モラハラ妻の特徴とは?離婚を招く行動に隠れた心理や対処法5つ
夫婦は男女対等のハズですが、夫婦の力関係はそれぞれの家庭で違いますよね。亭主関白に恐妻家、どちらも決して間違いではないのですが、なかにはエスカレートして配偶者へのハラスメント(嫌がらせ)とも取れるモラハラが起きることもあるので、注意が必要です。
一昔前は、圧倒的にモラハラ夫が多かったのですが、最近は、モラハラ妻の割合が高くなっていますよ。
今回は、モラハラ妻の特徴、心理、モラハラ妻にしてしまう夫、モラハラ妻への正しい対処方法などについて、詳しくご紹介していきます。
モラハラ妻13つの特徴!いくつ当てはまる?
最近よく耳にする「モラハラ」とは、無視などの態度や暴言で相手を精神的に追い詰め、最終的には相手を自分の思い通りにコントロールしようとするモラルハラスメントの略語です。現代の家族は核家族が多く、なかなか夫婦の生活に他人の目が届きませんよね。
そのため、子供への影響を考えて離婚せずに妻からのモラハラに耐え、「妻が怖い」と怯えてうつ病や帰宅拒否症など心に大きな負担を抱えてしまう夫が増えているのです。そのように夫を追い詰めてしまうモラハラ妻には、どのような特徴があるのでしょう?
1常識を振りかざす
モラルハラスメントはその名の通り、常識を振りかざした嫌がらせをさします。社会において男女は平等ではありますが、女性は自分の得意とする家事や育児で夫の知識が足りないところに付け込んで、「そんなの、常識でしょ!」とか、「バカなの!?」と子供の前でも平気で夫を貶め、自分の好きなようにコントロールしようとするのです。
2悪いことは夫のせい
人間はときとして過ちを犯します。けれど、過ちや失敗は真摯に反省することで、次回の成功へつなげる貴重なチャンスとなりますよね。ところがモラハラ妻は、生活する上での過ちや失敗をすべて夫のせいにし、夫の心に芽生えた罪悪感を利用して、夫を自分の思い通りにコントロールしようとするのです。
3自分の非は認めない
モラハラ妻の最大の特徴は、絶対に謝らないところにあります。何をしても「あなたが悪い!」と言い張るケースもあれば、逆に弱々しい雰囲気を装って泣き続けるだけで話をはぐらかそうとするケースもありますが、いずれにせよ自分の非をとにかく認めない。そして、自分の悪い所をうやむやにしたまま、夫の過去の過ちを武器にして口撃してくるのです。
4外面が良い
モラハラ妻は夫に対しては非常識なほどの態度をとりますが、他人の目のあるところでは常識的で、外面は良いです。そのため夫がモラハラ妻に苦しめられていることは、端からはほとんどわかりません。外では愛想の良い、夫に対しても従順な妻を完璧に演じることができるので、夫は「自分が我慢すれば、家の中でもこういった態度になるかもしれない」と希望をあきらめきれず、言いなりになってしまうのです。
5夫に甘い面もある
モラハラ妻の恐ろしいトコロは、相手を追い詰める高圧的な態度だけではありません。程よく夫に甘えて、庇護欲をそそる可愛い女性であることを演出することも忘れない計算高さもあるので、夫は妻の良い態度と悪い態度のギャップに苦しみ、惚れた弱みからも妻に支配されてしまうのです。
6文句や指示が多い
女性は男性よりも不満を口にしやすい傾向がありますが、モラハラ妻は夫のやることなすこと、生活の全てに細かく指示したり、文句をぶつけたりしてきます。夫が何もしなければ文句、妻の言う通り行動しても文句…と、全てにおいて細かく指示し、頑張って言う通りにしてもダメ出しをするので、夫は自信を無くし、妻の言うことを聞かざるを得ない状況に追い込まれていきます。
7役割を押し付ける
今の世の中は男女平等が認められていて、「男のくせに」といういい方をしないよう気を付ける人が多いのですが、モラハラ妻は平気で「男のくせに」という言葉を口にして、夫に男性としての役割を押し付けます。こうして夫を洗脳していくことで、生活の中の全ては夫がしなくてはいけないという、誤った義務感を植え付けようとするのです。
8都合が悪くなると無視
相手を非難してコントロールしようとするのがモラハラ妻ですが、逆に夫にやり込められそうになったり、反論ができなくなったりした場合には、きっぱりと無視します。妻に無視され続けることで夫は疲労しますし、義両親が側にいようが、外出先で人目があろうが無視するので、最終的に夫が折れざるを得ず、夫が折れたことでさらに妻が優位に立ってしまいます。
9嘘つき
モラハラ妻にとって一番大事なのは、自分です。自分を守るためであれば平気で嘘をつくので、夫はその尻ぬぐい終われて、気が休まる時がありません。モラハラ妻のつく嘘のなかには、自分にとって都合の良い嘘から、自分をより有利にさせようとする被害妄想的な嘘などさまざま。そのため、夫はそういった嘘のフォローに疲労して、妻に対抗しようとする正常な判断能力を失ってしまいがちです。
10感謝をしない
モラハラ妻は基本的に、他人に対して感謝をしません。何かをしてもらって当然、自分にはそれだけの価値があると考えているからです。そして感謝の気持ちを夫に対して示さないことで、夫を「もっと喜ばせなくては」の言う焦りに駆り立てさせ、さらにコントロールをしようとしているのです。
11他人に厳しく自分に甘い
モラハラ妻は他人や夫に対しては容赦がないのですが、その反面自分には甘い傾向があります。そのため、「家計が苦しいから」といって夫の小遣いを減らしたのに、「我慢ができなかったの」と自分には高級は化粧品を買うなど、矛盾する行動に走りやすく、夫を振り回してしまいます。
12自分のポジションは絶対に譲らない
夫が妻の態度に我慢ができなくなり、抵抗しようとした場合、モラハラ妻は絶対に自分の優位な立場を譲りません。夫の立場を悪くしてまで自分の格付けを守ろうとするので、子供やママ友などに夫の悪口を拭き込んだり、逆に「夫のモラハラに苦しんでいる」という相談を持ち掛けたりするなど、騒ぎをおこすこともあります。
13実家にベッタリ
妻は親離れ、妻の実家は子離れが上手くできていないため、実家と妻がベッタリな家庭の妻には、モラハラ妻が多いです。子供の頃から親子の依存関係が強いため、妻自身の自己肯定感が低くなってしまい、幸せを感じにくく、感情のコントロールが難しくなっているため、夫にその気持ちをぶつけてしまうのです。
原因は何?モラハラ妻の心理
夫婦生活は本来、夫婦がお互いを支えあい、尊重し合って成り立っていくものですが、なぜ最愛の相手にモラハラを始めてしまうのでしょうか?そこには妻の意外な心の闇が隠れているのです。
夫の考えに従うと失敗する
付き合っている時や結婚当初は従順だった妻がモラハラをする場合は、結婚生活での失敗経験で「夫の考えに従うと失敗する」という心理状態になっている可能性があります。子供の頃から親の言いつけ通りに過ごしてきた、完璧主義で自己愛が高い人に見られることが多いです。
子供の頃から親の指示通りに動いているため、自分で物事を考え、行動し、失敗し、学ぶという経験が少なく、失敗は指示した親の責任とする生き方の癖が身についているため、結婚後も夫の考え通りにして上手くいかないと、夫の責任にして責めてしまうのです。
夫にもっと必要とされたい
自分の常識を振りかざしたいのではなく、常識を振りかざすことで夫を繋ぎ留め、夫に必要とされたいという心理のモラハラ妻もいます。夫にただ愛情を示しただけでは感謝されず、逆にひどい態度をとった時に自分を気にかけてくれた経験があり、そのことばかりを覚えているのです。
モラハラだとは思っていない
モラハラ妻の心理で一番厄介なのは、自分が夫に対している非常識な態度を「悪いこと」と思っていないという心理です。そのため、自分に対して罪悪感がなく、夫が苦しみ悩んでいても、「私のせいじゃない」という冷たい言葉を平気で口にできてしまうのです。
情けない夫と結婚してしまった…
現在は共働き夫婦が増え、夫婦の生活形態が多様化していますよね。ところが、昔ながらの夫の役割と妻の役割へのこだわりがある妻は、「夫なのに妻を養う甲斐性がない」という古風な価値観によって夫への敬意を失ってしまうため、夫に対して蔑む言葉を投げかけてしまうのです。
男女平等じゃない!
男女平等と当たり前に叫ばれる社会になり、昔は男女別々に授業を受けていた教科も、今では男女合同で行われるようになりましたよね。けれど、結婚後の家庭で男女平等かというと、実際は共働き家庭でも女性への家事や育児の負担がまだまだ大きいですよね。
また、小さな子供を子育て中の専業主婦でも、休日の旦那さんは寝てばかりなのに、自分は24時間365日休みなしで家事育児をこなしているという現状にイライラが募って、心理的も肉体的にも追い詰められていることも…。男女不平等へ抗議しているつもりの態度に歯止めがきかず、モラハラになっていることもあるのです。
原因は妻だけ?モラハラ妻の夫
モラハラ妻は妻側だけに原因があると捉えられやすいのですが、妻のモラハラととれる態度の裏には、夫の行動が問題というケースもあります。相手を傷つける発言は決して許されるものではありませんが、それ以前に妻が傷つけられて反撃にでているといった場合も散見されるのです。
モラハラ問題はあくまでも、夫婦二人の問題。夫も己の態度に問題がなかったかを考え、逃げずに妻と話し合うことで妻の対応が変わることもありますので、あきらめずにモラハラ妻に向き合っていきましょう。
復讐?
私は結婚5年目、2歳の娘のママです。
実は私、結婚した当初は夫から「家事が下手」だとか「愛想笑いもできないのか」とモラハラをされていました。そんな生活が2年ほど続いていたのですが、念願の娘を授かったところで夫の態度が軟化したのですが、今度は娘の扱いのことで、逆に私が夫を責めることが多くなってしまいました。
だって、夫って育児の楽なことばかり担当しようとしていたり、育児書で勉強もせずに私にばっかり質問してきたりして、うっとうしんです。心の中には、「以前私が受けていた時のように、夫も少し私の態度で嫌な思いをすればいいのに」という気持があるのも知れませんが、一度夫に文句をつけ始めると、止まらなくなってしまう面があって、自分自身が不安です。
夫の束縛に我慢できず
うちの夫は私より3歳年下なのですが、とても嫉妬深いです。私の携帯電話を見るのなんてしょっちゅうですし、服装チェックも厳しいです。私はそんな夫に我慢ができずに、「非常識だわ」とか、「妻を信用しない、ダメな夫」などとついつい口調で言ってしまうのですが、これっていわゆるモラハラでしょうか?
夫はそんな私の態度を見て、「反省した」とは言ってくれるのですが、しばらくすればまた口やかましく、私のことを束縛しようとします。
周りに相談をすると、「のろけている」とからかわれるのですが、誰にも理解してもらえず困っています。
頼りない夫にイライラして…
夫と結婚したのは、私が32歳の時。お互い良い大人でしたので、出会って1年もしないうちに結婚し、子供も生まれました。夫は息子をとても可愛がって、私のことも大切にしようとしてくれるのですが、方法が間違っているんです。
例えば、子供との約束を破って有料の乗り物に一度に何度も乗せたり、公共施設で子供と一緒に騒いだり、買い物を頼めば使わない物や超高級品を買って来り…。お蔭で子供への家庭教育が徹底できずに幼稚園でも注意されるし、子供の将来のために貯金したいのに、貯められません。
何度もお願いしたのですが話しをきちんと聞かず、行動も一向に改善しません。一人の大人として頼りに出来ない夫が子供にしか見えず、イライラしてひどく責めてしまうんです。これってモラハラでしょうか?
モラハラ妻をSTOP!5つの対処法
モラハラ問題は行為者が夫であれ妻であれ、エスカレートすると二人の健康や将来の生活、そして大事な子供にも大きな悪影響を与えてしまいかねない、深刻な問題です。「いつか治る」と希望を持つことは良いことですが、早いうちに改善していくことが必要ですよ。
2人の関係を悪化させずに、妻のモラハラを抑え込んでいくための対処法を5つご紹介しますので、自分や妻の性格にあった方法で生活を改善してみてくださいね。
1受け流す
モラハラ妻は自分を顧みることがありませんので、真面目に意見を返せばエスカレートするだけで、妻を戒める効果が期待できません。モラハラ妻は夫の反応を見ながら、夫をコントロールすることを目的にしていますので、妻の言動を心から締め出して、右から左へ受け流してしまいましょう。
無視や暴言といった対応に効果がないとわかれば、妻の態度も変わってくるかもしれませんよ。
2子供が傷つくことを伝える
夫婦に子供がいるのであれば、夫婦仲が上手くいっていないことが子供にどれだけの悪影響を与えるか、夫婦で話し合う機会を持つことも効果的です。もちろん夫婦間のモラハラは夫婦だけの問題ですから、子供の前で罵り合うようなことは言語道断。
モラハラ妻にとっても我が子は可愛い存在ですから、きちんとした話し合いの場を設けて、攻撃しあうのではなく、どうすればよい家庭を築いていけるかを話し合った方が、お互いにメリットが大きいことを伝えてみましょう。
3熱くならない
モラハラ妻への対応に夫が熱くなってしまうことは、既に妻の思い通りになってしまっている証拠です。男性は感情的になると女性にやり込められてしまいがちなので、モラハラ妻へは努めて冷静に、クールに対処しましょう。
「自分の妻」と考えると男性の責任感から感情が入り込みすぎてしまうので、心の中で一歩引いて、客観的に相手を見ることをおぼえると、妻にコントロールされずに自分の意見を上手に表現できるようになるはずです。
4妻に主導権を渡す
モラハラ妻は、文句を言っても肝心なことは夫に任せることが多いです。自分のやることに妻が文句を言ってきて困ってしまう場合には、「じゃあ、どうすればいいのか君が決めて」と妻に主導権を渡してしまいましょう。自分がアクションをすることを嫌がって、夫と前向きに話しをするように態度を軟化させてくれる可能性がありますよ。
5パニックになったら一旦離れる
もし妻のモラハラ発言に我慢ができなくて、必要以上にイライラしてしまったり、不安になってしまったりした場合には、とにかく一旦その場を離れましょう。いつでも言い訳に使える仕事の用事などを、あらかじめ用意しておくといいですね。
男性は妻にやり込められそうになると、プライドを守るために逃げることをしない傾向がありますが、妻の言葉から自分を守りつぎの話し合いの機会にチャンスをつなぐことも大事な対処法の一つですよ。
モラハラ妻に関する相談は、恐れず勇気をもって!
社会的に「男らしく、強く」と要求されて育つ男性にとって、妻から追い詰められていることは屈辱的で、誰にも知られたくないと考えてしまいがち。そのため身近な人に自分の置かれた状況を相談できない傾向があります。だからこそモラハラ妻の問題には周りが手を出せず、支援を受けにくいので、誰かに相談する勇気を持ってくださいね。
モラハラ問題をすぐに離婚に結びつける意見もありますが、間違っているやり方ではありますが、相手を自分の思うとおりにしたいというモラハラ行為も、愛情が引き起こす行動の一つです。妻の言動さえ変われば円満に生活していくことができる可能性も残されていますので、無理のない範囲で、夫婦で対話を持つ機会を持っていきましょう。