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旦那の嫉妬に疲れたとき:嫉妬深い人の特徴と対応の決め方

旦那の嫉妬に疲れたとき:嫉妬深い人の特徴と対応の決め方

嫉妬深い夫の特徴は行動に表れます。連絡の確認、外出前の一言、子どもへの張り合い。それぞれに合う受け止め方と、自分が嫉妬してしまうときの整え方、わざと嫉妬させる前に試したい伝え方を具体的に解説します。

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旦那の嫉妬に疲れたときの対応:先輩ママの体験談15

お付き合いしている頃は、「他の男性と口をきかないで」と言われると嬉しかったかもしれませんが、結婚して子供が生まれ、年月が経つと、旦那様のヤキモチが面倒に感じることもあるかもしれません。

いつの日か仲良しのおしどり夫婦となれるように、旦那様のヤキモチとの付き合い方を整理してみましょう。ここで大切なのは、機嫌を取る技術を増やすことではありません。毎回対応しなくて済む形に変えていくことです。先輩ママ15人の体験談を読み解くと、疲れにくい対応と、続けるほど負担が増える対応がはっきり分かれていました。人生はまだまだ長いので、無理なく続く方を選んでいきましょう。

先に結論:対応は「毎回型」と「一度決めれば型」に分かれる

体験談を集めてみると、旦那様の嫉妬への対応は二種類に分けられました。この違いを知っておくと、疲れの原因が見えてきます。

毎回型は、その場ごとに機嫌を取ったり、言葉を選び直したりする対応です。テレビを見ながら発言に気をつける、その都度なだめる、聞かれるたびに説明する。効果はありますが、場面が来るたびに神経を使うため、積み重なると疲れます。

一度決めれば型は、生活の形そのものを先に決めておく対応です。飲み会は一次会で帰ると決めておく、子どもを寝かせたあとの三十分は二人の時間にすると決めておく、連絡が来たら聞かれる前に言うと習慣にしておく。最初に決めるだけで、その後は考えずに済みます。

疲れを減らしたいなら、毎回型を一度決めれば型に置き換えるのが近道です。この記事では、体験談の実例をこの軸で整理していきます。

旦那のヤキモチを上手にかわす方法

ふみさん

30代後半

飲み会は一次会だけ

会話をしている夫婦

我が家は主人と私、中1の息子と小5の娘の4人家族で、結婚して15年目になります。去年から子供たちの手が離れたこともあり、長く専業主婦を続けていた私も、平日の日中の数時間を外でパートするようになりました。

その頃から主人が私の外での様子を非常に気にするようになり、パート先での飲み会などに行こうとすれば、「男性社員も参加するなら行かせるのは不安だ」と素直に伝えてきます。長年専業主婦として家庭中心の生活をしていた私が、外の世界で恋愛関係になってしまうことを危惧しているのだと思います。

主人のヤキモチは少し鬱陶しいこともありますが、その反面、そこまで大切に思ってくれているとも言えるので、嬉しい気持ちもあります。主人のヤキモチを抑えるためにも、日頃からパート先であったことは詳細に話すようにしていますし、飲み会でもいつも一次会のみで早々に帰宅するようにしています。

あやみん

32歳

イケメン俳優をカッコいいと言わない

現在、旦那と4歳と1歳の娘2人の4人で暮らしています。私は家族団らんの時に見ているテレビ番組で、イケメン俳優が出てきても決して「かっこいい!」とは言いません。うっかり言おうものなら、すぐさま旦那の「俺とどっちがカッコいいんだ」「お前はあーいうのがタイプなのか」とヤキモチが炸裂するからです。

正直、こちらにそこまで深い意図も感情もない単なる感想に、そこまでヤキモチを焼かれるのは面倒以外の何物でもありません。付き合いたての頃なら「可愛い」とか思ったのでしょうが、結婚して5年も経つとそんな感情は皆無です。

ただただ面倒な対応に時間を取られるのも空気を悪くするのも馬鹿馬鹿しいので、どんなにイケメン俳優が出てきても「カッコいい」と言わないというのは、私の中で破ってはいけない暗黙のルールとなっています。

ちいママ

ちいママ

カップルのように過ごす

三人家族

私の家族は旦那さんと息子の3人家族です。結婚をして3年になりますが、2年の妊活を経てやっとわが子が誕生しました。私は息子を毎日溺愛し、息子に構っている時に限って旦那さんはよく私に話しかけてきます。

初めは「たまたまかな?」と思っていましたが、日に日に私に話しかけてきたり、スキンシップがすごく増えてきたので、「もしかして息子にヤキモチを妬いているのかな?」と思うようになりました。

ですが、私は旦那さんにそういうアピールをされ、「子供が生まれても愛されてるな」「なんだか子供が2人いる気分」と思いますが、なんだかその旦那さんの気持ちがとても嬉しいです。そんな旦那さんを放っておくのも可哀想なので、息子が寝ている時などにカップルの時のように過ごすようにしています。

げんまい

33歳

頼りになると言う

結婚して3年、今は子供も生まれ充実した毎日を過ごしています。私には幼馴染がおり、その中にはもちろん男の子もいます。家族ぐるみの付き合いであったため、両親もその男の子のことやその家族のことを知っています。

そのため、私の子供の頃の思い出話の中だけでなく、旦那が実家に遊びに来た時も、両親の話の中で、ちょくちょくその男の子の家族の話が自然と出てきてしまうんです。もちろん、今までその男の子と恋仲になったことはなく、友人というか兄弟のようにしか思っていません。

でも、旦那はその話になると少し複雑そうな顔になってしまいます。旦那曰く、その長い年月の関係が羨ましいと。確かにそうかもしれません。私も逆の立場だったら少しヤキモチを焼いてしまうかもと思います。

でも、私と旦那はこれからずっと一緒にいて、その幼馴染以上に長く関係を続けていくのだし、両親からしても幼馴染よりずっと頼りになる存在となっていくのです。それを言葉でそれとなく伝えるようにしています。特に幼馴染の話が出た後では多めに。効果はありますね。

そうまママ

40歳

スキンシップに付き合う

うちはバツ1同士の遅い再婚で、結婚してすぐ子宝に恵まれました。そのため、新婚生活というものはほぼ無かったのですが、お互い再婚なので、私は気にしていませんでした。その後、無事に元気な子が生まれて、私は当然かかりっきりになっていたのですが、夫は子育ての先輩のはずなのに、頼りにならない状態でした。

月齢が上がっていっても、夫はあまり子供と接することは無く、仕事柄、子供が寝ている時に出勤し、子供が寝てから帰宅する感じだったので、2、3日顔を合わせないこともざらでした。そのせいなのか、人見知りが始まった頃、夫の顔を見ては泣いて、抱っこも拒否したりと、「父見知り?」という状態になってしまい、私にひっついてばかりでした。

そのため、必要以上につかれてしまい、夫とのスキンシップもしなくなってしまって、夫が機嫌悪くなってしまいました。「子供ばかりだ」というので、当たり前だろ?と思いつつ、「仕方ないでしょ」と言うと、ウダウダ言うので、聞き流していました。

歳も歳ですし、再婚同士ですし、若い人たちの新婚生活的なものを期待されても…とちょっと困りました。ちょいちょい、そんな空気になり、そんな会話にもなってしまうので、たまにはスキンシップに付き合うようにはしています。それ以来、以前ほどは無くなったと思います。

ゆずママ

32歳

二人の時間を大切にする

テレビを見る夫婦

男の子と女の子の兄弟がいる4人家族で、結婚生活は6年を過ぎました。なぜだかうちの子供たちは、私にべったりくっついていることが多くなかなか離れません。ソファーなどに座っていても、私に2人が絡みついて取り合っています。そんな時、一人でソファーに座っている旦那は、「ママから離れなさい」と必死に説得しています。

あまりに離れないわが子に、大人げなく怒ったり機嫌悪くなったりします。どうしても子供が生まれてから子供が中心の生活スタイルになり、会話も子供のことばかりになってしまいました。

旦那は、言葉には出しませんが、さみしい思いをしているのかなと思います。ヤキモチを妬かれることは嬉しくもありますが、大人げなく子供を怒ったり、不機嫌になって子供や私にあたるのはやめてほしいです。なるべく、子供を早く寝かせ、二人の時間も大切にするようにしています。

にいまま

20代後半

「良いパパですよ」とフォロー

3歳の子供と夫の3人家族です。結婚して7年になりますが、まだまだ仲は良いと思います。我が家は共働きをしているので、日中、子供は保育園に預けています。その保育園の先生方は、皆さんとても優しくてすごく良い先生ばかりです。その中でも、週に2、3度来る体操の先生が親子でお気に入りです。

その先生は男性の先生で、他に男性の先生はおらず、なんだか新鮮だからかもしれません。一緒に身体を動かして遊んだり、ダンスしたりする、明るくて優しい先生です。先生が来た日は、子供と一緒に自宅に帰ってその先生の話をしています。そんな話を聞いていた夫は、ちょっとヤキモチを妬いたみたいです。

「自分も優しくしている」「自分も沢山遊んでいるのに」などと、ぼそぼそ言っている姿は、ちょっぴり可愛かったです。ヤキモチを妬いていたのがわかると、「あなたは子供と良く遊んでくれる良いパパですよ」と言ってフォローしたりもします。

まゆママ

29歳

少し甘える

旦那さん、私、息子5歳、娘2歳の4人家族です。結婚して5年目になります。旦那さんは、いつも私が子供2人とじゃれ合っていると、少しヤキモチを焼いているように見えます。

例えば、子供とキスしたりするのを見ると、「それはパパの~」と言ってきます。旦那さんのヤキモチは、愛されている証拠だと受け止めています。ヤキモチを妬いてくれることは楽しさでもありますが、子供が寝てからは2人になるので、会話をしてリラックスさせてあげたり、少し甘えたりして、夫婦の時間を大切にしています。

Ekm

40代前半

私の気持ちはよそへ行かないと言う

結婚して13年、40代前半の主人と、小学生の子供が2人います。趣味でテニスクラブに通っているのですが、どうも主人はそのテニスコーチに嫉妬しているようです。

毎週月曜日のレッスンに通っているのですが、日曜日のたびに「明日、テニスだよねー。コーチに気をつけてね!」と言ってきたり、レッスンが終わったら「お疲れ様です。コーチに変な事されなかった?」と必ずメールをくれます。

メールを見ると、心配してくれているのかなーと、いつもくすっと笑ってしまいます。結婚後、いつまでたっても気にかけてくれていると思うと嬉しく思います。「コーチには変な事なんてされていないし(当たり前なんですが)、私は絶対よそには気持ちは行かないから大丈夫だよ!」と言葉に出して伝えて安心させています。

まこママ

20代後半

旦那をしっかり甘えさせる

ヤキモチする夫のイラスト

私は旦那と息子が一人います。この子ができたときから旦那の様子がおかしいのです。結婚してまだ3年目なのですが、子供を身ごもったときはすごく喜んでくれました。私と旦那の子供ということで、名前を付けてくれたのも彼です。しかし、その後旦那の子供に対するおかしなところが目につくようになりました。

子育てを始めたときも最初はすごく力になってくれたし、子供の様子もよく見てくれていました。しかし、いつからか旦那は子供に私を取られたと思ったのか、すごく子供に対してライバル視するようになったのです。

ある時、私と息子が戯れているとヤキモチを妬いて拗ねてしまいました。最初はそんなところも「可愛い」と思ったものですが、「俺よりまこが好き?」と聞いてきたときはさすがに呆然としましたね。このヤキモチにはすごく困っています。

最近ではまるで子供が2人いるようで、ため息が出ます。ヤキモチが面倒なので、旦那にもしっかり甘えさせてあげて、バランスを取るようにしています。面倒くさいですけどね。旦那と息子を同じくらい甘やかさないといけないのが負担です。

りょうママ

30代前半

結婚生活が長くなればなくなるかも

結婚11年目、夫と小学4年生・1年生の子供二人の4人家族です。旦那と私は初めて付き合った者同士で、そのまま結婚しました。旦那は潔癖というか一途な人で、他の女性のことは見向きもしません。「嫁以外の女性を下の名前で呼ぶなんてはしたない」なんて発言で周りを苦笑いさせる人です。

私が中学時代の初恋の人の話をするだけで、露骨に無口になったりします。私も旦那以外の男性には気にも留めてないんですが、心配しすぎと思うこともあります。何もないのに心配することが分かっているので、ちょっと嘘をついてしまうことも。

歳の近い従兄弟と、久しぶりに街で会って二人で食事したことを、女の子の友達と会っていたことにしたり…。もっと結婚生活が長くなれば、ヤキモチを焼く気持ちも少しはなくなってくるのでしょうか。

うさぴょん

31歳

お休みの日は夫婦でデート

我が家は4人家族の、保育園に通う子供が二人います。主人と結婚し、7年目です。主人は、私と結婚前の交際している当初から、ヤキモチ焼きでした。下の子がまだ2歳で、手がかかるママっ子で甘えん坊です。

休日など、常にママにベッタリな日もあり、そんなとき、主人が子供に対し、「パパだって休みの日はママと居たいんだよ」と、まるで子供のように言っています。正直、子供に対してもヤキモチを焼くとは思っていなかったのですが、プラス思考に考え、愛されているなと思うようにしています。

数ヶ月に一度、子供たちが保育園に行き、主人が仕事が休みの日があります。もちろん、私も仕事を休みにしておき、そんな日は、夫婦でデートを楽しみます。主人も、日頃のヤキモチの我慢を発散できるようです。

すわん

35歳

お酒のつまみを用意する

洗面タオル

男の子が2人と夫婦の4人家族です。結婚して11年目です。長男が生まれたばかりの時、赤ちゃんの優しい肌を気にして、いつも長男のタオルはふかふかの新しい物を使っていました。

石鹸なども赤ちゃんの低刺激の値段も高い物を買ったり、とにかく赤ちゃん優先にしていました。ご飯を食べるようになったら、子どもが好きなメニューが多く、辛いものは一切食卓に出していませんでした。

あまりにも私が子ども優先で夫の事をおろそかにしていたので、とうとう「もう少しこっちの事も考えて欲しい」と言われてしまいました。言われるまで気付かなかった事を反省しました。男の人は子どもにもヤキモチを焼くんだなぁと思いました。今は子どもが寝たらお酒のつまみを用意したり、新しいタオルを夫用に用意したりと、夫が寂しく感じないように努めています。

こねこ

40代前半

他の男性をほめない

主人と子供3人の5人家族で、結婚して10年以上になります。主人はヤキモチを焼くのが恥ずかしいと思うタイプなので、これまで私が男優を見てかっこいいと言っても一切表情に表しませんでした。

しかし、私の勤めている会社では異性の同僚とチームを組んで仕事をしているのですが、その話をすると少しムッとしています。私の仕事のフォローをさりげなくしてくれてありがたかったとか、みんなが困っているときに場を和ませてくれて助かったとかいう話です。

主人とは社内恋愛で結婚したので、自分のときのことを思い出し、そこから恋愛感情に発展しないかヒヤヒヤするのだと思います。私は主人がヤキモチを焼いてくれるので、内心嬉しく思っています。しかし、主人の前であまり他の男性を褒め過ぎるのは良くないなと思い、控えるようにしています。

りんか

20代後半

聞かれる前に言う

主人と私、娘の3人家族です。結婚をして4年目になりますが、主人は昔からヤキモチ焼きの性格です。私は昔男性が多い職場で働いていたので、自然と男性と連絡を取ることが多くなり、それを主人はずっと快く思っていませんでした。

携帯メールの着信が鳴ると「男?」と頻繁に聞かれていたこともあります。特にやましいことをしたこともないのに、非常に疑り深い性格なのです。私は、束縛やヤキモチに関しては、「私のことを想ってくれているからだ」と捉えるので嬉しく思っています。

主人のヤキモチを少しでも抑えるように、メールが届くと「〇〇からメールだ」と聞かれる前にこちらから言うようにしています。ヤキモチを妬かれているうちが華だと思うので、今後も嬉しいと捉えたいと思います。

体験談15人分から見えた、嫉妬の対象の内訳

15人の話を、旦那様が何に対して嫉妬しているかで分けてみると、意外な傾向が出てきました。

もっとも多かったのは、自分の子どもに対する嫉妬でした。ちいママさん、そうまママさん、ゆずママさん、にいままさん、まゆママさん、まこママさん、うさぴょんさん、すわんさんの8人が該当します。半分以上です。

次が、職場や習い事など外の男性に対する嫉妬で、ふみさん、Ekmさん、こねこさん、りんかさんの4人。

三番目が、過去や身内の関係に対する嫉妬で、げんまいさん(幼馴染)とりょうママさん(初恋の人、従兄弟)の2人。そして、テレビの俳優に対する嫉妬があやみんさんの1人でした。

この内訳が示しているのは、「嫉妬深い夫」という言葉でひとくくりにできないということです。外の男性を気にする嫉妬と、自分の子どもに張り合う嫉妬は、起きている理由がまったく違います。ですから、対応もそれぞれ変える必要があります。

そして、対象によって手を打ちやすさも違います。外の男性への嫉妬は「情報を先に出す」で軽くなる場合が多く、子どもへの嫉妬は「時間の配分を変える」で軽くなる場合が多い。この違いを押さえると、無駄に悩む時間が減ります。

嫉妬深い旦那に共通する四つの行動パターン

性格を分析しようとすると答えが出ませんが、行動として見ると特徴はつかみやすくなります。体験談から浮かんだのは次の四つです。

ひとつめは、外出の前後に確認が入ることです。Ekmさんの夫は毎週レッスンの前日に声をかけ、終わったあとにも連絡をくれます。ふみさんの夫は飲み会の参加者を気にします。共通しているのは、行く前と帰ったあとという「見えない時間の両端」に確認が集まることです。

ふたつめは、連絡の相手を知りたがることです。りんかさんの夫は着信が鳴ると「男?」と聞いていました。中身を見たいのではなく、誰からかが分からない状態が落ち着かないという形です。

みっつめは、比較の言葉を出すことです。あやみんさんの夫の「俺とどっちがカッコいいんだ」、まこママさんの夫の「俺よりまこが好き?」がその例です。優劣をつけたいというより、順位を確認して安心したい形です。

よっつめは、態度に出るが言葉にしないことです。りょうママさんの夫は初恋の人の話が出ると露骨に無口になり、ゆずママさんの夫は言葉に出さないまま不機嫌になります。こねこさんの夫は「ヤキモチを焼くのが恥ずかしいと思うタイプ」と表現されていました。

四つのうち、対応の手間がもっとも軽いのは、実はひとつめとふたつめです。先に情報を出しておけば確認そのものが起きなくなるためです。厄介なのはよっつめで、言葉になっていないため何に反応しているのか分かりません。この場合は「何かあった?」と探るより、あとで触れる話し合いの持ち方に進んだ方が早く解けます。

疲れる対応と疲れない対応を並べてみる

体験談に出てきた対応を、冒頭で述べた二つの型に分けて整理します。

対応の内容負担の出方
連絡が来たら聞かれる前に相手を言う一度決めれば型習慣になれば考えずに済む
飲み会は一次会で帰ると決めておく一度決めれば型都度の交渉が消える
子どもを寝かせたあとに二人の時間をつくる一度決めれば型生活の型に組み込める
順位や気持ちを言葉にして伝えるやや毎回型言うたびに気力を使うが効果は続く
その場で機嫌を取り、なだめる毎回型場面ごとに神経を使い、蓄積する
話題や発言を避け続ける毎回型常に言葉を選ぶため気疲れが残る

この表で気をつけたいのは、毎回型が悪いわけではないという点です。あやみんさんの「イケメン俳優をカッコいいと言わない」は、本人が「暗黙のルール」と割り切っているため負担が小さくなっています。ルールとして固定してしまえば、毎回型は一度決めれば型に変わるのです。

反対に、負担が積み上がりやすいのは、その場の空気を読んで対応を変えているときです。まこママさんが「旦那と息子を同じくらい甘やかさないといけないのが負担です」と書いているのは、対応の量が固定されていないために起きています。

だから、疲れを減らす手順はこうなります。まず、よく起きる場面を三つ書き出す。次に、それぞれについて「うちはこうする」と決める。そして、決めたことだけをやり、それ以外は流す。対応を増やすのではなく、決めて減らすという順番です。

子どもに嫉妬されたときは、発達の話として共有する

体験談で最多だった、子どもへの嫉妬です。ここには、他の対応とは違うやり方があります。

ゆずママさんの子どもたちはソファーで母親を取り合い、うさぴょんさんの下の子は休日ずっとママにべったりで、そうまママさんの子は父親の抱っこを拒んでいました。これらはどれも、子どもの発達の上で自然に起きることです。

子どもは、身近な大人との信頼関係を土台にして、少しずつ外の世界に出ていきます。こども家庭庁が所管する保育所保育指針でも、乳幼児期は特定の大人との応答的な関わりを通して情緒の安定が育つ時期として位置づけられています。人見知りや後追い、特定の人にしか抱っこされない時期があるのは、その大人を安全の基地として確かめている段階です。つまり、ママにべったりなのは、パパが選ばれなかった結果ではなく、その時期に起きる発達の姿です。

なぜこの説明が有効なのでしょうか。子どもへの嫉妬は、「自分が後回しにされた」という受け取り方から生まれています。ところが、後回しにしているのは妻ではなく、子どもの発達段階がそうさせているのです。ここが伝わると、比較の対象が消えます。競争相手だと思っていたものが、期間限定の発達の一場面に変わるからです。しかも、この時期は必ず終わります。二歳ごろに強く出る後追いも、幼稚園や保育園に慣れるにつれて薄れていきます。終わりが見えている話だと分かれば、待つことができるようになります。逆に、終わりが見えないまま「子どもばかりだ」と感じ続けると、そうまママさんの夫のように不機嫌が長引きます。見通しを渡すことが、機嫌を取ることよりも効きます

伝え方は、責める形にしないのがこつです。

「今ね、この子はママにくっついてないと落ち着かない時期なんだって。園でもそう言われた」
「ふーん。いつまで?」
「三歳くらいで落ち着くみたい。それまでは順番待ちだね」
「順番待ちか」

ここで大事なのは、「あなたが我慢して」ではなく「今はこういう時期」という言い方にすることです。原因が夫婦のどちらでもないと分かると、責める気持ちが向かう先がなくなります。

そして、もう一歩進める方法があります。にいままさんは「あなたは子供と良く遊んでくれる良いパパですよ」と伝えていました。これは、比べられる立場から、必要とされる立場に移してあげる言葉です。子どもと張り合っている状態から、子どもに必要とされる役割へ視点を移すと、嫉妬の出番がなくなります。お風呂だけはパパ、休日の公園はパパ、といった専任の役割を決めておくと、この移動が起きやすくなります。

外の男性への嫉妬は、情報を先出しすると軽くなる

職場や習い事の男性に対する嫉妬には、共通する仕組みがあります。分からない部分を想像で埋めているのです。

りんかさんの「メールが届くと〇〇からメールだと聞かれる前にこちらから言う」、ふみさんの「日頃からパート先であったことは詳細に話す」は、どちらも想像する余地を先に埋めています。聞かれてから答えるのと、聞かれる前に言うのでは、同じ情報でも受け取り方が違います。後から答えると、確認されて答えた形になり、疑いが前提になります。先に言えば、共有した形になります。

先出しする内容は、細かくなくてかまいません。三つだけで足ります。誰と、どこで、いつ帰るかです。

たとえば飲み会の前なら、こう伝えます。

「金曜、パート先の飲み会。八人くらいで、男性も三人いる。九時には帰るね」
「わかった」

参加者に男性がいることを隠さないのが、かえって効きます。隠した情報が後から出てくると、そこが引っかかりになるためです。

ここで注意したいのが、りょうママさんが書いていた「ちょっと嘘をついてしまうことも」という対応です。従兄弟との食事を女友達と会ったことにしていたという話でしたが、この方法は短期的には穏やかに済んでも、長い目で見ると先出しできない情報が増えていくという負担を生みます。話せることを増やす方向に向けた方が、結果として自分が楽になります。

とはいえ、すべてを報告する必要はありません。伝える範囲は自分で決めてよいものです。目安としては、後から知られたときに気まずくなる予定は先に言う、それ以外は言わなくてよいという線引きが実用的です。

自分が嫉妬してしまうときの整え方

ここまでは嫉妬される側の話でしたが、逆の立場になることもあります。夫の職場の人との親しさが気になる、夫が自由に出かけられることが羨ましい、よその夫婦が仲良く見えて落ち着かない。こうした気持ちも、珍しいことではありません。

自分の中の嫉妬を扱うときは、感情の中身を分けてみるのが役立ちます。多くの場合、中には二つのものが混ざっています。ひとつは、相手への不安。もうひとつは、自分の状況への不満です。

たとえば、夫が飲み会に行くことが気になるとき。相手への不安が中心なら、確認できる情報を増やせば落ち着きます。ですが、実際には「自分は子どもと家にいるのに」という不満の方が大きい場合が少なくありません。この場合、夫の行動をいくら確認しても気持ちは晴れません。必要なのは、自分にも一人で出かける時間を確保することだからです。

言葉にするときは、相手を責める形にしないと通りやすくなります。

「行くのが嫌なんじゃなくて、わたしにも一人で出かける日がほしいの」
「いつがいい?」
「来月のどこかで、半日ください」

よその夫婦と比べて落ち着かないときも、同じ考え方が使えます。見えているのは相手の生活のごく一部で、こちらが知らない事情が必ずあります。比べる相手を外に置くと、比較は終わりません。比べる相手を、去年の自分たちにすると、話が前に進みます。去年より減っていることがあるなら、それを一つ戻せばよいのです。

わざと嫉妬させる前に、試したい伝え方

「もっと自分に関心を持ってほしい」と感じたとき、わざと嫉妬させて気を引く方法が思い浮かぶことがあります。ただ、この方法はおすすめしにくい理由があります。

嫉妬をきっかけにした関心は、不安を燃料にしているため長続きしません。一時的に相手の目が自分に向いても、次に同じ効果を出すにはもっと強い刺激が必要になります。しかも、体験談を見ると分かるように、嫉妬が強く出た家庭では、対応する側の負担も増えていきます。自分で自分の仕事を増やすことになります。

関心を向けてほしいときに効くのは、具体的な行動を頼むことです。気持ちの状態を伝えるよりも、してほしいことを一つ挙げた方が伝わります。

伝え方を比べてみましょう。

「最近わたしのこと見てないよね」と言うと、相手は自分が責められていると感じ、話が終わってしまいます。「今日、髪切ったんだけど気づいた?」と聞くと、その場は動きますが一回で終わります。「今週の土曜、二人でお昼だけ食べに行かない?」と言えば、予定として残ります。

体験談でうまくいっている家庭が共通して持っているのは、この予定として残る形です。うさぴょんさんの「数ヶ月に一度の夫婦でデート」、ゆずママさんとまゆママさんの「子どもを寝かせたあとの時間」、ちいママさんの「息子が寝ている時にカップルの時のように過ごす」。どれも、嫉妬をきっかけにせず、先に時間を確保しています。

すわんさんの話も同じ構造です。夫から「もう少しこっちの事も考えて欲しい」と言われたあと、お酒のつまみを用意し、夫用の新しいタオルを用意するようになりました。関心の表し方が、気持ちの言葉ではなく物と行動になっている点が続けやすいところです。

面倒さが重なってきたときの話し合いの持ち方

嫉妬への対応が続くと、「愛されている証拠」と受け止めきれない日も出てきます。ゆずママさんは「大人げなく子供を怒ったり、不機嫌になって子供や私にあたるのはやめてほしいです」と書いていました。ここは、受け流すのではなく伝えた方がよい部分です。

話し合いを持つときのこつは三つあります。

ひとつめは、その場では話さないことです。不機嫌が出ている最中は、どちらも守りに入ります。別の落ち着いた時間に、改めて持ち出します。

ふたつめは、性格ではなく行動を話題にすることです。「嫉妬しすぎだよ」は性格の話なので、相手は否定するしかありません。「子どもに向かって不機嫌になるのはやめてほしい」は行動の話なので、変えられる余地があります。

みっつめは、代わりの案を一緒に出すことです。やめてほしいことだけを伝えると、相手は行き場をなくします。「そのかわり、子どもが寝たあとは二人でお茶にしよう」と付けると、引き受けやすくなります。

実際の会話は、これくらいの短さで十分です。

「さっきの話なんだけど、子どもに向かって不機嫌になるのはやめてほしい」
「そんなつもりじゃない」
「うん、そうだと思う。でも子どもは自分が悪いのかなって思っちゃうから。そのかわり、寝かせたあとの時間は空けとくね」

そのうえで、話し合いを繰り返しても行動が変わらず、外出や連絡について自由が持てないと感じる状態が続くなら、二人だけで抱えなくてよい話になります。お住まいの自治体には、家庭のことや夫婦関係について相談できる窓口が置かれています。多くの市区町村では、家庭に関する相談を受ける担当課や、男女共同参画に関する相談の窓口が設けられており、電話での相談に対応している場合もあります。誰かに状況を言葉にするだけでも整理が進みますので、選択肢として覚えておいてください。

年月が経つと変わるのか

りょうママさんは「もっと結婚生活が長くなれば、ヤキモチを焼く気持ちも少しはなくなってくるのでしょうか」と書いています。この問いに、体験談は部分的な答えをくれています。

結婚15年目のふみさんの話では、妻が働き始めたタイミングで嫉妬が強まっています。年月ではなく、生活が変わったときに出やすいということです。妻が働き始める、子どもが生まれる、習い事を始める、職場が変わる。こうした変化のあとには、しばらく確認が増える時期があると考えておくと、慌てずに済みます。

そうまママさんは、たまにスキンシップに付き合うようになってから「以前ほどは無くなったと思います」と書いています。げんまいさんも、頼りになる存在だと言葉で伝えることで「効果はありますね」と述べています。変化のあとに一度形を作れば、そのあとは落ち着くという流れが読み取れます。

つまり、待っていれば自然に消えるわけではなく、変化のたびに形を作り直すもの、と捉えた方が実際に近いようです。作り直すといっても大がかりなことではありません。生活が変わった月に、二人の時間を一つ決める。それだけで足ります。

対応を増やさず、決めて減らす

旦那様の嫉妬に疲れてしまうのは、優しさが足りないからではありません。その場ごとに考えて対応しているからです。

やることは三つだけです。まず、よく起きる場面を書き出す。次に、それぞれの対応を先に決める。そして、決めたこと以外は流す。飲み会は一次会で帰る、連絡が来たら相手を先に言う、子どもを寝かせたあとは二人で過ごす。決まっていれば、その場で悩む必要がなくなります。

子どもへの嫉妬なら、機嫌を取る前に発達の話として共有してみてください。外の男性への嫉妬なら、誰と、どこで、いつ帰るかを先に伝えてみてください。自分が嫉妬してしまうときは、相手を確認するより自分の時間を確保する方が効きます。

15人の体験談を通して見えたのは、うまく回っている家庭ほど、対応が少なくて済む形を持っているということでした。頑張りの量を増やす方向ではなく、決めごとを一つ作る方向に、力を使ってみてください。