ママ友トラブルを避ける!嫌われる原因と角を立てない上手な付き合い方10選
春になり、お子様が新しいお友達を作り、世界を広げていくにつれて、親として悩むのが新しいママ友とのお付き合いですね。特に幼稚園や保育園から小学校に上がったばかりの時期は、知り合うママの人数も価値観も多岐にわたり、人間関係の複雑さが増します。
多くの場合、日本の学校生活は保護者の協力によって成り立っている面が大きいため、PTAや係活動などでママ友との関わりは避けたくても避けて通れないのが実情です。だからこそ、「いかに嫌われないか」「いかにトラブルを回避するか」と気を揉むママも多いのではないでしょうか。
これが「ママ友地獄」なのか!?とその怖さを身をもって体験する前に、自分からトラブルに巻き込まれないように予防することが大切です。今回は、ママ友との人間関係でトラブルを引き起こしやすい行動や、嫌われるきっかけとなり得るNGな言動10選をご紹介し、その回避術を解説します。
1自分の子供を優先しすぎて過度に介入する
ママ友とは子供を介したお付き合いなので、当然子供を含めた集まりも多くなります。そんな時に起きるのが、子供同士のちょっとしたもめごとです。もめごととは言っても、ほとんどは子供同士で解決していけるものですが、つい我が子可愛さから母親として自分の子供をかばってしまったり、必要以上に手を出してしまったりしていませんか?
そうすると、相手になった子のママは面白くないですし、子供の成長を信じて様子を見守っていたママも「過保護だ」「うちの子の成長の機会を奪った」とガッカリさせてしまいます。自分の子供がかわいいのは、もちろんよくわかりますが、他のママにはそれぞれ「子供の自立を尊重したい」「できるだけ手を出さずに見守りたい」といった教育方針があるということを忘れてはいけません。
子供同士のトラブルには、必要以上に手を出さず、まずは見守る姿勢が基本です。しかし、まったく無視も「あのママは責任感がない!」というマイナス評価につながってしまうので、周囲のママ達の様子をよく観察し、「適切な距離感でサポートする」姿勢を見せることが大切です。
ママ友地獄の回避術
子供同士のトラブルは、子供の成長の機会と捉え、周りのママの様子を見ながら過度な介入を控えるようにしましょう。
2人のプライバシーに関わる情報に口が軽い
ママ友の中にはものすごくフレンドリーで、自分の話をしながらプライベートなことにまで突っ込んでくる人もいて、「相手も教えてくれたから、ま、いっか」とつい気を許してしまうことはありませんか?実は、これもママ友との信頼関係を壊してしまう大きな原因の一つです。
相手をよく知らないうちに話してしまった自分の情報や、他人の情報が、後々の災いに発展し、トラブルに巻き込まれることは多くあります。親しくなったつもりでも、すべてがいい人とは限りません。あなたが何気なく漏らしたことに尾ひれがついて、「あの人って…」と後ろ指をさされてしまうことだってあるのです。
「口が軽い人」というレッテルを貼られると、重要な情報が回ってこなくなる、信用できない人だと避けられるといった事態に陥ります。人間関係の基本として、聞いた話は必ず自分の中で留め、安易に第三者に話さないというルールを徹底しましょう。
ママ友地獄の回避術
自分のプライベートなことはもちろんですが、他のママ友から聞いた情報も絶対に第三者に話さないようにしましょう。信頼を築くことが最優先です。
3お付き合いをSNSに頼り、配慮を欠く
ママ友同士のお付き合いで、メールやLINEなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は確かにいつでも、どこでも繋がれる便利なツールです。しかし、相手の表情がわからないまま会話をすることで、意図しない誤解やトラブルを生んでしまうことも多いのです。
特に、知り合って日の浅いママ友に対しては注意が必要です。何の気なしに送ったメッセージが相手を傷つけたり、特定のグループ内でのみ情報を共有することで「仲間外れ」を生み出したりする原因にもなります。また、SNSでのやり取りはどうしても記録が残りやすいため、後でトラブルの証拠として使われてしまうリスクもあります。
SNSは集団のルールを壊しがちです。特定の返信を強制したり、頻繁にプライベートな話題でグループを動かしたりすることは避け、「連絡手段」として節度を持って活用するように心がけましょう。
ママ友地獄の回避術
節度を持ってSNSを活用しましょう。特にグループ内でのプライベートな話題や、他人の子どもの話題には細心の注意を払いましょう。
4一方的な自慢話が多い
自分や家族に誇るものがあることはとても良いことですが、自慢話は他人に嫌われる一番の話題です。これから良い人間関係を築こうとしている相手に、相手の自己肯定感を損なうような話題を会話に出すのは好ましくありません。
特に、仕事と家庭の両立に悩んでいたり、社会的な孤独感を感じていたりするママに、学歴や夫の仕事、子どもの才能などの自慢話をすると、「マウントを取られた」「イヤミな人!」のレッテルを貼られてしまいます。自慢話は、相手に「自分と比べて劣っている」と感じさせてしまうリスクがあるのです。
逆に「うちの子なんて、まだまだで…」とへりくだっておけば、相手も安心して「うちも大変なのよ」と話に乗ってきてくれ、共感が生まれます。自慢話をするのなら、その2倍以上の時間を相手の話を聞くことに使いましょう。
ママ友地獄の回避術
自慢話をするのなら、その2倍相手のことを褒めましょう。特にママ友自身のことよりも、相手の子供の努力や良い部分を褒める方が効果的です。
5話や電話が長く、相手の時間を奪う
ママ友とのお付き合いで、「相手の長話にうんざり!」と思う人はとても多いです。子供の世話に家事に忙しいのに、いつまでたっても話が終わらない、電話を切ってもらえないのは、誰もがイライラしますよね。
ママ友同士で話している時、相手も喜んで話に乗っていてくれる、もっと話したいと思って、つい相手を引き留めてしまうけれど、相手は遠慮して「忙しい!」と言い出せないだけなのかもしれません。長話は、相手の貴重な時間を奪う行為であり、「空気が読めない」「自分勝手」というネガティブな印象を与えます。
会話においては、相手の視線や手ぶり、表情で「そろそろ切り上げたい」という意図をくみ取ることが大事です。電話では、長々と用件以外の話をするのではなく、必要な用件だけを簡潔に伝え、すぐに切ることを心がけましょう。
ママ友地獄の回避術
会話では相手の意図をくみ取り、話は簡潔にまとめて切りましょう。特に電話では、要件以外の話は控えるように心がけましょう。
6人の都合を考えず、距離感が近すぎる
空気が読めないといわれる人は、相手の都合も無視しがちです。例えば、頻繁に自宅に誘ってみたり、相手のスケジュールを考えずに遊びに連れ出そうとしたりする行動です。あなたは相手の都合をきちんと読み取って行動していますか?
自分のことを優先するあまりに、相手の都合を考えることを忘れてしまう、相手の「境界線(パーソナルスペース)」を無視した行動は、ママ友を遠ざける原因となります。お付き合いは、お互いが気持ちよく同じ時を過ごすことに意義があるものです。
適切な距離感とは、付かず離れず、一定の線を保つことです。親しくなりたいという気持ちから急に距離を詰めすぎると、相手は「重い」「依存されている」と感じてしまい、関係が壊れてしまう可能性があります。相手の返答や表情から、少し引くタイミングを見極めましょう。
ママ友地獄の回避術
ママ友の都合を考え、適度な距離をとりましょう。自宅に誘う際は、相手が負担に感じないよう、慎重に打診することが大切です。
7人の欠点の粗探しばかりをして悪口を言う
ママ友同士の会話の中で無難な話題は、相手や誰かを褒めることです。誰も傷つかないからです。でもそんな時に、「でも…」「あの人はここがダメだよね」などと、一言いわずにいられない人はいませんか?
人の良い部分を認めて褒めることは、いつかまわりまわって自分に帰ってくるものですが、人の粗探しばかりをすることは、結局は悪口・陰口につながってしまいます。悪口や陰口は、聞いている相手に「この人は私がいないところでも私の悪口を言うのだろう」という不信感を抱かせ、人間関係を破壊する最大の要因となります。
人の欠点を探す行為は、自分自身もイライラして不幸なことしか招きません。人を褒める話には積極的に乗り、人の悪口や陰口とは距離を置くように心がけることで、信頼できるママという評価につながります。
ママ友地獄の回避術
人を褒める話には積極的に乗りましょう。悪口や陰口は聞く立場にもならないように、話題が変わるきっかけを作り、距離を置きましょう。
8自分だけがしゃべり、相手の話を聞かない
ママ友とのお付き合いの中で、豊富な話題を提供することは良いことですが、ちょっと待ってください。もしかして、自分が無理やり話の主導権を握ってしまって、自分だけが話しているなんてことになっていないですか?
女性は話好きなので、自分がしゃべれなくてイラついているママもいるかもしれません。会話はキャッチボールであり、一方が話し続ける状態は、コミュニケーションとして成立していません。相手はあなたの話を聞くことに疲れてしまい、あなたとの会話を避けるようになるかもしれません。
聞き上手な人は、話をさせるのも上手な人です。相手に気持ちよく話してもらう「傾聴の姿勢」を持つことで、あなたは「話しやすい人」「信頼できる人」というポジティブな評価を得ることができます。
ママ友地獄の回避術
会話では相手に会話の主導権を渡す時間を作りましょう。自分2割、相手8割の割合で、適度な相槌を入れながら相手の話を丁寧に引き出してあげましょう。
9私が何とかしなきゃと、他者のトラブルに深入りする
ママ友から何か困ったことを相談されたら、慰めてあげたり、励ましてあげたりすることは大切です。誰だって頼られたらうれしいし、何とかしてあげたいと思いますよね。それはとても正しい感情ですが、もしあなたが「せっかく相談してくれたんだから、何か手助けをしたい!」と問題の解決にまで深入りしてしまったら、それは余計なことかもしれません。
なぜなら、問題の解決は当事者が解決しないと、根本的な意味を持たないことだからです。特にママ友同士のトラブルに、当事者以外が首を突っ込むのは御法度です。あなたの手出しによってトラブルが大きくなってしまうことになりかねませんし、あなた自身がそのトラブルに巻き込まれ、無間地獄に落ちる可能性が非常に高いのです。
あくまでも、相談に乗る「聞き役」に徹するというスタンスを守りましょう。慰めや共感の言葉を伝えつつ、最終的な行動は相手に委ねることが、自分の身を守るためにも重要です。
ママ友地獄の回避術
ママ友同士のお付き合いはあくまでも子供が主体なので、常に客観的な目をもって、必要以上に誰かのトラブルに肩入れしないように気をつけましょう。
10愚痴やネガティブな話題ばかりをこぼしている
女が集まると井戸端会議が始まるといわれるように、女性はおしゃべりが好きなものですが、そんな時には愚痴をこぼしすぎていないか気を付けましょう。「ネガティブなことばかりを聞かせられていると、自分までギスギスした気分になってしまう!」と思う人はとても多いのです。
人は、ネガティブな感情を共有することで一時的な共感を得ようとしますが、長期的に見ると、愚痴を言う人は周囲に「ネガティブなオーラを持つ人」という印象を与えてしまいます。会話の中では相手に嫌な気分をさせないことが、人間関係において最も大事なことです。
自分のストレス解消をママ友との会話でしようとすると、いつの間にか周囲のママ友に避けられるママ友地獄へと陥ってしまうかもしれませんよ。話題のバランスを考え、ポジティブな話も提供できるよう心がけましょう。
ママ友地獄の回避術
ママ友同士の話題に愚痴はほどほどにしましょう。つい愚痴を漏らしてしまったら、必ず一言「聞いてくれてありがとう。スッキリしたよ」という感謝の言葉を添えましょう。





