妊婦は宝くじが当たる?買ったら当たった先輩ママの体験談
妊娠や出産にはさまざまなジンクスや迷信がありますが、「妊婦が宝くじを買うと当たりやすい」というジンクスをご存知ですか?
妊婦さんはお腹の赤ちゃんと2人分の運を持っているため、くじ運などの運気が上がりやすいと言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
そこで、実際に宝くじを買って当たったという先輩ママに、どのくらいの金額が当たったのか、また、宝くじ以外でラッキーだと感じたことについて体験談を聞いてみました。
当たった金額は、数百円から5桁までとさまざまです。中には、ビンゴや懸賞で、それまでには当たったことのない高価なものを当てたというママもいます。
体験談を読む前に、このジンクスがどこから来たのか、そして宝くじという仕組みそのものがどうなっているのかを知っておくと、読み方がぐっと立体的になります。まずはそこから整理していきましょう。
「妊婦は当たりやすい」と言われる理由をたどってみると
妊娠中に宝くじが当たりやすいという言い伝えには、公的な根拠となる統計があるわけではありません。それでも長く語り継がれてきたのには、いくつかの理由が重なっていると考えられます。
ひとつは、日本各地に古くからある「妊婦は縁起がよい」という感覚です。子どもを授かることそのものが慶事として扱われ、帯祝いや安産祈願のように、妊娠期間中の節目を家族や地域で祝う習慣が各地に残っています。おめでたい存在だから福を呼ぶ、という発想は、こうした文化的な土台の上に自然に生まれたものといえます。
もうひとつは、「2人分」という数え方です。お腹に赤ちゃんがいる状態を、体がひとつではなく2人分と捉える言い回しは日常会話でもよく使われます。食事も睡眠も2人分と言われる流れで、運気も2人分、くじ運も2倍という表現が生まれるのは、言葉の連想としてとても自然です。
さらに見逃せないのが、周囲の人の行動が変わることです。妊娠を伝えた途端、家族や職場の人から気遣ってもらえたり、贈り物をもらったり、順番を譲ってもらったりする場面が増えます。こうした「人からの好意」が続くと、自分の運が上向いているように感じられます。妊婦は運気が上がるという実感の一部は、実際には周囲の思いやりの総量が増えたことの反映でもあるのです。
子育ての現場では、こうしたジンクスは「科学的に正しいかどうか」よりも、「どんな気持ちで過ごせるか」という点で意味を持ってきました。当たるかどうかよりも、家族で結果を待つ数日間そのものが楽しかった、と振り返る声が多いのはそのためです。
当たった話ばかりが耳に届くのは、なぜなのでしょうか
ジンクスを語るとき、ほとんどの人が「当たった話」として語ります。反対に「妊娠中に宝くじを買ったけれど1枚も当たらなかった」という話は、まず話題にのぼりません。
これは人間の記憶の残り方に理由があります。私たちは、自分がすでに信じていることを裏づける出来事を強く記憶し、当てはまらない出来事は流してしまう傾向を持っています。心理学ではこうした偏りを確証バイアスと呼びます。「妊婦は当たるらしい」と聞いてから買った人は、300円でも当たれば「やっぱり」と記憶に刻み、外れたときは「まあこんなものか」と忘れてしまうのです。
加えて、話として面白いのは当たったほうです。外れた人はわざわざ人に話しませんし、SNSにも書きません。結果として、世の中に流通する妊婦と宝くじの話は、当たった事例ばかりで構成されていきます。実際に何人が買って何人が外したのかという分母は、どこにも記録されていません。
これはジンクスが嘘だという話ではありません。むしろ、そういう仕組みで語り継がれているものだと知っておくほうが、期待の持ち方をちょうどよい温度に保てます。当たれば嬉しい、外れても「話のタネが増えた」と思える距離感が、いちばん心地よい付き合い方といえるでしょう。
宝くじはどういう仕組みで成り立っているのでしょうか
ジンクスの前に、宝くじという商品そのものの成り立ちを押さえておきましょう。ここは推測ではなく、法律と公的な資料ではっきり答えが出る部分です。
日本の宝くじは、地方財政法と当せん金付証票法という2つの法律を根拠に発売されています。発売できるのは都道府県と指定都市に限られ、発売にあたっては議会での議決や総務大臣の許可といった手続きが必要です。個人や一般企業が宝くじを発売することはできません。
そして当せん金付証票法には、当せん金の総額について明確な上限が定められています。当せん金の総額は、発売総額の5割に相当する額を超えてはならないとされているのです。つまり、購入した金額の全体に対して、当せん金として戻ってくる割合はあらかじめ法律で枠が決まっています。
残りは、印刷や売りさばきなどの経費と、収益金に分けられます。収益金は発売元である都道府県と指定都市に納められ、公共事業等に充てられます。総務省令では、少子化や高齢化に対応するための事業、災害対策や災害の予防のための事業、芸術や文化の振興に係る事業、環境の保全に係る事業などが充当先として定められています。
この構造を知っていると、宝くじを買うという行為の見え方が少し変わります。当たれば嬉しい、当たらなければ暮らしのどこかに回る。そう考えられると、結果に一喜一憂しすぎずに済みます。
宝くじの種類によって、楽しみ方の性格が違います
ひとくちに宝くじといっても、いくつかのタイプに分かれます。総務省の資料では、大きく普通くじ、数字選択式くじ、スクラッチくじ、ブロックくじに整理されています。
| タイプ | どんなくじか | 妊娠中の楽しみ方の相性 |
|---|---|---|
| 普通くじ | あらかじめ組と番号が印刷された券を買い、後日の抽せんで当せん番号と照合するタイプ。ジャンボと呼ばれる大型のものもここに含まれます | 抽せん日まで期間があるので、家族で結果を待つ時間を楽しめます |
| 数字選択式くじ | 自分で数字を選んで申し込むタイプ。予定日や記念日を数字に当てはめる人もいます | 数字に意味を持たせられるので、記念として残しやすいタイプです |
| スクラッチくじ | その場で銀色の部分を削って結果が分かるタイプ | 結果がすぐ出るため、待つ時間が苦手な人や、体調に波がある時期でも完結しやすい形式です |
| ブロックくじ | 特定の地域を発売エリアとするくじ | 収益金が住んでいる地域に還元される点に納得感を持つ人もいます |
体験談の中でスクラッチ宝くじが登場するのは偶然ではありません。売り場で声をかけられてその場で買え、帰宅してすぐ結果が分かるという手軽さは、妊娠中の外出時間を短く済ませたい時期にちょうど合っているのです。妊娠中 宝くじ スクラッチという組み合わせで情報を探す人が多いのも、この相性のよさが背景にあると考えられます。
赤ちゃんのおかげ?私の運?宝くじに当たる妊婦さんが続出!
妊娠中のささやかな幸せ
妊娠が分かってすぐに、発売中だったサマージャンボを買いました。分かったのは妊娠5週目です。「妊婦は縁起がいいので何か大勝負したらいいよ」と友人に言われて初めて購入してみました。
連番で10枚購入し、購入代は3,000円。当選発表の日はドキドキしたものの、当たったのは計3,300円でした。
微妙な金額でしたが、「普通は300円当たるくらいだよ」「元が取れるって珍しいことだよ」と言われ、あながちジンクスも間違ってないのかなと思いました。
宝くじ以外にも、会社のパーティーのビンゴ大会でささやかな商品が当たったり、ご近所から高級なお歳暮のおすそ分けをいただいたり、雑誌の懸賞が当たったこともありました。
派手さはないけれどささやかなラッキーが続き、お腹の赤ちゃんのおかげかな、なんて思ったりもしました。
嘘か誠か・・・
今まで、自分自身では宝くじを買ったことはなかったのですが、主人が年末ジャンボだけは毎年買っていました。
主人が買いに行くと言うので、妊娠9週の時に一緒に買いに行くことにしました。すると、なんと1万円が当たりました!
妊婦は運がいいというジンクスがあったのは知りませんでしたが、あとから友人にそういうことがあると聞きました。
初めての5桁代の当たりということも、やはりジンクスの効果なのかもしれないと思いました。
他に運がいいと思ったのは、年末の会社のクリスマス会兼忘年会のビンゴ大会でディズニーランドのペアチケットが当たったことです。
今までそういったもので賞品をもらったためしがなかったので、やっぱり妊婦のラッキーパワーが働いたのかなあと思います。
色々なラッキーが重なりました
妊娠18週頃、初めて宝くじを買いました。ちょうど年末で、義父に「妊婦は当たりやすいらしいから、買っておいた方がいいぞ」と言われたからです。
しかし、実際に私が当たったのは千円程度。妊婦じゃなくても、誰でも当たるような額だと思いました。
妊婦は縁起がいいというジンクスは、義父に聞いて初めて知りましたが、宝くじの金額を考えると本当かな・・・?と疑ってしまいました。でも、当たらないよりいいので、有り難いと思うことにしました。
宝くじ以外でラッキーだなと感じたのは、混んでいるデパートに出掛けてもすぐに駐車場が見つかったことです。
入口手前の一番混んでいそうなところが、所々空いていることが何度もありました。これにはもしかして、妊婦だから運がいいのかなと思ってしまいました。
妊婦は当たりやすいと聞き懸賞三昧
宝くじを買ったのは、妊娠21週のときでした。つわりが落ち着いてきて、体調がよくなりいろいろやりたいことが出てきた頃に、主人が「宝くじを買おう」と言い出しました。
当たったのは10,000円です。初めて当たったのでびっくりしました。妊婦は当たりやすいと主人が会社で聞いたと言っていましたが、まさか・・・と思いました。
信じられなかったので、もう一度購入すると3,000円当たりました。
その頃は、懸賞にもはまっていて、はがきの懸賞でも10枚に1枚は当たりました。インターネットも合わせると、5,000円くらいの価値のあるものが数回当たりました。
その後も妊娠しましたが、忙しくてチャレンジしていません。一人目の妊娠は、暇を持て余して懸賞にはまりました。たくさん当たって楽しかったです。
当たるとは思いませんでした
私は今まで宝くじを買ったことがなかったのですが、一度だけ、妊娠24週の時に買いました。
つらかったつわりが終わり、久しぶりの友達とのお出かけで赤ちゃん用品を爆買いして、かなり気分が高揚していたのでしょう。
友達が宝くじを買っている姿を見て、私も一度くらい買ってみようかなと思い、買ってみました。今思えば、その時の勢いだったのかもしれません。
結果としては数千円の当たりだったのですが、まさか当たるとは思っていなかったので、嬉しかったです。妊婦は縁起がいいと聞いていましたが、本当にあたるとは思いませんでした。
せっかくだからと懸賞にもいくつか応募していたのですが、空気清浄機やお食事券が当たったので、このジンクスは本当だと思います。
いつもよりは運が良かったです
宝くじを買ったのは妊娠25週くらいの時です。私の父親がロト6をよく買っていた影響で、妊娠前に買ったことはありましたが、全く当たったことはありませんでした。
妊娠中にロト6を買って1万円ほど当たりました。妊娠中は縁起が良いというジンクスを知っていましたが、やはりその通りだと思いました。
宝くじ以外に、近くのスーパーでやっていたお正月のくじが当たりました。一等ではなかったけれど、お店の商品券でした。
普段は全くくじ運のない私なので、やはり妊娠中の効果は抜群だと感じました。
急にいろんな人からお祝いをいただきました
妊娠25週ぐらいに、スーパーの前の宝くじ売り場で買いました。
その頃は貯金もあまりなく、「宝くじでも当たってくれれば安泰なのにな」と、夫と話していて、ものは試しと買ってみることにしたのです。
当たったのは数千円でしたが、人生で初めて宝くじが当たり、とても驚きましたね。妊婦は縁起が良いというジンクスは知らなかったので、お腹の中にいる子は運のいい子なんだと思いました。
また、妊娠中は金銭的に少し困っていたのですが、久しぶりに訪ねてきた遠い親戚が、私の妊娠を知ってお祝いにお金や物をくれたのは、運がよかったと思っています。
一時期内職をしようかと考えていたほどだったので、ラッキーだなと感じました。
まさかの連続当選!
妊娠後期は暇を持て余していて、医師から体重が増えすぎていることを指摘されていたこともあり、とにかく毎日散歩ばかりしていました。
妊娠30週に入った時、毎日通っていたスーパーの宝くじ売り場で、可愛いキャラクターのスクラッチ宝くじが発売されていました。
スクラッチ宝くじを知らなかった私は、物珍しさに眺めていたところ、「いかがですか」と店員さんに声をかけられ、何となく流れで5枚購入してみました。
自宅に帰って削ってみたところ、なんと1万円が当たっていました。とても驚きましたが、この時はビギナーズラックだろうと思い、あまり気にもしませんでした。
しかし、それから3週間後くらいに、今度はお金を崩すために、以前とは別のお店で、またもやスクラッチ宝くじを3枚購入しました。すると今度は5千円が当選しました。
払い戻しに行ったところ、店員さんに「妊娠中は運が2倍になるのよ」と言われ、ジンクスを知らなかった私も、さすがに「赤ちゃんのおかげかも・・・」と思いました。
宝くじ以外では妊娠中に運が良いと感じたことは特にはないのですが、勘が鋭くなった気がします。夫が帰ってくる時刻や、宅急便が来ることが分かったりすることがありました。
しかし、宝くじ運もその勘も、産後はすっかりなくなってしまったので、今ではあれは赤ちゃんのおかげだったのだと思っています。
いろいろと当たりました
妊娠30週の時に、宝くじを買いました。なんとなく、たまに宝くじを買っていましたが、宝くじ売り場の前を通って、なんとなくで購入しました。
まさか、当たるとは思いませんでしたが、初めて3,000円当たりました。妊婦は運が良いと聞いていましたが、初めて当たったので、本当にそう思いました。
そのほかにも、会社の忘年会で毎年行われているビンゴで、見事1位が当たりました。景品は、ホテルでのペア食事券をいただきました。これは本当に運が良かったです。
また、良いことではないですが、車も後ろから追突されました。違う意味で当たってしまいました。停車していたのでケガとかもなく、少し車が傷ついた程度でした。
お見舞い金が出るなど、結果的には運が良かったような、悪かったような感じでした。
お米が当たってラッキー!
宝くじを買ったのは妊娠34週くらいでした。私は元々宝くじなど買わないタイプなのですが、「妊娠中に宝くじ買うと当たるらしいよ」と友達にすすめられて試しに買ってみました。
家の近くにある宝くじ売り場に歩いて行ったのですが、お店まで青信号ばかりで一度も止まる事なく着いたので、これは幸先がいいと期待しました。
宝くじは3,300円当たりました。すごいことなのかよく分かりませんでしたが、外れるよりはいいかなと思い、少ない金額ですが、お腹の赤ちゃん用にと使わずに置いています。
宝くじはそれ以降買っていませんが、他には小さい当たりがちょこちょこありました。懸賞でお米10キロやビールクーラーが当たったのは、運が良かったのかなと思います。
10人の体験談を並べて見えてくる、4つの共通点
ひとつひとつのエピソードは別々の出来事ですが、まとめて読み返すと、いくつかの共通したパターンが浮かび上がってきます。
1つめは、当せん金額の相場です。3,300円、1万円、数千円、千円程度、3,000円。10人の話に出てくる金額は、ほぼこの範囲に収まっています。高額な当せんを報告している人はいません。ジンクスが語られるときにイメージされる「一攫千金」とは、実際の体験談の中身はかなり違うということです。
2つめは、多くの人が「自分から進んで買ったわけではない」という点です。友人にすすめられた、義父に言われた、夫が買いに行くと言い出した、友達が買っている姿を見た、店員さんに声をかけられた。きっかけが他人から来ているケースが目立ちます。つまり、妊娠を知った周囲の人が「縁起がいいから」と背中を押す文化のほうが先にあり、その結果として購入者が増え、当たる人も一定数出てくる、という順番になっています。
3つめは、宝くじ以外のラッキーが必ずセットで語られていることです。ビンゴ、懸賞、お歳暮のおすそ分け、親戚からのお祝い、駐車場が空いていた。これらは抽せんとは無関係な出来事も含まれています。妊娠中は身の回りの小さな出来事に意識が向きやすくなり、ふだんなら流していた幸運を「ラッキー」として拾い上げるようになる、と読むこともできます。
4つめは、産後にその感覚が薄れたという証言です。宝くじ運も勘も産後にはなくなった、という振り返りは、妊娠期間という特別な時間の中でだけ働いていた感覚だったことを示しています。ジンクスの正体は、運の量そのものではなく、その時期特有の心の状態にあるのかもしれません。
妊娠中に宝くじを買うとき、決めておくと安心な4つのこと
妊婦 宝くじ 買い方で情報を探している人が知りたいのは、当てるコツよりも「どのくらいの距離感で付き合えばいいのか」という部分ではないでしょうか。産前産後は出費が重なる時期でもあるため、次の4点を先に決めておくと、あとから気持ちが揺れにくくなります。
| 決めておくこと | 具体的な決め方 | 先に決めておくと防げること |
|---|---|---|
| 使う金額の上限 | 「今回は3,000円まで」と枚数と金額を先に紙やスマホのメモに書いてから売り場へ向かう | 外れたあとに「もう少し買えば」と追加してしまう流れ |
| 買う回数 | 「妊娠中は1回だけ」「記念に1シーズンだけ」と回数で区切る | 抽せんのたびに買い足して、いつのまにか習慣になること |
| 当たったときの使い道 | 買う前に「当たったら赤ちゃんの通帳に入れる」と夫婦で決めておく | 臨時収入が入った直後の勢いで使ってしまうこと |
| お金の出どころ | 生活費や出産準備の予算とは別の、おこづかいの枠から出す | 出産準備の資金が目減りして家計の計画が崩れること |
特に3つめの「当たったときの使い道」は、体験談の中でも実践している人がいます。ひちさんが当せん金を使わずにお腹の赤ちゃん用に置いているのは、まさにこの形です。金額の大小にかかわらず、行き先を先に決めておくと、当せんが記念として形に残ります。
また、家族や親戚とお金を出し合って共同で購入した場合は、受け取りの手続きが単独購入と異なります。まとめて1人が当せん金を受け取ると、あとから分配する際に贈与とみなされる可能性があるため、共同で購入するときは購入時点で誰と誰が出資したのかを共有しておくと安心です。金額が大きくなりそうなときは、購入前に取り扱い金融機関の窓口で手続きの流れを確認しておくとよいでしょう。
臨月や妊娠後期に売り場へ出かけるなら、優先したいのは体調です
妊婦 臨月 宝くじという組み合わせで検索する人がいるのは、「出産前の記念に買っておきたい」という気持ちがあるからでしょう。実際、体験談でも妊娠30週、34週といった後期に購入した人がいます。
ただし、この時期はお腹が大きく、歩くペースも妊娠初期とは変わってきます。宝くじ売り場はターミナル駅の構内や商業施設の入口付近など、人通りの多い場所にあることが少なくありません。ジャンボの発売初日や最終日、抽せん直前の時間帯は行列ができることもあります。
後期に出かけるなら、次のような組み立てにしておくと負担が軽くなります。
- 混雑する時間帯を外し、平日の昼過ぎなど人が少ない時間を選ぶ
- 座って休める場所が近くにある売り場を選んでおく
- ひとりでは行かず、家族と一緒に出かけて荷物を持ってもらう
- 母子健康手帳と保険証を持って出かける
- その日の体調が思わしくなければ、迷わず日をあらためる
「今日を逃したら買えない」と思うと無理をしがちですが、宝くじは次の回もあります。ゆきりんさんのように散歩の延長で立ち寄れる距離の売り場を選ぶ、といった発想のほうが、この時期には合っています。インターネットからの購入という方法もあるので、外出そのものが負担に感じる時期は、そちらを選択肢に入れてもよいでしょう。
「妊娠中は運気が下がった気がする」と感じたときの受け止め方
妊娠中 運気 下がると調べる人も一定数います。運気が上がると言われているのに、自分は逆に思うようにいかないことが続いている、というギャップに戸惑うためです。
妊娠中は、生活のあらゆる部分に制約がかかります。行きたかった場所に行けない、食べたかったものを控えることになる、仕事のペースを変えざるを得ない、予定していたことが体調しだいで流れる。ひとつひとつは運とは無関係な出来事ですが、うまくいかないことが続くと「ついていない」という総合的な感覚として積み上がっていきます。
ちかさんの体験談には、宝くじやビンゴで当たった話と一緒に、停車中に追突されたという出来事も並んでいます。同じ期間の中に、幸運と感じることと不運と感じることが両方あったわけです。実際には誰の毎日にも両方が起きていて、どちらに焦点を合わせるかで印象が変わっているだけ、という側面があります。
もし気持ちが沈む方向に傾いていると感じたら、運気という大きな言葉で自分の状況を評価するのをいったんやめてみるのもひとつの方法です。今日できたことをひとつ書き留める、家族に「今日はここが大変だった」と口に出してみる。そうした小さな整理のほうが、ジンクスに合わせて自分を採点するより、ずっと楽になります。
体調や気持ちのつらさが続くときは、ひとりで抱え込まず、妊婦健診の際に相談したり、お住まいの市区町村の子育て世代包括支援の窓口や保健センターに声をかけたりしてみてください。妊娠期から出産、子育て期まで切れ目なく相談を受け付ける体制が各自治体に整えられています。
妊娠を記念に残す方法は、宝くじだけではありません
「せっかくの妊娠だから何か記念になることをしたい」という気持ちは、宝くじ以外の形でも叶えられます。むしろ、結果に左右されない方法のほうが確実に手元に残ります。
- マタニティフォトを撮る。スタジオでなくても、自宅で毎月同じ位置から撮り続けるだけで変化の記録になります
- お腹の赤ちゃんへの手紙を書いておく。妊娠週数ごとに数行ずつ書き足していくと、産後に読み返せる一冊になります
- 赤ちゃん名義の通帳を先に作り、少額ずつ積み立てを始める
- 安産祈願に出かけ、そのときの写真と日付を残す
- 妊娠中に食べたかったもの、行きたかった場所のリストを作り、産後に少しずつ実現していく
宝くじを買うなら、こうした記念のひとつとして位置づけると、当たっても外れても意味が残ります。抽せん日を家族の予定表に書き込んで、その日に一緒に結果を見る。それだけで、金額とは別の思い出になります。
お金の不安があるなら、ジンクスより先に確認したい公的な制度
あんたんさんの体験談にあるように、「宝くじでも当たってくれれば」という気持ちの裏側には、妊娠中のお金の不安があることも少なくありません。ここは運に任せる部分ではなく、制度を知ることで確実に手当てできる部分です。
出産にかかる費用については、厚生労働省が所管する出産育児一時金があります。公的医療保険の加入者を対象に、子ども1人につき原則50万円が支給される仕組みで、支給額は令和5年4月に42万円から引き上げられました。医療機関が本人に代わって受け取る直接支払制度を使えば、窓口での支払いを一時金の額だけ抑えられます。
さらに、正常分娩にかかる費用を公的保険で賄う新しい制度の創設を盛り込んだ改正健康保険法が成立しており、公布から2年以内に施行される予定です。厚生労働省が全国一律の価格を設定する方向で検討が進められており、あわせて妊婦を対象とする定額の現金給付も設けられることになっています。ただし、個室の利用料など一部は引き続き自己負担となる見込みです。
このほかにも、妊婦健診費用の助成、勤務先の健康保険から支給される出産手当金、育児休業給付金、市区町村独自の出産応援の給付など、使える制度は複数あります。加入している健康保険の種類や勤務形態によって受けられるものが変わるため、母子健康手帳を受け取るタイミングで、市区町村の窓口や勤務先の担当部署に一度まとめて確認しておくと安心です。
宝くじで得られるかもしれない数千円と、制度の申請で確実に受け取れる金額とでは、家計に与える影響の大きさがまったく違います。楽しみとしての宝くじと、生活の土台としての制度確認は、切り分けて考えるのがおすすめです。
妊婦と宝くじについてよくある質問
Q1. 妊婦が宝くじを買うと本当に当たりやすいのですか?
妊娠している人の当せん率が高いという公的な統計は確認されていません。宝くじの抽せんは購入者の属性とは無関係に行われるため、妊娠しているかどうかが結果に影響する仕組みにはなっていません。当たった話が多く聞こえるのは、当たったエピソードだけが語られ記憶に残りやすいためと考えられます。ジンクスとして楽しむ範囲で付き合うのがよいでしょう。
Q2. 妊娠中に宝くじを買うのは何週目がよいのでしょうか?
週数と当せんに関係はありません。体験談でも5週から34週まで幅があり、時期による偏りは見られませんでした。強いていえば、つわりが落ち着いて外出しやすくなる時期のほうが、体への負担が少なく済みます。妊娠後期に出かける場合は、混雑を避け、家族と一緒に短時間で済ませる組み立てにしておくと安心です。
Q3. スクラッチと普通のくじでは、どちらが妊娠中に向いていますか?
当たりやすさに違いをつける根拠はありませんので、好みで選んで差し支えありません。その場で結果が分かるスクラッチは外出を短く済ませたいときに向いていますし、抽せん日まで期間がある普通のくじは、家族で結果を待つ時間そのものを楽しめます。妊娠中の過ごし方に合うほうを選ぶ、という基準で十分です。
Q4. 妊娠中は運気が上がると聞きますが、逆にツイていないと感じます
妊娠中は行動の制約が増えるため、思うようにいかない出来事が積み重なりやすい時期です。それを運気という言葉でまとめてしまうと、自分の状況を必要以上に低く評価することになります。同じ期間の中に幸運と感じることも起きているはずですので、うまくいかないことだけを数えない工夫が役に立ちます。気持ちのつらさが続くときは、妊婦健診の場や市区町村の相談窓口に声をかけてみてください。
Q5. 妊娠中に宝くじを買いすぎてしまわないか心配です
買う前に金額の上限と回数を決めて、家族と共有しておくのが確実な方法です。生活費や出産準備の予算とは別枠から出す、当たったときの使い道を先に決めておく、といったルールを紙に書いておくと、その場の勢いに流されにくくなります。産前産後は出費が重なる時期ですので、家計の計画を先に立ててから、余裕のある範囲で楽しむ形にしておきましょう。
ジンクスは、当てるためではなく楽しむために
妊婦は宝くじが当たりやすいというジンクスに、公的な裏づけはありません。それでも10人の体験談を読むと、当せん金額の大小とは別のところに、この言い伝えの価値があることが見えてきます。
友人や義父や夫が「縁起がいいから」と声をかけてくれたこと。抽せん日を夫婦で待った数日間。売り場まで歩いた道のりで青信号が続いたこと。当せん金を赤ちゃんの分として取っておこうと決めたこと。残っているのは、金額ではなくそうした場面のほうです。
使う金額と回数を先に決めて、当たったときの行き先も決めておく。体調が優れない日は無理に出かけない。お金の不安そのものは、公的な制度を確認することで別に手当てする。この3つを押さえておけば、ジンクスは家族の思い出をひとつ増やしてくれる存在になります。妊娠中の限られた時間を、心地よく過ごすための材料のひとつとして使ってみてください。


