スメルハラスメントでつらくなる臭いの種類や伝え方の体験談15
近年、スメルハラスメント(スメハラ)以外にも、マタハラやモラハラなど様々なハラスメントを訴える人が増え、中には裁判沙汰になったり、国が保護する法律を作ったりしてハラスメントものもあります。モラルのない行為を行わないように、一人一人が周囲に配慮して暮らしていければよいのですが、感じ方には個人差があるため相手への伝え方や問題を対処する方法について悩む人たちが増えています。
そこで今回は、スメルハラスメントの意味や臭いの種類、職場や隣家、夫のスメルハラスメントに対してどのような伝え方で対応したかなどの体験談をご紹介します。みなさんの体験談を読むと、「我慢せず相手への配慮をしたうえで伝えることで、結果的に人間関係を壊さずに問題を解決できた」「周囲に相談することが解決へのカギ」と考えている人が多かったですよ。
スメルハラスメントの意味
スメルハラスメント(スメハラ)の意味は、文字通り「スメル=臭い」の「ハラスメント=嫌がらせ」です。嫌がらせというと本人が意図して相手にダメージを与えるという意味もありますが、本人が相手の気持ちに気づかずに意図せず損害を与えることもハラスメントの意味に含まれます。
つまり多くのケースでは、自分の臭いが気にならない人が悪臭をプンプンさせているため、周囲が体調不良などの不利益を被る状態がスメルハラスメントです。
不快感を訴える人が多い臭い
- タバコ臭
- 加齢臭、ワキガ、足などの体臭
- 口臭
- 服のカビ臭
- 香水
- 柔軟剤
スメルハラスメントとして不快感を訴える人が多い臭いは、体臭や口臭のような臭いものだけでなく、香水や柔軟剤など本来はよい香りなのに、香りが強すぎることで不快感を与えるものもあります。そのため、本人がスメルハラスメントをしているという自覚を感じにくく、被害者の伝え方によっては不快感を与えてしまい、人間関係を壊すトラブルのもとになってしまう恐れがあるため、我慢している人も多いのです。
Q あなたが感じたスメルハラスメントやよい伝え方を教えて!
スメルハラスメントは電車の中など1回だけ、その時だけ我慢すればよいものであれば、皆さん「仕方がない…」と耐えられますが、職場や隣家、家庭など日常的に長時間の被害を受ける場合、特に頭痛や吐き気などの体調不良が伴う場合は深刻です。
また、日常的に一緒に過ごさなければならない人が相手だからこそ、トラブルを起こさない上手な伝え方や対処がわからないと、大きなストレスや悩みになってしまいますよね。
そのような体験をした15人の経験者は、どのように伝えたり対処したりして問題を解決したのでしょう。また、対処の結果どうなったのでしょう?早速見ていきましょう。
体調を崩すほどの同僚の体臭に退職願を提出!
結婚前に勤めていた会社で、近くの席に体臭のきつい30代後半の女性がいました。油が古びて酸化したようなニオイです。彼女が動くたびにそのニオイが漂ってきて、吐きそうになるくらいつらかったので、私は夏場でもマスクを手放せませんでした。
「体臭はしょうがない」と思いつつも、もう出勤するのがいやになるくらいだったので、思い切って本人に、「どこか体調でも悪いのですか?」と訊いてみると、「どうして?」と訊き返すので、「私、実は犬なみに鼻が利いて、人の病気とかがわかるのですよね」と半分ウソを混ぜて答えてみました。
すると、「ああ、ちょっと神経系の薬を飲んでいるから…」とのこと。そんな理由なら、彼女も自分でどうすることもできないのでしょう。でも、だからといってニオイに耐えられるものでもなく、嗅覚が人より鋭い私は気分が悪くなって早退することも増え、思い切って退職願を出しました。すると上司が相談に乗ってくれて理由を打ち明け、席を移動させてもらうことができました。
ニオイに敏感でない人にはなかなかわかってもらえないのですが、本当に「もうダメ!」というときには、周りの人や上司に相談してみるのも問題解決になることもあります。今まさにニオイで苦しんでいる人は、思い切って打ち明けてみてはいかがでしょうか。本当は体臭を発している人が、何か対策を講じてくれるのが一番なのですが…。
香水の匂いに耐えられず、素直に伝えました!
私が受けたスメルハラスメントは、香水の匂いです。同じ会社に勤めている、隣の席の一つ年上の先輩が、あるときから突然香水をつけ始め、その匂いがかなりきつかったのです。
朝、その先輩が来ると、匂いのせいで車酔いのような症状が出て気持ち悪くなりました。そして、私はマスクをするようになったのですが、それでもマスクを乗り越えて匂いがして気持ち悪くなってしまったので、直接先輩に話すことにしました。
それでも、いい方には気をつけなくてはと思い「その香水、良い匂いですね」と言った後に、「でも、もうちょっとほんのり香った方が、より良い匂いに感じる気がします」と伝えました。その結果、次の日から香水の匂いは軽くなり、私の気持ち悪さもなくなりました。スメルハラスメントを感じたら、直接伝えることが一番の解決策だと思います。
喫煙者をうまくコントロールできるのは、同じ喫煙者
仕事中、隣の席の人のタバコの臭いが嫌でした。実は当時、私もタバコを吸っていたのですが、臭いは好きではなく、吸う時はなるべく臭いがつかないように気を付けていました。手に持ったタバコをなるべく体から離す。持っていた手が臭くなるので石鹸でよく洗う。1本吸ったらすぐに出てくる、戻ってきたらすぐにミントガムを噛む、などです。そういうことを心がけると、あまり臭いはつかなくなるのですが…隣の人は全く気にしていなかったようです。
スメルハラスメントをするその人は、スーツにしみ込んだ臭いがすごいし、息も臭いし、「あの人が休憩でリラックスする代わりに、自分がイライラさせられてるんだ」と思うと耐えられなかったです。
ちょうど同じ喫煙者だったこともあり、若干冗談めかしながら「ちょっと○さんタバコ臭すぎですよ~」と直接言いました。さすがに「私と同じぐらいまで気を配れ」とは言いづらかったので、自主的に自分からガムをあげたりしました。
相手は「同じ喫煙者なのに嫌がるのか」って感じの反応でしたが、前よりも喫煙室にいる時間を短くしてくれたようでした。喫煙の権利が認められている以上、「吸うな」と言うことはできないし、ニオイも完全には消えません。「なくせ」と言うのは実質ムリなので、こうやって少しでも改善するしかないと思います。「タバコ吸って何が悪いんだ」なんて開き直られたらたまったものじゃないと思うので、非喫煙者は喫煙者に頼んで言ってもらうといいと思います。
体臭、口臭、加齢臭にはファブリーズ!効果を実感しました
私が我慢出来なかったスメルハラスメントは体臭、口臭、加齢臭でした。会社の直属の上司からのスメハラでした。その上司が隣に来ると鳥肌が立つ位嫌になり顔を見るだけで憂鬱になる程でした。
その上司へのスメルハラスメント対応は、最初は鼻で息を吸わない様にしたり息を止めたり…。それでも耐えられなくなってしまったので、近くに来るのがわかると席を立って近づかない様にしました。ただ上司なので、話をしないといけない時もあるため、その時は使い捨てマスクをして話しました。上司という事もあり、中々口で伝えられなかったのです。
職場のみんなも既に限界だったので、部署の全員で相談をして上司が通ったらスグにファブリーズを撒いたり、上司の机に置き型のファブリーズを置いたりしたところ「臭かったんだね、自分では気づかなかったよ」と言ってきたので、チャンスだと思い「そうですね!少しだけ臭います!」と伝えました。
それ以降は朝からガムやフリスクを食べてくれたり、自分でファブリーズを買ってきて朝、昼、夕方にまいたりしていました!何年も洗っていなかったスーツもクリーニングに出した様でした。臭いは繊細な事なので伝えるのは勇気が入りますが、本人からすると周りから臭いと思われている事実に気付いてない事も多いです。勇気を出して伝える事でお互いが楽になれる事もありますので、まずは一人で悩まず近くの誰かに相談してみてください!
上司の蓄膿症の臭いがツライ!病院通いをアドバイス
私が我慢できない臭いは、蓄膿症の臭いです。私の職場には蓄膿症の上司がおり、咳をしたり話すたびに強烈な臭いがします。席が私の向かいなので毎日その臭いと戦っていました。蓄膿症の臭いとは、亀の水槽や排水溝のような臭いです。初めのうちは「排水管から臭ってきているのだろう」と思っていましたが、次第に「上司からの臭いに違いない」と思うようになりました。
その上司は常に鼻水をすすり「頭が痛くて体調が悪い」とよく話していました。また、鼻水に関しては一年中出ていたので、初めのうちは「鼻炎かな」と思っていましたが、その上司が話すたびに臭いが舞うので「この臭いは蓄膿症だ!」と気づきました。
その日から、臭いを嗅ぐたびに頭痛と吐き気が治まらず、会社に行くのが辛かったです。会社を出ても頭痛は治まらず、その臭いと似た臭いを嗅ぐだけでも気持ちが悪くなってしまうほどでした。
マスクを二重に付けて会社に行っていました。この臭いは二週間ほど続き、あまりにも続くので「耳鼻科に行ってみてはどうですか?早めに病院に行ったほうがいいですよ」と本人に伝えてみました。
すると「時間が出来たら耳鼻科に行ってみるよ」と言っていただけました。その臭いは一ヶ月半ほど続きましたが、今は完治しています。今スメルハラスメントに悩んでいる方は勇気を出して本人に教えてあげてください。本人が気づいていないことがほとんどだと思います。身体を気遣う言い方をすれば相手を傷つけることはまずないと思うので、諦めず頑張ってください。
口臭と体臭が異様なスメハラ男と同年代の上司に相談
職場に、我慢できないほど臭いスメルハラスメント男がいます。50代の男性ですが、口臭と体臭が異様なんです。もう何日もお風呂に入っていないような臭いがします。最近私の部署で異動があり、その男性と隣の席になってしまったため、毎日が地獄のようです。臭いが直接鼻から口に入ってくる感じで気持ち悪いし、仕事に集中できません。
しばらくは我慢していましたが、「もう無理だ」と思ったので、その男性と同じ年代の上司に相談し、上司から男性の方へ伝えてもらいました。「女の私から言うより傷つかないかな」と思ったからです。
上司が伝えてくれた翌日から、その男性からは石鹸や香水のいい香りがするようになり、気をつけてくれているのがわかりました。「こんなに素直に聞いてくれるなら、もっと早く言えば良かった」と思ったほどです。
やはり彼と同年代の上司にお願いしたからこそ、すんなり聞いてもらえたのかもしれません。たかが臭いですが、とても気分を害することは事実ですので、スメルハラスメントに悩んでいる人がいたら、迷わず周囲に相談することをお勧めします。きっと同じように悩んでいる人がいると思いますよ。
上司を交えスメルハラスメントを解決できました
自分が勤める会社で、香水によるスメルハラスメントの被害を受けました。私は芳香剤(特に匂いの強いモノ)等でも頭痛や気分不快の症状が出るため、防御としてマスクをしているのですが、その人が通った後は強い香水の残り香で体調が悪くなりました。
さすがに勤務できる状況ではなくなり、上司を交えて3人で話し合いの機会を設けてもらいました。自分が香水の匂いで体調が悪くなることや、現在体調に異変が出ていること、香水をつけるのは構わないがもう少し量を控えてほしい旨を伝えたところ、本人に強い香水による周囲への影響は考えたことがなく自覚がなかったことを素直に謝っていただけました。
もともと仲が悪いわけでもなく、「これからは香水を控える」と約束してもらえて以降は、さほど気にすることなく働けています。今回はきちんと非を認め対応してもらえましたが、毎回全てがうまく解決するわけではないでしょう。でも、同じような悩みを持つ方には、信頼のおける周囲の人を選び相談してみることをおススメします。きっと良い解決法がみつかると思います。
隣家の柔軟剤?管理会社から注意したけど…
私は「隣の家の柔軟剤or洗濯洗剤スメルハラスメント」に今、現在も悩まされています。集合住宅に住んでおり、両隣にお隣さんがいます。片方の方は大丈夫なのですが、もう片方の洗濯物の匂いがすごいので困っています。臭いわけではなく柔軟剤か洗濯洗剤を使いすぎているのか、キツいというか…香りが強烈なのです。
春、秋ごろは窓を空けておくので常に匂いが入ってきて、ほのかに香ればまだ良いのでしょうが、キツすぎて気持ち悪くなります。毎日同じ香りのものを使っていると、自分自身は感覚が無くなってくるのでしょうか?どんどんエスカレートして、入れすぎているのかもしれません。
あまりにもつらくなり始めたので、私の場合はお隣さんと仲が悪い訳ではありませんが、ご近所トラブルになっても困ると思い、管理会社を通して伝えてもらったり、全戸に注意文を出したりしましたが、全く効果はありませんでした。
伝え方は本当に難しいと思いますが、我慢できず一時の感情で伝えてしまうとこちらが後悔するようなこともあるかもしれないので、今でもまだ解決しませんがこれで良かったのかと思います。また次の対策を考えます。
臭いに耐えられず、早いうちに打ち明けました
私かつらかったスメルハラスメントは香水でした。ほぼ同時に入社してきた男女1名ずつは、共にかなりきつめに香水をつけていました。若者男子はおしゃれのひとつと汗対策、おばさんは加齢臭隠しと勝手に思い、とりあえずがまんして化粧品売り場のような臭いに数日耐え、マメな換気とマスクでごまかすなどしました。
しかし、事務所も狭く「このままではいけない」と、私と2人きりのときに低姿勢でお願いをしてみることにしました。2人には「彼にも(彼女にも)話したから、決してあなただけではない」と言う前置きをして、更に「個人的なことで本当に申し訳ないのだけど、昔から香水が苦手で、素敵な香りだとは思うのですが、少しつける量を減らしては頂けませんか。事務所も広くないので、ごめんなさい。」と伝えたところ、我慢できる程度に加減してくれるようになりました。
また、上司にも雑談の中で「香水きつい人いるんですよ。長時間一緒だと辛くって。」とチクってみたところ上司も気になっていたようで、数日後全員に香水禁止令がでました。「自分で言わなくても、上司に早く相談すればよかったな」と思いました。一人で悩まずまず周りに話してみると突破口が見えてきますよ。
タバコによる受動喫煙で気が狂いそうでした
私の職場は、私が働いている部署の仕切りの裏側が喫煙所になっていました。喫煙所には換気扇と空気清浄機が置かれていましたが、4~5人集まってタバコを吸われると煙でいっぱいになり、私の部署との仕切りが2mほどの高さのものだったので、たばこの煙が上から入ってきていました。
私の家族は私も含めて誰もタバコを吸わないので、タバコの煙の匂いがとても気になり、仕事をしていてもイライラしたり、テレビでも話題になっていた受動喫煙に関してもとても心配になったりしていました。
上司に「喫煙所の場所を変えるか、自分達の部署の場所を変えて欲しい」と相談したところ、時間はかかりましたが部署の喫煙場所を移動してもらえることになりました。あのまま我慢していたら気が狂いそうになっていたので、上司に相談して良かったと思います。
タバコの相手は取引先、しかも大口顧客の部長。悩んだ末に・・・
私が受けたスメルハラスメントは、取引先でのタバコのにおいです。もともとタバコ嫌いだったのですが、妊娠をきっかけにもっとタバコが嫌いになりました。つわりの時期は特にひどく、愛煙家の方とすれ違うだけで気分が悪くなるほどでした。
しかし取引先、しかも会社にとって大口顧客の部長は大のタバコ好きで、打ち合わせ時に必ず3本は吸います。これまで私は「大事な取引先だから」と、何も言わずに打ち合わせを続けてきました。しかし妊娠し、子どもへの影響も心配だったため、まずは会社の先輩に打ち明けました。
すると先輩は「はっきり言うのが一番。でも立場もあって言いづらいだろうから、『上司に言えと言われたので』という形でメールを送ったらどうだ」と、アドバイスをくださいました。そして「上司にも相談したところ、場合によっては担当を変える方法もあるが、これからも続けさせてほしいので、タバコについてご理解いただけないか」というニュアンスでメールを送りました。
すると直接電話があり「おめでとう!もちろん協力しましょう。言ってくれてありがとう」と、むしろ喜んでくださいました。以来、あんなにタバコ好きにもかかわらず、打ち合わせ中は一切タバコを吸われなくなりました。もし同じように悩まれている方がいたら、取引先だからと躊躇せず、きちんと伝えることが大切だと思います。それで嫌な顔をするような相手ならば、会社もそれまでだと思えばよいです!
夫にはっきり伝えたら、口臭を気にしてくれるようになりました
ここ最近なのですが夫の口臭が酷く、近くにいると具合が悪くなってしまいます。あまりにも酷い臭いがするので、臭いで気分が悪くなり夫が近くにいることが嫌だと思ってしまうこともあります。外に飲みに行って帰ってきた時は本当に酷い臭いがするので、口臭に耐えられず私だけ他の部屋で寝る時もあります。
あまりにも口臭が酷い時は、「口が臭うからしっかり歯磨きするようにね」と思わず言ってしまいます。夫は自分の口臭に気づいていなかったようで、最近は歯磨きを念入りにしたりマウスウォシュを使って気を付けてくれるようになりました。スメルハラスメントは本人は気づいていないことが多いので、悩まないで気が付くようにさりげなく伝えてあげるべきだと思います。
夫のスメルハラスメントには優しく諭すように伝えるのが効果的
私は、旦那の足の臭いがきつくてダメです。妊婦なので、もしかすると臭いに敏感なのかもしれません。しかし、仕事から帰ってきた直後の臭いは食欲を失うほどです。旦那が横を通っただけで悪臭が漂います。「仕事を一生懸命こなしてきたんだな」と思い労う反面、少しイライラしたり気持ち悪くなったりしまうこともあります。
そのため、旦那にはっきりと「足の臭いすごく臭いんだけど!なんでこんなに臭いの!」ときつく言ってしまいます。「わかってるんだけどねぇ」と言って誤魔化そうとするので、「お風呂で足だけ洗っておいでよ」と優しく促してみました。すると、「そうだね、洗ってくるよ」と素直に応じてくれました。
きつく言われると「なんでそんな風に言われなきゃならないんだ!」と思うかもしれませんが、やんわりと優しく諭すように言うことで、向こう側にも「そうだよなぁ」と思ってもらえると思いました。これからも、また違うスメルハラスメントがあったときは、思いやりの心をもちつつ相手に伝えたいと思います。
上司には、低姿勢でお願い
わたしは煙草の匂いが苦手なのですが、職場で上司の煙草の匂いに悩まされていました。わたしはアレルギー体質のため、臭いを不快に感じると喉や鼻に違和感が生じます。そのため肉体的にも精神的にもとてもつらく感じました。
わたしは決意して仕事中の喫煙をやめていただけるようお願いしました。上司に「煙草の臭いで体調が崩れてしまうので、仕事中は控えてもらえませんか」とお願いしました。わたしはできる限りの低姿勢でお願いしたつもりです。
すると、上司もわたしの言い分を理解してくれました。結果わたしたちの職場では仕事中は禁煙することになりました。うまくいったのは、相手の間違いを指摘するような言い方ではなく、こちらが間違っているがお願いします、という低姿勢な態度で頼んだのが良かったのだと思います。
近隣からタバコの臭いが…引越し前に確認すべきだった
新しく引っ越してきた隣家の人は、家の中に臭いがついたり汚れがついたりするのが嫌なのか、家の中でタバコを吸わずわざわざ外に出て吸っていました。もともと自分は臭いに敏感です。それでタバコの臭いを一度嗅ぐと、体の中に臭いが吸収される感じがして、一日中気持ち悪さと闘っていました。
臭いだけでも「強めのタバコを吸っているよう」と思うほどでした。気管支系が悪い自分には辛く、咳き込むこともよくありました。毎日毎日、夜中早朝などの時間も関係なく、臭いが漂ってきます。風通しの気持ちのいい時期にも、臭いがすると窓を閉めなければならず、とてもストレスが溜まりました。
アパートの管理会社に問い合わせてみましたが、何の配慮もなく対応はしてくれませんでした。結局、事情があって引っ越しましたが、引っ越しをする前に隣家がどんな人なのか注意深く確かめることが大事だと思いました。