嫁姑関係の秘訣10選!もう悩まない、ストレスフリーな上手な付き合い方と円満のコツ
「姑VS嫁」は永遠のテーマ、と言われていますが、夫の母親であるお姑さんとは、できれば円満な関係を築きたいと願っている人は少なくありません。ドラマなどの影響から嫁姑バトルのイメージが強いものの、実際にはお姑さんとの関係に一方的に悩んでいる方が非常に多いのが実情です。
ストレスフリーで良好な関係を築くためには、適切な距離感とコミュニケーションの技術が不可欠です。そこでこちらでは、姑との上手な付き合い方の具体的な秘訣を10個ご紹介します。これらのポイントを抑えて、お互いに気持ちの良い円満な関係を築きましょう。
1「苦手意識」を捨て、適切な「距離感」を保つ
「お姑さん」「夫の母」とあまり意識し過ぎると、途端に苦手意識が芽生えてしまうものです。「姑から見て良い嫁でありたい」と思うのは当然かもしれませんが、あまり構えすぎず、自然体で接する姿勢が大切です。
また、物理的・心理的な距離感を意識しましょう。近居や同居の場合は特に、甘えられるところはうまく甘えて頼るのも良い方法ですが、甘えすぎることでお姑さんの負担になったり、逆になあなあの関係になりあなたが疲弊してしまうこともあります。「親しき仲にも礼儀あり」を忘れず、ほどほどの距離感を保つように意識することが、円満を維持する上で非常に重要です。
「嫁と姑は仲が悪い」というネガティブな先入観を捨てて、まずは一人の人生の先輩として尊重し、意識を変えてみましょう。
2夫(息子)の前で「姑を立てる」ことを意識する
人生の先輩であるお姑さんを立てることは、良好な関係を築く基本です。特に、夫や義父、小姑の前では、自分の主張を通すのではなく、一歩引いて従うことも大切です。知識や経験が豊富なため、教えを請う姿勢を見せると良いでしょう。
「やってあげる」と言ってもらえたときには「ありがとうございます」と素直に甘え、感謝を伝えましょう。お姑さんの立場からすると、お嫁さんに申し出を断られたら「でしゃばり過ぎたかしら?」「信頼されてないのかしら?」と気を遣ってしまい、仲良くしたくても仲良くできないこともあります。
また、夫の実家のやり方や伝統的なしきたりに関しては、まずは教わった通りに実践する姿勢を見せることが、「敬意」を示すことにつながります。
3夫を立てて「良いお嫁さん」という安心感を与える
義両親の前では、旦那さんを呼び捨てにしたり、馴れ馴れしい愛称で呼ばず、「〇〇さん」と呼び、夫を立てるようにしましょう。お姑さんにとっては大切な息子です。息子が尻に敷かれている姿を見ると、寂しさやイライラを感じてしまうかもしれません。
普段は夫婦主導で上手くいく関係であっても、姑さんの間では夫に「〇〇さん、お中元はコレでいい?」など意見を求めたり、「主人が決めることなので…」などと夫を立てた方が賢明です。息子が嫁に敬われていると感じると、姑は安心し、「息子を立ててくれる良いお嫁さんね」と気をよくするものです。
4「聞き上手」に徹し、おしゃべりの時間を作る
多くのお姑さんは、おしゃべりが好きな傾向があります。最近あったことなどを思いつくままにおしゃべりすることが多いので、「へー、そうなんですね」「それでどうなったんですか?」と相槌を打ち、興味を持って聞いてあげましょう。
否定的な意見は言わずに、聞き役に徹するのがポイントです。話の腰を折ったり、話をまとめたりするのもNGです。本当は息子や義父に聞いてほしいけれど、無関心に「ふーーーん」くらいしか言われないため、話し相手が欲しいという状況がある場合も少なくありません。「自分の話を聞いてくれる」という満足感が、関係改善に繋がります。
5具体的な行動を「褒める」ことで承認欲求を満たす
お姑さんの良いところは何ですか?料理が上手、孫の扱いが上手、人付き合いが上手、片づけ上手など、色々あると思いますので、良いところを見つけたら積極的に褒めるようにしましょう。
褒められて嫌な気持ちになる人はいません。「このお味噌汁おいしいですね!出汁は何ですか?」「〇〇(孫の名前)がおばあちゃんと遊ぶの楽しいって言ってました」と、具体的に褒めた方が、白々しくならずに気持ちが伝わりやすいです。特に孫の話題は共通の喜びであり、効果的です。
6積極的に「教わる」姿勢を見せて、頼られていると感じてもらう
夫の実家に行った際や日頃の連絡で、「義実家のしきたり」や「夫の好物」の作り方などを教わりましょう。「お義母さん、今度〇〇さんの好きな煮物の作り方を教えてくださいね」と実家のやり方や味について教わりたいと言われるのは、お姑さんとしても「頼られている」「自分の経験が活きる」と感じて嬉しいものです。
ただし、お姑さんの中には、台所にはいられたくないという人もいます。そのような場合は、無理やり手伝おうとすると不満の種になりますので、育児の相談をして子育てについて教わったり、お姑さんの得意な趣味について聞いてみるなど、別分野で得意なことを教えてもらうとよいでしょう。
7誕生日や母の日のイベントは「夫と連携」して手配する
姑の誕生日や母の日は忘れずに、感謝の気持ちを伝えましょう。遠方なら電話やプレゼントを贈り、近くや同居の場合、家族みんなでお祝いをすると、自分が大切にされていると感じて喜んでくれるでしょう。プレゼントは毎年のことなので、高価なものより気持ちと、相手の好みを考えたチョイスの方が大切です。
このとき、できるだけ実家の母親と同等、またはそれ以上の配慮を持って贈るのが無難です。後で両親同士が会ったり、話したりした時に「あちらのお母様には素敵なものを渡して、私には適当だった」なんて、誤解や不満が生じると厄介だからです。贈答品選びは夫に相談し、二人で決めるようにしましょう。
8電話やメールで「孫の写真」を適度に共有する
姑には電話やメール、LINEで適度に近況を報告したり、連絡を取るようにしましょう。特に、メールやLINEで孫の写真を添付すると非常に喜ばれます。頻繁すぎると負担になるため、「会ったときの話のきっかけ」になる程度の頻度がおすすめです。
お姑さんの中には、メールやLINEの苦手な方も少なくありません。そんなときは会った時に簡単に使い方を説明し、「返信はいらないから、写真だけ見てくださいね」と伝え、写真を見てもらうだけでも喜んでもらえます。デジタル機器が苦手な方への配慮を忘れないことが大切です。
9夫には「愚痴」ではなく「要望」を冷静に伝える
お姑さんとの間に嫌なことがあったり言われたとしても、夫に感情的に愚痴るのはやめましょう。夫にとっては母親であり、「お母さんも悪気があってのことじゃないよ」と擁護でもされると、自分のイライラが倍増するだけです。
またあなたの味方をしてくれる夫でも、「夫が間に立つことで、かえって問題がこじれる」場合もあります。夫には姑の耳に入っても良い「事実」と「今後どうしたいかという要望」のみを冷静に伝え、愚痴は友人や信頼できる人に話してスッキリするのが、夫婦関係を円満に保つためのベストな対処法です。夫には「義母への感謝の言葉」を代弁してもらうなど、ポジティブな仲介役を任せるようにしましょう。
10実母と姑を「比べない」ことがストレスを減らす
自分の性格も特徴もすべて理解している実母と、育った環境や価値観が違う姑を比べるのはやめましょう。「お母さんはいつも〇〇してくれるのに…」と考えても、精神的なストレスが増えるだけで、良いことはありません。
もしご主人があなたのお母さんと姑を比べたら、なんだか腹が立ちますよね。あなたが実母と姑を比べて、うっかり夫の前で口に出してしまうことで、姑との関係だけでなく、夫婦の関係にも悪影響を及ぼすことがあります。
育った環境が違う二人の女性の考え方が違うのは当たり前です。比べることに意味はありません。「そういう考え方もある」と受け止めることで、心にゆとりが生まれ、結果的に嫁姑のストレスを減らすことにつながります。