【トイレトレーニングの進め方】5つのポイントと成功へのカギ
早い子は1歳、1歳半で始めるトイレトレーニング!「大変そう…」と、始める前から悩んでしまうママも少なくありません。
確実に一発でうまく教えられる方法があればいいのですが、そういうわけにいかないのがトイトレの現実。子供にとってもトイレでおしっこをするということは、かなり大きなステップアップ、そして負荷となります。
親子で迎える大きな課題ですが、進め方のポイントと成功させるために必要な「5つのない」を知っておくと、子供にも自分にも無理な負荷がかからず、スムーズなトイレトレーニングを始められるのです!今回はそんなトイトレの進め方と成功への5つのカギをご紹介します。
トイレトレーニングの進め方!5つのポイント
トイレトレーニングのスムーズな進め方をご紹介します。子供の状況に応じて焦らずゆっくりステップアップするようにしましょうね。また、夜のおねしょと昼のトイレトレーニングは別物です!「おむつ卒業したよ~」というママ友のセリフは昼のおむつ限定のことが多いので、焦らず進めましょう。
1始める時期を選ぶ
2歳になってからトイレトレーニングを始める人が多いようですが、短期間でトイレトレーニングを終了するためには子供の成長に合わせた時期を選ぶことが大切です!おしっこの間隔が2~3時間になり、しぐさや言葉でおしっこが出たことをお知らせできるようになったら、トレーニング開始OK!
できれば洗濯物が乾きやすく、薄着でいられる暖かい時期がおすすめ!春~夏に始められるように準備を整えておくといいでしょう。
2排泄のしくみを教える
子供はおしっこやウンチが何なのかわかりません。そこで排泄のしくみをわかりやすく説明している絵本を読み聞かせてあげましょう。食べ物や飲み物が体に入るとやがてどうなるのかを知ることで、トイレへの関心も大きくなり、自主的にトイレトレーニングを行うきっかけ作りができるでしょう。
「みんなうんち」 作・絵 五味太郎
出版社:福音館書店
価格:900 円 + 税
どうしてうんちがでるんだろう?生き物は鳥も、馬も、そして人間もみんなうんちがでます。それは食べ物を食べるからなんだということがわかる一冊です。
「おべんとうんち」 作・絵 石倉ヒロユキ
出版社:幻冬舎
価格:1200 円 + 税
トイトレのために排泄のしくみを教えたいママとパパにおススメの絵本です!主人公が食べたお弁当が口から肛門まで旅をするストーリー。可愛い3色の列車は、熱エネルギーになる食べ物/体を作る物/調子を整える物と別れているため、食のバランスについても勉強になります。
3トイレを楽しい雰囲気にしよう
トイレに行きたい!と思ってくれるような雰囲気作りも大切です。
好きなキャラクターのポスターや、成功したときにシールを貼れるカレンダーや絵本など、子供のやる気を出す工夫をしましょう。
ママやパパがぬいぐるみなどを使って、トイレでおしっこをする感じを見せてあげると子供は喜びますよ。
「おむつはずしができる できたよ!トイレ」作 三井知左子 絵 柏原晃夫
出版社:ポプラ社
価格:1200 円 + 税
音と光でたのしく遊びながらトイレトレーニングのイメージをつかめる絵本です。ポスターとシールもついているので、トイレでできたらご褒美に貼らせてあげると、子供の積極的にトイレに行けるようになりますね。
4トイレやおまるに座らせる
トイレにセットできる補助便座やステップ、またはおまるを予め用意しておきましょう。
うんちやおしっこがしたくなったら、トイレですればいいという体験をさせるためには、トイレに誘うタイミングが大切!何か飲んだあとや朝食後は、おしっこやうんちが出やすいので、出なくてもトイレに座るように促してみましょう。
5トイレがどんな場所かを教える
トイレがどんな場所かを子供が理解できれば、あとはおしっこコントロールだけになります。朝起きたとき、夜寝る前、外出前などは毎日トイレへ行く習慣を身につけさせましょう。また、パパやママがトイレへ行く時も一緒に連れていくことで、段々とトイレがどんな場所か理解していくでしょう。
「ママ、トイレでチッチしてるの。○○ちゃんもトイレでチッチしようね」など、トイレに行ったら声かけをしてあげましょう。
トイトレ成功のカギは5つのない
「5つのない」は、子供のトイレトレーニングを進める上での大切なカギです!排泄の自律は、親に強制されるものではなく、本人が必要だと感じ、自分の意志で動くことが大切。「5つのない」はそんな子供の意志を育む上でとっても重要です。ぜひ子供のサポーターとして、ママとパパ2人でチェックしておきましょうね。
1パパやママが焦らない
育児全般にいえることですが、パパやママが焦らずおおらかな気持ちで取り組みましょう。
つい周りの子供と比較して焦ってしまいがちですが、焦っても良い結果は出ません。
もちろん、「お隣の○○ちゃんはできるのに…」なんて言葉を子供に言うこともNGですよ。
2必死になりすぎない
ママやパパが朝から晩までトイレトレーニングに必死でいると、子供にとってもプレッシャーです。たとえ1歳や2歳の小さな子供でも、親の言動にはとても敏感なのです。よくママが他の赤ちゃんを抱っこしているのを見て、大泣きしてしまう子もいますよね。1歳2歳でもやきもちをやくのです。
そこで、子供にストレスを与えないために、トイレトレーニングを意識しない空気を作ってあげるようにしましょう。そのうち「出た!」と突然教えてくれたりするものですよ。
3トイレにずっと座らせない
トイレに座らせて2分ぐらい出なかったら、あっさりトイレから下ろしてあげましょう。長い間、慣れないトイレで座りっぱなしでは、子供にストレスがかかります。さらに出なくても「出ないの?出るでしょ?」なんて言わないであげてくださいね。子供にとっての失敗体験となり、それが原因で子供がトイレを嫌いになってしまっては大変です。
逆に、もし出たらオーバーなくらい褒めてあげましょう。成功体験は子供のやる気をアップさせます。
4できなくても怒らない
トイレトレーニングでのタブーは怒らないことだと言われています。今までは当たり前のようにおむつに出していたのに、それが怒られるようになってはかわいそうですよね。
「何でできないの?!」という言い方には特に注意が必要です。真面目な子供だと委縮してしまう心配がありです。
ただ、ふざけたり、わざと床に出したりする子供には怒ってもいいのでは?と思いますよね。だけど、この場合もトイレ拒否が始まってしまうことがあるそうですよ。逆にきちんと理由を説明してもらうことで、納得して頑張れるお子さんもいますので、子供の性格に応じての対応が必要になります。
ただし、パパやママが感情的になって怒るのはNG。失敗体験を積ませることで、やる気は急速にダウンします。説明するときは諭すようにしましょうね。
子供は汚いという概念がありませんので、教えないと洗面所でもおしっこすることも…ふざけてしまう子には、絵本で排泄について教えることも大切です!
5笑顔を絶やさない
子供のやる気の源って何だと思いますか?シールなどのご褒美作戦も、毎回でなければ効果アリですが、2歳~3歳の頃はやっぱりママの笑顔が一番なのです!
だから、ママは焦らずいつも笑顔で「そのうちできる」という大きな気持ちでいることが大切なのです。また、子供によってはトイレよりおまるのほうがうまくできる場合もあります。ママにとっては片付けが大変ですが、子供の好きなほうを優先させると、子供のやる気はグッとアップします。
トイレトレーニング中はおむつでも大丈夫!
「布パンツだと子供自身も濡れたのがわかるから良い」という意見もありますが、子供自身が失敗したという挫折感を感じてうまくいなかいこともあるそうです!できればパンツタイプのおむつかトレーニングパンツを使い、布パンツを嫌がったら無理に履かせたりしないようにしましょう