ベビーモニターの選び方とおすすめ:スマホ連動タイプも紹介
赤ちゃんのいる暮らしに合わせて、いろいろな使い方ができるベビーモニター。最近は専用アプリでスマホから様子を確認できるものや、赤ちゃんに声を届けられる双方向(2WAY)タイプなど、便利な機能を備えた商品が増えています。
とはいえ、決して安い買い物ではないので、それぞれの特徴を把握し、じっくり比較して選びたいですよね。この記事では、選ぶときのチェックポイント、購入とレンタルの考え方、Wi-Fi・クラウド型の安全な使い方、そして人気のおすすめ商品を紹介します。
ベビーモニターは必要? 見守りの安心と家事の両立に
トイレ、洗濯物干し、お風呂掃除、食事の支度、後片づけ、離乳食の仕込み、掃除…。育児の合間にこなすことは山ほどあって、本当に息つく暇がありませんよね。
赤ちゃんが寝ている間やご機嫌な隙に用事を進めても、「うつ伏せになっていないかな?」「危ないことをしていないかな?」と気がかりは尽きません。住まいによっては、キッチンと赤ちゃんの部屋が離れていたり、ベランダから様子が見えなかったりもします。結局、気になって何度も見に行き、家事がなかなか進まない…ということも多いのではないでしょうか。
そんな状況がストレスになっているなら、ベビーモニターを取り入れてみるのも一つの手です。離れている間も定期的に様子を確認できるので、部屋をのぞきに行く回数が減り、家事がスムーズに進むかもしれません。自宅でお店をしていたり、在宅ワークをしていたりする方にとっても、時間を有効に使えるのは大きなメリットです。
また、夜泣きに悩んでいるときも、モニターで赤ちゃんの睡眠中の様子を一度じっくり観察してみると、「どのタイミングでぐずり始めるのか」など、解決のヒントが見つかることもあります。なお、赤ちゃんを別室で長時間一人にするのは避け、こまめに様子を確認することが基本です。モニターはあくまで見守りを助ける道具として活用しましょう。
ベビーモニターは「購入」と「レンタル」どちらがいい?
ベビーモニターは、何年も使い続ける育児グッズとは言いにくいアイテムです。ねんね期には一日に何度も活躍しますが、ハイハイやたっちが始まる頃になると、姿が見えないと大泣きしたり、トイレまで後追いしてきたりで、そもそも離れる時間が減っていきます。こうなると、出番はねんねの時間くらいになりがちです。
短期間だけ使いたいなら、レンタルが賢い選択です。よく活躍する生後半年ほどをレンタルでまかなえば、購入するより費用を抑えられる場合があります。一方、2人目・3人目を考えているなら購入もおすすめ。きょうだいがいると育児はさらに慌ただしくなり、赤ちゃんを一時的に別室で寝かせる場面も増えるので、活躍の機会は十分にあるでしょう。「型が新しくなくても構わない」という方は、リサイクルショップやフリマアプリで探すのも一案です。ただし中古品は付属品の有無や動作、後述する技適マークの有無を必ず確認しましょう。
また、ペットを飼っている方も購入向き。ベビーモニターとして使わなくなった後は、ペットの見守りカメラとして活用できます。
ベビーモニターの選び方|チェックしたいポイント
最低限おさえたいポイントと、あると便利な機能を紹介します。使うシーンを思い浮かべながら選んでみてください。
音声のみか、映像も見られるか
ベビーモニターには、音声だけを拾うタイプと、映像も確認できるタイプがあります。音声のみは価格が手ごろですが、泣いているかどうかくらいしかわからず、結局様子を見に行きたくなることも。最近は映像付きが主流なので、「顔色や寝ている姿勢まで見て安心したい」という方は映像付きを選ぶとよいでしょう。
赤ちゃんの声だけでなく、こちらの声も届けられるか
双方向でやり取りできる、トランシーバーのようなタイプもあります。そばに行くまでの少しの間でも、パパやママの声が聞こえれば赤ちゃんも安心しやすいもの。軽くぐずっているくらいなら、声が聞こえるだけで泣き止んでくれることもあります。
スマホのアプリで使えるか
従来は専用モニターで確認するのが一般的でしたが、専用アプリを使ってスマホをモニター代わりにできる商品も増えています。スマホなら普段から持ち歩いているので、専用機を持ち回る手間がありません。外出先から確認できるタイプもあり、卒業後は防犯カメラやペットの見守りにも使えます。
Wi-Fi・クラウド型は「セキュリティ設定」も忘れずに
ひと昔前のアナログ式は、周波数を合わせれば別の受信機でも音声を拾えてしまう弱点がありました。現在主流のデジタル式やWi-Fi対応タイプは、その心配がぐっと少なくなっています。
ただしインターネットにつながるWi-Fi・クラウド型は、設定しだいで第三者にアクセスされるリスクもゼロではありません。総務省もWi-Fi機器のセキュリティ対策を呼びかけており、安心して使うために次の点を確認しておきましょう。
- 初期パスワードのまま使わず、推測されにくいものに変更する
- アプリや本体(ファームウェア)を最新の状態に更新する
- 自宅のWi-Fiは「WPA2」「WPA3」など新しい暗号化方式を使う
- 共有パソコンや公共のWi-Fiでは映像を管理・保存しない
「技適マーク」があるか
ベビーモニターは電波を使う無線機器です。日本国内で無線機器を使うには、電波法で定められた技術基準に適合していることを示す「技適マーク」が必要とされています(総務省)。国内できちんと販売されている商品なら、まず表示されていると考えて大丈夫です。
注意したいのは、海外の通販サイトなどで売られている格安品。技適マークのない無線機器を使うと、電波法違反になるおそれがあります。マークが見当たらない場合は、総務省の電波利用ポータルサイトで確認できることも知っておくと安心です。
お風呂や水回りが気になるなら防水タイプ
入浴中は水音で物音が聞こえづらく、「泣いていないかな」とソワソワしがち。せっかくのお風呂タイムが落ち着かない時間になってしまうこともあります。防水仕様のモニターなら、脱衣所などに置いて様子を確認しながら入浴できるので、水回りでの見守りを重視したい方に向いています。
そのほかチェックしたい機能
暗い部屋でも顔色が見える「ナイトビジョン」、室温を知らせる「温度センサー・アラーム」、寝かしつけに便利な「子守唄」、動きや泣き声を感知して自動で通知する機能なども。使いたいシーンに合わせて、必要な機能を絞り込みましょう。
設置するときの安全ポイント
意外と見落としがちなのが、置き場所とコードの扱いです。カメラやモニターの電源コードは、赤ちゃんの手が届かない場所にまとめておきましょう。ベビーベッドの柵にコードやひもが垂れ下がっていると、思わぬ事故につながることがあります。カメラは赤ちゃんが直接触れない、少し離れた安定した場所に固定するのがおすすめです。
ベビーモニターの人気おすすめ商品
導入しやすいシンプルなタイプから、高解像度の高機能タイプまで、おすすめ商品を紹介します。使い方を具体的にイメージしながら、必要な機能を比較して選んでみてください。なお、価格や仕様は変わることがあるため、購入前に最新の情報をご確認ください。
オートトラッキング機能搭載 ワイヤレスベビーカメラ
株式会社トリビュート
19,800円
タレントの蛯原英里さんとコラボしたベビーモニターで、機能が充実しています。声を届けられる2WAYタイプに加え、センサーで赤ちゃんの位置をとらえ、自動でカメラの向きを変えてくれるのが特長。温度アラームも備え、別室にいるときの室温チェックにも便利です。機能をしっかり使いたい方に向いています。
SoftBank SELECTION ベビーモニター
ソフトバンク
3,980円
スマホと連動して使えるタイプ。双方向のやり取りに対応し、カメラから子守唄を流すこともできます。便利なのは、最大4人まで同時に映像をシェアできること。離れて暮らす家族にも、日中の赤ちゃんの様子を見せてあげられます。
【NC500】メガピクセル WiFi対応ネットワークベビーモニター
secuon
オープンプライス
Wi-Fi対応で、自宅のネットワークを使ってスマホやパソコンから様子を確認できるモニター。約100万画素と解像度が高く、双方向通話やカメラ向きの遠隔操作にも対応しています。見守り卒業後は防犯カメラとしても使える高機能タイプです。
2WAY安心ベビーモニター ナイトランプ付
タカラトミー
12,000円+税
音声タイプのモニター。「泣いたらすぐ行くから、泣き声だけ届けてほしい」「シンプルなものがいい」という方に向いています。映像はありませんが、双方向通話、温度センサー、子守唄内蔵と機能は充実。ナイトランプ付きで寝かしつけにも役立ちます。
アンパンマン あんしんメロディモニター
アガツマ
オープンプライス
シンプルな音声タイプ。赤ちゃんの声を届けてくれるほか、こちらからは楽しいメロディや泣き止ませサウンドを流せます。通信できる範囲は障害物なしで約30mなので、同じフロアでの使用が向いています。アンパンマンのデザインで赤ちゃんもごきげんに。
防水ビデオモニター
コンビ
24,000円+税
防水機能付きで、お風呂やキッチンなどの水回りでも使いやすいモニター。双方向通話、温度センサー、暗くても顔が見えるナイトビジョンと、必要な機能がそろっています。持ち運びしやすい形なので、帰省先へ持っていくという声もあります。
見守りカメラセンサ 家族目線
オムロン
オープンプライス
スマホやタブレットで様子を確認できるモニター。ぐずり始めの段階で知らせてくれるので、大泣きになる前に対応しやすいのがうれしいところ。写せる範囲が広く、動きはじめた赤ちゃんを部屋全体で見守れます。笑顔を自動で撮影してくれる機能も。
デジタルカラー スマートビデオモニターⅡ
日本育児
21,800円+税
赤ちゃんの動きや声を感知すると、親機モニターの電源が自動でONになり知らせてくれるタイプ。双方向通話、ナイトビジョン、子守唄、温度アラームと、おさえておきたい機能がそろっています。コンパクトな分、バッテリーの持ちはこまめに確認しておくと安心です。
スマートベビーモニターⅡ
日本育児
9,800円+税
日本育児の音声タイプ。マンションなどで同じフロアにいて、トイレや洗濯のあいだだけちょっと離れる、という家庭には音声だけでも十分なことがあります。映像はありませんが、赤ちゃんに声を届けられるなど基本機能はしっかり備えています。
エンジェルケア ベビーモニター
エンジェルケア
オープンプライス
付属のマットで赤ちゃんの体の動きを感知し、一定時間動きがないとアラームで知らせる「体動センサー」付きタイプです。ここで大切なのは、こうした体動センサーやベビーモニターは医療機器ではなく、SIDS(乳幼児突然死症候群)を予防できるものではないという点。こども家庭庁は、SIDSの発症リスクを下げるために「1歳になるまではあおむけで寝かせる」「できるだけ母乳で育てる」「赤ちゃんの周囲で喫煙しない」ことを呼びかけています。あわせて、赤ちゃんを一人にせず、こまめに様子を見ることが基本です。モニターはあくまで見守りを助ける補助として活用しましょう。
ワイヤレスモニター RA-HC1
RAMASU
オープンプライス
手に取りやすい価格が魅力のベビーモニター。「ほぼ一晩眠るようになったけれど、別の階で寝ているので気になる」という家庭にぴったりです。子守唄は今回紹介したなかで最多の8曲。手頃ながら双方向通話、温度センサー、ナイトモードにも対応しています。
よくある質問
Q. ベビーモニターがあればSIDSは防げますか?
いいえ。ベビーモニターや体動センサーは医療機器ではなく、SIDSを予防する機器ではありません。あおむけ寝・母乳・周囲の禁煙といったリスクを下げる工夫と、赤ちゃんを一人にせずこまめに確認することが基本です。
Q. 音声のみと映像付き、どちらを選べばいい?
同じフロアで短時間だけ離れるなら音声のみでも十分なことが多く、姿勢や顔色まで確認したい、離れた部屋から見守りたい場合は映像付きが安心です。
Q. スマホ連動タイプは安全に使えますか?
パスワードの変更やアプリ・本体の更新など、基本のセキュリティ設定をしておけば安心して使えます。初期設定のままにしないことが大切です。
まとめ
ベビーモニターは、赤ちゃんの見守りと家事の両立を助けてくれる心強い味方です。音声か映像か、双方向通話やスマホ連動、防水、技適マークといったポイントを、使うシーンに合わせて選びましょう。安全に長く使うために、Wi-Fiタイプのセキュリティ設定やコードの取り回しにも気を配りながら、家庭に合った一台を見つけてくださいね。

