赤ちゃんの服って何が必要?季節に合った服と洗濯の仕方
初めての赤ちゃんが生まれるときには、出産準備も一苦労しますよね。どんな可愛い商品を揃えようかと、ワクワクする気持ちももちろんありますが、子育て初体験だというママさんだったら、わからないことだらけで戸惑う場面も多いですよね。
赤ちゃんが毎日着るお洋服を選ぶのも、そんな迷うシーンのひとつです。肌着ひとつを取っても「短肌着」や「長肌着」「コンビ肌着」など幾つかの種類があって、どれが・いつ・どんな風に必要なのか、とても解りにくくなっております。産院のガイドや育児雑誌にあれこれ書いてくれてはいるものの、「実際どれが便利なのか」は、なかなか誰も教えてくれません!
買って後悔しないために、赤ちゃんのお洋服のことを一通り勉強しておきましょう!
赤ちゃんに必要な服の種類
わかりづらい赤ちゃんの洋服や肌着の種類を一挙に解説します。これから紹介する赤ちゃんの服を必要に応じて参考にしていけば、赤ちゃん用品売り場でも悩まずに済んじゃいますよ♪
肌着
短肌着
お尻を覆わないくらいの長さの肌着です。上半身だけなので、オムツ交換もしやすい作りです。基本的に、長肌着を利用した際のインナー用として、季節に合わせる重ね着用として調整します。50〜60センチのものを4〜5枚用意しましょう。
長肌着
お尻までをスッポリと包んでくれる長さの肌着です。長めのワンピースのような形です。短肌着と合わせて体温調整のために使います。暑い夏場には、この長肌着だけで過ごすこともあります。こちらも50〜60センチのものを用意しましょう。
コンビ肌着
コンビ肌着は、長肌着の裾部分にスナップが付いていて、足が左右で分かれるタイプの肌着です。
新生児の頃は、赤ちゃんも寝ている時間が多く、そんなに足をバタバタさせることもありません。また、頻回にオムツを取り替えるので、短肌着や長肌着のようなスカートタイプが便利です。
しかし、月齢を経るごとに、赤ちゃんの動きが活発になり、次第に長肌着でははだけてしまいます。赤ちゃんの足の筋肉がついてきて、足が良く動くようになったら、長肌着よりもコンビ肌着がオススメです。もちろん新生児からも使えるので、長肌着と合わせて全部で5〜7枚くらい用意しておけば、洗い替えにも対応できますよ。
パジャマ
昼夜の区別がまだ付いていない頃は、「汚れたら取り替える」「お風呂に入る時に着替える」のサイクルでも十分です。が、首が据わるようになって、昼間のお出かけが増えてきたら、体内時計も機能し始めて、昼夜の区別が少しずつついてきます。そのタイミングで、夜用のパジャマを用意しましょう!
生後4ヶ月〜6ヶ月頃にもなれば、日中着るお洋服がだんだんおしゃれになってきますよね。可愛いけれど、そのまま寝んねするのには、あまり似つかわしくないかも…。と、気になったら、パジャマに着替えることで、生活習慣が身についていきますよ。パジャマを用意するのは、生後数ヶ月経ってからで十分です。
ロンパース
もう少し赤ちゃんが成長すると、着替えさせている途中にじっとしていられなくなって、クルっと自由自在に回転するようになります。そうなると、お着替えの時間が、戦いの時間に…。体力がついてきて、しっかり動けるようになったら、下着は次のステップに進みましょう。前開きのものではなく、頭からすっぽり被せるタイプのロンパースに切り替えると、着せ替えが思っている以上に楽になりますよ♪
ロンパースには、キャミタイプ、タンクタイプ、半袖、長袖など季節に応じて選ぶことができます。どれもお尻でスナップを止めるようになっているので、オムツ替えもしやすく、はだけてお腹が冷えることもありません。
ツーウェイオール
ツーウェイオールは、赤ちゃんの服「つなぎ」の一種。「ツーウェイ」は、2通りの使い方ができるという意味でつけられています。
新生児の頃は、1日に10回ほどのオムツ替えがありますので、いちいちスナップを止めるよりも、スカート状になった「ドレスオール」としての着せ方が便利です。
しかし月齢を経てきて、赤ちゃんの動きが激しくなるにつれて、肌着がペロッとはだけるようなります。そうなってきたら、スナップを左右の足で分けて留めて「カバーオール」として使いましょう。
赤ちゃんの成長に合わせて使えるお洋服がツーウェイオールなのです。カバーオールと合わせて5着くらいあればひとまず大丈夫です。
カバーオール
カバーオールも、ツーウェイオールと同じく、「つなぎ」と呼ばれる服の一種。ツーウェイオールはドレスタイプにできますが、カバーオールは左右の足に分かれて留める機能のみ。しかし、新生児期を過ぎればドレス機能はほぼ使わなくなるので、最初からカバーオールを使っても問題ありません。
ツーウェイオールと合わせて、5着以上用意しておくと、当分は買いに走らずに済みます。
寒い時期を通るなら、足の丈が長いものを選んでおきます。
靴下
秋冬生まれの赤ちゃんの必須アイテムです。子どもは裸足で過ごす方が良いとは言うものの、寒い時期にまで無理をして裸足で過ごす必要はありません。ママ達が素足で過ごしていたら冷さを意識し始める頃には、赤ちゃん用の靴下の準備を始めましょう。靴下は、毎日使うものなので、5セットくらいあると安心です。春夏生まれの赤ちゃんでも、冷房がキツい場所では、靴下を履かせていた方が快適ですよね。2セットくらいでもいいので、揃えておきましょう。
帽子
赤ちゃんの頭の温度調整をしてくれる帽子は、季節のものを用意しておけば、寒さ対策・暑さ対策が可能な便利なアイテムです。室内で過ごす新生児の頃はほとんど必要ありませんが、おでかけが増える月齢になったら、何かひとつでいいので購入してみましょう。秋冬はニット帽がマスト!髪の毛が少なくて寒い赤ちゃんの頭を守ってくれます。反対に、春夏は、麦わら帽子や日よけ帽子など、日差しが直接当たらないに帽子を被ります。帽子があるだけで、炎天下でも熱中症のリスクがグンと下がります。
赤ちゃんの服のサイズの見方・選び方
生まれてから1年間、赤ちゃんのお洋服はどんどんサイズアウトします。まずは出産前に、月齢ごとの標準的な洋服のサイズを知っておきましょう。
赤ちゃん服のサイズ目安
年齢 | サイズ | 体重の上限 |
---|---|---|
0〜3ヶ月 | 50〜60 | 体重5kg位まで |
3〜6ヶ月 | 70 | 体重9kg位まで |
6〜12ヶ月 | 80 | 体重11kg位まで |
1〜2歳 | 90 | 体重13kg位まで |
2〜3歳 | 95 | 体重14kg位まで |
赤ちゃん帽子のサイズ目安
年齢 | サイズ |
---|---|
0〜3ヶ月 | 42~46 |
3〜6ヶ月 | 46 |
6〜12ヶ月 | 48 |
1〜2歳 | 50 |
2〜3歳 | 52 |
退院する時に用意したい赤ちゃんの服
赤ちゃんが退院する時の服装には、特に決まりはありません。とはいうものの、待ち望んでいた特別な日ですから、セレモニードレスを用意するご家庭が多いようです。セレモニードレスは、お宮参りやお食い初めの際にも着ることができます。嬉しいことに、ベビードレスには、特に流行り廃りもなく、また男の子・女の子の性別も関係なく、二人目~三人目のお子さんにも着せる事ができますので、ご家庭や親戚に一枚あっても損はないアイテムです。
お宮参りの時には、フォトスタジオで衣装を借りるという方もいらっしゃいますよね。そういった方は、セレモニードレスにこだわらなくとも、出産前に購入しておいたお洋服を着せて帰られています。
いずれにせよ、ポイントは、出産前にあらかじめ用意しておくこと、そして外の気温に左右されずに赤ちゃんが快適に過ごせる洋服をチョイスしてあげることです。退院間近で焦らないようにしたいところです!
新ちゃん服の収納はベビータンスがベスト
赤ちゃんの肌着やお洋服は、最初は小さくて場所をとらないものの、プレゼントされる機会も多くて、次第に数も増え、1着の大きさも大きくなっていきます。出産準備として、赤ちゃん服の収納場所を多めに用意しておくと、今後数年収納に困ることがありません。収納には、ベビータンスがオススメです。お部屋の雰囲気とマッチしたものを一つ用意してあげましょう。大きめの収納を用意しておけば、衣替えもすんなり終わります。
季節に応じた服を選んであげましょう
汗っかきな赤ちゃんのための夏の服装
体温調整機能がまだまだ未熟な赤ちゃんは、汗をいっぱいかいてしまったり、身体が冷えてしまったりと大忙し。冬場は暖かくすることに気を使っていれば良いのですが、暑い夏場の季節調整は案外難しいものです。
そんなデリケートな対応が必要な夏には、どんなに暑くても、汗をしっかりと吸い取ってくれる肌着はマストアイテムです。暑すぎて、ママ達もつらい日には、お家の中ではファションなんかを気にせずに肌着だけでもOKです。もしもの時に備えて、冷房で身体が冷えすぎてしまわないように、お腹や背中を触ってみたら冷たくなっている時には、服を重ねてあげてくださいね。
お外では、強い冷房対策として、レッグウォーマーや靴下が活躍します。汗で冷えてしまわないために、汗取りパッドも便利です。
風邪をひかないように注意したい冬の服装
赤ちゃんの服装はなるべく軽装にすべきとはいえど、一体どれくらい着せるのが適切なのか、初めのうちはわからないものです。屋内での基本は、短肌着+長肌着+お洋服です。肌着は、最近定番化してきたあったか素材の肌着もおススメです。
気をつけたいのは、寝る時。寒いと夜泣きがひどくなる傾向もありますので、室内をあったかくしてあげましょう。危険ですので、湯たんぽや電気アンカは使わないように注意をしましょう!
通販で買える安くて可愛い赤ちゃん服
みんなだいたい近所の同じところで服を選ぶから、赤ちゃんの服は被りやすい…そんなお悩みを解消してくれるのが、ママの味方、通販です。素材感こそ確認できませんが、凝ったデザインのものがお求めやすい価格帯で手に入ります。店舗にあれこれ足を運ぶよりも、いろいろな選択肢が広がるのも嬉しいポイントです。定番の西松屋やGAP BABY、赤ちゃん本舗などがママさん達の間では人気です。
おしゃれママにオススメのベビー服ブランド
赤ちゃんの服はすぐにサイズアウトしてしまう事は知っているけど。二度と戻らない特別な時期なので、ちょっとお金をかけてでも、オシャレなベビー服を選んであげたいというママにオススメのブランドをいくつか紹介しますね♪
例えば、プチバトーやラルフローレン。上質の素材感で、おまけにパパママとのリンクコーデも楽しめます。
ZaraやH&Mでは、お財布に優しいお値段で、大人顔負けのオシャレで可愛い服が見つかります。
デリケートな赤ちゃんのためのベビー服の洗濯の仕方
水通しのタイミングとやり方
赤ちゃんの肌に直接触れる肌着や服を、一度お洗濯しておくことを「水通し」といいます。水通しをすると、肌触りや吸水性がよくなるとともに、衣服についているホルマリンを洗い流しておけます。
臨月に入ったら、出産準備もラストスパート。お天気の良い日を狙って、赤ちゃんが着る物を水洗いしておきましょう。
洗濯の仕方と干し方
赤ちゃんの衣服やタオルの洗濯については、様々な意見があります。こうしなければならない!というルールはないのですが、やはり赤ちゃんのものと大人のものは分けて洗っているご家庭が多いようです。
天気が良い日は、できるだけ外干しをして日光をあてましょう。殺菌の意味合いもあります。ただし、花粉やpm2.5が多く飛散している時は、要注意です。
赤ちゃん用の洗剤を使ったほうが良い?
洗剤についても、意見が分かれるところです。赤ちゃんのものには絶対に合成洗剤を使わない人、生後半年くらいからは大人と同じ洗剤を使う人、など家庭の状況や考え方に大きく左右されます。
界面活性剤や蛍光塗料の入っていない無添加の洗剤は、少々高価ですが安心です。サラヤの「arau(アラウ)」、ピジョンの「ピュア」などがメジャーですね。
柔軟剤は使っても大丈夫?
肌の弱い赤ちゃんの中には、洗剤や柔軟剤に含まれる界面活性剤が原因で肌荒れを起こす子もいます。アトピー気質のお子さんは、その傾向が強いようです。
また、柔軟剤は香りが強いのも慎重になってしまう理由なのではないでしょうか?ある調査によると、約40%のママさんが、赤ちゃんの洋服を洗う時に柔軟剤を使用するのを控えているようです。はじめのうちは、無添加の赤ちゃん用洗剤や柔軟剤を使用しても良いかもしれません。