マタニティマークのもらい方に関する記事

マタニティマークのもらい方 ~ 駅や自治体でもらえる場所と無料で手に入れるコツ

マタニティマークのもらい方 ~ 駅や自治体でもらえる場所と無料で手に入れるコツ

JRなど鉄道会社の駅でのもらい方は、窓口の種類と声のかけ方を知っておくとスムーズです。地下鉄や私鉄での確認方法、配布していない駅だったときの代わりの入手先まで、迷わない手順にまとめました。

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マタニティマークのもらい方 ~ JRの駅以外ではどこでもらえるの?

妊娠がわかって最初に「そういえば、どこでもらうんだろう」と検索する人が多いのがマタニティマークです。街ではよく見かけるのに、いざ自分がもらう側になると入手先がわからない。この分かりにくさが、マークをつけ始める時期を遅らせてしまう原因になっています。

ここでは、駅の窓口・自治体・雑誌の付録・企業のプレゼント企画・店頭・通販という6つの入手ルートを、それぞれ「どこへ行けばいいか」「何を持っていくか」「何と声をかければいいか」まで具体的に整理します。あわせて、マークに込められた本来の役割、無理なく使い続けるためのつけ方の工夫、先輩ママの体験談も紹介していきます。

マタニティマークとは

マタニティマークを付けた妊婦さん

マタニティマークとは、妊娠中であることを周囲に示し、妊産婦の方が交通機関や施設を利用する際に配慮を受けやすくするための目印です。外見では妊娠しているとわかりにくい妊娠初期に、周りの人たちでサポートしていこうという願いが込められています。

このマークは、国民運動計画「健やか親子21」推進検討会において、妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保を目指して発表されたものです。厚生労働省が中心となって2006年に生まれ、現在はこども家庭庁のもとで運営される「健やか親子21」の公式サイトでデザインや使い方が公開されています。特定の企業のキャンペーンではなく、公的な取り組みとして続いているマークだという点は、意外と知られていません。

マークに込められた3つの役割

公式に示されているマタニティマークの役割は、次の3つです。ひとつめは、妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、まわりの方が妊産婦への配慮を示しやすくすること。ふたつめは、緊急時に、妊婦であることを知らせやすくすること。みっつめは、交通機関・職場・飲食店・公共機関などがポスターなどに使用し、妊産婦にやさしい環境づくりを支援していることをアピールすることです。

ふたつめの「緊急時」という役割は、見落とされがちですが非常に重要です。外出先で体調を崩して自分で説明ができない状況になったとき、バッグについたマークひとつで、その場にいた人や駆けつけた人が妊娠中だと把握できます。席を譲ってもらうための道具というイメージが強いマークですが、本来はもっと広い意味での目印だと考えると、つける意味が納得しやすくなります。

周囲に向けては、「体調の悪そうな妊婦さんがいたら声をかけましょう」「電車やバスなどで妊婦さんに席を譲りましょう」「妊婦さんの近くでは喫煙をやめましょう」という3つの行動が呼びかけられています。マークは妊婦さんが何かを要求するためのものではなく、周囲の人が「どう声をかければいいかわからない」という迷いを減らすためのものでもあるわけです。

デザインの種類と使い方のルール

マタニティマークが始まった当初よりも、その趣旨に賛同する団体が増え、デザインの種類も広がっています。基本のデザインは公式サイトで公開されており、営利を目的としない範囲での使用や、趣旨に沿った使い方であれば、企業や個人も活用できる形になっています。ただし、デザインを勝手に改変しない、マークを使った商品で不当な利益を得ないといった条件が示されているので、自作したりデータを利用したりする場合は、公式サイトの案内を一度確認してから使うのが確実です。

賛同企業がオリジナルデザインを作れるのも、この仕組みがあるからです。キャラクターとコラボしたものや、刺しゅうタイプ、木製のものなど、街で見かけるマークの見た目がさまざまなのは、こうした背景によります。

マタニティマークって必要なの?

妊婦さんに席を譲る女子高生

「つけていて嫌な思いをしたという話を聞くと、ためらってしまう」という声は少なくありません。実際に不快な経験をされた方がいるのは事実です。一方で、マークをつけていたおかげで席を譲ってもらえた、駅の階段で荷物を持ってもらえた、職場で早めに気づいてもらえたというエピソードもたくさんあります。

判断に迷ったときは、「見せる相手を選べる道具」と考えると気が楽になります。つけるかどうかは全か無かではなく、通勤電車ではバッグの内側に、体調がすぐれない日や遠出をする日は外側に、というように場面ごとに切り替えて構いません。自分の安全のための目印であって、周囲に何かを主張するための旗ではない。この前提に立てば、無理なく使い続けられます。

もし心ない経験をされたとしても、それはマークのせいではなく、社会の理解不足によるものです。マークが社会に広く認知され、妊産婦さんが安心して過ごせる社会になるよう、一人ひとりがマークの意義を理解し、できることから行動していくことが大切です。

マタニティマークのもらい方 ~ 妊娠したらここでもらおう!

入手ルートは大きく6つあります。それぞれ、手に入るまでの早さも、デザインの選べる幅も違います。まずは全体像を押さえてから、自分に合うルートを選んでください。

もらい方費用手に入るまで向いている人
駅の窓口無料その場で電車通勤ですぐ必要な人
自治体(母子健康手帳の交付時)無料妊娠の届出時確実に手に入れたい人
妊婦さん向け雑誌の付録雑誌代のみ購入したその日かわいいデザインが欲しい人
企業のプレゼント企画無料が多い応募から数週間予備をそろえたい人
ベビー用品店やマタニティ用品店の店頭無料の会員特典や購入その場で買い物のついでに済ませたい人
通販サイト有料数日おしゃれなデザインにこだわりたい人

普段ご利用されている駅で

駅の改札口

JRなどの鉄道会社では、マタニティマークが無料で配布されています。これは一部の会社だけの取り組みではなく、2006年8月1日から首都圏の鉄道16社局が足並みをそろえて配布を開始したのが始まりで、そこから全国へ広がりました。妊娠初期は乗車中や通勤途中に体調が変わることもあるため、鉄道会社にとっても、妊産婦さんに安心して乗車してもらうための取り組みという位置づけです。

配布範囲は会社によって大きく異なります。たとえばJR東日本では、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県は全駅(無人駅および一部駅を除く)が配布箇所とされ、福島県はいわき駅・原ノ町駅・泉駅、静岡県は熱海駅・伊東駅、長野県は新幹線停車駅と茅野駅・上諏訪駅・下諏訪駅・岡谷駅・塩尻駅・松本駅・豊科駅・信濃大町駅・白馬駅・南小谷駅・戸狩野沢温泉駅・中込駅が対象と案内されています(2024年10月現在の案内)。つまり、同じ会社でも地域によって配布の有無が変わるということです。配布箇所は変更されることがあるので、出かける前に鉄道会社の公式サイトで最新の案内を確認しておくと確実です。

もらう場所は、改札のインターホン越しではなく、駅係員がいる窓口が基本です。駅の係員に直接お聞きするか、鉄道会社の公式サイトで確認することをおすすめします。声のかけ方は難しく考えなくて大丈夫で、「マタニティマークをいただきたいのですが」の一言で通じます。混雑する朝の時間帯は避けて、日中や夕方の落ち着いた時間に立ち寄るほうがお互いに気持ちよくやり取りできます。

地下鉄や私鉄の場合は、駅事務室や定期券うりばなど、窓口の名称が会社ごとに違います。改札の外にある事務室で扱っていることも多いので、改札を出る前に一声かけて確認するとスムーズです。持ち物については、身分証や母子健康手帳の提示を求められないことがほとんどですが、念のため母子健康手帳を持って行けば、どの窓口でも困りません。もし「うちの駅では扱っていない」と言われても、落ち込む必要はありません。大きなターミナル駅では配布していることが多いので、乗り換え駅で聞いてみるか、次に紹介する自治体のルートに切り替えれば済みます。

お住いの自治体で

もっとも確実なのが自治体です。多くの自治体では、母子健康手帳を交付する際に、マタニティマークも一緒に配布しています。母子健康手帳は市区町村に妊娠の届出をすることで交付されるので、届出に行ったその場で受け取れる形になります。窓口で渡される袋の中に、健診の受診券やパンフレットと一緒に入っていることが多く、気づかずに持ち帰っているケースもあるほどです。

自治体に問い合わせをすれば配布があるのかを教えてもらえるので、気になる場合は確認してみましょう。自治体によっては、オリジナルのデザインが採用されている場合もあり、お住いの地域のマークはどんなデザインなのか楽しみにしている方もいらっしゃいます。地域のマスコットキャラクターが入っているもの、ストラップ型ではなく缶バッジ型のもの、反射素材が使われているものなど、地域色が出るところです。

すでに母子健康手帳を受け取っていて、そのときにもらえなかった、あるいは失くしてしまったという場合も、保健センターや子育て支援の窓口で相談すれば対応してもらえることがあります。「先日いただいたのですが、なくしてしまって」と正直に伝えて構いません。

妊婦さん向けの雑誌の付録品として

雑誌を読んでいるママ

『たまごクラブ』や『妊すぐ』など妊婦さん向けの雑誌にも、マタニティマークが付録としてついていることがあります。デザインもかわいいものが多く、初めて妊娠される方にとっては、雑誌の情報も役立つものが多いため、一度手に取ってみるとよいでしょう。

付録つきかどうかは号によって変わるので、書店では表紙の帯や付録の案内を確認してから購入してください。キャラクターとコラボした号は人気が高く、早い時期に売り切れることもあります。付録タイプは布製や厚紙製のものもあり、金具部分の作りが簡易なこともあるので、毎日つけ替えるバッグに使うなら、留め具の強度も見ておくと安心です。

マタニティマークの趣旨に賛同している企業のプレゼント企画

インターネットで、マタニティマークをもらえる無料プレゼント企画に応募できる企業もあります。ベビー用品や食品、保険、写真スタジオなど、さまざまな業種の企業がマタニティマークの趣旨に賛同し、オリジナルのデザインマークを作成しています。無料で応募できる場合が多いので、気に入ったデザインがあれば、ぜひチェックしてみてください。

応募の際に押さえておきたいのが3点あります。ひとつめは、出産予定日や住所などの登録が必要なことが多く、その後に案内メールやサンプルが届く仕組みになっている場合があること。ふたつめは、発送まで数週間かかることがあるため、すぐに必要なら駅や自治体のルートと並行して進めるほうがよいこと。みっつめは、先着順や期間限定の企画が多く、内容が変わりやすいことです。応募条件や個人情報の取り扱いには目を通したうえで申し込んでください。

ベビー用品店やマタニティ用品店の店頭で

ベビー用品店やマタニティ用品店でも、妊婦さん向けの会員登録をすると特典としてマタニティマークがもらえたり、オリジナルデザインのキーホルダーが店頭で販売されていたりします。出産準備の買い物をするタイミングでまとめて手に入れられるので、わざわざ取りに行く手間がありません。

店舗によって取り扱いはまったく違うので、店員さんに「マタニティマークの取り扱いはありますか」と聞いてみるのが早道です。会員特典の場合は、母子健康手帳の提示や出産予定日の登録を求められることがあるため、買い物のついでに済ませるなら母子健康手帳を持っていくと二度手間になりません。

通販サイトで購入される方も

通販サイトを利用して、キャラクターがデザインされたクオリティーの高いマタニティマークを購入することもできます。おなじみのキャラクターアイテムが売られていないかどうかをチェックする楽しみもありますよね。形や大きさも色々な種類があるので、気に入ったものが見つかるかもしれません。

おしゃれなデザインを探す人が増えていて、刺しゅう入りの布タイプ、木製のナチュラルなもの、レザー調のシンプルなもの、名入れができるものなど、選択肢は年々広がっています。選ぶときは、見た目だけでなく実用性も見てください。離れた場所からマークだと認識できるかが最大のポイントです。淡い色合いやアンティーク調のデザインは、バッグの色に沈んで気づかれにくいことがあります。おしゃれさを優先するなら外出用と通勤用で使い分ける、という手もあります。

もうひとつ確認したいのが金具です。ボールチェーンは着脱が簡単な反面、引っかかると外れやすく、落として失くす人が多いパーツでもあります。ナスカン式やカラビナ式なら、バッグの持ち手にしっかり固定できます。

自分で作るという選択肢

市販品にしっくりくるものがない場合、公式サイトで公開されているデザインを使って自作するという方法もあります。缶バッジ製作のサービスを利用したり、布に印刷したものをバッグにつけたりと、作り方はさまざまです。手芸が得意な人なら、フェルトで縁取りをしてキーホルダーに仕立てることもできます。

ただし、公式に示された使用上の条件を守ることが前提です。デザインを改変しない、マークの趣旨に反する使い方をしないといった点は、自作の際こそ気をつけたいところです。判断に迷うときは、公式サイトの案内を確認してから作り始めてください。

もらうときにつまずきやすいポイント

入手の場面でよくある困りごとを、先に整理しておきます。「窓口で何と言えばいいかわからない」なら、「マタニティマークをいただけますか」の一言だけで十分です。「妊娠していると証明するものが必要では」と身構える人が多いのですが、駅でも自治体でも、厳密な証明を求められることはほとんどありません。

「まだ職場や周囲に妊娠を伝えていないので、駅でもらうところを見られたくない」という場合は、自宅の最寄り駅ではなく、通勤経路の途中にある大きな駅で受け取るという方法があります。「何個までもらえるのか」については、鉄道会社も自治体も一人につき1個が基本です。複数ほしいときは、入手ルートを分散させるのが現実的です。

私はこうしたマタニティマークを手に入れた! 先輩ママさん達のもらい方

では実際にマタニティマークをもらったママたちは、どうやって手に入れたのか、体験談を紹介します。

リコママ
27歳

母子手帳と一緒に

母子手帳とマタニティマーク

母子手帳をもらいに行ったとき、母子手帳と一緒にマタニティマークをもらうことができました。キーホルダーになっていたので、もらったその日からすぐに鞄につけました。

妊娠前からマタニティマークの存在は知っていましたが、どこでもらえるのかは知らなかったので、母子手帳と一緒にもらうことができて助かりました。自治体によって取り組みは異なると思いますが、妊婦さんにとっては嬉しいサービスだと思いました。

はしゅたけ
29歳

雑誌の付録についていました

妊娠してすぐ、念願だった妊婦雑誌を買いました。そこに付録としてついていたマタニティマークがとてもかわいくて気に入りました。ハート型で表は一般的なマタニティマーク、裏はキティーちゃんと腹ペコあおむしのイラストでした。友達からも「そのマタニティマークどこでもらったの?」とよく聞かれました。本当にかわいくてお気に入りだったので、出産してからも大切に取っておき、2人目を妊娠したときもそのマタニティマークを使っていました。

子どもの頃から雑誌の付録が好きだったので、マタニティマークが付いた雑誌を手に取った時は、人一倍嬉しかったですよ。

まゆゆん
29歳

オリジナルのマタニティマーク

母子手帳と一緒にマタニティマークをもらったので、しばらくそれをつけていたのですが、シンプルで地味な印象でした。そんな私の思いを姉がくみ取ってくれたのか、姉がサプライズで妊娠のお祝い用にと、キラキラのマタニティマークをプレゼントしてくれました!

それは、姉が使っていたマタニティマークを再利用したもので、ラインストーンでデコレーションしてくれていました。誰ともかぶらないマタニティマークでとても嬉しかったです。見た目もとてもかわいくて、産んだ後も記念として大切にしています。

3つの体験談からわかる、もらい方の選び分け

3人の話には、それぞれ違う型が表れています。リコママさんのケースは、確実さを優先する型です。妊娠の届出という必ず通る手続きの中で受け取れるため、探し回る必要がありません。仕事が忙しくて寄り道する時間がない人、初めての妊娠で何から手をつければいいかわからない人には、この型がいちばん向いています。

はしゅたけさんのケースは、気に入って使い続けられるかを重視する型です。「かわいくてお気に入りだった」から2人目のときも使えた、というのは重要な示唆で、デザインへの愛着はマークをつけ続ける力になります。人目が気になってつけるのをためらいがちな人ほど、自分が好きだと思えるものを選ぶ意味があります。

まゆゆんさんのケースは、家族の関わりが生まれる型です。姉が自分の使っていたマークをデコレーションして贈るという発想は、マークが単なる配布物ではなく、家族の間で受け渡される記念品になりうることを示しています。妊娠を報告した家族から「何かしてあげたい」と言われたときに、こうしたプレゼントを提案するのもひとつです。気に入ったものは産後も手元に残るという点は、3人に共通しています。

マタニティマークをもらったら

お腹を触る妊婦さん

実際にマタニティマークをもらったら、バッグにつけて活用する妊婦さんが多いと思いますが、心ない言動を受けることもあると聞き、つけるのをためらう方もいらっしゃいます。マタニティマークは、ママはもちろん、お腹の赤ちゃんを守るためのものでもあります。ご自身にとって無理のないつけ方を考えてみましょう。その方法をいくつか紹介します。

必要な時に見えるようにする

バスの優先座席

普段、公共交通機関をあまり利用しない方や、マークをつけることに抵抗がある方は、普段はバッグの内側など目立たない場所につけておく方法があります。

体調が優れないときや、電車内で優先座席しか空いていないときなど、配慮が必要な場合にだけ、バッグの取っ手など目立つ位置に付け替えるようにします。このように必要な時に見えるようにすることで、万が一の事態には周囲の方が素早く対応してくださる可能性が高まり、安心につながります。

切り替えを楽にするコツは、内側にも留める場所を作っておくことです。バッグの内ポケットのDカンに小さなカラビナをつけておけば、乗車前に外へ、降りたら内へ、と数秒で移動できます。マークを探してバッグの中をかき回す手間がなくなると、切り替えが習慣になります。

何個か持っておく

自治体でもらったものと雑誌の付録の2つを持っていた、という声はよく聞きます。複数あると便利なのは、よく使うバッグにつけっぱなしにできることです。

1つしかない場合には、バッグを変えるたびにいちいち付け替えなければなりません。けれど複数個持っていると、その手間が省けるのでとても便利です。マタニティマークは、無料でもらえるものも多いので、何個か持っておいて損はありません。おすすめの持ち方は、通勤バッグに1つ、休日用のバッグに1つ、そして母子健康手帳ケースに1つ。健診の日は手帳ケースごと持ち歩くので、どのバッグを使っていてもマークが手元にある状態を作れます。

つける位置で見え方が変わる

同じマークでも、つける位置によって気づかれやすさはまったく違います。電車で座っている人の目線の高さに来るのは、立っているときのバッグの中ほどから上の部分です。トートバッグの持ち手の付け根や、リュックの肩ベルトの前面につけると、周囲の視界に入りやすくなります。

逆に、気づかれにくいのがバッグの底に近い位置と、リュックの背面です。リュックを背負っていると、自分の後ろにいる人には見えても、目の前に座っている人からは完全に隠れてしまいます。リュック派の人は、肩ベルトの胸元あたりに移すだけで、見え方が大きく変わります。

裏面を活用しておくと安心

マークには「緊急時に妊婦であることを知らせやすくする」という役割があります。この機能を高めるために、裏面が無地のタイプなら、小さなシールやカードに出産予定日、かかりつけの産院名と電話番号、緊急連絡先を書いて貼っておく方法があります。外出先で自分が説明できない状況になったときに、周囲の人が動きやすくなります。

個人情報になるので、氏名や住所まで書く必要はありません。産院名と連絡先、緊急連絡先の電話番号があれば十分です。母子健康手帳を常に持ち歩くのが基本ですが、バッグを置いて席を離れる場面もあるため、身につけるマーク側にも最小限の情報があると心強いというわけです。

マタニティマークのよくある質問

Q1. いつからつけるのがいいですか。
妊娠がわかった時点からで問題ありません。外見でわかりにくい妊娠初期こそ、マークの意味がいちばん大きくなります。まだ周囲に知らせたくない時期は、内側につけておいて必要なときだけ外に出す使い方がおすすめです。

Q2. 出産後も使っていいのですか。
マタニティマークは妊産婦のためのマークで、産後間もない時期も対象に含まれています。ただ、実際には産後は赤ちゃん連れであることが周囲に伝わるため、外して記念に取っておく人が多いようです。

Q3. 駅で「配布していない」と言われました。
配布箇所は会社や地域によって異なり、変更されることもあります。ターミナル駅や別会社の駅で聞いてみる、自治体の窓口で相談する、という順に切り替えれば手に入ります。

Q4. 双子の場合や、上の子を連れているときはどうすればいいですか。
マークの使い方に違いはありません。上の子と手をつないでいると妊娠中だと気づかれにくいので、ベビーカーの持ち手など、目線に入りやすい位置につけると伝わりやすくなります。

Q5. 車の運転にも使えるマークはありますか。
車用にはマグネットタイプやステッカータイプのものがあり、通販や店頭で購入できます。後続車に妊婦が運転していることを知らせる目的で使われています。

マタニティマークが普及する世の中にしていこう♪

マタニティマークが誕生してから、ある程度の年月が経過していますが、まだすべての人にその意味が浸透しているとは言えません。特に、子育て世代ではない方には、マークを見ただけではすぐに妊婦さんとわかってもらえないこともあります。

それでも、街で見かける機会が増えるほど、マークは「なんとなく見たことがある」から「席を譲る目印だ」へと変わっていきます。妊産婦さん一人ひとりが、自分の意思で、自分に無理のない形でマークをつけること。その積み重ねが認知度を押し上げていきます。

もらい方は、駅でも自治体でも、雑誌でも通販でも構いません。大切なのは、必要なときにすぐ見せられる場所にマークがあることです。マタニティマークが、誰もが知っている「思いやりと配慮のマーク」になるよう、妊産婦さんと、その周囲の人々が一緒に理解を深めていきましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪