お子様の「トイレ怖い!」を克服した先輩ママの体験談【15選】
夜中に一人でトイレに行けないというのは、お子様なら誰もが一度は経験することです。しかし、トイレへの恐怖心からトイレトレーニング(トイトレ)が進まないのは困りものです。
あまりトイレに行きたがらないと、便秘になってしまうお子様や、幼稚園や保育園でお友達にからかわれるお子様もいるようです。そこで、トイレが怖いと感じるお子様のトイトレについて、先輩ママ15人に体験談を聞いてみました。
なぜトイレが怖いのか、また、どのような対策でトイレに行けるようになったのかなど、トイトレにお悩みのママはぜひ参考にしてください。
トラウマに注意してあげて!トイレが怖いのには理由があるんです!
トイレで起きた思わぬハプニング
娘が2歳になったばかりの頃にトイレを怖がるようになりました。
その頃ちょうどトイレトレーニングを開始した時で、便器に登れるようにと踏み台を置き、一日に何度もトイレに行くことを促していたのですが、ある日その踏み台を踏み外し、トイレから落ちてしまいました。
そのことがかなりのトラウマだったらしく、それからというもの何度トイレへ行くように言ってみても「怖い怖い!」と言うばかりで、行くことを拒否してしまいました。
そんな日が続くようになり困っていたところ、同年齢のお子様がいる友人宅へ遊びに行く機会がありました。
友人宅のトイレには、便器をU字に囲むように踏み台が設置されており、友人の子どもはスムーズに上り下りができて楽そうでした。
試しに娘も乗せてみると、両足が安定したのか全く怖がらずに用を足すことができました。
驚いた私は主人に頼み、手製のU字踏み台を作ってもらい娘に使ってもらうと、今までのことが嘘のようにニコニコとトイレに行くようになりました。
トイレが楽しくなったのか、おしっこもウンチもできるようになり、トイレを怖がってから約3か月でトイレに行けるようになりました。
鬼が怖くてトイレ嫌いに
「魔の二歳児」とはよく耳にしますが、ちょうどその頃に我が家でトイレトレーニングをしていました。
そんな2歳7カ月の頃、保育園で節分があり、豆まきで鬼が出てきて大泣きしてしまったのです。
その日から息子は、鬼が出てくるのではないかと自宅のトイレも怖がるようになりました。なぜか怖いのは家のトイレだけでした。
そこで、トイレは怖くないんだと工夫をするようになりました。写真を貼ってみたり、シールで飾ってみたり、トイレに行きたくなるようにしました。そして、トイレで出来たらシールを貼るようにしました。
シールを貼り、シールで絵が完成すると、どんどん自信が芽生えたのか、1人でも入っていけるようになりました。
恐怖心が完全になくなったのは、お漏らしもしなくなった3歳半です。
穴が怖くて座れない
私の子どもはトイレトレーニングを始めたのが1歳半頃だったのですが、トイレに座らせようとすると、オマルの穴が空いているためかとても嫌がりました。
それから何度試しても、トイレに座る事をしてくれませんでした。そのため、一時はトイレトレーニングを中止しました。
無理にトイレの練習をしても、逆にトイレの恐怖心が増すと思ったからです。子どもの大好きなアンパンマンのオマルを使ってみてもダメでした。
それからは、私がトイレをする時の姿を見せるようにしました。みんなここに座ってトイレをするということが分かるようにするためです。
そして、1歳10ヶ月に試してみると、トイレに座るようになりました。なかなかおしっこやウンチはしてくれませんでしたが、2歳半には自分でトイレに行き、トイレに座る練習を始めました。
2歳8ヶ月にはトイレでおしっこをするようになりました。
トイレには子供が怖がる要素がいっぱい
トイトレを始めたのは2歳半くらいです。最初から補助便座のみの使用で、自宅のトイレで練習しましたが、トイレの流れる音や空間が怖いようで座る事も出来ませんでした。
自宅以外でも、実家のトイレや公衆トイレなど、もちろんダメでした。
そこで、思い切って息子の大好きなアンパンマンのおまるを購入しました。リビングのテレビの横に置いて、好きな時に遊びながら座ったり出来るようにしました。
すると、補助便座ではできなかったおしっこもアンパンマンのおまるでは、出来るようになりました。これには家族もビックリでした!
トイレは怖くないと理解したことで、2歳10ヶ月くらいでおしっこもウンチもスムーズに出来るようになり、補助便座の使用で自宅や実家、公衆トイレでも出来るようになりました。
ジェットタオルの音が怖い
おむつが取れ、外出先でもトイレで用を足せるようになったのは、息子が2歳10か月の時でした。
おむつを替えるために外出先でもトイレは利用していたのですが、ある時突然、他の人が使っていた備え付けのジェットタオルの「ゴオー」という音を聞いて号泣してしまいました。
その時は何で泣いているのか分からず、よく聞いたらジェットタオルの大きい音が怖かったとのことでした。
それ以来、商業施設などのトイレが怖いと嫌がり、入口から中に入らなくなってしまいました。
トイレに行きたいときは私がギュッと抱っこし、用を足しているときも体を密着させました。
ジェットタオルの音が聞こえそうになると慌てて耳を塞いだり、すぐに外に出るというのを繰り返しました。
3歳3か月頃、女子トイレにある男子用小便器で立って用を足すことを覚え、それが楽しかったようで外出先のトイレも嫌がらなくなりました。
「手を乾かす風の音だよ」と繰り返し説明したこともあり、トイレを怖がったのは5か月ほどで済みました。
ウォシュレットの便利な機能が仇に
2歳後半からトイレトレーニングを始めました。ちょうど季節的にもお漏らししても子供が寒がらず、親も洗濯物などの後始末が楽な夏からのスタートです。
はじめはトイレに座らせてウンチが出て、次第におしっこも伝えてくれるようになり、徐々にできるようになりました。
ウンチやおしっこが出たらご褒美シールをあげたり、トイレ内を明るくかわいいインテリアにしたり工夫もしました。
しかし、外出時もおむつからパンツへ移行した3歳頃でしょうか。外のトイレを怖がり泣くようになってしまいました。いつもトイレ内まで一緒に入っていたので、原因がよく分かりませんでした。
家では怖がることなく座れていたので、家と外出時の違いを考えると、家には付いていないけど外のトイレには大抵付いている「ウォシュレット」が原因だったのです!
個室に入るとすぐ人感センサーでウォシュレットが「ブーン」と動く音や、風が吹いたりするのが嫌だったことに気づきました。
最初は、ウォシュレットなしのトイレを探したり、和式(意外とできました)に入ったりしていましたが、次第に怖くない事を理解してもらおうと、私が先に便座に座り用を足すようにしました。
親も辛抱強く向き合い大変でしたが、4歳前後にはウォシュレット付きのトイレでもできるようになりました。
ウォシュレットを見るのも怖くて
子どもがトイレを嫌がるようになったのは3歳半頃です。
間違って、トイレの横についてあるウォシュレットのボタンを押してしまい、お尻に水がかかってしまったことがきっかけでした。
それまではトイレトレーニングもスムーズに終わり、一人でもトイレに行きたがるほどでした。怖いと感じたのは家のトイレを一番で、スーパーなどのトイレは平気でした。
ウォシュレットのボタンのところにカバーを付けて目隠しして、座った時に目の前に好きなキャラクターのポスターが来るように貼りました。
アンパンマンのカレンダーやトミカのポスターを貼っています。トイレが怖くないと感じるようになったのはその半年後くらいです。
幼稚園に入って、みんなでトイレに行くことが増えて、トイレは怖くないものだと分かりました。
ウォシュレットでびしょびしょに
2歳になったしそろそろトイレトレーニングを始めよう、とトイレにステップ付きの補助便座を置くようにしました。
最初はママと一緒!と嬉しそうに座っていたのですが、うっかりウォシュレットを押してしまい、背中がびしょびしょになり、水も止まらない状態でもう大泣きでした。
それ以来自宅のトイレはもちろん、実家のトイレも怖がるようになってしまい、順調にいっていたトイレトレーニングも停滞していました。
そこで、本屋さんで見つけたごほうびシールブックをものは試しにと、トイレの壁に貼ってみたところ、かわいい絵とシールを貼れるということに気を取られ、便座に座ってくれるようになりました。
最初は便座に座れたらシールをペタ!それができるようになったらおしっこが出たらペタ!ウンチが出たらペタ!と段階ごとにテーマを決めてシールを貼っています。
2歳半のころにはすっかり怖がらなくなり、自分で便座をつけて座るまでになっていました。3歳を迎えた最近では、自発的に行ってくれる時もあり助かっています。
無理矢理行かせてトイレを怖がるように
2歳でトイレトレーニングを始めました。
初めての子供でどのように進めていけばいいかわからず、夫が単身赴任でいないからわたしが頑張らないといけないと思っていた焦りとで、一時間おきに無理矢理トイレに連れていっていました。
そのせいなのかトイレを怖がり行きたがらなくなりました。嫌がって大泣きしだしたので諦めてやめました。
だんだん言葉も理解でき、おしっこやウンチをしたら気持ち悪いのがわかってきた2歳8ヶ月くらいからまた始めました。
何時間おきとかに連れていくのではなく、本人が行きたいと思ったときだけ連れていくようにしました。
そしておしっこやウンチが出ても出なくても、トイレに行ったことを褒めることにしたら、積極的自分から行きたがるようになりました。
本人のペースでやっていくことで、その子にもストレスにもならないし、褒めることが大切なことがわかりました。
夜中に一人でトイレに行かせたのがきっかけ
息子がトイレを怖がるようになったのは、3歳半の頃です。きっかけは、妹が生まれて、私がてんやわんやになってしまったこと。
夜中に下の子の授乳をしている時に、運悪く息子がトイレに行きたくなって起きてしまって…。せっかく下の子が寝そうなのに、それを中断して私がトイレに付き合うのが嫌だったんです。
付き合ってあげればよかったのに、「一人で行ってきて」って言ってしまったんです。
息子は渋々一人で行ったのですが、一人で夜中にトイレをしたことがトラウマになってしまったようで、それ以降昼間のトイレも怖がるようになりました。
出先のトイレは大丈夫なんですが、家のトイレだけ駄目なようでした。
息子の心を傷つけてしまったのは私ですし、私がなんとかするしかないと思い、それ以降どんな時も息子のトイレに付き合いました。
家のトイレでのおしっこを怖くさせないために、トイレをまるでお誕生日会のように可愛く装飾したり、息子のお気に入りのおもちゃを置いたりしました。
それを根気強く続けた結果、半年くらいで家のトイレを怖がらなくなりました。
思わず叱ってしまったせいで…
娘がトイレを怖がるようになったのは、2歳半になった時です。ちょうどトイレトレーニングも終わり、比較的自分でトイレにも行けるようになっていました。
しかし、ある日トイレを失敗してしまった時がありました。その時に、私が少し怒ってしまったことで、1人でトイレに行くことが怖いと言うようになってしまいました。
決まってトイレが怖いと言う時は自宅のトイレのみでした。これは、確実に私がトイレの失敗を怒ってしまったせいだと思い、怖くなくなるように工夫するようになりました。
まずは、トイレに大好きなキャラクターものの便座を置くようにしました。音も出る仕様なので、楽しく遊べる空間にもしました。
更に、トイレに行けたらシールをあげて、ちょっとしたご褒美にしました。
すると、1ヶ月後の2歳7ヶ月には自分でトイレに行けるようになり、今では全く怖がらずにトイレに行けるようになりました。
古くて暗いトイレはだめでした
トイレを怖がるようになったのは、3歳3か月頃のことです。
おむつがとれたのが3歳すぎでしたので。トイレが怖いと感じたきっかけは、私の実家のトイレにはじめて入ったことだと思います。
自宅のトイレは新しく明るいので怖がりません。しかし、私の実家は築年数も古く、薄暗い感じもして、怖かったのだと思います。悲しいことに、怖がるのは私の実家のトイレだけ。
外のトイレ(お店やSAなど)は、明るいし清潔ですし、特に子ども用トイレはかわいくデコってあったりするので、全く怖がりませんでした。
ですので、私の実家に帰る時には、お気に入りのパペットを持参して行きました。
もうおむつはとれているので、怖がってもトイレに連れて行くしかありません。面倒ですが、「ほら、○○(パペットの名前)もトイレに行くって~。一緒に行こうよ~」と誘いました。
トイレへの恐怖心がなくなったのは、幼稚園に行きだしてからです。4歳頃ですね。
廊下の暗がりを「ピカッとちゃん」で克服
子供がトイレを怖がるようになったのは、2歳になってすぐの頃。
きっかけは、トイレに行く廊下が暗いことと、目の前の犬のトイレで誤って排泄物を踏んでしまったこと、換気扇の音が怖かったこと等が重なったからです。
実家は廊下がいつも明るいため問題なく、また、お店のトイレも平気だったので、怖いのは自宅のトイレだけだったようです。
これではまずいと思い、次のようなことを片っ端から試してみました。
・トイレのタンクが可愛い顔になる幼児教材の付録で付いていたトイレちゃんシールを貼る
・廊下の照明をセンサーライトにして、行けば明るくなるようにした
・センサーライトに「ピカッとちゃん」という名前をつけ、「ピカッとちゃんが大丈夫だって言ってるよ」と言って安心させた
・トイレトレーニングシールでモチベーションをアップした
・トイレを促す音が出るおもちゃを置いた
・好きなキャラクターの子供便座を用意した
半年ほどたつと、自然とトイレを怖がらなくなりました。
最近は、トイレのことを「トイレちゃん」と呼び、「トイレちゃんがトイレしに来てって言ってるよ」とトイレに誘ったり、外出先では「ここのトイレちゃんに会いに行こうね」とトイレに促したりしています。
自動で流したりしてくれると、「トイレちゃんがジャーってしてくれたね。ありがとう」と言っています。
夜のトイレも仮面ライダーゴーストがいれば
私には現在3歳の子供がおり、最近やっと夜に1人でおトイレに行けるようになりました。
男の子なのですが、最初はおしっこも怖がって、急いで出てくるので便器の周りがびちゃびちゃになっている事もありました。
トイレに一緒に行ってあげたりしてましたが、男の子だしそろそろ1人で行ってもらいたいなと思い、大好きな仮面ライダーゴーストのフィギュアを置いてあげて、「ゴーストが守ってくれるから一緒にトイレいっておいで?」と子供の大好きな仮面ライダー効果に期待しました。
これが一番効果があり、夜の1人ウンチも自分から我慢しないで、きちんと出来るようになりました。
もう、便器がびちゃびちゃになることもありません。仮面ライダーって凄いなとつくづく思います。
ただ、子供はトイレをするときにしっかりとフィギュアを握りしめているので、毎回アルコール消毒は欠かせませんが…。
一回り強くなった息子が、今度はいつフィギュアを手放せるか楽しみです。
誰もが一度は通るトイレの恐怖
娘がトイレを怖がるようになった年齢は5歳ぐらいです。
3歳ぐらいからトイレトレーニングも終わり、しばらくは1人でトイレに行っていたのですが、夏場によく放映している心霊系の番組をみてから行けなくなりました。
1年ぐらいは暗いところを怖がり、暗い廊下の先にある、電気の点いてないトイレを異様に怖がり、昼間でも私がついていかないとトイレに行けない始末でした。
トイレはなんでも怖がるわけでもなく、かえってスーパーや大型百貨店のような明るい雰囲気のところのトイレのほうが怖がりませんでしたね。
我が家のトイレは古いマンションなので廊下も暗い感じですし、電球も暗く、おばけが出そうな気がしたみたいです。
なので、トイレの壁紙を新しく、キャラクターのついたものに替えたり、電球のワット数を上げて明るくしてみたり、トイレのマットやペーパーホルダーをかわいいものに替えたり、とにかく明るい雰囲気にしてみました。
また、「おばけにママあったことないから、会ってみたいなー。おじいちゃんもおばあちゃんもあったことないんだって」と遠回しにおばけはいないよと何度も繰り返し伝えていきました。
しばらくは変化はなかったですが徐々に1人でトイレに行くようになりました。
8歳になったころには、友達と心霊系の本などをみていましたが、1人でトイレに行けないということはなくなりました。
トイレのおばけからは卒業してしまったようで、少しさびしいですね。