旦那と合わないと感じたら?先輩ママ15人の離婚回避と夫婦円満のコツ
結論からお伝えすると、「旦那と合わない」と感じること自体は、夫婦にとって珍しいことではありません。育ってきた家庭も、性格も、お金や時間の使い方の感覚も違う二人が一つ屋根の下で暮らせば、価値観のズレが見えてくるのはむしろ自然なことです。大切なのは、その違いをどう受け止め、どう折り合いをつけていくかにあります。
ここでは、旦那さんと合わないと感じながらも離婚を思いとどまり、夫婦円満の道を選んだ先輩ママ15人の体験談を紹介します。だらしなさ、お酒、お金、親との関係、育児方針、見たいテレビや音楽の好みまで、子育ての現場で実際に起きたすれ違いと、その乗り越え方が見えてきます。
記事の後半では、すれ違いをやわらげる接し方の工夫や、我慢で抱え込まずに相談先へつなぐ目安もまとめました。気になるところから読み進めてください。
合わない旦那との離婚を思い留まった奥さんの体験談
全く反省してくれない夫
私は夫と結婚して今年で13年目です。その前から5~6年ほど同棲生活をしていたので、夫とはとても長い付き合いになります。
夫は私よりも1歳年下で、大学時代に同じクラスメイトとして知り合いになりました。
夫の性格は温厚で優しいのですが、一緒に生活しているとやったらやりっぱなしだったり、服は脱いだらその場に置きっぱなしと言う感じでとてもだらしがないのです。
私は極端にきれい好きな方ではないですが、部屋の中は居心地が良いように整理整頓しておきたいですし、夫のだらしない性格が理解できません。
先日も夫が仕事前の朝シャン後、シャワーをきちんと閉めていなかったらしく、お昼頃に私が気付くまでずっと水がポタポタと漏れていました。
トイレも使って汚れたらそのままですし、テレビも見たまま寝てしまうので、その後始末をしなくてはいけない私は、結構ストレスが溜まってしまいます。
何度夫にお願いしても全く直す素振りもありません。
夫は長男と言う事もあり小さい頃からとても可愛がられて育った様で、実家に遊びに行くとお義母さんが甲斐甲斐しく夫の事を気にかけています。
そんな環境が今の夫の性格を作り上げたのだと思いますので、簡単に直るようなものではないなと感じています。
だらしのない性格以外では優しくて良い夫だと思うので、私の方もあまり夫に大きな期待をせず、ストレスをためない様に付き合っていく事が大切だと思っています。
お互いの家族も大切にしたい
私は自分の親も旦那の親も、イベントとかにはプレゼントしたり、連絡も頻繁に取り合いたいと思っていますが、旦那はそれを面倒くさいといいます。
しかも、息子の初節句に両家の親を呼んで息子の成長をお祝いしたかったのに、旦那はいつも親に会いに行ったりもしてるのにわざわざ必要なの?と。
私は孫を大切に思ってくれる親への恩返しが出来ず、残念な気持ちになりました。
旦那いわく、俺の親はイベントごととか気にしないから構わなくていい、というスタンスのようです。
でも、そんな旦那の親ですら、孫が産まれてからは我が家に遊びに来てはプレゼントなどを買ってきてくれし、イベントごともしっかりしてくれます。
それでも無愛想な旦那に、私が合わせなければ彼の機嫌が悪くなるので、私と子どもだけ両親に会いに行ったりしてやりとりをするようにしています。
多分旦那の考えは変わらないので、私だけで親孝行しようと思っています。
常に最悪の状況を考える旦那にうんざり
どうしても旦那と合わないと感じている事は、すぎた事をとやかく言う事です。
私は終わった事に対して、「仕方ない」で済ませることができるのですが、旦那はなぜそうなったのか、何がいけなかったのか、次同じ失敗しないためにどうできるか、等を細かく考えるタイプです。
すごく細かいどうでも良い事でも考え込むので、本当に面倒くさいです。旦那と合わないなと思う理由は、私が大雑把のO型で、旦那は神経質なA型だから。
一番困っている事は、子育ての事に関しては特に厳しいというか、細かい点です。
常に最悪の状況になったら、と考えているようで、危険な状態が絶対に起こらないようにしておかなければならない事です。
私も子育てや家事で疲れている事が多いので、あまり旦那の意思に完璧に合わせられませんが、なるべく家族の居心地が良いようにしたいので、旦那に合わせる方が良いのかなと思います。理想はお互いがそうなれば良いですけどね。
お酒好きなのはいいんだけど…
結婚から何年たっても分かり合えないこと、それはお酒の飲み方です。
主人はそれはそれはお酒が大好きです。もちろん私もお酒が好きなのですが、結婚当初、出産を翌月に控えた車内での会話を今でも忘れることができません。
「今はいいけど、出産予定日一週間前くらいになったら禁酒してくれる?」とお願いしたところ、「いや、それはできないな」と一言。
陣痛っていつ来るかわからないし、酒飲んだ後だと車でクリニックまで行けません。初産でこれから何が起きるか不安な中でのこの言葉。
結果酒を飲む前に陣痛が来たから問題なかったものの、このことは一生忘れません。
それからも、私の飲みたいタイミングと主人の飲みたいタイミングも合いません。
休みの日は子供が寝てから、二人ソファーでいろいろ語り合いながら、ワインでも飲みたい願望は叶うこともなく、日々過ぎています。
私の願望を言っても、もう無理なのでしょうね。
見たいテレビが本当に合わない!
私がどうしても旦那と合わないと感じていることは見たいテレビです。これでいつも喧嘩になるのです。
私は映画やドラマやスポーツが大好きで、そういうテレビを中心に見るのですが、旦那が見るのは電車の旅など淡々とした感じの旅行番組やお笑いです。
私が好きなジャンルのテレビに旦那は興味が無く、逆に旦那が好きなテレビに私はまったく興味がありません。
一度は私が見ていたドラマを「つらまん」と言った夫に勝手に変えられて大ゲンカしました。いい所で勝手に変えられて、1週間くらい口を利きませんでした。
これをきっかけに「旦那とは合わないなぁ」と思っています。合わないのは趣味趣向が違うからでしょう。
旦那と見たいテレビが合わないからといって、常に別の部屋でテレビを見ているというのは困りますね。二人でコミュニケーションするときがあまりなくなりました。
これは、どちらかが折れて相手に合わせないといけないかもしれないと思っています。このままではこの先が心配です。
こっちが折れるべきか、どうにかしてあっちに折れてもらうかで悩んでいます。
お互い譲れないからその間をとると…
どうしても夫と合わないことと言えば「音楽の趣味」。もともと付き合ってる時から、なんとなく合わないなとは思っていました。
その頃、私はハードロックにハマっていたのすが、ウチの夫は・・・といえばバラード系の音楽を好んで聴いていました。
でも、特にその頃は二人で音楽を聴くということも殆どなかったので、問題になることもありませんでした。そしてそのまま結婚して子供が生まれて・・・。
それでもまだ、その頃はたまに乗る車の中で流れる曲と言ったら子供向けの曲だったので、その時もそのままスルー。
ですが、さすがに子供たちも大きくなり、私たち夫婦2人で行動するようになることが多くなってくると、なかなかこれが問題となってくるのです。
夫と一緒に車で買い物とかドライブというと、必ず夫は何かしら曲をかけます。最近の夫の好みはカントリー系。正直、私はまったく興味のない分野です。
最初は仕方なく聴いているのですが、だんだんどれも同じ曲に聞こえてきて、そして絶えられなくなってくるのです。
途中、夫に頼んで今度は私好みのジャズに換えてもらいます。ですが、度は夫が耐えられなくなってイライラし始めるのです。
そのため、最初は楽しかった筈なのに、いつの間にかイライラしたドライブになってしまいます。
で、最近だした結論としては、2人も一歩も譲れないので音楽を止めて、夫婦で仲良くトークタイムとなりました。
室温で意見があわないのは夫婦として致命的
私がどうしても旦那とあわないと感じることは、寝る時の部屋の温度です。
私はできれば暖房や冷房を使用したくない方です。それは部屋が異常に乾燥したり、冷房で冷えすぎて寒気を感じるのが嫌だからです。
また、そのように感じた時に眠りを中断して部屋の温度を調整するということも嫌でした。
しかし旦那は、冬は暖かく、夏は涼しく眠りたいというタイプなのです。こうなると致命的ですよね。
結婚してから子どもが出来るまでは、この寝る時の室温の食い違いから夫婦の寝室は別でした。それは私が看護師で夜勤をして夜中に帰ってくるという理由もありましたが。
その間に、部屋が別室で困ったことは一度もありませんでした。しかし、子どもが生まれてからは、また夫婦同室に。それはお互いが譲歩して、お互いの希望に合わせるのではなく、子どもに合わせると決めたからです。
夫婦同室になり、夜泣きがひどい時は二人が交替であやすなど、様々なメリットが生まれました。そのためにお互いに合わせて良かったと感じています。
非社交的な旦那と合わない
私が旦那とどうしても合わないと感じるのは、旦那があまりに非社交的だということです。
例えば私は友人などを家に招いたり、友人と遊びに行ったりしたいのですが、旦那はあまりそれを好ましく思っていないよう。
旦那が出かけないのに私ばかり出かけているようなシチュエーションが何度かあると、合わないなぁ~と感じます。
やはりもともとの性格が違うのかな、と思ったりはします。私が友人を家に呼ぶとあまりいい顔をしない(かといって外出が続くとあまりいい顔をしない)ので困っています。
もう少し社交的な人だと思っていたのですが、結婚前は多少無理をしていたようです。
旦那が私に合わせてくることはないと思うので、私が多少我慢して旦那に合わせて、お出かけなどをちょっと減らすのが、平和的に夫婦生活を継続していくために必要かなと感じてはいます。
トイレトレーニングだって言ってるでしょ!
私と主人。これ合わないわ~と思うのはトイレトレーニング問題です。
2歳の娘はただいまトイレトレーニング中です。いきなりパンツにするのはいろいろなことを考えても難しいので、トレーニングパンツをはかせています。
トイレでおしっこができるのですが、自分から行く状態ではありません。こまめにこちらからトイレに誘わなければなりません。
主人がお休みの日、私は家事に忙しいときには主人にトイレトレーニングをお願いしています。でも、スマホやテレビに夢中になって娘をトイレに誘うということをしません。
気が付くともうおむつで用を足しています。主人は「自分でトイレに行くって言うまで放置をしておけばいい」という考え方。
それに対して私は「まだ自分で行くという感覚がないので、こまめにトイレに連れて行って練習をする」という考え方。主人の放置型と私の誘い型で全く異なります。
子どもは自分でトイレができると本当に大喜びです。すごく達成感があるようです。
結局は自分の都合を優先したいがための放置型。私は子どもができるようになったという達成感やパンツがはけるようになる満足感を早く感じてほしいのです。
本当に考え方が違うし、きっとこの先もこういうことが連発するのだろうな、どちらかがあきらめて折り合いをつけなくちゃいけないのかなと考えている日々です。
育児の考え方が合わない
母親である私は子供が産まれてから、生活のほとんどが子供中心にまわっています。
ところが、父親は自己中心的という根本的な違いからなのか、私がお風呂や買物に行く時に旦那に子供の面倒を頼むと、子供が起きているにもかかわらず平気で昼寝をします。
こっちは夜泣きなどで寝不足でどんなに眠くても、子供に何かあってはと思いもちろんそんな事はできません。
育児をしていて1番大変なのが、こどもや自分が体調を崩す事なので、私は自分の体調管理には日々気をつけています。
でも、旦那は風邪をひいているのに飲みに行き、平気で裸のままソファで寝て、その結果風邪をこじらせます。
もちろん次の日は体調が悪いので、子供が遊ぼうと誘っても相手ができません。
そういう姿に耐え兼ね、先日話し合いをしましたが、旦那の結論は「母親と父親の育児の熱量の違い」という事でした。
それを言われてしまったらそれ以上の結論がないので、諦めて多くを求めるのをやめるのが1番なのかなと、納得せざるをえません。
ケチすぎる夫との価値観の違い
お金に対する価値観が、主人とはどうしても合わないと思います。
もともと二人とも倹約家なのですが、私は大事なイベントではお金を出し惜しみしたくありません。しかし、主人はどのような場面でもケチです。
新婚旅行でご飯を食べるときも、私は現地の有名なレストランを予約したかったにもかかわらず、主人の希望で毎回10ドル以下のプレートランチを食べました。
また、私が家族や友人に買うお土産にさえ、「もっと安いのがあるよ」と文句を言います。
おそらく、家庭環境の違いが合わない理由だと思います。主人の両親は全く貧しくないのにとにかくお金を出したがらず、根っからのケチです。
結婚準備のお金は私の家でほぼ負担しました。その中でも一番困ったのは、海外挙式の会場決めでした。
主人は教会じゃなくて安い会場で良いと主張したのですが、どうしても私は式を挙げたい教会があったので、激しくぶつかり結局私の意見が通りました。
主人と結婚してから本当に無駄遣いしなくなったので、基本的には主人にお金の価値観を合わせたいのですが、子どもの教育などどうしてもお金を使いたい場面では、私の価値観も主張したいです。
子供に対して注意しない夫
旦那さんとどうしても合わないと感じる時は、子供が約束を守らなかったり、いたずらをしてしまった時の親の子供に対する怒り方です。
例えば、公園の遊具やショッピングモールのオモチャ売り場で、同じくらいの年齢の子供が自分の子供より先に並んでいるのに、自分の子供が順番を守れなかったり、お友達のオモチャを取ってしまうことがあります。
そんな時、私は子供に対し少しきつめに怒りますが、旦那さんはあまり怒りません。
私と旦那さんが一緒にいる場合は私が子供を怒るので、その遊具やオモチャを取られた子の親にも同時に謝っています。
でも、私が一緒にいない場合、そのような場面にあった時に、遠くから旦那さんの様子を見ていると、自分の子にも相手の子にも親にも何も言わない旦那さんを見て、とても困りました。
子供同士で解決させるという考えは良いと思いますが、やはり親が一言声をかけることも重要だと思うので、旦那さんにもそういった場面の時には注意してほしいと思っています。
テレビは旦那がいない時に楽しむ
旦那と合わないのは笑いのツボです。一緒にお笑い番組などを見ていても全然違いますし、理屈っぽいのでイライラします。
旦那といておもしろいと思ったことがほとんどありません。1番困るのが感情を表に出さないことです。
何を考えているのかいまだにわからないことが多く、一緒にいてもおもしろくないです。楽しくないとはまた違うんですけどおもしろくない…。
外見も全くタイプではなくて、結婚するときはすごく好きだと思っていたのに、いまはよくわかりません。
なので、今はリビングと子供部屋でそれぞれ別のテレビ番組を見ています。子供達とは笑いのツボが合うし、何も考えずにゲラゲラできるので大変楽です。
なので、旦那がいない時に録画したドラマを見るなどしています。
親への絶対服従が理解できません
旦那は仕事でもそれなりに指導する立場で、責任を背負う業務をこなしているので、きちんと言うべきところは言う人です。
そこは尊敬できる点なのですが、自分の親に関しては絶対服従なのが、私にとって理解不能です。
旦那の実家は飛行機で帰る距離にあり、帰省は年1回くらい。今年は夏休みに帰省予定ですが、それについても子供の習い事の予定などを考えて日程を組みました。
ところが、義実家から「いや、○日の方がよい」「泊まる旅館はここが良い」など、すべての予定に関してクレームが入り、またそれに合わせて旦那は素直に予定を組みなおしています。
絶対にそれに対して口答えをするということがありません。
私だったら自分の両親なら「子供の予定で決めたいから」「子供が楽しめるところに連れて行ってあげたいから」と、両親の言うことを全部が全部聞くことはありません。
今は波風立てるのもと思い、年1の帰省だから我慢ができますが、将来仮に同居や近居なんてことになったらきっと黙ってはいられません。
育った環境なのか、親の威厳の差なのか、理解できないことが多いです。
育った環境の違いで衝突が多発!
私は核家族で育ち、主人は三世代の大所帯で育った違いもあり、結婚後は衝突することが増えました。1番、衝突するようになったのは、子供が生まれてからです。
上の子は女の子なのですが、主人は本家の長男ということもあり、主人の家族からは出産後すぐに次は男の子をと切望されました。
主人も主人で長男は大切だと育てられたためか、男の子が欲しいと言い始め、かなりの論争になりました。
更に、男の子が生まれたのですが、それからも事あるごとに義理家族が口を挟むようになりました。
そこでも、主人は当初は全く私の味方にもならず、夫側に合わせるべきだの一点張りでした。
しかし、このままでは私も息が詰まってしまうし、何よりも子供たちに良くないと思い、泣きながら主人に訴えました。
主人も、私のただならぬ雰囲気を察知したのか、それからは義理家族と少し距離を取り、私達家族を1番に考えてくれるようになりました。
今でも、昔風の考えは抜けないことも多いですが、以前よりはだいぶ私の意見も聞き入れてくれるようになりました。
どちらか一方が合わせることはストレスが多大になりますが、お互いに話し合い折り合いの良い方法を探ることは大切だと思いました。
「旦那と合わない」と感じる夫婦に共通する3つの背景
体験談を読むと、合わないと感じる場面はバラバラでも、その奥にある原因は似通っていることに気づきます。すれ違いの正体が見えると、相手を責める気持ちが少しやわらぎ、対応の糸口がつかみやすくなります。
育ってきた家庭環境の違い
お金の使い方、親との距離感、家事や片付けの基準は、多くが育った家庭でつくられます。だらしなさや義実家への向き合い方で悩む声が多いのも、自分の「当たり前」と相手の「当たり前」が違うだけ、というケースが少なくありません。どちらが正しいかではなく、育った背景が違うと捉え直すと、感情的なぶつかり合いを減らせます。
性格・気質の違い
慎重で先回りして考えるタイプと、その場で割り切れるタイプ。感情を出す人と、出さない人。こうした気質の差は、長所と短所が裏表になっています。慎重さは家族を守る力にもなり、おおらかさは家庭の空気をやわらげます。合わないと感じる部分こそ、見方を変えると補い合える部分でもあります。
ライフステージの変化
子どもが生まれると、生活リズムも優先順位も大きく変わります。これまで表面化しなかった価値観の差が、育児や帰省、お金の使い道をきっかけに一気に見えてくるのは自然なことです。「最近になって急に合わなくなった」と感じるときは、相手が変わったのではなく、暮らしのステージが変わったサインと捉えてみてください。
価値観が合わない夫への接し方 NG例とおすすめの言い換え
同じ不満でも、伝え方ひとつで相手の受け取り方は大きく変わります。子育ての現場では、相手を変えようとするより、自分の伝え方を少し変えるほうが早く前に進むことが多いものです。よくある場面別に、避けたい言い方と、円満につながりやすい言い換えを整理しました。
| すれ違いやすい場面 | つい言いがちなNGワード | 円満につながる言い換え |
|---|---|---|
| 家事や片付け | 「何度言ったらわかるの」 | 「ここを一緒にやってくれると本当に助かる」 |
| お金の価値観 | 「ケチすぎて理解できない」 | 「ここは私も大事にしたいから相談させてほしい」 |
| 親・親族との関係 | 「あなたの家は非常識」 | 「我が家のことは二人で決めたいと思っている」 |
| 育児方針 | 「育児に無関心すぎる」 | 「この場面ではこう声をかけてほしい」 |
| 趣味・テレビ | 「その趣味、つまらない」 | 「お互いの時間も楽しめるようにしよう」 |
ポイントは、主語を「あなた」ではなく「私」にすることです。「あなたが悪い」と責めると相手は身構えますが、「私はこうしてほしい」「私はこう感じた」と伝えると、相手も耳を傾けやすくなります。
タイプ別・合わない夫とのつき合い方
体験談に多かった悩みを4つのタイプに分けて、無理なく続けられる向き合い方をまとめました。すべてを完璧にこなす必要はありません。今の自分にできそうなものから試してみてください。
だらしなさ・生活習慣が合わないとき
「直してほしい」を全部伝えると、相手も自分も疲れてしまいます。どうしても譲れない一つか二つに絞って具体的にお願いし、それ以外は期待値を下げると、ストレスがたまりにくくなります。やってくれたときに「ありがとう」と一言添えると、行動が続きやすくなります。
お金の価値観が合わないとき
金銭感覚は育ちの影響が大きく、すり合わせに時間がかかります。日常の細かい出費で言い合うより、「子どもの教育」「家族の記念日」など、お互いが大事にしたい使い道を先に共有しておくと、いざという場面でぶつかりにくくなります。
親・親族との関わり方が合わないとき
義実家との距離感は、夫婦どちらかが我慢し続けると不満がたまります。「我が家の予定は二人で決める」という基本ラインを夫婦で先に決めておくと、板挟みになりにくくなります。相手の親を否定するより、家庭の方針として伝えるのがコツです。
育児方針が合わないとき
叱り方やしつけの考え方の違いは、子どもが混乱しないよう、最低限のルールだけ夫婦で合わせておくと安心です。細かいやり方は任せる部分を決め、危険なことや人を傷つけることなど「ここだけは共通」という線引きを共有しておきましょう。
我慢で抱え込まないで――相談先に頼る目安
ここまで紹介してきたのは、あくまで価値観や生活習慣のズレに対する向き合い方です。一方で、「合わない」の中には、我慢して合わせること自体が心や体を追い込んでしまうケースもあります。次のような状況は、夫婦の努力だけで抱え込まず、早めに外の力を借りてほしいサインです。
- 暴力や、物を投げる・壊すといった威圧的な行動がある
- 人格を否定する言葉や無視が続き、自分を責めてしまう
- 生活費を渡さない、自由にお金を使わせないなど経済的に追い詰められている
- 気分の落ち込みや眠れない状態が続き、日常生活がつらい
- 子どもの前での激しい言い争いが繰り返されている
とくに、子どもの目の前での暴力や激しい暴言は、子ども自身への心理的な影響が大きいことが知られており、こうした面前での行為は子どもへの虐待にあたると整理されています。「夫婦のことだから」と一人で抱え込まず、状況を整理するためにも第三者に話してみてください。
身の危険や心身の不調を感じるときは、配偶者からの暴力に関する相談を受け付けている公的な窓口(配偶者暴力相談支援センターや、全国共通の相談ナビ)に連絡できます。気持ちの整理がつかないときは、自治体の家庭・女性相談の窓口や、各種の電話相談も利用できます。離婚するかどうかは別として、夫婦関係を立て直す方法を冷静に話し合いたい場合は、家庭裁判所の夫婦関係調整調停(円満調停)という制度もあります。法的な見通しを知りたいときは、無料の法律相談を案内している公的な相談機関も頼れます。
「合わせる」「我慢する」が選べるのは、安心して暮らせる土台があってこそです。その土台が揺らいでいるときは、頑張りを足すより、まず安全と自分の心を守ることを優先してください。
今日からできる、すれ違いをやわらげる習慣
大きな話し合いの前に、小さな習慣を積み重ねるだけでも夫婦の空気は変わっていきます。気負わずできそうなものを選んでみてください。
- 不満は「あなたが悪い」ではなく「私はこうしてほしい」と自分主語で伝える
- 感謝やねぎらいの一言を、当たり前のことにも口に出す
- 合わない部分を変えようとする前に、まず相手の言い分を最後まで聞く
- 譲れないことと、目をつぶれることを自分の中で仕分けしておく
- 一日数分でも、子どもの話以外の会話をする時間をつくる
- 感情が高ぶったら、その場で結論を出さず時間を置く
旦那と合わないと感じたときによくある質問
Q. 性格が合わない夫とは、離婚したほうがいいのでしょうか
性格や価値観の違いそのものは、多くの夫婦が抱えているものです。違いがあること自体より、お互いを尊重し歩み寄る姿勢が残っているかどうかが、関係を続けられるかの分かれ目になりやすいといわれます。ただし、暴力や人格の否定など安全に関わる問題がある場合は別で、その際は我慢を続けず相談先を頼ってください。
Q. 価値観の違いは、どこまで我慢すればいいですか
すべてを我慢する必要はありません。目をつぶれることと、どうしても譲れないことを自分の中で仕分けし、譲れない部分だけを具体的に伝えるのが続けやすい方法です。我慢が一方に偏り続けると不満がたまるため、お互いが少しずつ歩み寄れているかを時々振り返ってみてください。
Q. 夫婦のすれ違いは、子どもに影響しますか
子どもの前での激しい言い争いが続く環境は、子どもに不安を与えやすいと考えられています。完璧に喧嘩をなくす必要はありませんが、ヒートアップしそうなときは場所を変える、結論を持ち越すなどの工夫で、子どもの前での衝突を減らす意識を持つと安心です。
Q. 話し合いを切り出すなら、いつがいいですか
お互いに余裕のないときや、感情が高ぶっている最中は避けるのが無難です。子どもが寝たあとや、休日の落ち着いた時間など、相手も聞く態勢になりやすいタイミングを選びましょう。一度で解決しようとせず、何回かに分けて少しずつ話すほうがうまくいきやすいものです。
合わない夫婦が、円満に近づくために
旦那と合わないと感じることは、夫婦としての終わりを意味するわけではありません。先輩ママたちの体験談が教えてくれるのは、違いをなくそうとするより、違いを抱えたまま折り合う工夫を重ねた夫婦が、円満への道を見つけているということです。期待しすぎず、伝え方を変え、譲れる部分と守りたい部分を見極める。その小さな積み重ねが、すれ違いをやわらげていきます。そして、心や体がつらいときは、無理に合わせ続けず、安心して頼れる相談先があることも忘れないでください。




