合唱コンクールの曲に関する記事

合唱コンクールの曲:絆や成長をテーマにした子供と歌いたい合唱曲

合唱コンクールの曲:絆や成長をテーマにした子供と歌いたい合唱曲

絆や仲間をテーマにした曲、子供の成長を感じる曲、ふるさとを歌う曲を、テーマごとに整理。どんな内容が歌われているのかを解説します。

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合唱コンクールの曲は一生の宝物!子供と歌いたい合唱曲15

誰にでもある合唱コンクールの思い出の曲。世代を超えてママと子どもが一緒に口ずさめたら楽しいですね。今回は、ママ15人に「子どもが歌った合唱曲」を教えてもらいました。

体験談では、合唱曲の練習と共に成長していくお子様の様子をうかがい知ることができます。たとえコンクールで入賞できなくても、みんなで頑張った経験は、大人になっても忘れることができない一生の宝物になりますよね。ママの感動体験も合わせてぜひご覧ください。

あわせて、絆や仲間をテーマにした曲、子供の成長を感じる曲、ふるさとを歌う曲といったテーマ別の整理や、学年末に歌う曲の選び方、成長を記録した映像に添える曲の探し方もまとめました。曲名が思い出せない、テーマから探したい、というときの手がかりにしてみてください。

合唱コンクールで歌われた曲:子供の体験談15

ダニー
30代後半

秦基博さんの楽曲を合唱アレンジした「ひまわりの約束」

音楽の先生のイラスト

子供が小学校6年生、12歳の市内合唱コンクールで歌ったのが、秦基博さんの「ひまわりの約束」を合唱用にアレンジした曲です。歌詞の最初は、「どうしてきみが泣くの~まだぼくも泣いていないのに~」という、少し感傷的な雰囲気の歌い出しから始まります。

最初は皆声も小さめで寂しげな感じの歌い出しですが、歌が進んでいくにつれてどんどん盛り上がり、クライマックスには一つの大きな力がみなぎるように感動的に終わります。

合唱曲ではないポップスを、音楽の先生が合唱風にアレンジしたというだけあって、今までの合唱の雰囲気を払拭する斬新さあふれる歌でした。コンクールの結果は銅賞。まさか入賞するとは思っていなかった子供たちは、涙を流して感動する子、大喜びする子と歓喜に包まれていました。

合唱コンクールに参加するまで学級崩壊などの問題があり、学年全体が殺伐としていましたが、このコンクールへの参加や練習をきっかけに学年全体がまとまり、良い方向に向かうきっかけになったイベントでした。

まこ
30代

井上あずみさんの名曲「君をのせて」

小学校5年生で10歳になる子供が、「君をのせて」という曲で児童合唱コンクールに参加しました。「あの地平線~輝くのは~」から始まる曲で、「天空の城ラピュタ」の主題歌として有名な曲です。時代を超えて歌われ続けている素晴らしい曲だと思いますし、合唱で聴くとまた響きに重なりが出て感動も大きかったです。

コンクールの結果は残念ながら金賞は逃しましたが、2位の銀賞に選ばれて先生方や子供たちはもちろん、見に行った親も一緒に大喜びでした。

子供の小学校の合唱団は希望者で構成されているのですが、コンクールを目指して放課後や朝練習で毎日早くから集まって練習します。子供自身が希望して入ったのですが、コンクールで他校の合唱を聴くのも、子供たちにとって良い体験になったと思いますし、何よりこの日に向けて皆で一生懸命練習すること自体が、とても良い経験になると思いました。

ゆみこ
30代前半

合唱曲の定番「夢の世界を」

先日、中学一年生(13歳)の息子の合唱コンクールを見に行きました。自由曲が「ほほ笑み交わして~」から始まる「夢の世界を」でした。

自分の学生時代にもよく耳にした曲なので、昔を思い出しながら懐かしく聴いていました。この曲は友人と楽しかった日々を思い出し、夢に向かっていこうとする爽やかな青春の曲です。これから将来に向けて頑張ろうとする中学生にはピッタリの曲だと思いました。

コンクールの結果は残念ながら入賞にはなりませんでしたが、クラスのまとまりがみられてとても素晴らしい合唱だったと思います。初めて大勢の前で歌う合唱コンクール、息子は緊張気味でしたが、歌い終わる頃には自信に満ちた表情になっていたことが印象的でした。

ジムニー
38歳

miwa作詞作曲「結ーゆいー」

中学校の女の子

今年中学二年になる娘は合唱部に所属しています。毎年NHK全国学校音楽コンクール(通称Nコン)に参加している部で、今年も中学生の部の県大会に出場しました。

今年のNコン中学生の部の課題曲は、シンガーソングライターmiwaさん作詞作曲の「結ーゆいー」です。「大人のために生きてるわけじゃない」から始まる曲で、十代の心情をくみ取ったさわやかな雰囲気の曲です。合唱部には女子生徒しかいませんので女声三部合唱です。

娘はピアノを習っている関係で当初は伴奏を希望していましたが、オーディションで落ちてしまいソプラノパートでした。大会の結果は残念ながら銀賞で、上の大会には進めませんでした。来年は悔いが残らないように頑張ってほしいです。

ふなっち
45歳

卒業式でも歌われる「翼をください」

子供が中学2年の時の合唱コンクールで、「今~私の~、ねがいごとが~」で始まる「翼をください」を歌っていました。この歌は、とても有名な歌ですが、ゆったりとした明るい感じの歌で、後半になると盛り上がってくる曲です。

子供のパートは、初めはアルトパートでしたが、ソプラノパートの子供たちの声が小さめだったので、途中からソプラノパートへ移動になりました。この曲は、ソプラノパートがとても目立ち、盛り上がりを構成するために必要だったのでしょう。

うちの子供は歌が好きなのと、吹奏楽をしているので音感が良いので、移動してもすぐに歌うことができたようです。コンクールの結果は銀賞でしたが、ハモりなども、時間がないなかで頑張った満足感があるようでした。

ちゃんママ
60代前半

壮大な世界観の合唱曲「走る川」

感動しているママのイラスト

娘は現在27歳、最後の合唱コンクールで歌った歌は「走る川」です。「岩をかみ~しぶきを上げ~魚を押し」から始まる一度聞いたら忘れられない歌詞です。曲調が早くなったり遅くなったりする曲で、娘もよく「今回の曲は難しい」と言っていました。

コンクールの結果はまさかの2位で、なんと1位は隣のクラスでした。5組ある中で、娘が一番ライバル視していたクラスでした。もちろん、親である私は娘のクラスが一番だと思いましたが、1位のクラスもやはり練習した成果を存分に出せていたと思います。

娘はアルトパートで、一番大きい声で歌っていました。そんな姿もこれで見れないかと思うと、涙がポロポロ出てきて、一緒に見ていた姉と泣いてしまいました。最後の合唱コンクールが2位で、結果は残念でしたが私の中では一番でした。

みみたん
40代後半

楽しく明るい曲調の「気球に乗ってどこまでも」

娘が小学3,4年生位のときに合唱コンクールの曲のひとつに「気球に乗ってどこまでも」を歌ったことがあります。「時にはなぜか大空に旅してみたくなるものさ~」という出だしから始まる曲です。

この合唱曲はとても明るい曲調で、自由に世界を冒険してみたくなるような爽やかで元気になれる歌で、始まりのピアノ伴奏部分も短いけれど、なんだかワクワクしてくるようなノリの良い始まりで楽しくなります。

高音部と低音部とふたつのパートに分かれての合唱曲で、歌詞の内容と曲がこれからいろんな体験をして大きく成長していく子供たちにぴったりの歌です。

じつは母の私も小学生の頃この「気球に乗ってどこまでも」を歌ったことがあり、娘たちが歌う姿をみて改めて懐かしく感動しました。結果は残念ながら入賞できませんでしたが、家でも一生懸命練習していた娘の努力には目を見張るものがあったので、褒めてあげたことを覚えています。

あいママ
30代前半

合唱コンクールでも人気の高い「翼をください」

合唱コンクールで歌う子供達のイラスト

子供は小学校4年生です。「今~私の~」で始まる「翼をください」という曲を歌いました。その曲は有名で、未来にはばたく自分の姿を描きながら歌う曲です。少し切ない旋律で、高音もあり、合唱するとてもきれいな曲です。

コンクールの結果は入賞しませんでしたが、とても上手に歌えていました。子供は毎回残って練習に参加し、家でも何度も練習していました。またコンクールの前の週は、朝にも早く出かけていき、練習をしているようでした。

仲間と一つのことに対して協力して頑張るのが初めてで楽しいらしく、団結感がありました。コンクールを通して、親友もできたようで、良かったです。また、合唱にも魅力を感じたらしく、中学校では音楽関係のクラブに入りたいと言っています。

はるまま
40代前半

3部合唱が美しい「虹」

我が子は12歳で、中学の合唱コンクールで「虹」を歌いました。歌い出しは「広がる空に~」から始まり、3部合唱の透き通るような爽やかな歌です。

合唱コンクールでは一年生の中で金賞をいただきました。男女の声量のバランスもよく、テンポも軽やかでとてもきれいな合唱でした。我が子たちは授業が始まる前、放課後と自主的に集まり練習を重ねてきました。

音楽の先生からのアドバイスももらいながら、みんなで金賞目指して心を一つにして頑張っていました。我が子も家で自主練習もしていましたし、ネットでこの曲を何度も何度も聴いていました。

その頑張りの証しが金賞につながったのだと思います。我が子の頑張りを見ていたので、私も聴いていてとても感動しました。

わたがじ
40代前半

教科書にも載る合唱曲「夏の日の贈り物」

ピアノの伴奏をする男の子

息子は13歳、中学一年生です。息子の中学一年生の課題曲は「夏の日の贈り物」でした。歌詞は「人は街に戻り、山は秋の色よ~」で、教科書にも載っている定番曲です。

夏休み明け、秋の季節に歌うのにピッタリの曲です。情景が美しく浮かび上がるようです。はじめは斉唱で生き生きとして、後半は3声になります。綺麗なハーモニーで馴染みやすいメロディーが2番まで繰り返されます。中学一年生にはピッタリの生き生きとした曲だと思います。

息子はピアノを習っており、この曲の伴奏を弾きました。中学3年にもなると、伴奏が大変な曲ばかりのようですが、この曲は息子でも簡単に弾けていました。中学に入って初めての伴奏。親として誇らしかったです。

コンクールの結果は残念ながら振るいませんでしたが、合唱コンクールに向けて、息子を含めてかなりクラスで盛り上がっていたようでした。

たらこまま
30代前半

神秘的な合唱曲「森」

私の娘は小学六年生です。小学校最終学年で思い切って入部した特設合唱部(地域最弱と言われている)で活動しています。先月行われた合唱コンクールでは「森」という合唱曲を歌っていました。

「森の静けさを~通り過ぎる時~」という歌詞で始まるのですが、なかなかマイナーな曲なので、ご存知の方は少ないかと思います。しかし、とても神秘的な曲です。シンプルな歌詞ですが、各パートの掛け合いで壮大なイメージを作っています。

娘が所属する合唱部では、過去のコンクールでは子どもらしい明るい曲を選択していたようなのですが、今回は心機一転、短調のずっしりと重たい曲をチョイスするという賭けに出たようです(顧問の先生の戦略です)。

コンクールの結果は、地区大会を突破し、見事、過去最高記録となる県大会出場を果たしました。娘にとっても、小学校最高学年でのいい思い出になったことでしょう。

がるママ
36歳

スタジオジブリ映画でも使われた「カントリー・ロード」

子供の年齢は小学校6年生、歌った曲名は「カントリー・ロード」で、歌詞は「カントリーロード~この道~ずっとゆけば~あの街につづいてる~」と始まります。

この曲はアメリカの代表的なポピュラーソングで、元は「故郷に帰りたい」という題名なので、全体的な感じとしてはもの悲しい曲調です。日本ではスタジオジブリ映画「耳をすませば」の主題歌として知られています。

コンクールの結果は残念ながら30校出場中18位の成績で、予選敗退でした。子供は誰に似たのか、声を出す時お腹から声が出ず、のどから出る感じでした。そのためか学校で大分ボイストレーニングをさせられたようで、家で歌っているのを聞いていたら、だんだんとお腹から声が出るようになってきたのが分かりました。

多分本番のコンクールでもあの声で歌ってくれたのでしょうが、結果は残念でした。でもこの経験は、きっと将来に役立ってくれることでしょう。

まろん
41歳

夏の情景を描いた名曲「夏の思い出」

指揮者の女の子のイラスト

高校生の長女の学校で行われた、合唱コンクールの課題曲は「夏の思い出」でした。「夏がく~れば思い出す~、はるかな尾瀬~」のあの曲です。

課題曲と自由曲、1クラス2曲ずつ歌うので、あまり長い曲は審査する方も大変です。ちょうど夏休み前に行われたコンクールなので、選曲はとても良いと思いました。女子校なので、女声だけの繊細なコーラスがこの曲にぴったりでした。

中学校でも指揮者をやっていた娘は、高校生最初の合唱コンクールでも、合唱コンクール委員になってクラスをまとめる役を務めました。朝練、放課後練習を重ね、1年生ながらに3位と大健闘しました。

実際に聴いていても、人数が少ないクラスというハンデを乗り越える、丁寧なハーモニーで、みんなが一つになった素敵なコーラスでした。

りーこ
20代後半

ゆずの名曲「栄光の架け橋」

私の娘は現在小学四年生です。娘の小学校は三年生から合唱コンクールがあります。今年娘たちのクラスは、「誰~に~も~見せない涙があった~」で始まる歌詞の「栄光の架け橋」を歌いました。

栄光の架け橋はしっとりとしていて、でも力強い歌なので、小学校四年生の子供たちに歌えるのかなという不安はありましたが、その不安は覆されました。

子供たちは、毎日昼休み、放課後と練習を重ねていました。本番当日、私も見に行きました。聴いてビックリしました。小学生とは、思えないほど曲が仕上がっていました。

ですが、結果は惜しくも銅賞でした。私は、子供たちの歌声で涙がとまりませんでした。また、子供たちも終わった後結果は銅賞でしたが、みんなで抱き合って泣いていました。私は、この頑張った事が子供たちの糧になったと思っています。

みゆみ
30代後半

明るく元気が出る「世界じゅうのこどもたちが」

小4の男の子のママです。3年生の時に市の合唱コンクールで「世界じゅうのこどもたちが」を歌いました。最初の歌詞は「世界じゅうのこどもたちが~一度に笑ったら~空も歌うだろう~ラララ海も歌うだろう」というものです。

ピアノ伴奏で歌ったのですが、テンポも良く明るくて元気が出る曲でした。合唱コンクールの結果は努力賞だったのですが、とても頑張って歌っている姿を見て満足でした。

うちの子は大きな声で歌わなければと必死で声を出していたのですが、練習の時から声を出し過ぎて、当日はあまり声が出ない状態になってしまいました。コンクールが終わった後は、緊張から解放されたせいかぐったりしていて、帰ってきてからはしばらく動くことができないようでした。

15人の話から見えてくる、選曲の傾向

15人の体験談を並べて読み返すと、選曲にいくつかの共通した傾向が見えてきます。曲を探している方には、この傾向そのものがヒントになります。

学年が上がるほど、曲が難しくなっていく

学年体験談に出てきた曲特徴
小学校中学年気球に乗ってどこまでも、世界じゅうのこどもたちが、栄光の架け橋、翼をください明るい曲調、二部合唱が中心
小学校高学年君をのせて、ひまわりの約束、カントリー・ロード、森物語性のある曲、二部から三部へ
中学校夢の世界を、翼をください、虹、夏の日の贈り物、結ーゆいー、走る川三部合唱、男声パートが加わる
高校夏の思い出課題曲と自由曲の二曲構成

小学校のうちは、声を合わせる楽しさが前面に出る曲が選ばれています。パートも二つに分かれる程度で、みんなで元気に歌うことに重点があります。

中学校に入ると三部合唱が基本になり、パートの掛け合いや、和音の響きそのものを聴かせる曲が増えます。曲の難易度も、はっきり上がります。

ポップスの合唱アレンジが、当たり前になっている

15曲のうち、もともとは合唱曲ではなかった楽曲が、かなりの数を占めていました。ポップス、映画の主題歌、テレビ番組で流れていた曲。これらを合唱用に編曲したものが、実際の現場で歌われています。

子供が知っている曲から入ると、練習の入り口が低くなるという利点があります。「聴いたことがある」というだけで、最初の一歩がまるで違います。

一方で、ポップスの合唱アレンジには難しさもあります。原曲を知っているぶん、原曲の歌い方に引っ張られてしまうことがあるためです。パートに分かれて歌う練習に入る前に、まず合唱として聴いてみる時間があると、切り替えがしやすくなります。

結果よりも、そこに至る過程が語られている

15人のうち、金賞に届いたと書いていたのは1人だけでした。入賞しなかった、予選で敗退した、という話のほうがずっと多くありました。

それでも、どの体験談も残念な話としては書かれていません。朝練に自分から出かけていった、家で何度も練習していた、終わったあとに抱き合って泣いていた。語られているのは、賞ではなく、そこに向かっていった時間のほうです。

クラスの雰囲気が変わったという話もありました。ふだんばらばらだった集団が、ひとつの曲に向かって動き出す。合唱コンクールが特別な行事として記憶に残るのは、こういう部分があるからかもしれません。

親のほうが泣いている

読んでいて印象的だったのは、涙を流しているのが子供ではなく親のほうだという記述が、いくつもあったことです。

自分も同じ曲を歌ったことがあった、という話も複数ありました。世代を超えて歌い継がれている曲があるからこそ、客席で聴きながら自分の子供時代が重なってくるのでしょう。

絆や仲間をテーマにした合唱曲

合唱曲の中でも、特によく選ばれるのが絆や仲間をテーマにした曲です。クラス全員で歌うという行事の性格に、内容がそのまま重なるためです。

絆をテーマにした曲には、こんなものがあります

「絆」というタイトルそのものの合唱曲があります。中学校の合唱コンクールで歌われることが多い曲です。人と人とがつながっていることを、まっすぐな言葉で歌います。

ほかに、仲間や友情をテーマにした定番として、次のような曲がよく歌われています。

「マイバラード」は、みんなで歌うことそのものを歌った曲です。歌い出しから終わりまで一貫して、ここに集まった仲間への思いが続きます。二部でも三部でも歌えるので、学年を問わず選ばれます。

「大切なもの」は、身近にある大事なものに気づく、という内容です。旋律が覚えやすく、初めて三部合唱に挑戦する学年に向いています。

「believe」は、小学校でも中学校でも歌われる曲です。ひとりではないという内容が、卒業の時期にもよく合います。

「時の旅人」は、過ぎていく時間と、そのなかで出会った人たちを歌う曲です。曲の展開が大きく、三年生の自由曲として選ばれることが多くなります。

「怪獣のバラード」は、テンポが速く、勢いのある曲です。男声パートが目立つので、声変わりを終えた学年で映えます。

絆をテーマにした曲が、どんなことを歌っているか

歌詞そのものはここには載せられませんが、共通しているのは「ひとりではない」という一点です。

離れていても、時間が経っても、つながっているものがある。そういう内容が、繰り返し形を変えて出てきます。

だからこそ、合唱コンクールという場に合います。パートに分かれて別々の音を歌いながら、最後に和音として重なる。歌の内容と、歌う形そのものが同じことを言っているわけです。

お子さんが歌っている曲の歌詞を知りたい場合は、配られた楽譜や歌詞カードを見せてもらうのがいちばん確実です。曲名がわかれば、楽譜集や音楽の教科書にも載っています。

中学生が絆をテーマの曲を選ぶときに、見ておくこと

中学生のクラス合唱では、選曲がそのまま結果に影響します。いくつか確認しておきたい点があります。

ひとつめは、男声パートの音域です。中学生は声の高さが変わっていく時期で、学年やクラスによって出せる範囲が違います。楽譜の一番低い音と高い音を確認して、無理のない曲を選ぶ必要があります。

ふたつめは、ピアノ伴奏の難易度です。伴奏を担当する生徒が決まってから曲を選ぶか、曲を決めてから伴奏者を探すか。順番によって、選べる曲が変わります。

みっつめは、曲の長さです。コンクールには時間の制限があることが多く、長い曲は練習量も必要になります。

よっつめは、盛り上がる場所があるかです。最初から最後まで同じ調子の曲より、途中で転調したり、音量が大きく変わったりする曲のほうが、聴いている側に伝わります。

子供の成長と幸せを願う歌

合唱コンクールの曲とは別に、子供の成長を感じる歌、子供の幸せを願う歌を探している方もいらっしゃいます。卒園式、卒業式、誕生日、結婚式。歌が必要になる場面は、意外にたくさんあります。

成長を感じる場面で歌われる邦楽

子供の成長をテーマにした邦楽には、いくつかの系統があります。

ひとつは、親の視点から子供へ向けて歌う曲です。生まれてきたときのこと、これから歩いていく道のことを歌います。卒園式や成人の集まりで流れることが多い系統です。

もうひとつは、子供自身の視点で未来に向かう曲です。合唱曲の多くはこちらに入ります。卒業や旅立ちを前にした気持ちを歌います。

三つめは、大人になった側から過去を振り返る曲です。子供が大きくなってから聴くと、意味が変わって聞こえます。

どの系統を選ぶかで、場の空気がまったく変わります。卒園式のように子供が主役の場では二つめ、親が集まる場では一つめ、というように、聴く人が誰かで決めると外しません。

合唱曲の中から、成長をテーマに選ぶなら

「旅立ちの日に」は、卒業式で歌われる定番です。もともと中学校の現場で生まれた曲で、全国に広がりました。

「best friend」「未来へ」といったポップスも、合唱アレンジで歌われます。親から子へ、という視点が入っているので、保護者が聴く場に向いています。

「夢の世界を」「翼をください」のように、これから先へ進んでいく気持ちを歌う曲は、学年を問わず選ばれ続けています。体験談にも出てきたとおり、親世代も歌った経験があるので、客席との距離が近くなります。

感動する曲を探すときの、具体的な手順

「感動する曲」で探すと、候補が多すぎて決められません。条件を絞る順番を決めておくと早くなります。

1つめ。誰が歌うのかを決めます。子供だけか、親も一緒か、流すだけか。これで候補が三分の一くらいに減ります。

2つめ。時間を決めます。式典で使うなら、曲の長さに制限があります。3分か、5分か。

3つめ。明るい曲かしっとりした曲かを決めます。会の最後を締めるならしっとり、送り出すなら明るい曲が合います。

4つめ。実際に通して聴いてみます。歌詞カードを読んで良さそうに思えても、聴くと印象が違うことがよくあります。

ここまで絞ってから、2曲か3曲に候補を残して、周りの人にも聴いてもらってください。ひとりで決めるより、迷いが減ります。

ふるさとや生まれた町を歌う曲

ふるさとをテーマにした曲も、合唱では定番のひとつです。学校行事だけでなく、地域の催しでもよく歌われます。

ふるさとをテーマにした曲の系統

まず、唱歌の「ふるさと」があります。世代を問わず知られている曲で、二部合唱でも三部合唱でも編曲されています。地域の集まりでは、この曲を全員で歌うことがよくあります。

近年の曲では、テレビ番組から広まった「ふるさと」という同名の曲もあります。生まれた町を離れても、その場所を思い続けるという内容で、小学校の卒業式や地域の行事で歌われています。

体験談に出てきた「カントリー・ロード」も、実はこの系統です。もとは故郷に帰りたいという内容の曲で、日本語詞になってからも、道の先にある町を思う気持ちが残っています。

ほかに、地域ごとに作られた歌もあります。市町村の歌、学校の校歌、地元の作曲家が作った曲。その土地でしか歌われていない曲が、意外にたくさんあります。

ふるさとの曲を選ぶと、こんな良さがあります

まず、聴く側の年齢を問いません。祖父母世代も一緒に歌える曲が多いので、地域の行事や、三世代が集まる場に向いています。

次に、子供が自分の住んでいる場所を意識するきっかけになります。歌のなかに出てくる山や川を、自分の町に置き換えて考えるようになります。

そして、時間が経ってから効いてきます。進学や就職でその町を離れたときに、初めて意味がわかる、という曲です。

家の近くの曲を探すには

お住まいの地域に伝わる歌を探したい場合、いくつか手がかりがあります。

お子さんの学校の音楽の先生に聞いてみるのが、いちばん早い方法です。地域の曲は、学校を通じて歌い継がれていることが多いためです。

市区町村の広報や、公民館の催しの案内にも、地元の歌が載っていることがあります。図書館の郷土資料のコーナーに、楽譜が置かれている場合もあります。

祖父母世代に聞いてみるのも確実です。自分たちが子供のころに歌った曲を、覚えていることがあります。

学年の終わりに歌う曲

合唱コンクールは秋に行われることが多いのですが、歌が必要になる場面はもうひとつあります。学年の終わり、三学期です。

三学期に歌われる曲

「三学期の教室」という曲があります。一年間を過ごした教室を離れる前の気持ちを歌う内容で、小学校でよく歌われています。

ほかにも、この時期に歌われる曲がいくつかあります。「一年生になったら」を送る側が歌う学校もあれば、「思い出のアルバム」を卒園の場で歌うところもあります。「さようなら」「明日へつなぐもの」といった曲も、学年末の定番です。

卒業する学年でなくても、進級の前には別れがあります。担任の先生が替わる、クラス替えがある。卒業式ほど大がかりではないけれど、区切りではある。三学期の歌が持っているのは、この独特の位置づけです。

三学期の曲が、卒業ソングと違うところ

卒業ソングは、はっきりとした別れを歌います。もう戻らない、というところに焦点があります。

三学期に歌う曲は、少し違います。別れではあるけれど、また同じ校舎で会う。その中間の気持ちを歌っています。

だから、しんみりしすぎない曲が選ばれる傾向があります。振り返りながらも、前を向いて終わる。泣かせにいかないのが、この時期の曲の特徴です。

家で聴くときの、ちょっとした工夫

お子さんが学校で三学期の歌を練習してきたら、家でも一度聴いてみてください。

「どんな歌なの」と聞くより、「歌ってみて」とお願いするほうが、たいてい早く聴けます。恥ずかしがるようなら、一緒に口ずさむと乗ってきます。

一年の終わりに、その年の歌を録音しておくという方法もあります。スマートフォンで十分です。数年ぶんたまると、声の変化がそのまま記録として残ります。

成長ムービーに使う、明るい曲の選び方

写真や動画をつないで、お子さんの成長をまとめた映像を作る方があります。誕生日、卒園式、七五三、結婚式。使う場面はさまざまですが、曲選びで迷うところは共通しています。

明るい曲を選んだほうがいい理由

成長を振り返る映像には、しっとりした曲を合わせたくなります。実際、感動的な仕上がりにはなります。

ただ、見る側の負担を考えると、明るい曲のほうが最後まで見てもらえます。人が集まる場で流す場合は特にそうです。しんみりした曲が数分続くと、途中で気持ちが重くなってしまいます。

明るい曲でも、映像の内容が成長の記録であれば、伝わるものは十分に伝わります。むしろ、曲が明るいぶん、映像のほうに集中してもらえます。

選ぶときの条件を、4つに絞る

条件目安理由
長さ3分から4分映像もこの長さが見やすい
テンポ中くらいから速め写真の切り替えに合わせやすい
歌い出しすぐ始まる曲前奏が長いと最初が間延びする
知名度知られている曲見る側が入りやすい

この4つを満たす曲を、まず5曲ほど選びます。そこから、映像に合わせて実際に流してみて決めるのが確実です。

作るときの、実際の手順

先に曲を決めてから、写真を選ぶほうが早く終わります。曲の長さが決まれば、必要な写真の枚数も決まるからです。

目安としては、1枚あたり3秒から5秒。3分の曲なら、40枚から60枚くらいになります。

並べ方は、時系列が基本です。生まれたころから順に並べるだけで、成長が伝わります。

曲の盛り上がる場所に、いちばん見せたい写真を置いてください。サビの入り口に、最近の写真や、家族全員が写っている写真を持ってくると、まとまります。

最後は、一枚だけ長めに残します。曲が終わってからも数秒間そのままにしておくと、余韻が残ります。

人が集まる場で流すときに、確認しておくこと

会場で流す場合は、事前に確認しておくことがあります。

音が出せる環境かどうか。プロジェクターやモニターがあるか。映像のファイル形式が対応しているか。この3つは、当日になってから困ることが多い点です。

可能であれば、本番の会場で一度再生してみてください。家のパソコンで見たときと、会場の画面では、明るさも音量もまったく違います。

家で親子一緒に歌うために

合唱曲は、学校で歌うものというイメージがありますが、家で一緒に歌うのも楽しいものです。

親が知っている曲から入る

体験談にもあったとおり、親世代が学生時代に歌った曲が、今も歌い継がれています。「翼をください」「気球に乗ってどこまでも」「夢の世界を」「君をのせて」。名前を聞いただけで旋律が浮かぶ方も多いはずです。

お子さんが学校で同じ曲を練習してきたら、「それ、お母さんも歌ったよ」と一言伝えてみてください。それだけで、家での練習が違う時間になります。

親が下のパートを歌って、子供が上のパートを歌う。二人でも合唱になります。うまく重ならなくても、それはそれで楽しくなります。

練習に付き合うときの距離感

家で練習しているお子さんに、つい口を出したくなることがあります。ここは音が違う、もっと大きな声で。

ただ、体験談を読んでいると、親がしていたのは聴くことだけという話が多くありました。褒めた、感動した、目を見張った。指導をしたという話は、ほとんど出てきません。

合唱は、学校で先生から教わっています。家では、聴く人がいるという状況そのものが練習になります。人前で歌う経験を、家で先取りできるからです。

アドバイスをするなら、音程や声量ではなく、聴いていてどう感じたかを伝えるほうが届きます。ここが好き、この部分がきれいだった。それだけで十分です。

本番の日にできること

コンクール当日は、朝の様子だけ気にかけておけば十分です。

いつもどおりに送り出して、いつもどおりに迎える。特別なことをすると、かえって緊張してしまうことがあります。

終わったあとは、結果の話から入らないほうが、話が続きます。どんな歌だった、どのあたりが難しかった。曲の話から聞くと、子供のほうから結果の話をしてくれます。

録音や録画が許可されている場合は、残しておいてください。何年か経ってから聴き返すと、その年齢のときにしか出せない声が入っています。

合唱曲についてよくある質問

Q1. 子供が歌っている曲の名前がわかりません。
歌い出しの言葉を覚えていれば、そこから調べられます。楽譜や歌詞カードが配られていることも多いので、まずは学校からの配布物を確認してみてください。それでもわからなければ、担任の先生か音楽の先生に聞くのが確実です。

Q2. 絆をテーマにした合唱曲には、どんなものがありますか。
「絆」というタイトルの曲のほか、「マイバラード」「大切なもの」「believe」「時の旅人」「怪獣のバラード」などが、仲間や友情をテーマにした定番としてよく歌われています。学年や声のバランスに合わせて選ばれています。

Q3. 中学生のクラス合唱で、選曲のときに気をつけることは。
男声パートの音域、伴奏の難易度、曲の長さ、盛り上がる場所があるかどうか。この4点を先に確認しておくと、あとから困りません。特に音域は、実際にクラスの生徒が出せる範囲を確かめてから決めてください。

Q4. 歌詞を知りたいのですが、どこで見られますか。
学校で配られる楽譜や歌詞カードがいちばん確実です。定番の合唱曲であれば、音楽の教科書や市販の合唱曲集にも収録されています。図書館の音楽のコーナーにも、合唱曲集が置かれていることが多いです。

Q5. 成長ムービーに使う曲は、明るいほうがいいですか。
人が集まる場で流すなら、明るい曲をおすすめします。しっとりした曲が数分続くと、見ている側の気持ちが重くなります。映像の内容が成長の記録であれば、曲が明るくても伝わるものは十分に伝わります。

Q6. 三学期に歌う曲には、どんなものがありますか。
「三学期の教室」のように、一年を過ごした教室を離れる気持ちを歌った曲があります。ほかにも「さようなら」「明日へつなぐもの」などが、学年末に歌われています。卒業ソングほどしんみりしすぎない曲が選ばれる傾向があります。

Q7. ふるさとをテーマにした合唱曲を探しています。
唱歌の「ふるさと」のほか、同じ名前で近年作られた曲もあり、どちらも合唱で歌われています。お住まいの地域にだけ伝わる歌もあるので、学校の音楽の先生や、公民館、図書館の郷土資料のコーナーで探してみるのも手です。

Q8. 家で練習に付き合うとき、どう関わればいいですか。
聴くことに徹するのがおすすめです。音程や声量の指導は学校でしてもらえるので、家では「聴いてくれる人がいる」という状況を作るだけで練習になります。感想を伝えるなら、良かった部分を具体的に一つ言うと届きます。

今年、お子さんはどんな曲を歌うでしょうか。曲名を聞いたら、一度通して聴いてみてください。何十年か経って、そのお子さんが自分の子供と同じ曲を口ずさむ日が来るかもしれません。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪