妊婦に観てほしい映画体験談に関する記事

妊婦さんに観てほしい映画は?先輩ママ達のおすすめ作品

妊婦さんに観てほしい映画は?先輩ママ達のおすすめ作品

映画鑑賞は、妊娠中のリフレッシュに最適。先輩ママ達が妊婦におすすめする映画とともに、映画選びのポイントや映画館・自宅で映画を観るときの注意点をご紹介。ハラハラしすぎるホラーは気分が悪くなることもあるので、避けましょう。

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妊婦必見の映画は?先輩ママ達のおすすめ作品と観る時の注意点

妊婦さんが気分転換するには様々な方法がありますが、その中の1つに映画鑑賞が挙げられます。観る人を別世界に連れて行ってくれる映画。お気に入りの作品を観て、リフレッシュしましょう。

DVDやブルーレイなどの普及で家でも映画を楽しめるようになったものの、妊娠中でも映画館の大きなスクリーンで観たいと思う人もいるはず。

こちらでは、妊婦が観る映画にまつわる4コマ漫画、先輩ママ達に聞いた妊婦におすすめの映画とともに、妊娠中の映画選びのポイント映画館と自宅それぞれでの映画鑑賞時の注意点をご紹介します。

子育て4コマ漫画~リラックスのつもりが

妊婦の映画の4コマ漫画

妊婦におすすめの映画~体験談

妊娠中にどんな映画を観たのかは、人それぞれ。先輩ママたちの体験談とともに、妊婦におすすめの映画を見ていきましょう。映画を観る際のアドバイスも要チェックです。

アニメ映画・アニメの実写版

アニメ映画やアニメ映画の実写版を観た人が多くいました。楽しい内容のものが多いため、妊婦の気分転換にはぴったりです。上の子供と一緒に楽しんでも良いでしょう。

みあ
34歳

プリキュアオールスター

第二子妊娠してしばらくの間はつわりで苦しみ、つわりが落ち着いてからは切迫早産で自宅安静になり、長女とお出かけしてあげることが出来ないまま妊娠後期まで我慢させていました。

妊娠10ヶ月、予定帝王切開だったのでその前の週に最後のお出かけという事で、娘も私も大好きな「プリキュアオールスター」の映画を観てきました。長女が2歳の頃から一緒にプリキュアにはまり、その頃からのプリキュアが勢揃いで出てくる映画なので、嬉しさと懐かしさで感極まりました。娘も必死にプリキュアを応援していたので、臨月で重い身体でも無理して連れてきて良かったと思いました。

妊娠中に、気分転換に映画を観たいという方は、気分転換になるので、ぜひぜひおすすめですよ!

ミッペ
20代後半

さよならの朝に約束の花をかざろう

私が妊娠中に見たのは「さよならの朝に約束の花をかざろう」というアニメ映画です。妊娠7か月頃で体動も激しくあった時期になります。きっかけは夫から、映画でも観ようかと提案され、2人ともアニメ好きなこともありPVなどの宣伝を知っていたので「試しに観てみようか」といった感じでした。

あまり期待していなかったのですが、内容があまりにも妊娠中の私にどストライク!主人公とその子供の再会シーンではハンカチがずぶ濡れになってしまうほど号泣してしまいました。とにかく親子愛を前面に出した作品で、各所に母子の愛情が描かれています。

これから出産に臨む私としても、身を引き締められる映画でした。こんな母子関係を築けたらなと思える心に沁みる作品でした。気分転換も兼ねて、ぜひおすすめしたいです。

美香
30代後半

のだめカンタービレ

妊娠7カ月目くらいに、「のだめカンタービレ最終楽章後編」を観ました。私はもともとのだめの大ファンで、テレビドラマ時代からずっと大好きでした。その後映画化もされて、出産前にちょうど公開中だったので観に行ったのです。

私にとってのだめはすべてのシーンが好きなのですが、特に好きなのは、二人が出会った時に最初に連弾した曲を再び連弾しているシーンです。のだめと千秋がそれぞれの分野で成長・成功して、気持ちが離れたりする時期もあったけれど最後にはまた一緒に歩み始める、という物語でお互いの成長のためには時には離れていても相手を思ってがんばる、という点がおススメです。

妊婦さんが映画館に行く場合は、あまり混雑しない平日昼間がいいと思います。お手洗いが近くなったりしますので、万が一の時に席を外しやすいようにしておくと安心かと思います。また、人混みでは感染症予防のためにマスクもしていくと良いと思います。

みき
30代後半

美女と野獣

妊娠6ヶ月頃に、娘と一緒に観に行きました。テレビで映像が流れた時に私がふと「これ観たいなぁ」と言ったのを聞いた娘が「私も観たい!」と言い出しました。普段あまり映画館には行かないのですが、産後はしばらく行けないだろうし、娘と二人で出かけることもあまりできなくなるかなと思い、観に行きました。

久しぶりの映画でしたが、CGだとは思えないくらいにキャラクターたちが本当に存在しているような映像で驚きました。アニメと同じようにキャラクターたちが生き生きしていてディズニーの引き込まれる世界観は、何度も観たくなる作品だと思いました。有名なシーンですが、ベルと野獣がダンスをするシーンは感動します。ベルの広くて優しい心に野獣も心を開いて二人の想いが同じになったのを感じ、温かい気持ちになりました。

妊娠中は何が起こるか分からないので、臨月近くよりは安定期を過ぎた頃の方が、映画に集中できるかなと思います。胎動を感じ始めてからであれば、音楽が素敵な映画ならお腹の赤ちゃんが反応することもあるかもしれないので、それも楽しめるのではと思います。

ぱぐもん
27歳

ちはやふる-下の句-

妊娠8ヶ月ごろに「ちはやふる-下の句-」を近くの映画館へ観にいきました。原作のマンガを愛読していて前作である「ちはやふる-上の句-」も観ていたので、続けて観にいきました。

はじめはバラバラだったかるた部のメンバーたちが、大会に向けて主人公の千早を軸に団結していくストーリーです。大会中に並んで座った部員たちがハイタッチをするシーンが印象に残っています。仲間とともに汗を流し、ひとつのことに熱中する姿にとても感動しました。同時に自分が学生時代打ち込んだ部活動に思いを馳せました。

映画鑑賞は同じ姿勢が続くので、周りの迷惑にならない範囲で手足や首を伸ばしていました。体調が悪くなることも考えて家族や友人と鑑賞することをおすすめします。

ぷりお
30代後半

寄生獣

もうすぐ臨月という頃に「寄生獣」という映画を観ました。もともと、映画を観るのが好きで、一人でもよく行っていましたが、赤ちゃんが産まれたらしばらくは観に行けないな、と思って何本か観た中の一つです。この作品の原作は学生の頃に流行っていて、まさか実写化されるとは思っておらず、また、キャストが染谷将太君をはじめ、それぞれのキャラに合っていて豪華だったので、観ようと決めました。

この作品はパラサイトという怪物が人間を食うというショッキングな話なので、胎教には良くはなかったかもしれません(笑)。ですが、人間とパラサイトが心を通わせたり、母の体を乗っ取ったパラサイトと主人公が戦ったりするなど見所が多々あります。また、まさかの深津絵里さんが出演しています。こういう作品に出るとは思わず、嬉しかったです。深津絵里さんが演じるキャラが人間の子を銃から守るシーンは、泣いてしまいました。自分が妊娠中だったから余計にかも知れません。

出産したら当分は映画館で映画を観ることはが難しくなります。妊娠中だと、何かあった時のため(気分が悪くなった時など)に準備は必ず必要にはなりますが、ぜひ映画を観に行くことをおすすめします。

恋愛映画

邦画・洋画問わずに恋愛ものを観た人も。涙なしでは観ることができないシーンがあっても、最後は前向きな気持ちになれる作品が好まれています。

しょうママ
30代後半

100回泣くこと

妊娠6ヶ月頃、安定期に入っていたので気分転換も兼ねて映画館に行きました。好きなアイドルグループのメンバーが出ていることもあり「100回泣くこと」という映画を観ました。

ストーリーも感動的で良かったのですが、大好きなアイドルが出ていることもあり気分良く観ることができたので、お腹の赤ちゃんにとっても良かったのではないかと思います。その映画のお気に入りのシーンは、熱で寝込んでいるヒロインを励ますために主人公が解熱の舞を踊る場面です。どうやらアドリブのシーンだったようで、感動ストーリーなのにクスッと笑える要素も入っていて印象的でした。

全体的には人を愛する気持ちや思いやる気持ちを持つことの素晴らしさを感じられる作品です。穏やかな作品ですので妊婦さんにもおすすめです。映画館は静かですしリラックスできますので、妊婦さんの気分転換には最適な場所です。念の為、マスク着用で行ってくださいね。

ななママ
20代前半

JUNO

私は妊娠4週のころから悪阻がひどく家にいる生活を続けていました。そんな中で、暇で時間をつぶすために私は映画を見るようになったのですが、妊娠3か月の時に見た映画がすごく気に入りました。

私が見た作品は「JUNO」です。この作品は16歳で子供ができた子のお話なので、自分も妊婦ですし境遇が重なるのではないかと思い見ることにしました。私が好きだったのは妊娠してしまったときの気持ちや、家族との葛藤などいろいろとあるのですがすべてにおいてマイナスに考えるのではなく、すべてをポジティブに変える点です。

悪阻真っ最中だった私はすべてがマイナスに思えてしまっていて、この映画を見たことでかなり楽になったと言いますか、もっと楽に考えてもいいんだなということが分かりました。妊婦さんにはすごくポジティブになれる作品だと思いますし、心温まる話でおすすめできます。

かなり映画は気分転換にもなりますし、私も悪阻など辛かったのですが映画鑑賞中はかなり楽になっていて、いい意味でいろいろなことを忘れられて集中できた時間でもありました。ポジティブなれるような内容の映画を見るのが良いですよ。

その他の映画

今回の体験談では、女性を中心に人気の「プラダを着た悪魔」や三国志をテーマにした「レッドクリフ」などを挙げてくれた人もいました。

ゆみママ
30代前半

プラダを着た悪魔

産後はゆっくり映画も観られないと思い、つわりの治まった安定期のころに映画鑑賞をしていました。

「プラダを着た悪魔」という映画があり、冴えない女性がミランダというキャリアウーマンのもとで能力を発揮し、後に自分らしくジャーナリストの道を歩んでいく話です。最後にミランダが微笑んでアンディが新しい道を選んだことを認めているシーンが印象的です。

その中で登場する女性たちの輝きぶりと、豪華な衣装は目の保養でした。妊娠中には同じような服は着られないけれど、また仕事に復帰したときに、同じくわたしも輝きたいと思わせてくれる素敵な作品だと思います。

妊娠中は長時間座るのがきついかもしれませんが、今しかできない気分転換として、映画鑑賞はオススメです。

ちまこ
36歳

レッドクリフ

長女がまだお腹にいた4ヶ月頃に、職場の同僚と一緒に「レッドクリフ」を映画館に見に行きました。

職場の福利厚生で映画代がタダになるので、「トニー、カッコイイ!」と女性陣で盛り上がって出かけたのですが、当時子供の付き合いで子供映画祭りくらいしか行っていなかった私には戦うシーンの音響がお腹に響きすぎ、前半で具合が悪くなってしまいました。しかも列の真ん中のほうに座っていたので、身動きが取れず。しばらく苦しみましたが登場人物のカップルが砂の上に字を書くアツアツのシーンで持ち直し、後半まで乗り切りました。

妊娠中に気分転換に映画館に行くなら、列の真ん中に座っちゃダメですよ。映画館内は座ってしまうと身動きしづらく、暑苦しくて具合が悪くなる人も多いので、つわりの時期は要注意!特に上映時間が長い映画は、気をつけた方がいいみたい。

レッドクリフは三国志を題材にした映画ですが、長い話の中で特に面白い場面をクローズアップしたストーリーなので、歴史が苦手なママでも楽しめますよ。ちなみにレッドクリフ・パート2は出産後に、パパとデートで連れて行ってもらいました。

妊娠中の映画選びのポイントは?

妊娠中の気分転換に、映画はもってこいのものです。基本的には自分が好きな作品を観ると良いですが、できるだけその時の自分の体調やお腹の赤ちゃんへの影響も考えたうえで、観る映画を決めることをおすすめします。

妊娠中の映画選びのポイントをいくつか見てみましょう。

リラックスして観ることができるもの

いい気分になっている妊婦さん

映画が良い気分転換になるためには、リラックスした気分で観ることが大切です。穏やかな気持ちで楽しく観られる作品を選ぶようにしましょう。

コメディタッチのものやアニメ、ハッピーエンドのものなど、鑑賞後「楽しかった」「素敵なストーリーだった」と思える作品が望ましいです。また、妊婦が主人公になっている作品も色々ありますから、そんな彼女たちから元気をもらうのも良いかもしれません。きっと、出産に向けての励みにもなるでしょう。

妊婦が主人公の作品には、次のようなものがあります。もちろん、この他にも色んな作品があるので、お気に入りの1本を探してみてください。

  • JUNO(ジュノ)
    16歳で妊娠してしまった女の子が主人公の洋画。10代の妊娠という重くなりがちなテーマをコメディタッチでポップに仕上げています。
  • ハラがコレなんで
    パワフルで個性的な妊娠9ヶ月のシングルマザーが主人公の邦画。クスッと笑えるヒューマンコメディです。
  • ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた
    不仲な夫との間に子供を授かった、天才的なパイ作りの才能を持つ女性が主人公の洋画。劇中に登場する美味しそうなパイにも注目の心温まる物語です。

ホラー映画やアクション映画などは避ける

元々ホラーやアクション系の映画が好きな人もいるでしょう。でも、妊娠中はそのようなジャンルをできるだけ避けることをおすすめします。

ホラー映画などは一般的に恐怖や不安感などの感情を引き起こす不快刺激とされていて、精神的ストレスの一因となります。(注1)

ママの精神状態はお腹の中の赤ちゃんにも伝わりますので、充分な注意が必要です。

映画館の場合は上映時間が短めのもの

映画1本の上映時間は、2時間程度のものが多いです。中には3時間などの長編映画もありますが、映画館で観る場合はできるだけ上映時間が短めのものを選ぶようにしましょう。

短時間で気分をリフレッシュできるものとしては、上映時間が約30分以内の短編映画もおすすめです。

長編映画は楽な姿勢でゆったりと観ることができる、自宅で鑑賞するのが良いでしょう。

邦画と洋画、どちらにする?

「邦画ばかり観る」「洋画のほうが好き」人によって好みは違います。だた、洋画の場合は字幕版と吹き替え版がありますので、観やすいほうを選びましょう。字幕が苦手な人は吹き替え版か、邦画が良いかもしれません。ストレスなく気楽に観られるものがベストです。

妊婦が映画を観る時の注意点:映画館編

映画館

せっかく映画を観るなら、映画館の迫力のある大きなスクリーンで楽しみたいもの。今回お寄せいただいた体験談でも圧倒的に「映画館に行った派」が多かったです。妊娠しているからといって、映画館に行ってはだめという決まりはありません。

ただ実際に映画館に行くとなると、心配なこともあるはず。映画を思いっきり楽しむためには、次のことに気をつけましょう。

体調の良い時に行く

当たり前のことですが、体調の良い時に行くようにしましょう。つわりが落ち着き、安定期に入った頃に映画館に行ったという人が多いです。体調が優れない場合は決して無理をせず、お出かけの日を改めることをおすすめします。

ポップコーンは控えめに

映画鑑賞のお供といえばポップコーンですが、塩分の摂り過ぎに注意しなければいけません。映画を観ながら次々と口の中へ放り込んでいると、気づかないうちにたくさんの塩分と摂ってしまうことになります。塩分の摂り過ぎはむくみの原因にもなりますから、極力控えるか、食べるとしてもSサイズにしておきましょう。

糖分の多い飲み物に注意

ポップコーンと同じように、ジュースなど糖分の多い飲み物にも注意が必要です。できるだけ糖分の少ないものを選びたいところですが、フレッシュジュースなどヘルシーな飲み物を売っている映画館は少ないかもしれません。ですから、こちらもSサイズにするか、自分で飲み物を持参するようにしましょう。

音が気になるなら後ろの席に

大きな音が気になって、妊娠中に映画館に行くことをためらう人もいます。臨場感あふれる音を味わえるのが映画館の醍醐味でもありますが、大きな音にびっくりし過ぎると具合が悪くなってしまうことがあるかもしれないですし、お腹の赤ちゃんも驚かせてしまうかもしれません。

あまり前の席に座ると、スクリーンを見上げるのも大変ということもありますから、音が心配な場合は後ろの席に座ると良いでしょう。

出入り口に近い席に

映画館ではできるだけ出入り口の近くに席をとったほうが、万が一気分が悪くなってしまった時トイレに行きたい時ちょっと体勢を変えたい時などにすぐ立てるので便利です。寒さ対策として、ひざ掛けなどを用意し体が冷えないようにしましょう。必要があれば、腰にあてる小さめクッションなども持参すると良いです。

妊婦が映画を観る時の注意点:自宅編

映画は観たいけど映画館に行くのは不安、またはつわりが長引き外出がままならない時などは、自宅での映画鑑賞をおすすめします。

自宅なら誰にも気兼ねすることなく、楽な体勢で映画を楽しむことができます。もし疲れたり、気分が悪くなってしまったりしたら、いつでも中断して好きなだけ休憩できる点が自宅での映画鑑賞の良さと言えるでしょう。

楽な姿勢で観る

映画館では周りの人にも気を遣い、体勢を変えたくてもなかなか変えにくいもの。自宅ならソファに寝そべって観るも良し、ゆったりと腰かけて観るも良しです。楽な姿勢で観るようにしましょう。

腰かけて観る時は足がむくまないように、足をのせて使うツールのオットマンやクッションなどを上手に利用すると、よりリラックスして観ることができます。

疲れたら休む

DVDやブルーレイを使った自宅での映画鑑賞の注意点の1つとしては、疲れたら必ず休むこと。自宅だからと安心して長編作品を休憩なく観てしまうこともあるはずです。でも、疲れたら小休憩を挟むように心がけましょう。場合によっては「続きは明日に」ということができるのも、自宅で鑑賞するメリットです。