幼稚園選びはいつから?ベストな園を選ぶ5つのポイント&失敗談
子どもにとって、ママと離れて初めての集団生活となる幼稚園生活。園の特色は十人十色。自分の子どもにベストな選択をするために、ママはどうすればいいのでしょう?どんなに試行錯誤しても最終的に選べる幼稚園はたった一つ。
こちらでは、いつから幼稚園選びを始めればいいか、幼稚園選びのポイントや園選びに失敗したママの体験談をご紹介しますので、お子さんに合った幼稚園選びにぜひ役立ててくださいね。
幼稚園選びはいつから始める?
子供の数が減っていることもあり、近年幼稚園では園児の争奪戦状態になっていますが、その反面人気のある幼稚園では前日から順番待ちをしないと入園できないなんてこともあります。
子供にとって幼稚園は初めて親から離れて入る集団生活の場ですので、早く馴染むためにはできるだけ子供に合う園を選ぶことが大切です。入園後に後悔しないためにも、早めの準備を心掛けましょう。
早い人は一年半以上も前から!?
地域や各々の考え方によって、幼稚園選びを始める時期はさまざま。見学会などの時期はどうしても重複してしまうので、たくさんの幼稚園を見ておきたい人は、運動会やバザーなどのイベント時(部外者も園内に入ることができる)を狙うことも。
幼稚園を見学することから幼稚園選びがスタートするわけですが、幼稚園で開催されるバザーなどのイベントに参加して様子を見ようと考えると、入園の1年半以上も前から幼稚園選びを意識することになります。一方で、幼稚園で開催される見学会自体は、だいたい入園の半年くらい前に行われることが多く、そこで幼稚園選びをスタートさせる人もいるようですね。
幼稚園入園までのスケジューリング
一般的には、見学会を終えてから入学願書の配布があり、願書提出、入園選考ののち、晴れて入園という流れになっています。焦る必要はありませんが、慌てないためにも、見学から入園までのだいたいの流れを掴んでおきましょう。
一般的な幼稚園見学から入園までの流れ
- 幼稚園見学会
9月頃におこなわれ、入園希望保護者説明会と兼ねていることが多いです - 入園願書配布
10月頃から願書の配布がスタート!見学会のときに入園願書をもらえる園もあります - 入園願書受付
願書の配布から2ヶ月以内には受付が終了!激戦区はあっという間に定員に達してしまうため、早めに提出しましょう - 入園選考
11月頃、園に行って試験や面接をして、入園選考をおこないます - 入園手続き
12月頃、入園の内定をもらったら、入金などの入園手続きをおこないます - 入園説明会
2月頃に入園に関する準備などの説明会があります!制服がある園は、このときに採寸して注文するところもあります - 一日体験入園
3月、入園目前に一日体験入園で、幼稚園を体験できます
情報収集の仕方について
幼稚園に関する情報を収集しなければ、選ぶどころではありませんよね。社交的なママならいろいろな人から情報収集できるのでしょうが、特に初めてのお子さんの場合、なかなか難しいですよね。
まずは、ネットの口コミ情報やパパの職場の人から情報を集め、気になる園のホームページを閲覧してみましょう。園のホームペーに載っている教育方針や年間行事、一日のカリキュラムなどから、その園のだいたいの雰囲気はわかります。また、見学会や園外者も参加できるイベントなどの情報も得られることもあります。
次に、他に知りたいことがある場合や、ホームページがない園の場合は、直接電話で園に問い合わせてみるのも良いでしょう。園児が降園してからの14時以降に電話すると、落ち着いて対応してもらえるでしょう。
さらに、見学会や説明会、バザーや運動会など、外部の人が行ける機会に実際に訪れてみましょう。直接訪れることで得られる情報も沢山あります。
幼稚園選びでチェックすべきポイント
幼稚園を見学したり説明を聞いたりしても、ママや子どもにとって一体何を重視すべきなのか、なかなかピンとこない人も多いでしょう。そこで、幼稚園選びでチェックすべきポイントについてみていきましょう。
1バス通園か保護者の送迎か?
毎日通うということは、当然雨や雪などの悪天候の日もあります。どんな日でも、保護者が毎日送迎できるかどうかはチェックすべき重要なポイントになります。徒歩や自転車では行けない距離、下の子が1歳未満、妊娠出産予定がある、マイカーをパパと共用の人などは、バス通園できる園がおすすめです。
2お弁当か給食か?
お弁当か給食か、どちらが子どもに合っているのか考えてみましょう。毎日給食だと偏食がなくなる子もいますが、あまりにも偏食がひどすぎて、給食だと食べる物がないから幼稚園に行くのが嫌になる…なんてことがあっては本末転倒ですよね。給食のメニューや量を見て、子どもが食べることができるかどうか考えてみる必要があります。
また、お弁当だと子どもの食べたい物を入れることができるけど、毎日作るのは大変…というママも多いでしょう。兄弟がいたり、パートに出ていたりして忙しいなど、ご家庭の事情でお弁当作りがママの負担になってしまう場合は、ママの健康を一番に考えて、無理せず給食の幼稚園を選ぶ人も増えています。
3保育時間の延長はできるのか?
パートに出る予定のママや、他に兄弟がいるママは、降園時間に間に合わないこともあるかもしれません。そんなときに、延長保育をしてくれる幼稚園だと助かりますよね。また、働くママの場合、定期的に延長保育を利用するなら、保育園や認定こども園と費用を比べてみるのも良いでしょう。
4保育料
保育園の評判がいいからと思って保育料が家庭の収入に見合っていない園に入ると、周りのママたちとの生活格差があり過ぎてママ友トラブルに苦労する…なんてこともあるようです。
逆に、保育料だけで判断せずに、多少高くても体操や英語、音楽などのカリキュラムが多く、習い事をさせなくて済む分、費用が浮くのでイーブンになるという考えで、知育教育に熱心な園を選ぶ方もいます。
5親が参加するイベントの回数
親が参加するイベントが多いと、ママ同士の交流も深くなります。それが楽しみであるママたちも多い反面、そんな付き合いが苦手と思う人や、仕事が休めない人もいますよね。そのような場合、イベントが多すぎる園は避けた方が良いかもしれません。
実際に目で見てチェックするポイント
幼稚園を一日体験できる「プレ幼稚園」や見学会、運動会やバザーなどのイベントに参加することで、実際に幼稚園の中に入り、自分の目でチェックすることができます。このような機会に、ぜひチェックしておきたいポイントをご紹介します。
1園児たちの様子
在園児たちがどのような表情で過ごしているか、どんな遊びやカリキュラムをしているのか、それに対応する先生の様子はどうか、など園の中でしか見られないことがあります。また、プレ幼稚園の場合、子どもの機嫌は良いか、緊張し過ぎていないか、カリキュラムや遊具など、興味を持つものがあったかもチェックしましょう。
2先生の対応
大事な子どもを預ける先生。園では先生がママの代わりといっても過言ではないはず。見学者への対応はもちろん、在園児への接し方、トラブルへの対応など、先生の対応スキルは見ておくべし!
3施設面の確認
園に通うようになると、自分のことは自分でしなければなりません。そのうちの一つがトイレ!最近では洋式のトイレが当たり前になってきていますが、和式トイレの幼稚園もあります。和式トイレだと子供が戸惑って粗相することもありますし、暗い、汚い、臭いトイレで、子供が幼稚園で全くトイレに行かず、降園後に腹痛で通院したというケースもあります。
そのため、設備が子どもに合っているかどうかを、子供と一緒に確認しておくことはとても大切です。
4安全面の確認
今の時代、園関係者以外の人間が簡単に出入りできるような幼稚園は、防犯対策が万全とはいえません。また、遊具が古すぎないか、耐震対策は万全か、近くに避難場所があるのか、など安全面での確認も忘れずに行いましょう。
幼稚園選びで失敗することってある?
どんなにたくさん幼稚園を見学しても、入園して実際に体験してみないとわからないこともあります。そこで、園選びに失敗してしまったと思っているママの体験談をみてみましょう。
Aライフプランを考えていなかった
通園バスがなく、保護者が送迎しなければならない園に3年保育で通わせました。バス通園と違って、毎日保護者同士が顔を合わせるので、いろいろな人と仲良くなれるかなぁと思って。
でも、長女が年中さんのときに、下の子を妊娠。自転車で送迎していたのができなくなり、マイカー通勤のパパの車とは別に軽自動車を購入。余分すぎる出費でした(泣)
A園に出向く機会が多すぎて・・・
いろいろな園を見学して、自分の考えや子どもの性格に見合った園を選んだつもりでした。子ども自身は楽しく通園できましたが、園行事や、お遊戯会の衣装制作、バザーの手作り品作りなど、毎週のように園に出かける毎日。
当然ママ同士の交流も深まりますが、高齢出産の私は、若いママの会話に付いて行けず・・・。ランチに行っても隅っこの方でみんなの話を聞いているだけでした。自分の時間も持てないし、親が園に出向く機会が多い幼稚園は失敗したなぁと思いました。
Aのびのび派がよかった息子
のびのび派の園を選ぶか、教育派の園を選ぶか迷う人も多いと思います。私は教育派!小さいうちからたくさんのスキルを身に付けて欲しいと思っていました。英語に音楽、体操に水泳。たくさんのカリキュラムのある園を選びましたが、自由でマイペースな息子には窮屈だったようで、「幼稚園に行きたくない」と訴える日々。
運動会やお遊戯会前の時期は猛練習をするため、登園拒否がひどくなってしまいました。ママの教育方針も大切ですが、子どもの性格に合った幼稚園を選ぶことも大切だと思います。