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旦那が汚い!離婚したいほど不潔な夫と仲良く暮らす方法

旦那が汚い!離婚したいほど不潔な夫と仲良く暮らす方法

旦那を「汚い」と思ってしまったあなたに、不潔な夫との離婚を考える前に試したい、夫婦円満で暮らすためのコツを解説します。

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旦那が汚い!イライラ!妻が離婚せずに不潔夫と仲良く暮らす方法【生理的嫌悪感への対処法】

深く愛し合って結婚したはずの旦那さまに、突然生理的嫌悪感を抱いてしまったことはありませんか?夫の行動や身だしなみに「不潔だ」「汚い」と感じてイライラしてしまう女性は多くいます。「仕方がない」と夫への嫌悪感をスルーできず、「私が潔癖症なのかしら…」と、夫への愛情と生理的嫌悪感との狭間で真剣に悩む女性も少なくありません。

特に、産後のホルモンバランスの変化や、育児によるストレスが原因で、それまで気にならなかった夫の不潔さが急に許せなくなるケース(産後クライシスの一側面)も増えています。

そこで今回は、妻がどんな部分に夫の不潔さを感じるのか具体的な事例をもとに、不潔さを感じてしまった夫と仲良く暮らしていくための具体的なコツ、そして夫婦円満を維持するためのコミュニケーション方法などについて、詳しくご紹介していきましょう。離婚という最悪の結末を避けるための建設的な対処法を見つけてください。

旦那が汚い!イライラは私が神経質だから?原因と妻の悩み

綺麗な畳みの部屋

一般的に、女性は男性よりも衛生観念が高い傾向があると言われています。特別な潔癖症ではない妻でも、「旦那に生理的嫌悪感を覚える」という悩みを抱えている方は非常に多いです。夫を「汚い!気持ち悪い!」と感じてしまう背景には、単なる個人の好みの違いだけでなく、生活習慣や育ってきた環境の違い、さらには女性側の身体的・精神的な変化が影響していることがあります。

旦那への生理的嫌悪感に罪悪感を抱いているあなた、本当にあなたが神経質(潔癖)なのが原因なのでしょうか?まずは、多くの妻が悩む、夫の「不潔だ」と感じる具体的なポイントを、身だしなみ・生活習慣・衛生観念の3つに分けて見ていきましょう。

1.身だしなみや体臭に関する不潔さ

これは、夫の体や衣類から発生する生理的な不快感です。特に、加齢に伴う体臭(加齢臭) や口臭、肌の手入れ不足などが原因となります。

 
   

ハーちゃん
31歳

 
 

肌のザラザラに我慢が出来ません

    汚い男性の背中のイラスト  

結婚3年目、1歳になる男の子のママです。つい最近、たまたま旦那に「腰が痛いから、シップを背中に貼ってくれ」と言われ、旦那の背中に触ったのですが、ブツブツ・ザラザラとした嫌な感触に気づいてしまい、鳥肌が立ちました。

 

それ以来、旦那が気持ち悪くてダメになってしまいました。お風呂もすごく早く上がるので、しっかり体を洗っていないのかもしれません。一旦気になりだすと、旦那のYシャツについた襟足のシミや、クローゼットの脂っぽい臭いまで気になってしまい、もう不潔さに我慢の限界です。

 
   

みいママ
34歳

 
 

子供への影響も気になる口腔衛生

    清潔な歯のイラスト  

実家の母には「くだらない」と言われますが、私は夫の歯が汚いことに我慢ができません。10ヵ月前に長男を出産した後、子供の健診で歯科指導を受け、「両親の虫歯菌が子供にうつることがある」と教えてもらいました。それ以来、会話の時などによく旦那の口元を見たら、歯に歯垢がついているのに気が付いて…。

 

今まで気にならなかったのに、どうして今になってこんなに気になるのかがわかりません。母は私を育児ノイローゼだというのですが、そうではありません。ただ夫が歯磨きを充分にしなくて、不潔なのが嫌なんです。夫は気難しいところがあり、正直気持ち悪くて離婚したいと思うこともあります。

2.生活習慣や片付けに関する不潔さ

これは、自宅での行動や家事のやり方、マナーに関する不満です。物を片付けない、使った後の後始末をしないなど、衛生環境を悪化させる行為に対してイライラが募ります。

 
   

みよ
28歳

 
 

ゴミの捨て方でイライラ…

 

結婚半年目の新妻です。旦那の不潔さにイライラしています。一緒に暮らしてみて初めて分かる相手のことって多いですよね。私の場合は、旦那のゴミの捨て方が我慢できません。

 

旦那はゴミが出たらゴミ箱にぎゅうぎゅう詰め込むだけで、部屋のゴミ出しをしようとしないんです。ゴミ箱が溢れそうになってもどんどん上に詰め込むだけで、横にこぼれても気にしないんですよ。結局いつも部屋のゴミを片付けてゴミ出しをするのは私の仕事。共働きで私だって疲れてるのに!

 

しかも、お風呂に入った時にも、湯船に浮いた自分の髪の毛はほったらかしであがってくるんですよ。私はお風呂場で自分の出したゴミは片付けて上がるのがマナーだと思っていますが、旦那に話すと「お前が神経質なんだよ」って…。最近は本当にイライラして、実家に帰りたくなっています。

 
   

ポッター
36歳

 
 

食べ方一つで大喧嘩に!

 

旦那とは一応恋愛結婚ですが、結婚前からどうしても許せないことがあります。それは彼の食事のマナーです。私は料理が好きなので、彩りや見た目を意識して盛り付けるのですが、旦那はそんなものどうでもいいらしくて、何もかもグチャグチャにして食べるんです。

 

冷やし中華もグチャグチャ、カレーもグチャグチャにかき混ぜてから食べます。カレーはルウとご飯を少しずつスプーンですくっていけば、最後までキレイに食べられるのにいくら言ってもやめません。最近は「パパだってやってるよ」と子供も真似するので、本当にやめてもらいたいです。

3.家庭内での衛生観念に関する不潔さ

これは、トイレやお風呂場などの使用方法や、実家との衛生観念の違いなど、生活の基盤となる衛生習慣に関するものです。

 
   

ひろみ
43歳

 
 

旦那のトイレの使い方が気持ち悪くて耐えられない

    掃除して清潔なトイレのイラスト  

私は結婚15年目の古女房ですが、旦那は新婚当初からトイレの使い方が汚くて…。新婚の頃はトイレにトイレットペーパーが落ちた時、拾わずに流して水をあふれさせたことがあります。その後も、トイレをマメに流さず、何度も詰まらせてあふれさせています。

 

もちろん使い方や掃除の仕方も教えましたが、旦那は汚した後を水拭きするだけで消毒もしません。そのため、いつ汚い状態にされたかわからず、トイレに入る度に不快です。

 
   

ケチャ子
41歳

 
 

旦那の実家が汚い(衛生観念の違い)

 

結婚して以来ずっと我慢をしていたのですが、私、旦那の実家の衛生観念が嫌なんです。お義母さんは「ごめんね、私ちょっと潔癖症なのよ~」なんて言うのですが、私にはそうは思えません。

 

なぜかというと、お義母さんは確かに食事の前の机は2枚の台拭きを使って念入りにキレイにしているけど、旦那の実家の人はみんな、食事中に使って汚れている箸を机の上に直置きして使うんです!私は母から、食事ときは必ず小皿や箸置きに箸をおくようにしつけられてきたのでビックリしました。

 

さすがに旦那は自宅では小皿に箸をおいて使っているけれど、実家に行けばお義母さん達と同じように、無神経に机に汚れた箸を直置きして使っていて、正直「汚いなぁ」って思います。

旦那が汚い!気持ち悪い!は産後クライシスかも…

それまでは許せていた夫の行動が、出産後に突然許せなくなり、「汚い」「気持ち悪い」 と感じるようになるケースが多く報告されています。これは、「産後クライシス」 と呼ばれる現象が原因である可能性が高いです。

産後クライシスとは、出産後2年以内に夫婦の愛情が急激に冷め、夫婦関係が悪化する現象のことを指します。出産後の女性は、女性ホルモンのバランスが劇的に崩れることに加え、子供を守りたいという母性本能が強く働くようになります。この変化により、子供や自分に近付く外部の脅威(菌や不衛生さ)に対して、非常に敏感で攻撃的になる傾向があります。

そのため、それまでは許せていた夫の不衛生な習慣やだらしない行動にも、「子供の衛生環境を脅かすもの」 として嫌悪感を抱きやすくなり、夫のことを「汚い、気持ち悪い!」と強く感じてしまうのです。これは一時的なメンタルの状態である可能性が高いため、夫婦関係を修復するためにも、この時期の夫婦の関わり方が非常に重要になります。

旦那が汚い!それでも夫婦仲良く暮らすための具体的な方法

草原でジャンプして記念撮影している仲がいい夫婦

出産後のホルモンバランスは時間が経過すれば元に戻り、メンタルも安定してきますが、一度芽生えてしまった夫への嫌悪感はなかなか消えない場合があります。産後クライシスを放っておくと離婚にまで発展するケースもありますので、早めに関係改善に向けて意識を切り替えていくことが大切です。

旦那さんへの嫌悪感を克服し、夫婦仲良く暮らしていくための具体的な方法を、「改善」「防衛」「意識」 の3つの観点からいくつかご紹介しますので、旦那さんと自分の性格に合った方法を試してみてください。

【改善】旦那の不潔な習慣を徐々に直してもらうためのコミュニケーション

夫の汚い習慣を改善してもらうには、自分自身の意識を変えることも重要ですが、夫に行動を変えてもらうための具体的な働きかけも必要です。大人である夫の長年の生活習慣を、頭ごなしの注意だけで変えることは難しいのが現実です。相手の立場を尊重しながら、徐々に自分が妥協できる清潔レベルにまで引き上げていきましょう。

徐々に旦那を「教育」する(リクエストを出す)

「きれいにしなさい!」という抽象的で攻撃的な言葉は通用しません。以下のコツを参考に、具体的で前向きなリクエストを出すことが成功の鍵です。

旦那の汚い習慣を改善するための効果的なコツ

  • 「○○して欲しい」と、具体的な行動で教える(例:「湯船から上がる前に、このネットで髪の毛を取ってね」)
  • 旦那が努力していることや、改善が見られた部分は具体的に認め、評価して褒める
  • 旦那なりのやり方があることを理解し、完璧を求めすぎない
  • 言いつけを守ってくれたら、必ずお礼を言って感謝を伝える
  • 自分と旦那の清潔さの妥協点を見つけ、無理のない範囲のルールを作る
ストレートに気持ちを話してみる
話をしている夫婦

いい大人に生活習慣を注意すること、特に面と向かって「あなたは汚い」と伝えるのにはとても勇気がいることです。「こんなことを言ったら嫌われてしまうのでは…」と心配になる気持ちもわかりますが、気持ちを伝えていかなくては、問題は解決しません。

あなたが我慢をしているだけが夫婦円満の道ではありません。角が立たない言葉を選んで、「私はあなたの○○なところが少し苦手だと感じるの」と、Iメッセージ(主語を私にする) でストレートに気持ちを伝えてみましょう。伝える際は、責める口調ではなく、相談するような姿勢を心掛けてください。

おしゃれな服や男性化粧品をプレゼントする

結婚前は身だしなみに気を使っていても、結婚して安定するとおしゃれ心をなくしてしまう男性も多いものです。ちょっとオシャレな服や、コロン、スキンケア用品などの男性用化粧品をプレゼントするのは、身だしなみや衛生観念に注意を払うきっかけになります。「自分を大切に、清潔に保つこと」を意識してもらうための、ポジティブな動機付けとして試してみる価値がありますよ。

【防衛】妻自身の心の負担を減らすための工夫

夫の不潔さにイライラする状況から、妻自身が心を守るための対処法です。

清潔そうな男性を褒めて意識を変えさせる
スーツを着ている清潔な男性のイラスト

テレビや雑誌などに出ているイケメンや、清潔そうな男性を引き合いに出して、「清潔な人ってステキね」「あの人の身だしなみは好感が持てる」と夫の前でやたらと褒めてみましょう。男性は競争心が強い傾向があるため、「俺だって!」と意識を変えて、妻が褒めた通りの清潔な男性に変わってくれる可能性があります。

物理的に空間を分ける(ゾーン分け)
生活用品の洗濯バサミ

どうしても夫の汚さが耐えられない場合は、家庭内で物理的に空間を分けることも有効です。例えば、夫専用のクローゼットや片付けを要求しない夫のテリトリー(部屋の隅など) を作り、妻が管理する清潔な共有スペースと分けることで、イライラを軽減できます。また、夫専用のトイレ掃除グッズを用意し、使用後にセルフケアを促すのも一つの方法です。

夫の実家は「異文化」として受け流す
鼻をつまんで我慢する女性

旦那の実家の衛生観念に対して不満を持つ妻は多いですが、同居をしているわけではなく、あくまでお客さんとして立ち寄るだけなのであれば、「育ってきた環境が違う異文化」 として割り切りましょう。自分に健康的な被害が無いように自己防衛だけして、不満を口にせず我慢してやり過ごすことをオススメします。実家での習慣は、夫本人の「マナーの基準」 に深く根付いていることが多いため、変えるのが非常に難しい領域です。

【意識】妻自身の心の状態のケアと見直し

自分と旦那の「清潔レベル」の妥協点を見つける

旦那の生活態度を不潔だと考えてしまうのは、あなたが非常にキレイ好きであるということも考えられます。キレイ好きであることは、家族を衛生的に保つための大事な能力の一つですが、相手に行為を強要しすぎると夫婦関係に問題が生じてしまうことがあります。

第三者から見て「潔癖症」 と感じるほどであれば、夫への改善は期待できず、あなた自身のストレスが増大します。例えば、ドアノブを除菌シートで拭いてから触る、常に手袋をしているなどの過度な潔癖行為は、夫婦や子供の教育面でも問題が生じる可能性があります。

まずは、「夫の行動は本当に不衛生なのか、それとも私の基準が高すぎるのか」 を冷静に判断しましょう。もし、極度に菌への不安が強い、日常生活に支障が出るほど清掃行為に時間を費やしてしまうなど、自分でコントロールできない状態にある場合には、心療内科やカウンセリングなど専門機関へ相談することを検討してください。強迫性障害などの可能性も視野に入れ、自己診断せずに専門家の意見を聞くことが大切です。

旦那の汚さに目をつぶらず夫婦関係を修復しましょう

愛し合って結婚した夫婦でも、もともとは生まれも育ってきた環境違う他人です。一緒に生活する中では、衛生観念の違いや、産後クライシスのようなメンタルの変化があったりして、突然大好きだった夫を「旦那って汚い!」 と感じて将来を悲観することもあります。

しかし、逆にいえば、これは夫婦の価値観を共有し、絆を強くするチャンスです。夫の嫌な部分から目をそらさずに、前向きに、かつ長い目で見て、円満な夫婦関係の維持に取り組んでみましょう。妻の努力と、具体的なコミュニケーション次第で、鼻につく生活態度や汚いと感じてしまう部分も、「許容できるレベル」 までうまく矯正していくことは可能です。夫婦関係の悩みを一人で抱え込まず、必要であればカウンセラーや専門家への相談も検討しながら、二人の幸せな生活を取り戻してください。

この記事を書いたライター
羽根田るみこ

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!