ボスママはあなたの隣にいるかも!上手な対処法&取り巻き対策
子供が幼稚園や保育所、小学校に入学して始まるのが、親同士のお付き合いですが、ママ友同士のお付き合いには何かとトラブルが絶えません。自分とは気が合わないとわかっていても、子供を挟んでお付き合いをせざるを得ない、というのがママ友同士のお付き合いのつらいトコロですね。
そんなママ友の中でも、特に注意が必要なのが「ボスママ」と呼ばれる存在ではないでしょうか。ちょっとしたきっかけでボスママに嫌われ、引越しまでしなきゃいけなくなった人もいるそうです。まるでサル山のボスのごとく、自分の気に入らないママを無視したり攻撃や意地悪をしたりと、問題行動を起こすボスママとの上手なお付き合いのポイントについてご紹介します。
こんなボスママには要注意!性格と特徴
ママ友同士は子供を介して集まっただけの集団で、特にルールがあるわけではありません。これはある意味とっても楽なのですが、保護者として集団でバザーやPTA活動などをするためには動きにくいので、やっぱり「頭」が必要になります。そんなママ友集団の頭、リーダーとなるのがボスママです。
「集団のリーダーなのだから、いなくては困るのでは?」と思いがちですが、人間という生き物は集団のトップに立つと自分の立場を守ろうと、周りをコントロールしようとしがちです。
ちょっとプライドの高い性格のママが権力を手にし、その周りに自分もそのおこぼれにあずかりたいというママ達が集まって取り巻きを作ってしまうと、困ったボスママ問題が起きやすいので、アレッと感じたら十分注意することが大切です。
困ったボスママの特徴
- 能力もあり、自信に満ち溢れている
- 人付き合いは良いがプライドが高く、人の意見を受け入れにくい
- 集団の中でも生活レベルは上の方だ
- SNSなどの最新の技術を使いこなしている情報通が多い
- いつも取り巻きに囲まれていて、集団での行動を好む
ボスママに嫌われたら…どうなっちゃうの??
ボスママというのはその集団のボスですから、その人に嫌われることはその集団での行動に支障が出ることだと思ってよいでしょう。他のママを巻き込んでヒソヒソ・コソコソは序の口で、集団でも無視や、ひどい時にはあることないこと悪口メールが回っていたなんて嫌がらせはよく聞きますね。
トラブルのきっかけや嫌がらせの程度はボスママやその取り巻きママの性格にもよりますが、基本的にお山のボスでいたいボスママは、相手を追いやらないと自分の立場が危うくなることを良く知っています。
またこういった集団では、ボスママの行動をいさめる人がいないので、嫌がらせがエスカレートしやすいのですね。
こういったトラブルで一番怖いのは、嫌がらせを受けて孤独に追い込まれてしまうことです。ボスママの嫌がらせで追い詰められてしまえば相手の思うつぼですので、トラブルにまきこまれても一人で抱え込まず、御主人や先生などの信頼できる人に相談をして対処していくように心がけて下さいね。
Aボスママの正面から向き合うのは無駄です!
娘の通う小学校のクラスの学級会長がまさにボスママでした。とても人当たりもいいし、面倒見も良くて、私も普通におしゃべりをしていた仲だったのですが、保護者行事のバザーの時に、私がショップ店員だったことからバザーの運営を任されたところで態度が激変!どうやら自分がいつでも中心にいなくては気が済まなかったようなんです。
私は良かれと思ってバザーのお手伝いをしていただけなのですが、後になって私が「バザーの商品を自分の勤め先から仕入れてマージンをもらっている」なんて悪口メールをクラス中にまわされて、すっかりPTAの集まりに出づらくなってしまいました。
一時は引越しもするつもりだったのですが、転校することで担任の先生に事の経過を相談したところ、きちんとした会計報告書を作って他のママ達に配って、私が不正をしていないことを説明してくれたので、何とか事態を収拾することができました。ボスママも学校の先生が出てきたことで、「ヤバイ」と思ったみたいです。
その後は嫌がらせを受けずに無事卒業できたのですが、多分ボスママになる人って、嫌いな人を貶めるためならどんなことでもできるんです。理屈でかなう相手ではないので、かかわらないのが一番だと思います。
怖いボスママへの7つの上手な対処法
怖いボスママとはいえ、完全に避けることはできません。ボスママの子供に罪はありませんし、子供同士が仲良くしたがることもありますので、害を避けられる距離感を保って対処していきましょう。
1目立たないようにしましょう
もしあなたが入るママ友の集団の中に既にボスママがいるのであれば、トラブルを回避するためにも、あえて目立った行動をしないことをオススメします。「出る杭は打たれる」という言葉の通り、ボスママは自分の立場を脅かそうとする、自分よりも優れている人は大嫌い!なんです。
もちろん、自分や家族の自慢話も危険です。多少もどかしくても、ママ友集団のなかでは目立たず、控えめをモットーに、ボスママに目をつけられないように気を付けましょう。
2ボスママに極力逆らわない
集団の中に入れば、何かと意見を求められる機会も多いですね。幼稚園バザーやPAT行事などでプランが必要だったり、保護者会の運営などの場面で意見を出したりすることはとても大切なことですが、そんな時には言葉に気を付けて、極力ボスママと対立をしないよう心掛けましょう。
「自分はこの集団のリーダーだ!」と思っているボスママと、わざわざ対立することにメリットはありません。なにか意見があったら、自分だけではなく何人かのママの同意を得て意見にするのも良い手ですね。
相手の理不尽な要求まで逆らわずに飲み込む必要はありませんが、相手の言うことに逆らわず、上手にやり過ごすことを覚えていけるといいですね。
3ボスママと親密なかかわりを持たない
「可愛さあまって憎さ100倍」という言葉がありますが、相手と親密な付き合いをするほど、トラブルになった時のリアクションが大きくなることは良くあります。ボスママとは一線を引いて、親密になりすぎないように注意したほうが、余計なトラブルを避けることができますよ。
もちろんボスママにも良い面はあるでしょうし、集団のトップと仲良くしていれば何かと見返りもあるのかもしれませんが、それでは自分自身がボスママの取り巻きとなり、結局はボスママの問題行動を助けてしまうことにもなりかねません。
ボスママとのトラブルだけでなく、他のママ達とのトラブルにも巻き込まれかねないので、節度をもったお付き合いを心掛けましょうね。
4集団の悪口にはかかわらない
ママ同士が集まってしまうと、なにかと悪口話が始まってしまうものですが、やっぱり人を貶めるような悪口はトラブルのモトです。なかにはボスママが他のママを攻撃しようと悪口を言っているケースもありますので、集団の悪口からはできるだけ距離をおきましょう。
ママ友同士の集まりで、話題が誰かの悪口になってしまったら、さりげなくその場を離れましょう。「買い物に行かなきゃいけないから」「旦那さんが今日は早く帰ってくるから」などの無難な逃げ口上を用意しておくと、いざという時に役に立ちますよ。
5もちろん自分も悪口は言っちゃダメ!
他人の悪口から距離をおくのと同様に、自分もママ友集団の中で自分が悪口を言うのは危険です。いつどこにボスママの目が光っているとも限りませんし、隠れた取り巻きママって意外と多いものです。まわりの人も同じような不満を口にしているからと、油断してボスママへの不満や悪口を口にしたら、取り巻きママに告げ口をされてしまった、なんてケースもありますので十分注意をして下さいね。
自分が漏らした愚痴や不満が、ボスママの使う攻撃材料になってしまうこともあります。子供を介しただけの知人であるママ友には、自分の内面を見せないように心がけましょう。余計な情報を流さない方が、無駄なトラブルを背負いこまなくてすみますよ。
6ボスママの取り巻きとは距離を置きましょう
お山の大将でいたいがためのボスママ自身の行動も問題なのですが、同じ位に困った存在が、ボスママを取り巻いている取り巻きママです。じつはボスママよりも、取り巻きママの方が厄介だって知っていました?
責任を押し付けられるリーダーにはなりなくないけれど、リーダー並みの権力は欲しい!そう考えてボスママに取り入って、なかにはボスママをおだてて自分の思い通りにしようとする取り巻きママもいますので、要注意!
数が複数なぶん情報も早く、連係プレーも多いので、余計なトラブルを背負いこまないためにも、取り巻きママとはかかわらないよう、十分な距離をおくよう心掛けて下さいね。
7逃げることを考えることも大事!
もしボスママとトラブルになってしまったら、あなたはどうしますか?闘う人もいれば、我慢してしまう人もいるでしょうが、どちらも間違いではありません。ただし、子供を介した、身近で避けることのできないお付き合いである以上、ボスママとのトラブルは子供や家族の生活にも悪影響を及ぼす可能性は十分にあります。
ママが疲れ切り生活を損なう前にボスママから逃げてしまうことも一つの手であることも覚えておいてくださいね。
ママ友の集団は、必ずしも「ここでなきゃ!」という絶対のものではありません。スポーツや習い事、趣味など、さまざまなグループもあることに目を向けて、自分と相性の良いグループを見つけていけるといいですね。
子供同士のお付き合いの考え方
もし、あなたの子供が自分を付け狙うボスママの子供と仲良くしていたら?ママにとってはいろいろな葛藤があるでしょうが、子供同士のお付き合いは子供自身の問題です。ボスママの子供のとのお付き合いは、子供の好きなようにさせてあげましょう。
「もしかしたらあの子もボスママの手先なのでは?」と疑ってしまうのであれば、お子さんと充分にコミュニケーションをとって、ボスママの子供とどんな遊び方をしているのか、困っていることはないか、さりげなく聞きお付き合いの状況を把握しておきましょう。
確かに母親の影響力はあなどれませんが、子供同士は意外と天真爛漫にお付き合いをしているものですよ。子供同士が相手のお宅に上がり込んだり、物を貸し借りしたりしなければ、親同士が表にでてお付き合いをする必要もありません。
相手の子とのお付き合いで多少苦い経験をしても、子供が解決して学んでいくべきことですので、おおらかな気持ちで見守ってあげましょう。
ママ友とのお付き合いを見直しましょう
育児で孤独になりがちなママ達が、情報を共有してお互いに高めあうのがママ友同士のお付き合いの本来の姿です。ボスママトラブルのように、いろいろと問題が起きやすいママ友同士のお付き合いですが、子供の状況を把握しやすいとか、学校などの情報を入手しやすいなどといったメリットも数多くありますよね。
ボスママのように相手を貶めるのも、ボスママにおびえてビクビクお付き合いをするのも、やっぱりもったいないことです。子供同士のように好き・嫌いで選べる間柄ではないのがママ友とのお付き合いですので、気を使わなければなりませんが前向きに考えていきたいですね。