担任の先生とうまくいく方法に関する記事

『担任の先生といい関係を保つコツ~できるママの心得5つ』

担任の先生と相性が悪いかも・・・苦手な先生が担任になってしまった時にママが配慮するべき事は何でしょうか。ちょっと待って!その発言で我が子に影響が出るかもしれません。ママがやってはいけないタブーと苦手な先生とうまく向き合うコツをご紹介します。

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子どもの担任の先生とうまく付き合うコツ~ママができること

新学期や先生の転勤があると、誰が担任の先生になったのか、ママたちの間で話題の中心になりますよね。1年間大切な我が子を預ける先生は良い先生であってほしいと、期待に胸を膨らませる保護者の方は多いでしょう。しかし、先生も一人の人間です。相性の良い先生もいれば、相性が良くないと感じる先生もいるかもしれません。

学校の先生は、習い事や塾と違って、担任の先生との相性が良くなくても簡単に変えられないのが現実です。相性の良くない苦手な担任の先生とも、うまく付き合っていく必要があります。子どもは、親と先生の関係を意外とよく見ているものです。親と先生の関係が良くないと、子どもと先生の関係にも影響することがあります。適度な距離を保ち、苦手な先生であっても良好な関係を築いていくために大切な事をご紹介します。

ママが思う苦手な担任の先生

保護者にとって苦手な担任の先生とは、一体どんな先生でしょう。子どもの貴重な1年間を預ける担任の先生には、どうしても厳しい目を向けがちです。ここでは、ママならではの視点から見た、苦手と感じる先生の特徴と、建設的な対処法をまとめました。

ママの話を聞いてくれない

ママの話を聞いてくれない先生は、やはり不安に感じますよね。家庭での教育方針もあるし、我が子のことは私が一番わかっていると、つい熱くなってしまうこともあるでしょう。しかし、ここは一度冷静になり、先生の意見にもしっかり耳を傾けましょう

先生が保護者の意見を聞いてくれないと感じるのは、先生の中で明確な意見や教育方針、あるいはクラス運営上の事情があるのかもしれません。「そういう考え方もあるのだな」と一歩引いて、冷静に状況を理解しようと努めることが大切です。

子供の話を聞いてくれない

子どもは、子どもなりにいろんなことを自分で考えているものです。そんな子どもの話を聞いてくれない先生は、信頼できませんし、子ども自身も先生に苦手意識を持ってしまいます。子どもと先生が円満な関係を築いていけるよう、まずはママが子どもの話をしっかりと聞いてあげましょう

その際、ママが先生を否定するような発言をすると、子どもにますます苦手意識がついてしまうので気をつけましょう。また、先生には先生なりの考えや、クラス全体の状況など、やむを得ない理由があるのかもしれません。子どもの話だけを聞いているのではなく、一度、担任の先生に直接「子どもがこういうことで悩んでいる」とお伝えするのも大切な方法の一つです。

経験が浅い新人の先生

新人の先生だと、頼りなく感じてなんだか不安だと感じる保護者の方は少なくありません。しかし、ここは捉え方次第です。先生になりたてということは、熱意をもって一生懸命子どもたちに向き合ってくれるでしょう。また、若い新人先生は、子どもたちには人気ということも多いです。

子どもたちと同じ目線で過ごしてくれる先生は、少し頼りなく映るかもしれませんが、保護者が温かい目でサポートするくらいの寛大な気持ちで見守りましょう。また、新人先生は、保護者の意見も積極的に取り入れてくれることが多いので、不安な部分は思い切ってお話ししてみましょう。

宿題が多すぎる

宿題が多いことは、子どもだけでなくママにも負担になります。子どもが低学年の間は、きちんとやっているか、間違っていないかなど、宿題のチェックをする方も少なくないのではないでしょうか。宿題が多いとその分、家庭での負担も増えてしまいます。

しかし、宿題を採点する先生はもっと大変です。全員分の宿題をチェックしなくてはならないのですから。先生も大変な思いをするにもかかわらず、生徒の学力向上や家庭学習の習慣化のために宿題をたくさん出していると考えると、少し気持ちが楽になりますね。もし、負担が大きすぎる場合は、先生に相談してみるのも良いでしょう。

笑顔が足りない

保育園での元気いっぱいの先生の笑顔に比べると、小学校の先生は笑顔が足りないと感じることも少なくありません。子どもと接する時は、笑顔で楽しくお話してくれるのが理想です。子どもにとっても笑顔の先生の方が親しみやすく、何かあった時に相談しやすいからです。しかし、笑顔を先生に強要するのは難しいかもしれません。

無表情な先生だからといって、子どもを大切にしない悪い先生というわけではありませんので、広い心で様子をみましょう。先生も多忙な業務の中で、常に笑顔でいることが難しい場合もあります。

ママが思ういい担任の先生とは?

保護者にとって良い先生とは、一体どんな先生なのでしょうか。人によってさまざまな先生像があると思いますが、代表的な良い先生のイメージをご紹介します。

子供が好きで大切にしてくれる

先生という職業上、「子どもが好き」ということは当たり前と思われがちですが、実はそうでない先生もいます。子どもが好きで大切にしてくれる先生は、大切な我が子を心配なく預けられる存在ですよね。子どもの変化に気づき、愛情を持って接してくれる先生は信頼できます。

ひいきをしない公平性がある

たくさんの子どもを一度に見ている先生にも、やはり個性や相性の問題はあると思います。ただ、そうした個人的な感情なしに、すべての子どもたちを平等に扱ってくれる先生は素晴らしいです。公平性のある指導は、クラス全体の信頼関係を築く上で非常に重要です。

勉強ができない子供の気持ちがわかる

職業柄、先生自身は子ども時代に勉強が得意だったということが多いでしょう。それでも勉強が苦手な子の気持ちを理解し、少しでも分かりやすいように授業を工夫してくれる先生は、良い先生と言えます。子どものつまずきに共感し、丁寧にサポートする姿勢が大切です。

運動ができない子供の気持ちがわかる

運動も得意な子と苦手な子が分かれますよね。先生は運動ができない子の気持ちをしっかり考えて、適切なフォローをしてあげたり、体育のメニューを工夫してみたり、思いやりのある指導をしてくれるとありがたいです。

子どもと一緒に楽しんでくれる

先生という職業は、宿題やテストの添削、授業の準備、雑務など日々の業務に追われており、とても忙しいです。しかし、それでも子どもと遊ぶ時間や活動を優先し、子ども目線に立ってくれる先生は、きっと温かいクラスを築くことができるでしょう。

子供の話を真剣に聞いてくれる

子どもの話を真剣に聞いてくれる先生だと、親としては安心できます。子ども同士でのトラブルの際、子どもの話もろくに聞かず、一方的に意見してくる先生だと子どもが傷ついてしまうこともあります。しっかりと話を聞いて正しい対応をしてくれる先生は、子どもにとっても信頼がおける存在になります。トラブル以外の「うれしかった事」「悲しかった事」などもしっかりと受け止めてくれる先生は理想的です。

悪いことはきちんと叱ってくれる

子どもにとっては怖い先生というイメージが付きがちですが、親にしてみたら悪い事を悪いとしっかり叱ってくれる先生は貴重ですよね。学校で先生がきちんと叱ってくれないと、「家では怒られるけど、学校だったら大丈夫」と無意識のうちに子どもに悪知恵がついてしまうこともあります。頭ごなしに怒るのではなく、理由を明確にして指導してくれる先生は、子どもの健全な成長のために欠かせません。

いいことはたっぷりと褒めてくれる

褒められると子どもはやはりうれしいし、親も子どもが褒められたとなると誇らしい気持ちになります。がんばった時や良いことをした時に、たっぷりと愛情をもって褒めてくれる先生にあたると、子どもも「次も頑張ろう!もっと良いことしよう!」と前向きに成長していけるようになります。担任の先生だけでなく、家の中でも子どもが良いことをした際は褒めてあげましょう。

授業を楽しく進められる

小学校低学年の担任の先生は、全教科を担当しています。そのため、授業が楽しく進められるかどうかはとっても重要なポイントになります。先生の授業がつまらなかったり分かりにくかったりすると、子どもも小さいうちから勉強に対して苦手意識がついてしまいます。勉強は楽しいものだと子どもに思ってもらうためにも、担任の先生が授業内容を工夫してくれているとありがたいですね。

担任の先生と良好な関係を保つには?

苦手な先生との間にトラブルが発生すると、「だから言わんこっちゃない!」と、つい熱くなってしまう方も多いのではないでしょうか。大切な我が子の問題に、子どもを守るために一生懸命になることは悪いことではありませんが、方向性を間違えると、逆に子どもが学校生活を楽しめなくなるという結果が待っているかもしれません。

忘れてはいけないのは、学校の中で常に担任の先生と接しているのは子どもだということです。子どもが先生と楽しい時間を過ごせるように、親も配慮しなければなりません。担任の先生と良好な関係を保つために、絶対に避けるべき大切なタブーを5つご紹介します。

1自分の意見を押し付けない

いくら自分の意見が正しいという自信があっても、正論であっても意見を一方的に押し付けてはいけません。先生には、やむを得ない事情や、先生なりの考えがあるのかもしれません。子どものことを思っての行動が裏目に出てしまったなど、冷静に話せば納得できる理由がある場合もあります。自分の意見を押し付けてスッキリしても、根本的な解決にはつながりません。まずは相手の事情を理解しようとする姿勢が大切です。

2感情的になってぶつけない

大切な我が子のことになるとついカッとなって、感情的に話をしてしまう気持ちは非常によく分かります。しかし、感情的に話をしても解決できることは少ないです。それだけでなく、先生も保護者に対して苦手意識を持ってしまうかもしれません。苦手な保護者のお子さんと接するのは先生にとっても負担になりかねません。これからの子どもの立場に立って、冷静で建設的な発言をするようにしましょう。

3先生の意見にも耳を傾ける

子どものこととなると、自分が一番子どもを理解していると思い込み、先生の意見を受け入れられなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、何事にも両方の言い分や考え方があるものですから、先生の意見にはしっかりと耳を傾けましょう。冷静に話し合うことで、自分だけでは気づかなかった子どもの側面や学校での状況が見えてくることがあります。

4相談先の順番を守る

いくら担任の先生が苦手だからといって、苦情やクレームを教育委員会や校長にいきなり言ってはいけません。まずは、担任の先生に状況を伝え、直してほしい箇所を相談しましょう。それから、担任の先生では解決できない場合に、学年主任や教務主任の先生、さらに管理職(教頭・校長)というように、相談する相手はきちんと順番を守りましょう。担任の先生も、何も知らない状態でいきなり上司から注意を受けたり、状況を知らされたりすると、あまり良い気持ちはしません。後々の関係も考えて、相談する順番はきちんと守りましょう

5子供に先生の悪口を言わない

これは絶対にしてはいけません。子どもは、思っている以上に親の言葉をまっすぐに受け止めます。ママが先生を嫌いと言うと、子どもも先生が嫌いになってしまいます。先生も人間なので、自分のことを嫌っている生徒よりも、自分のことを好きでいてくれる生徒の方が可愛く感じるのは自然なことです。そうすると、子どもと先生の関係まで悪くなってしまい、さらにママも先生を苦手になっていくという負のループにはまってしまいます。ママが先生を苦手でも、子どもと先生は良好な関係を築いている場合もありますので、先生の悪口は絶対に言わないようにしましょう。

担任の先生は完ぺきではありません

先生と聞くと、聖人君子のような完璧な人間を期待してしまいますが、実際は私たちと同じ普通の人間です。決して完璧ではありません。一方的に親の言い分をぶつけるばかりでは良い関係を作れません。ましてや多くの子どもを一人で見ているのですから、こちらが求めることがすべて受け入れられるとは限りません。

とはいえ、苦手な先生に大切な我が子を預けるのは不安ですよね。しかし、そこはぐっと我慢して、子どもと先生が楽しく学校生活できているのであれば、少し距離を置いて冷静に見守りましょうもしもそうでないときは、ママの意見を先生に伝えると同時に、先生の言い分にも耳を傾けることが大切です。

そして、何より忘れてはいけないのは、先生と接しているのは子どもだということです。我が子が先生と良好な関係を築き、楽しい学校生活を送るためには、親である私たちも先生とは良い関係を保つことを意識しましょう。

この記事を書いたライター

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!