補助便座でトイレトレーニングを開始したい!
子育て中のママ・パパが、子供のトイレトレーニングを開始する時に、気になるのが補助便座の種類や使用方法ですね。子供がトイレにママと一緒に入ることで興味を持ち、トイレの環境に親しみと馴染みを持てるようでしたら、そろそろ補助便座でトイレトレーニングをスタートするのも良いでしょう。
ここでは、補助便座を使うメリット・デメリット、補助便座のタイプと、数多くあって選ぶのも迷っちゃう、おすすめ補助便座を使い勝手と共にご紹介します。
補助便座を使うメリットとは?
子供のトイレトレーニングに補助便座を使用するメリットはたくさんあります。補助便座のメリット5つ挙げてみました。
1トイレが生活空間の一部になり、早い段階で馴染むことが出来る
いままでおむつで排泄してきた子供にとって、あまり馴染みのなかったトイレという場所が、補助便座を使うことでも毎日入るようになることから、生活空間の一部となり、排泄場所として認識することが出来やすくなります。
部屋でおまるを使ったトイレトレーニングのみではなく、トイレという決まった場所で排泄するという行為に馴染ませるために最適です。
2排泄コントロールとトイレの距離を掴みやすい
子供の「トイレに行きたい」や「我慢」などといった、排泄のコントロールのトレーニングと、トイレという場所や環境の距離を掴みやすいところも大きなメリットです。「トイレ行きたい」と言った瞬間にでてしまうという「お約束」を卒業するためにも、トイレまでは距離があって、トイレに入ってからもパンツを下ろして、と時間がかかるということを自覚できるようになり、トイレトレーニングがステップアップできます。
3トイレの手順を覚えることが出来る
- パンツを脱ぐ
- おしっこ・うんちをする
- 拭く
- 水を流す
- 手を洗う
- 手を拭く
以上の排泄におけるトイレの手順を、最初から流れで覚えることが出来ると、トイレトレーニングが終って1人でトイレに入った時も、清潔にトイレを使える子供になります。初めての躾とまでは言いませんが、「トイレの後にはちゃんと手を洗う」という最低限のルールを覚えさせることで、外から家に返ってきた時や、食事の前の手洗いなども、すんなりと覚えることができるようになるでしょう。
4ママのお手入れが簡単・シンプル
補助便座は、用が済めばさっと拭いて壁に掛けるか、置くだけで完了します。この点、おまるだと排泄物の処理と水で洗ったりと手間とお手入れが少し大変です。
壁掛けが出来るようにフックが付いていますから、壁掛けや補助便座置き場をトイレ内に設置することで邪魔にならずにさっと片づけることが出来ますね。
5外出時のトイレもすんなりスムーズに出来る
トイレトレーニング中の外出時の排泄は、子供にとって初めてのトイレだったり慣れない環境での排泄を求められます。緊張もするでしょうし、スムーズに排泄出来なかったりして当たり前です。
普段から補助便座でトレーニングして、トイレの仕組みを学習して空間に慣れていることにより、さほど外のトイレでも抵抗なく排泄することが出来るようになります。
気になる補助便座の種類は?
子供がトイレに興味を持ち始めたら、補助便座は用意しておきたいですね。
最近はたくさんの種類の補助便座があり、トイレトレーニングを楽しくスタートすることが出来ます。どんなタイプを選択すれば良いのかもとても悩むところですが、お子さんの性格やタイプ、性別なども考慮しながら合ったものを選んでいきたいですね。補助便座の機能的種類は大きく分けて3種類あります。
1おまるタイプ補助便座
またぐタイプで、補助便座の前方にハンドルがあります。しっかりと握ることが出来るので姿勢が安定してぐっと力むことが出来ます。
このハンドルを「またぐ」ためには、抱っこして持ち上げたりと大人の補助が必要です。またパンツを全部脱がないと、またぎづらいという特徴もあります。おまるタイプは補助便座としても使用可能ですが、アタッチメントになっていて、便槽部分を取り付けることで、床に置いておまるとして使用することも可能です。
2便座タイプの補助便座
大人用トイレの便座に直接設置して使用します。便座タイプの補助の一番の利点は、小さな子供でも乗り降りがしやすいことで、大人の補助が少なく済むことです。ハンドルはないけど、大人と同じように足を閉じてすることを覚えられ、また安定した姿勢を取りやすいというのは良いですね。慣れると自分で乗り降り出来る子もいるほどです。慣れてくると大人と同じように、パンツを全て脱がなくてもトイレをできるようになります。
横側に握れるハンドルがあるものは、より安定した体勢を取る事ができます。
3ステップ付き補助便座
階段のようなステップが補助便座とセットになっているものです。いずれの補助便座の利用には、ママパパが抱っこして持ち上げるかステップを設置するか補助が必要になるので、このステップが最初からセットになっているのは便利です。階段上になっており、ちょうど補助便座部分の横にグリップがあるタイプも有り、ステップ別タイプとは違い、ステップがグラつくこともないので、安定して座っていられるので子供も安心です。
セットだと、色やデザインもお揃いですから統一性と可愛さで、トイレトレが楽しくなりますね。
男の子と女の子
補助便座には、前向きや後ろ向きなど色々ありますが、性別や子供の大きさによって使い分けるようにしましょう。男の子は便座タイプだと、自分で押さえない限り上向きに尿が飛んだり、漏れると言う事がありますから「またぐタイプ」「おまるタイプ」で、「おしっこは押さえてするんだよ」と教えてあげましょう。
ただし、上に飛んだら周囲を汚すんだとか、自分で押さえたり、方向を確認していないと漏れるんだという学習をするには失敗も大事ですから、どちらを選択するかはママとお子さんの、ストレスのないトイレトレを判断基準にするのが良いでしょう。
握るハンドルの有無
子供が握るハンドルの位置もさまざまで、それぞれの利点も併せて4タイプ挙げてみます。
- 前方
- 横側
- 何も付いていない
- 何も付いていない&幼児シート
前方にハンドルがあることで子供が安心して座れます。
腰かけるタイプの補助便座は、ハンドルを跨ぐ必要がないため、前方からすぐに乗って座る事が出来ます。
シンプルで安いのが特徴。慣れるまでは、便座から落ちないように支えたり見守ってあげましょう。
大人用のトイレ便座に直接連結させるタイプ。よく駅構内などのトイレでみかける小さな子供用便座です。取り付けが特定のトイレ便座機種にしか合わないので使用が限定されます。
キャラクターもの
子供の好きなキャラクターがトイレにあれば、トイレが楽しい場所となりトイレに親近感を持つことが出来き、メリットが大きいですね。トイレが怖いとかトイレを嫌がる子は意外と多いので、好きなキャラクターの補助便座を使ってあげるのはおすすめです。
トイレを嫌がっていた子には効果がありますが、反面トイレが遊び場になってしまうケースがあるので、子供のトイレトレーニングの進み具合とやる気で、キャラクター物の便座は良し悪しがあるようですね。
おもちゃのようで気が散るという意見もありますから、補助便座を選ぶ場合はママと子供のトイレトレにぴったりのものを選択出来ると良いですね。
オススメ補助便座
ベビーレーベル 補助便座
コンビ株式会社
価格:2,600円
おしりが安定する形状で、前にある取っ手が握りやすく姿勢を安定しやすい補助便座です。可愛くシンプルな色合いと子供の成長に合わせてハンドルを取り外せたり、パイル生地の専用便座カバーが付いているところが口コミで人気です。壁掛け用のフックが付いているので、使用前後は壁掛け収納が可能です。おまるとセットのタイプなら、おまるを使った初めてのトイレトレーニングから、最後までこれ一台で済ませることもできます。
リッチェルポッティス補助便座R
リッチェル
価格:3,000円
イスのように腰かけて使用するタイプの補助便座です。サイドにあるハンドルと立ち上がっている背もたれが、身体をしっかりと支えて安定した姿勢をとることが出来ます。足を閉じることができるため安定し、子供も力みやすく、排泄に集中出来ます。明るく元気な3色、オレンジ、グリーン、ピンクが揃っています。トイレトレーニングの段階に応じて、ハンドルを取り外すこともできるので、子供にもステップアップの喜びを、これ1代で教えることができます。
永和 ベビークラフト補助便座
永和株式会社
価格:1,880円
ハンドルが全くついていないシンプルな補助便座です。排泄物で汚れても水で丸洗い出来るので、いつも清潔に使用することが出来ます。普通の便座の形状に近いけど、男の子用に前部分に返しがついているので、飛び散りを防ぐこともできます。フックが付いていて壁掛け収納も可能ですから、トイレが嵩張らずに快適に保つことが出来ます。比較的安価な点も人気の理由です。
アガツマ アンパンマン2WAY補助便座おしゃべり付き
株式会社アガツマ
価格:3,500円
丸いハンドル付きタイプと、取っ手を外したイス型と、座り方が選べる世界初の2WAY補助便座です。アンパンマンのおしゃべり応援(3種)とメロディ、(3曲)と流水音が鳴るので、子供のやる気と達成感、満足感が得やすく、楽しくトイレトレーニングができます。
アンパンマンの顔の向きを前向き、後ろ向きと変えられるギミックは、自然と目線を落とす役割にもなります。座った時に便座が冷たくて子供が嫌にならないように、専用の便座用吸着シートが付いていて、繰り返し洗って使用出来き、またウオッシュレットもつけたまま使うことができるのが嬉しいです。
リッチェルソフト補助便座
リッチェル
価格:2,200円
介護用の便座にも使われる樹脂を使った柔らかい便座は、サイズが大きめに作られているため、体が大きい子供も安定して座ることができます。便座の後方が空いているU型タイプなので、ママが手をいれておしりを拭く時も、拭きやすいの点が特徴です。便座に置くだけで簡単に取り付けることができる、シンプルなところも人気です。普通便座、暖房便座、温水便座と家庭で一般的に使われている、多くのタイプの便座に取り付けることができます。余計なパーツなどがないため、汚してしまったとしても洗いやすく、常に清潔に保つことができます。
補助便座はいつから・いつまで使うの?
お子さんが一人で歩けるようになって、ママパパとの意思疎通が出来るようになる2歳を過ぎたころ、おしっこ出そうという報告が多くなってきたら、トイレトレーニングがだんだん気になって来るころですね。おしっこが出る感覚や、お腹のむずむずなどトイレに行きたいという意識や、遊びに夢中で我慢をするなど、日々のお子さんの様子を見ながら、トイレトレーニングスタートの時期を見極め、補助便座を使って開始してみてください。
補助便座とおまる
補助便座とおまるなら、どっちがトイレトレーニングし易いかと悩んでいるママもいると思います。おまるはトイレではなく、どこにでも置くことができるので便利ですが、逆にトイレ空間に馴染めなかったり、なにより掃除が大変というママにとってのデメリットがあります。今のおまるは、補助便座として使うことができるタイプもありますので、おまるで慣らしてからトイレで補助便座によるトイレトレーニングでも、そんなに大きな出費にはなりません。
なお補助便座は、子供の大きさに応じて、いつまで使っていても良いものです。どうしても普通の便座だと大きすぎて、安定して座っていられないとなると、安心してトイレ使えなくなっちゃいますよね。
トイレトレーニングはいつかは終わります
トイレトレーニングは焦って行ってはダメです。ママ友の話を聞いたり、母親から「まだ終ってないの?」とか言われると焦ってしまいますよね。でも子供にだって子供なりの事情がありますし、時間はかかったとしても、最後には絶対トイレトレーニングが終ってオムツを取れるようになります。
ママの焦りは子供に伝わりやすく、逆にトイレが嫌いになったりすることがありますので、失敗しても怒らずに気長に根気よくトイレトレーニングを続けましょう。
今の補助便座は種類やデザイン、機能などが豊富ですから、ママと子供が一緒に楽しくストレスなく、トイレトレーニングを進められるような補助便座を、子どもと一緒に選んで使ってみましょう。