大切にしています。
手作りの良さは愛着を持てることです。毎日使うものなので、見るたびに楽しい気持ちになれて作って良かったと思いました。
成長に応じて長く使い道が広がります!
妊娠後期に主人が海外赴任になったため、実家でしばらくお世話になっていました。その時、パッチワークが趣味の母と一緒に赤ちゃんのためにプレイマットを作ることにしました。
パッチワークは、手縫いでチクチクと縫っていかなければならないので大変でした。
小さな端切れを彩りよくつなぎ合わせ、さらにそれらを組み合わせて大きな布に仕上げていきます。そして、赤ちゃんが寝ても痛くないように綿を入れ、綿が動かないようにさらに縫い付け(キルティング)、縁を縫えば完成です。
完成したプレイマットは、生まれたばかりの赤ちゃんを寝かす際のシーツ代わりにしました。
少し月齢が上がってからは、プレイマットにして赤ちゃん用のおもちゃを置き、さらに大きくなった今は、食事の際に汚れ防止のため椅子にかけています。
かなり苦労して作ったマットだったので、これほど使い道があるとは嬉しいかぎりです。実家の母と愛情込めて一緒に作ることができたのも、良かったなと思います。
3手編みマットの手作り体験談
花モチーフ編みの可愛いお昼寝マット
妊娠中にお昼寝マットを作りました。生まれてからは毎日忙しいだろうから、時間があるうちに何か子供のために作っておきたいと思ったのがきっかけです。
母に教えてもらいながら、毎日少しずつ編み進めました。初めは目が詰まってしまったり、逆に緩くなってしまったり…ほどいて何度もやり直すことになったのが一番大変でした。
子供が生まれて数か月の頃、日当たりの良い温かいところにこのマットを敷いて寝かせるのによく使いました。
今でもこのマットで寝ている写真を見ると、まだ見ぬ我が子のことを考えながら作ったことや、生まれて数か月の可愛いけれど大変だった時期のことなどが、同時に思い出されます。
そのたびに、初心に返るような温かい気持ちになり、作ってよかったと感じます。
裂き編みで作った通気性抜群のマット
生後3ヶ月くらいのとき、子供のためにプレイマットを手作りしました。
既製品を買えば済む話なんですが、我が子はアトピー体質でちょっとしたムレですぐ痒みが出てしまって…。
可哀想なくらい掻いていたので、少しでも通気性の良いマットを探していたのですが、なかなか見付からず…。ならば、作ってしまえと思い立ち、挑戦してみました!
裂き編みという方法で作ったのですが、1番大変だったのが布を紐状に裂いて、巻く作業でした。一度ひもを作ってしまえば、後は丸くかぎ針で編んでいくだけです。
完成したマットは、ネンネの時期に遊ばせる用として使いました。今はもう大きいのですが、バスマットとして使い回せた点が良かったです。
何よりも自分の手作りなので、他にないお気に入りのものが出来上がったし、いらない布を裁断したのでエコにもなりました!
4ガーゼマットの手作り体験談
星柄がかわいいダブルガーゼのオムツ替えマット
私は産前、出産準備リストを見てオムツ替えマットが必要だと知りました。
しかし、オムツ替えマットは店舗にシンプルなデザインの物しかなく、気に入った商品を見つけられなかったので、自分で作ろうと思ったことがきっかけです。
マット作りで大変だったのは、手縫いで作ったため、縫っていくうちにマットが大きく感じて何時間もかかってしまったことです。
ミシンがあれば簡単に出来る作業ですが、手縫いだとかなり大変でした。
使う用途としては基本的に外出時にオムツ替えシートとして使っています。その他にもショッピングモールで硬いイスしかない場合に、お尻に敷いて使うときもあります。
赤ちゃん用品売り場で購入した生地なので肌に優しく、可愛い気に入ったデザインの生地を選び、さらにコスパも良いのでかなり愛用しています。
星柄が目立って、子どもの目を引くためか、興味を持ってマットで遊んでくれることもあるので作って良かったと感じています。