ダンボールで手作りすれば大型おもちゃも簡単に工作できちゃう!
ダンボールを使った手作りのおもちゃを子供に作ろうと思うママやパパ。お金をかけなくても家にあるダンボールを使えば、小さなおもちゃから大型おもちゃまで、自由自在に手作りできちゃいます!
子供に限らず大人も遊べる本格的な大作も作れるため、アメリカでは段ボールを使って作るソリのスピードを競う「エコソリ祭り」もあります。2018年2月に放送された日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」では、宮川大輔さんが作ったダンボール製の本気ソリが話題となりました。
先輩ママ達も色々とトライしていますので、体験談を参考に、ダンボールのおもちゃを作ってみましょう。
ダンボールの手作りおもちゃ工作体験談
家にある場合、費用はほぼ無料。購入する場合も安く手に入るダンボール。
強度が心配になる大型おもちゃも、ボンドで重ねて貼り合わせれば丈夫なものを作れます。この柔軟性と手軽さがダンボール工作の良さでもあります。
大型おもちゃ!滑り台や子供の家など
段ボールで滑り台を作りました
以前「いないいないばぁ」のゴットンを作ったら好評だったので、大作を作りたいと思い、安くて処分に困らない長く遊べる玩具が欲しくて、悩んだ結果滑り台を作りました。
オムツ等の丈夫なダンボールを5~6枚重ねた物を使って、割りばしやボンドで固定して、大人も滑れる耐久性と修繕のしやすい物ができました。子供は、いつでも滑り台で遊べることとシール等を好きに貼れることがお気に入りみたいです。
ダンボールはお金もかからないし、重ねて使えばとても丈夫に出来る事と好きなデザインや寸法に出来る事が良いですね。大きな作品は特に寸法を測ることと、設計図を描くのをしっかりすると素敵な玩具が作れると思います。あとはボンドをなるべく隅まで塗る方がしっかりした作品になります。
ダンボール滑り台
子供が2歳と4歳になり滑り台が欲しいと言われ、プラスチックの滑り台も考えたのですが、使わなくなった時に捨てるのが大変だと思い、ダンボールで作ることにしました。パーツが細かく分かれているので、細かく分解すれば片付けるのも比較的楽です。
初めての滑り台だったので、階段から登ったり、滑る方から登ったり、色々な遊び方をしていました。ダンボールはなんとなく温かく、プラスチックに比べると優しい感じがします。また、大きさを調節できるので、部屋の大きさに合ったおもちゃが作れるのが良いです。
今度はダンボールハウスを作りたいです。ダンボールのカットや貼り付けなど大変なことは多いですが、出来上がった時の子供達の喜んでいる姿を見た時は、作って良かったと思えます。
ダンボールでお家を作った
大きなソファを購入した際に、幼稚園児の息子と娘が空のダンボールの中で遊び始めました。片付けるよーと言っても聞く耳をもたず、いっそのことダンボールで家を作ろうと考えました。自分も小さい頃、父に作ってもらったことも思い出したのです。
中にダンボールの時計を飾り、ポストや表札もつけてあげました。おもちゃのライトも入れてあげたら、本当に自分の家のように思えたみたいで、とても喜んでいました。
ダンボールは、大きなものであれば、大型のおもちゃを作ることができます。子どもの背丈より大きいものを手作りしてあげるとびっくりするし、反応もよくて親も作りがいがあります。
今度は、ダンボールでもっとたくさん家具なども作ってあげたいです。テーブルやいすなどきっと喜んでくれるかなと思います。子どもも喜んでくれますが、何より自分が童心に戻れるのでおすすめですよ。
ダンボールモグラたたき
幼稚園のイベントで遊んだのを覚えていて、子供が作りたいと言うので一緒にダンボールおもちゃを手作りしてみました!モグラに見立てた箱をダンボールとペットボトルで作ったハンマーでたたいて遊ぶモグラたたきです。
親がモグラ操作をするだけでなく、子供がモグラを操作して親がたたいて遊ぶこともできるため、大興奮で遊んでいました。少し壊れた時にはここにテープを貼ればいいなどと子供なりに考えて修理することができますし、色んなアイディアを考えて試せるようになりました。
イチから工作するダンボールおもちゃは、子供の想像力で色んなものが作れると思います。家にあるものだけでおもちゃが作れますから、思い立ったときに親子で作る過程も楽しみながら遊べるのでおすすめです。
遊べるダンボールバリケード!
1歳児の息子が階段を登るようになったので、ダンボールでバリケードをしていました。でも、ただのバリケードじゃつまらない…。「せっかくだから遊べるようにしよう」ということで、大型ダンボールおもちゃを作ってみました!
折り紙を貼って表面をカラフルにし、剥がれないように包装テープでコーティング。色々な遊び方ができます。マジックテープでつけたリンゴをもぎ取れて、ベリッという音が快感!キリで穴をあけて洗濯ネットやプリンカップのガラガラ、ラップの芯を取り付けました。
おもちゃを入れている洗濯ネットはチャックの開け閉めができ、ガラガラにはゴムひもをつけたので、引っ張って遊べます。ラップの芯には100均で買ったチェーンを通して輪を作りました。息子は特に、引っ張っても延々と出てくるチェーンに夢中です。ジャラジャラと大きな音も鳴るので楽しいみたいです。
自分が欲しいと思うおもちゃを低予算で作ることができる段ボールおもちゃ。子供も「何をしているんだろう?」と興味を持って、私の作業をじっと見ています。
今後は年齢に合わせて積み木とか、最終的には滑り台も作ってみたいです!時間はかかりますが、完成したときの達成感と子供の楽しそうな顔を想像したらやる気が出ますよ~。ダンボールおもちゃを手作りしたいと考えている方、ぜひとも参考にしていただいてチャレンジしてみてください!
車好きの子供が喜ぶ!ミニカー用おもちゃ
ダンボールで作ったミニカーの滑り台
1歳過ぎた息子が車のおもちゃに興味を持ち出しました。車のおもちゃは購入したのですが、おもちゃ屋さんで車を走らせる道路や坂道などのおもちゃがあることを知りました。
しかし、結構なお値段するので、家であるもので作れないかと思ったのがきっかけです。そこで、家にあった小さめのダンボールで簡単な車の滑り台を作りました。
単純な作りですが、ただ車を走らせることができるというのが特徴です。その滑り台の横に貼った100均のフェルトで作った車のワッペンが息子のお気に入りポイントです。
手作りダンボールおもちゃの良さは、なんといっても家であるもので作るので費用が安いこと。そして、作るときも子供と楽しめることです。
今後は、ダンボールで秘密基地のようなおうちを子供と一緒に作りたいと思っています。ダンボールおもちゃは、愛情たっぷりの手作りおもちゃで、作るときから楽しめます。作ったおもちゃを子供が喜んでくれると、こちらもますます嬉しくなります。
ままごとができる!キッチングッズ
ダンボールで電子レンジを作った
インフルエンザが流行っていた時期に、あまり外に出掛けることがなく、家で毎日何をしようか悩んでいました。そんな時に家に良いサイズのダンボールがあることを思い出して、おままごとや真似っこが大好きな娘に少し手伝ってもらいながら電子レンジを作りました。
特徴は娘が大好きなお菓子のシールをドアの所に貼ったことと、ドアの所にクリアファイルを貼って中が見えるようにしたことです。中が見えるので娘も喜んで遊んでくれています。スタートボタンもお気に入りです。家にある材料だけで出来ますし、シールを貼るなどの簡単な作業は子供と一緒に出来るのが手作りダンボールおもちゃの良さだと思います。
次は冷蔵庫を作ってみたいと思います。ダンボールおもちゃを作りながら親子でコミュニケーションが取れますし、作ってからも他のおもちゃとは違う温かみがあって子供も大事に遊んでくれています。一緒に作ったという経験が凄く大きいと思います。簡単な物からでも作ってみるのをぜひおすすめします。
段ボールでランチプレート、コマ、サイコロ、引き出しを作った
インターネットでよく買い物をするので、すぐダンボールがたまってしまいます。たまには捨てず、何か工作をしてみようかと思い立ち、ランチプレート、サイコロ、コマ、引き出しを作りました。
ランチプレートは、目玉焼きが乗ったトースト、ミニトマト、ほうれん草、スープ、ナイフ、フォークをプレートに乗せました。ペンで色も付けました。コマは高さ10cmほどで、補強のために白いテープを巻いています。サイコロはダンボールで形を作ったあと、サイコロっぽくするために、全体に白いテープを貼りました。引き出しはガムテープを取っ手代わりにしています。
どれも趣味の範囲の作品ですが、子供や友達にも本物みたい!と好評です。家にあるもので作れるのが、ダンボールの工作の良いところです。
次はスニーカーを作りたいです。自宅で遊ぶものなので、思い付きでどんどん作って遊ぶのもいいと思うので、みなさんも作ってみてはいかがでしょうか。
その他の手作りおもちゃ
手紙を入れてね!ダンボール郵便箱
絵本を読むのが大好きな娘がある日、『ことりのゆうびんやさん』という本を図書館から借りてきて、夢中で読んでいました。郵便箱にセキレイの夫婦がやってきて、巣を作り雛が生まれるというストーリーの絵本です。娘はこの本が大好きになり、「うちにも鳥さんがやってきてほしい」と家にある材料で郵便箱を作りたいと言ってきたのです。
ダンボールを切ることは私がしましたが、カラフルな鳥は娘と一緒に描きました。この郵便箱の特徴は、手で持ち運べるように紐を通したところです。本物の郵便箱を見本にしながら、手紙を入れる穴もきちんと開けました。子供は紐をつけたことで、どこにでも持ち歩ける点が気に入っています。
ダンボールのおもちゃはお金を出して何か材料を買う必要はなく、思いついたときにいつでも気軽に作製できるところが良いと思います。子供とエコについて考えるきっかけにもなります。
次はくまくまパンの絵本を参考に、ダンボールのパン屋さんを作ってみたいです。ダンボールでおもちゃを作るのは難しそう、工作は苦手だから、と考える方もいるかもしれません。しかし、ダンボールおもちゃは世界で1つしかないオリジナル作品です。出来上がったおもちゃだけでなく、一緒に作る時間も親子の貴重な宝物になりますので、ぜひ作ってみてくださいね。
ダンボールでギターを作った
もうすぐ4歳になる娘からの突然のお願いでした。「お母さんダンボールでギター作って!」と。「ギター!?」一瞬で難しいなと思いました。まず弦をどうしよう…テグスもないしと、しばらく考えて輪ゴムを使ったギターを作ることに。
子供はその輪ゴムの弦がお気に入りで、「ベンベン」と言いながら弾いています!ギターを持つ姿も、とても様になっています。子供もダンボールはお気に入りで、画用紙などより強度はあるし、肌に馴染むというか、あの温もりが気に入っています。
なるべく不要になったダンボールはとっておいて、娘からの工作の要望に応えられるようにしています。すでにトイレを作って!と言われています(笑)どのご家庭にもダンボールはあるかと思いますので、ぜひやさしい温もりのダンボールおもちゃ作ってみましょう。
ダンボールならおもちゃ箱も手作りできる
子供がいるとあっという間におもちゃが増えますが、年齢が上がると遊ぶおもちゃの種類も変わるため、大きいキャラクター付きのおもちゃ箱を購入すると、あとで処分に困ることもあります。おもちゃ箱は大きくなって再利用できるものがおすすめですが、段ボールでおもちゃ箱を作れば子供が気に入るものにできるので、手作りもおすすめです。
- 分類して収納できるようにする
- 子供が気に入るように工夫する
ダンボール箱をいくつか用意し、遊びごとに分類して収納できるように、いくつかおもちゃ箱を用意すると、子供が使いやすく片付けもしやすくなります。例えばミニカーを使って遊ぶ時のおもちゃ箱、おままごと遊びの時に使うおもちゃ箱という要領で。子供部屋のおもちゃ収納のコツを知り、利便性を考え、お部屋に合わせて手作りましょう。
そのままのダンボールに入れるのでは味気ないので、段ボールの外側や内側に好きなキャラクターの布を切り貼りするなど、おもちゃ箱全体を子供が気に入るように手作りしてもよいでしょう。子供のお片づけ意欲がアップしやすくなります。
子供が喜ぶダンボールおもちゃを作るコツ
手作りおもちゃの材料として手軽に使えて人気のダンボールですが、せっかく作っても子供が喜んで遊んでくれなければ、ママはがっかりしてしまいます。子供に気に入ってもらえるようにするには、以下のコツがあります。
自分で作ったものには愛着が湧きますので、子供と一緒に手作りするのがおすすめです。ただし一口にダンボールと言っても様々な厚みや硬さがありますので、小さな段ボールおもちゃを子供と一緒に手作りする場合は、薄くて軽いダンボールを選ぶと子供が作りやすいです。
耐久性が必要な大型おもちゃのように丈夫なダンボールを使う場合は、子供に飾り付けをお願いするとよいでしょう。
また好きな動物やキャラクターのイラストなどをつけたり、シールを貼ったり、カラフルに色付けしたりすると、小さな子供はおもちゃに興味を示しやすくなります。イラストを描きやすいので白いダンボールはおすすめです。
ダンボール工作ではハサミやカッターをよく使うので、子供がいたずらしないように充分気をつけましょう。ハサミやカッターなどの道具を使うときは子供から離れたところで作業し、使い終わったらすぐ手の届かない場所に片付けるようにしてください。
超簡単!おすすめダンボール工作キット
段ボールでおもちゃなどを作ることを、「ダンボールアート」と言います。ダンボールアートの工作キットを使えば色んなダンボールおもちゃが手軽に作れます。その種類は短時間でできる簡単なものから、完成までには時間がかかる難しいものまで様々。
パーツがカット済みになっている工作キットも多く、そういうものはハサミやのりなどを使わずに組み立てるだけ!お金を多少かけても手作りしてみたいパパやママにおすすめです。
GO!GO!トラック
クラフトマンエッセンス
動かして遊べるダンボール製トラックの工作キットです。
作りもしっかりしていて丈夫。荷台には小さな人形なども乗せられます。なんといっても「動く」というのが子供にとっては嬉しいポイントでしょう!
E6系 こまち
hacomo
鉄道好きには嬉しい工作キットです。
赤のカラーが印象的なE6系こまち。ダンボールでできているとは思えないほど、かっこいいです!線路もセットになっています。
他にもダンボールアートキットは様々な場所で売られていますので、作ってみたいけど難しそうと二の足を踏んでしまうパパやママは、ぜひキットを使ってダンボールおもちゃの手作りにトライしてみましょう。