トイレトレーニング!うんちに関する記事

『【トイレトレーニング】うんちができない理由と成功するコツ4』

うんちをトイレでしたがらないのはナゼ?実は理由があるのです!我が子の気持ちを理解し、上手におむつ卒業を目指しましょう♪

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トイレトレーニングでうんちだけ成功しない原因と対策!3歳以降のトイトレ成功のコツ

トイレトレーニングでおしっこはできるようになったけれど、次はうんちでつまずくというご家庭は少なくありません。「おしっこはできるのに、うんちはおむつでしたがる…」とお悩みのママやパパも多いのではないでしょうか。

お子様がママやパパの期待に応えたいと思いながらも、トイレでできずにカーテンや部屋の隅に隠れてしまうのは、それなりの理由があります。今回は、うんちをトイレで嫌がる主な理由と、スムーズに成功へ導くための4つの重要なポイントをご紹介していきます。トイレでスルッと気持ちよくうんちができたら、そのときは思い切り褒めてあげましょう。

うんちの排泄と幼児の体の発達メカニズム

うんちのトイレトレーニングはおしっこと一緒に始めたいと思うママも多いですが、うんちとおしっこのトレーニング時期は若干ずれることが多いものです。まずは、うんちがトイレでできるようになるまでの幼児の体のメカニズムについて、ママもきちんと知っておきましょう。これが、トイトレで焦らないための土台となります。

1歳頃まで!便が溜まった感覚(排便反射)が分かる

おしっこもうんちも体の中を巡って外に出る仕組みは同じですが、うんちは「いきむ」という特別な行動を伴います。子供は誰に教えられるでもなく、生後6ヶ月頃から1歳前後にかけて、直腸に便が溜まった感覚を感じ始め、無意識にいきみ出すようになります。

顔を赤くしたり、どこかにつかまったりと、うんちをする様子がママにも確認できるようになるでしょう。カーテンや部屋の隅に隠れてしまうのは、いきむ際に姿勢を安定させるために、安心して掴まれる場所として選んでいると考えられています。体を固定することで、より腹圧をかけやすくしているのです。

1歳〜3歳!うんちがしたいこと(便意)が分かる

さらに1歳のお誕生日を過ぎたころから3歳にかけて、徐々に「うんちがたまった=うんちがしたい(便意)」と自覚できるようになります。ですからこの時期に、絵本などで排泄の仕組みについて読み聞かせてあげると、「このムズムズはうんちがしたいからなんだ!」と気づきやすくなります。

「トイレにいこうね」絵 さくらともこ 宮尾怜衣

メーカー:小学館

価格:450 円 + 税

トイレトレーニングでうんちを教えるのに手ごろな1冊です。まだうんちのトイレトレーニングを始める前の1歳以上のお子さんにも喜ばれるリズミカルな文章が特徴です。トイレはどういうところで何をするのか、終わった後の手洗いまで教えることができます。

ですが、「うんちやトイレが分かるようになったから、トイレトレーニングをすればうんちもできるようになる!」と思うのは、残念ながらまだ早いのです。

なぜなら、この頃の幼児はまだ排便を意識的にコントロール(我慢)することができないため、うんちがしたくなってからトイレまで我慢したり、間に合わせたりすることが難しいからです。トイレトレーニングでうんちを成功させるには、子供がうんちを溜められるようになり、便意を感じてからトイレまで我慢できるように発達するまで、焦らず待つことが必要です。

3~4歳!うんちのトイトレ適齢期(排便コントロールの獲得)

ママが待ち望んだ、うんちを溜められるようになる時期(排便コントロールが可能になる時期)は3歳~4歳頃です。個人差はありますが、この頃になったら本格的にトイレトレーニングでうんちに誘導するとよいでしょう。ほとんどの子供が5~6歳までにうんちのトイレトレーニングを完了します。

まだ時間がありますので焦らず、子供のペースを大切にしてうんちのトイレトレーニングを進めましょう。発達が追いつけば、トイトレはグッと楽になります。

どうしてうんちだけおむつでするの?心理的・環境的な原因

おしっこはトイレでできるのに、うんちはおむつでしてしまう理由を考えてみましょう。いきむことができれば、トイレでするのも簡単なのでは?と思うママもいますよね。しかし、お子さんはまだまだ排泄の感覚や手順を覚えたばかりです。いきなりトイレでするのには、様々な心理的・環境的な不安が伴うのかもしれません。

特に3歳頃までは、まだ排便を我慢できないため、うんちの仕草をしたときに慌ててトイレへ連れて行っても、時すでに遅し…のことが多いのは自然なことです。

トイレでうんちをしない理由は、子供によって様々です。中でもトイレではうまく力を入れられないことが、おむつでしてしまう子供たちの多くに見られる理由のようです。無理矢理トイレでさせようとしても、かえって排便に抵抗を感じるようになり、便秘になる恐れもあります。いきむことを覚えただけでも素晴らしい成長だと前向きに見守り、時期が来て自然とトイレでするようになるのを待ちましょう。

トイレでのうんちを拒否する主な理由

  • 洋式便座だと上手にいきめない、力を入れにくい
  • 足が床に届かないので踏ん張れない(姿勢が不安定になる)
  • 補助便座がないため、お尻が便器に落ちそうで怖い
  • うんちが体の一部だと感じており、水に流れていくのがイヤ(喪失感)
  • 失敗経験があり、トイレではできないと思いこんでいる(トラウマ)
  • 排泄の瞬間を人に見られたくないこだわりがあり、特定の場所でしたい
  • 便秘ぎみで排便自体が痛い、怖い、などでトイレを嫌がる
  • ママやパパとの安定した関係が築けず情緒不安定

トイレトレーニングでうんちを成功させる4つのポイントと具体的な対策

「うんちはトイレトレーニングの最後の難関」というご家庭と、「うんちだけはすぐにできるようになった」というご家庭があります。その違いはもちろん子供の個性もありますが、ママやパパのサポートの仕方が大きく関わってくるケースもあります。うんちを成功させる自信がないママやパパは次のポイントを意識してみましょう。

うんちの合図を見逃さない

おしっこと違ってうんちの回数は1日に多くても2~3回でしょう。子供が遊んでいる途中で急に動きを止めたり、いきむ仕草をしたりし始めたら、それはうんちの合図です。その合図を見逃さずに「うんちが出るみたいだね、トイレに行ってみようか」と優しく誘ってみましょう。

子供を観察していないと合図を見逃してしまいますが、見かけたときはチャンスです。もちろん、嫌がったら無理に連れて行かず、その場でいつも通りさせてあげることが大切です。無理強いは、排便に対する抵抗感を強めてしまいます。

また、特に失敗経験など思い当たることもなく、本人のこだわりでうんちをおむつでする子の場合、大らかな気持ちで本人の好きにさせてあげるのも一つの方法です。毎日「トイレに行こうか^^」とママが優しく声かけしていれば、ある日フッと「うん!」と言って、あっさりおむつを卒業してしまうなんてこともあります。「いつかできる」と信じて待つ姿勢が重要です。

トイレの環境整備!足場と安定感を確保する

今は洋式のトイレがほとんどですよね。子供がそのまま座るとお尻が落ちてしまうので、おしっこ同様に補助便座は必要です。そして、最も重要なのは、いきむための足場!足が床に届かず宙ぶらりんになると、上手に腹圧をかけられず、いきめません。大人だって足が着かないといきみにくいものです。

両足がしっかりと置ける安定した台(ステップ)を用意しましょう。膝を曲げ、大人が和式トイレでしゃがむような前かがみの姿勢になれることが理想的です。100円均一のお店で足台やお風呂椅子が売っているので、これらを使うのもよいでしょう。段ボール箱や牛乳パックなどを利用して足台を手作りする場合は、子供の体重を支えられるよう頑丈に作って下さいね。

トイレにこだわらない!おまるや便秘対策を優先する

トイレですることだけにこだわる必要はありません。トイレに不安を感じる子でも、おまるならできるということもあります。そのような場合は無理にトイレでさせずに、まずはおまるで成功体験を積ませるのがおススメです。何度もできるようになれば自信がついて、自分から「トイレに行く」と言い出すかもしれません。

また、トイレで上手くいきめず便秘になった経験がある子や、普段から便秘気味の子は、排便自体が嫌でトイレを拒否しているのかもしれません。排便時の痛みや不快感が、トイレに対する恐怖心につながっている可能性が高いです。

この場合、トイレトレーニングよりも便秘の解消を最優先させましょう。食事での水分や食物繊維の摂取を増やしたり、適度な運動を取り入れたりするなどの生活習慣の見直しが必要です。硬いうんちが頻繁に出る場合は、小児科医に相談し、薬でうんちを柔らかくするなどの対策をとりましょう。「痛くない」という成功体験を積むことが、トイトレ再開への第一歩となります。

怒らないで、親子の信頼関係を大切にする

おしっこができるようになってトイレにもだいぶ慣れてきたお子さんは、うんちができるようになるのももうすぐです。ここでママやパパが焦ったり、怒ったりしてしまうと、トイレトレーニングでうんちをすることに、ますます不安を募らせてしまいます。大人だって初めての体験や苦手なことは不安ですよね。子供だって同じです。

また、安心してトイレでうんちをするには、周囲の大人との安定した関係を築けることがとても大切です。不安感の強いお子さんには、親の考えを押し付け過ぎない、普段からスキンシップを増やす、子供の話しをよく聞き意見を受け止めるようにするなどして安心感を与える接し方を日頃から心がけましょう。「失敗しても大丈夫だよ」というメッセージを伝えることが、成功への近道です。

できなくても怒らないことが、トイレトレーニングではとても大切です!ママもパパも慌てず気にせず、褒めることを中心に何度もチャレンジさせてあげましょうね^^

幼稚園入園までに間に合わなかったら?

幼稚園の入園前におむつが取れていなくても焦ることはありません。幼稚園や保育園では、トイレトレーニングを兼ねていたり、年少組ではトイレへ行く声かけを頻繁にしてくれたりもます。もちろん家庭でトイレトレーニングをしなくていいということではありませんが、ママが焦らなくてもおむつの対応をしてくれる幼稚園がほとんどですので、大らかな気持ちが大切です!

また、トイレトレーニングをしている子供は、入園後すぐに脱おむつに成功することが多いそうです。既に布パンツを履いているお友達を見てやる気になるのでしょう。集団生活がもたらす素晴らしい効果ですね。

入園後は子供のペースに合わせて!

幼稚園に入園後は、初めての集団生活で頭の中がいっぱいになり、心身ともに疲れやすいものです。おうちではのんびりとママにたっぷり甘えさせてあげましょう。トイレトレーニングでうんちを教えるのも、子供のペースに合わせて決して焦らせずのんびりと行い、トイレでうんちができたら思い切り褒めてあげましょう!

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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