シングルマザーの実家暮らしメリット&メリット!親との同居体験談
シングルマザーになると一人で子供と家計を守っていかなくてはならないため、実家暮らしの方が重くのしかかる責任感から不安になる事が減る人も多いでしょう。「成人して親になっても、いざという時に頼りになるのは親の存在 」というのは、シングルマザーに限ったことではありません。
子育ては夫がいてもいなくても一人だけで頑張るのが辛い、誰かに居てもらうだけで助かるということがあるものですし、保育園の送迎をしてもらえるだけでも働くママは助かるでしょう。
生活費も子供と二人だけでアパートに住むよりは実家暮らしの方がかからない可能性も高そうですが、シングルマザーのママ達に実際のところを聞いてみると、実はシングルマザーの実家暮らしにはメリットがある反面デメリットもあるそうです。
Q シングルマザーの実家住まい、メリット・デメリットを教えて!
自分の親とはいえ、ひとつ屋根の下に長く一緒に暮らしていると良い面ばかりではありません。娘と孫が可愛いがゆえに過干渉になってしまうこともあり、それが時にうるさく感じてしまうことも。
シングルマザーになり実家暮らしを検討しているママは、メリットとデメリットの両方について理解しておくことが大切です。実家で暮らすことのメリット・デメリットを9人のママに聞いてみました!
メリット
A親とは「スープの冷めない距離」に暮らしています!
私の両親はふたりとも基本的に過干渉すぎるため、離婚し地元に戻るとき親との衝突を避け自分の精神衛生を保つべく最初から「絶対に親と一緒に住まない!」と決めていましたし親にも宣言していました(笑)
それでも親は諦めず「同居が嫌なら子供の安全の為にもアパートは近所にしてくれ」と何かとうるさかったのですが、隣の市への移住を決めがっちり物理的距離を置きました。隣の市とは言っても実家とは車で片道30分程度の距離。親が毎日来るには面倒臭く、しかし遠すぎないちょうど良い距離です。またお金の面で働ける同居家族(母親以外の同居家族の収入)がいると、各種手当の審査の対象となると言われたことがあります。
でも、私の場合は親の過干渉が生活すらも破壊しかねない懸念があったため今でも別居で正解だと思っていますが、そうでない場合はご自身の親との同居はアリだと思います。
やはりシングルマザーとなり全て一人で子育ても仕事も家事もやる大変さは覚悟はしていてもストレスのたまるものです。しかも自分のための時間を確保するのも簡単ではないので、ストレス解消もままならずとても辛い時期を過ごした経験もあるからです。いろいろと相談に乗ってくれる機関などもあるとは思いますが、子供と自分の心の健康のためには、家の中に自分以外の大人がいて、子育てのことなど何でも話せる誰かがいるというのはとても大切なことだと思います。
A親は近くの方が何かとメリットが大きいと思います。
私個人的には同居には賛成です。親に生活費すべて面倒見てもらうのは一人の大人としてNGだと思いますし、同居するにしても生活費はきっちり分けるのが最低限のルールだとは思いますが、親が一緒にいてくれると子供が小さいうちは非常に助かります。
何より子供の長期的な休みや保育園などの送迎も手伝ってもらえますし、それによってシングルになっても自身の仕事にやりがいを持って専念することによりキャリアアップも狙えると思います。子供たちにとっても親が同居することで寂しい思いをさせずに日々温和に過ごせますし、子供の成長のためにも家族が多いほうが何かと学べる面が多いですよ。母が人生ポジティブに頑張る姿を見れば子供たちにとってもメリットは大きいですし、そのために親の協力を要請しやすい同居は良い選択だと思います。
A頼れるなら頼った方がいい!
離婚前後は漠然とした不安が多いと思います。特に金銭面の不安は計り知れないほど大きいんじゃないでしょうか?その不安を少しでも解消するなら同居をお勧めします。生活費が家を借りるよりも安く済みますし、育児にもすぐ近くで協力を得られるので子供の病気のときでも仕事を休まなくて任せられる環境にあると思います。
しかし、家族での子育てになるので自分の子育てにダメだしされたり何かと気を使うことが多くなると思います。親と仲悪いわけでもないけど干渉されるのが嫌な人は実家近くに家を借りるのがベストですね。私は干渉されたくないので、実家近くで生活しています。金銭面ではやはり不安なことが多いけど、子供の送迎を頼んだり夕食だけおじゃましたりと適度な距離感で助かります。
Aシングルマザーライフ
昨今、シングルマザーという言葉は一昔前に比べ、非常にポピュラーな存在となっています。世の中は、とかくシングルマザーに対して否定的な傾向がありますが、時代の流れとして、シングルマザーの増加はやむを得ないところだと思います。さて、はからずもシングルマザーとなってしまった時に、やはり頼りになるのは「親」であり、そのまま実家へというのが、流れ的には多いかと思います。母親は生活の為に働かなくてはならない。そうなると子供は保育園に預けなければなりません。しかし、仕事の都合で朝や夕方の送迎が困難になるケースは珍しくありません。そんな時には、やはり親、つまり祖父、祖母の存在は頼りになります。
子供の身の回りの世話、家事、1人でこなすには大変です。シングルマザーが実家で暮らすメリットは正にそれなのです。母親は安心して仕事に集中出来るし、子供の急病等の呼び出しにも悩まなくてすみます。
反面、デメリットは当然あります。やはり祖父や祖母に対する肩身の狭さや、家事や育児に対する口出しなど、精神的に辛いものがあります。しかし、やはり祖父祖母からしたら、我が娘が可愛い、孫はもっと可愛い。それ故に心配だからこそ、家事や育児に参加しているからこそ口出しするわけですから。正直、デメリットをデメリットとして捉えるか、メリットがそれを補ってあまりあると捉えるかは、ご本人の考え方一つでどのようにもなるのです。
A私は同居を選びました
私は離婚後は親と同居する事を決めました。金銭的にも不安定だったし子供がまだ保育園に通っていたので一人で生活していくのは厳しかったからです。同居をして良かった点はまず金銭的にもあまり困らなかった事です。一人だとアパート代や電気代もかかってくるけれど親と同居ならその分貯金ができたので良かったです。
あとは、仕事の帰りが遅くなった時などは子供の保育園に迎えに行ってくれたりととても助かりました。そして夜など友達とご飯を食べに行きたい時など子供の面倒を見てくれていたので自分の時間を作る事ができました。私は同居はメリットの方が多いと思います。逆にデメリットとしては親と喧嘩をしないようにと気を遣っていた事でした。
Aデメリットもあるが、それ以上にメリットのほうが大きい
離婚後、実家に同居することになりました。両親は自営業の為、子供の面倒をみてくれること、また経済的な面でも実家での同居生活はメリットが大きいと思います。自分が働く以上、保育園への送迎や子供の急な病気などにも同居の親が対応してくれました。
実家に同居ということで、それなりに制約された生活ではあるので、少し窮屈な思いもしています。たとえば、仕事の後に同僚と飲みに行くなど、やはり親に子供の面倒をみてもらっている分際では行きづらいです。ですが、父親がいない分、母親以外の大人と接することは子供にとってもいいことだとも思いますし、そういった意味では子供からすると祖父母との同居はいい影響があるのではないでしょうか。
デメリット
A距離感が大事
私は親と性格が合わないため、親とは別居しています。離婚後一か月ちょっとしか実家で暮らしてませんが、口ゲンカや言葉のヤリなどがありストレスがたまる一方でした。両方経験して私が実感したことは親とは距離感が大事だなと思いました。実家で暮らせることは幸せなことに違いないです。困ればすぐ助けてもらえたり、私が怒ったら子供の味方になってくれる人がいたりして家族というものを子供にも知ってもらえるからです。
ただ、同居すると国や市からの援助などが受けれない場合があります。うちもそうなのですが、親や兄弟が現役で働いていると児童扶養手当など給付金や手当てがもらえなかったり、保育料が世帯でみられ高くなってしまいます。
ストレスを抱えて親と同居し、子どもに見せたくない場面(ケンカや親に対する態度、口の聞き方)を見せるのならば、国や市から援助してもらい自立した生活をするもおすすめです。ただ自立した生活も毎月の固定費は絶対に稼がないと生活できないので常にプレッシャーを感じたり、まわりと同じようなお金の使い方ができず苦労したりもします。でも子供には頑張っている姿が見せれる点ではすごくいいと思いながらやっています。親と離れて暮らしている分、たまに会えば親も優しくちょっとのわがままなら聞いてくれるのでいい距離感が掴めたなと思っています。
Aシングルは強くなる!
30代半ばに離婚し、それから実家には戻らず、子どもと暮らしています。実家で暮らさないデメリットは、第1に生活費が全て自分でまかなわなければいけないところです。お仕事をされている方で収入が安定していないと少々厳しいかもしれません。第2に子どもがいる場合、大人の目が少ないということです。思春期はつらい時期もありました。子どもが熱を出すと観てくれる人もおらず、仕事は休まなければなりません。しかし、これらは離婚するときにある程度は予想がついていました。
しかし、私の場合はそのデメリット以上にメリットを感じる部分が多かったので実家には戻りませんでした。第1に離婚する前、正直家族とかうんざりしていたところがありました。きちんと穏やかに暮らせるスペースがほしくなりました。誰かとのルールではなく、子どもと私でルールを決めることができたのはとても気が楽で離婚したのも忘れるほどでした。第2にとても強くなりました。自分しか子どもを守る人がいないとなると、不利なことに関しては上手く交渉できるような感じになりました。
たぶん今の自分が一番自分らしくて好きです。また、私の場合は元旦那の不貞によるもので、4年間我慢した後の離婚ですので、両親が腫れものに触るような感じだったからこそ、一人でチャレンジをしたかったのだろうなと思います。
A子育ての考え方の違い
実家での同居生活は家賃がかからなかったり、家事の手伝いをしてくれたりするので助かっていることも多々あります。しかし私と母の子育ての考え方の違いでよくぶつかることがあります。母は子どもにお父さんがいないから代わりにしつけをしなくてはと思っているのでしょうが私が小さかったときと同じように真面目に子育てをしようとします。
しかし私は母の子育ての方法が好きではなくもっとフランクに子どもと一緒に成長したいと思っています。子どもが夕食があまり進まずおなかがすいていないと言うと母は「おやつに何を食べたの?」と責めるように言います。しかし大人でも毎日コンスタントにお腹がすくわけでもなく、そんなことで怒っても仕方ないと思い私は明日の朝食べたら?と言ってその場を収めます。同居はメリットもデメリットもありますのでよく考えて決断されるといいと思います。