【戌の日のお参り】日にちはずらしてOK?誰と行く?先輩ママの体験談と安産祈願の基礎知識
妊娠5ヶ月目の初めての戌の日に安産祈願をし、腹帯(岩田帯)を巻くと、母子の安全と無事な出産が叶うと言われています。そのため、「旦那さんと一緒にお参りに行きたいけれど、戌の日が平日だと仕事の都合で行けない」という方も少なくありません。
「戌の日はずらしてもいいの?」「実家や義理両親と一緒に行ってもいい?」「子連れOK?」「体調が悪い時はどうすればいい?」などの疑問は、初めての妊娠で特に不安になりやすい点です。本記事では、先輩ママ16人のリアルな体験談を参考に、あなたの安産祈願の日を決めるための具体的なアドバイスと、戌の日のお参りの基礎知識をご紹介します。
Ⅰ. 戌の日のお参りの基礎知識と体調優先の原則
戌の日とは、干支で数える日のうち、12日に一度巡ってくる「いぬ」の日のことです。犬は一度にたくさんの子を産み、お産が軽いことから、安産の守り神として親しまれてきました。この戌の日に安産祈願を行う習慣は、江戸時代から広まったとされています。
なぜ「妊娠5ヶ月目」の戌の日なのか?
安産祈願を妊娠5ヶ月目に行うのは、この時期が「安定期」に入り、つわりが落ち着いて妊婦さんの体調が安定しやすい時期だからです。昔は安定期に入る5ヶ月目から腹帯を巻き始め、お腹が大きくなることによる転倒を防いだり、お腹を冷やさないようにしたりする目的がありました。しかし、この風習はあくまで目安であり、戌の日や5ヶ月目に絶対的なこだわりを持つ必要はありません。
多くの神社やお寺でも、「妊婦さんの体調が最優先」という考え方を推奨しています。戌の日が旦那さんの仕事の都合で合わない場合や、ご自身の体調が優れない場合は、無理せず日をずらして訪問して問題ありません。大切なのは、家族が赤ちゃんの無事な誕生を願う「気持ち」です。
Ⅱ. 先輩ママの体験談:日にちをずらした理由と同行者
Q戌の日は誰と行きましたか?日にちはずらしましたか?
A実家の母と行きました。ご主人の都合を待ってストレスを溜めないで。
いろいろ不安を抱えていると思いますが、私自身はとくにしきたりにこだわる考えもなく、実家の母と行きました。忙しいご主人の都合を待っていると、かえってストレスがたまってしまうのではないでしょうか。誰と行ってもいいと思いますし、ご自身が健康に過ごせばきっと元気なお子さんが無事に誕生してくると思います。
A家族揃って行くことをおすすめします。
旦那と子供と一緒に行きました。赤ちゃんの無事の誕生を願うわけですから、ひとつの行事として家族揃って行った方が思い出にもなると思います。我が家の場合は戌の日の日に主人が仕事だったりすると、日をずらして行ってましたが、3人とも安産で生まれてきましたよ。
2人目、3人目の安産祈願の時は、上の子供も連れて行き絵馬に一緒に願いを書いたりするなどして、一緒に赤ちゃんの誕生を願いました。日をずらしてでも、家族揃って行くことをお勧めします。
A5ヶ月目にこだわらず、夫と母と行ける日にしました!
妊娠5ヶ月目の戌の日、母から腹帯を買ってもらってお参りに行くつもりでしたが、平日だったため夫の仕事の休みが取れず、結局6ヶ月目に入ってからの最初の戌の日に日程をずらしました。
ただ、冬の寒い時期だったのでお腹を冷やさないようにと、買っておいた腹帯は5ヶ月目に入ったらすぐ使い、お参りの際には祈祷をしてもらった神社で売っていたさらしを買いました。初めての子供の安産祈願に夫と母と一緒に行けてよかったと思っています。
A犬の日は主人と両方の両親とが参加出来る日を選びました。
私は戌の日に、私たち夫婦と両方の両親6人で行きました。全員仕事をしているので、戌の日にそこまでこだわらず、私が第一子の妊娠だったので全員が参加できて経験できる日にずらしました。
両親も新しい経験が出来て喜んでいましたし、主人も子供の為の行事を一緒にすることによって父親になる実感がまた少し湧いたそうです。人生に何回あるかわからない行事です。皆さんで貴重な経験を共有し、新しいご家族を待つのもいいですよ。
Aつわりを考慮し、体調優先で次の次の戌の日にずらしました!
妊娠5ヶ月の初めての戌の日はつわりもあり体調が悪く、次の戌の日は旦那が出張だったので、その次の次の戌の日にお参りに行きました。我が家の場合、とにかく体調を崩すと手伝ってくれる人がいないため、私の体調が最優先でした。
2人目の時は、上の子も小さく預け先もなかったので、旦那が祈祷済みの腹帯を神社からもらってきてくれて、つわりが落ち着いた6ヶ月になってから帯を巻きました。遠出をするときは、一人で行って何かあってはいけないと、旦那と一緒に行動するようにしていました。
A安定期に入った後の、主人が休みで体調のいい日を選びました。
我が家は戌の日は主人が仕事で、両方の実家は遠方で、私の体調もつわりのためイマイチだったので、日にちをずらしてお参りをしました。戌の日にこだわらず、安定期に入った後の主人が休みでなおかつ私の体調のいい日を選びました。
私がおなかが張りやすい体質で、長時間同じ姿勢をとることが心配だったため、祈祷はせず、お賽銭をあげて手を合わせ、安産のお守りを買うだけのお参りにしました。二人とも元気に生まれてきています。

Ⅲ. 戌の日のお参りQ&A:誰と行くか、ずらす是非など
Q1. 戌の日はずらしてもいいの?妊娠6ヶ月になっても大丈夫?
はい、戌の日をずらしても全く問題ありません。体験談からもわかるように、多くの先輩ママが「旦那さんの仕事の都合」や「自身の体調不良・つわり」を理由に日にちをずらしています。妊娠6ヶ月以降にお参りしても、ご利益に変わりはないとされています。
神社の方も「神様はこの日にお参りしなくちゃダメ、なんて小さいことは言わないです。体調と都合のよいときにお参りすればよいですよ」とおっしゃったという体験談もあり、無理をして体調を崩すことのないよう、家族みんなが揃って心穏やかに祈願できる日を選びましょう。
A大切なのは、いつ行くのかではないと思います
神社の方に、やはり戌の日にお参りしたほうがよいのかとお聞きしたところ、「神様はこの日(戌の日)にお参りしなくちゃダメ、なんて小さいことは言わないです。体調と都合のよいときにお参りすればよいですよ」とおっしゃいました。
私たちはあまり戌の日にこだわらず、夫婦で行ける日に行きました。戌の日でなかったですが、精いっぱいお参りさせていただきました。
Q2. 戌の日は誰と行くべき?両親や子供と一緒でもいい?
戌の日に「誰と行くべき」という厳格な決まりはありません。夫婦二人で安産を願うのが一般的ですが、実家の両親や義理の両親、上の子など、家族みんなでお参りすることは大いに推奨されます。
旦那さんが仕事で都合がつかない場合は、実のお母様やご兄弟など、あなたが安心して頼れる方と一緒にお参りに行って問題ありません。特に体調が不安定な時期は、誰か付き添いがいる方が安心です。ご主人の行ける日を待つか、当日誰かと行くかは、ご自身の気持ちが納得できる方を選んでくださいね。
A気持ちが大事!ご主人と一緒に行きたいなら日にちをずらして。
私自身は戌の日は主人と行きました。両家とも親は遠方だったので、夫婦のみです。戌の日にご主人の都合が悪いようなら、お母様やご兄弟と行かれてもいいのではないでしょうか?ご主人と一緒に行きたいという思いがあるなら、日にちをずらして行かれたらいいと思います。
戌の日でなければバチが当たるわけではないのですし、大事なのは元気な赤ちゃんを出産できるよう、お参りする気持ちだと思いますよ。
Q3. 腹帯(岩田帯)は必ず巻くべき?役割は?
腹帯(岩田帯)は、古くから安産を願う「お守り」や「魔除け」の意味合いで用いられてきました。現代では、大きくなったお腹を支えて腰の負担を軽減したり、お腹を冷えから守ったりする役割が主となっています。
神社やお寺で祈祷してもらったさらしの腹帯を使うのが正式とされますが、現代ではガードルタイプ、ベルトタイプなど様々な種類が市販されています。必ずしもさらしの腹帯を巻く必要はありません。ご自身の体型やお腹の状態、好みに合わせて、使いやすく体調をサポートしてくれるものを選びましょう。祈祷の際に、市販の腹帯を持参して一緒にご祈祷してもらうことも可能です。
Aお守りを買って母子手帳と一緒にバッグに入れても良いと思います。
私の時の戌の日は、平日で旦那が仕事だったこと、実家近くの神社でお参りしたいということもあったので、戌の日から1か月後の、私と旦那が地元に帰れる日にしました。
同じ日にお参りする妊婦さんがたくさんいましたが、両親とお参りしている人もいました。安産祈願のお守りが販売されているので、お守りを買って母子手帳と一緒にバッグに入れていても良いと思います。






