スタイはいつから?時期/枚数に関する記事

スタイはいつから必要?よだれかけ使用時期と枚数/体験談

スタイはいつから必要?よだれかけ使用時期と枚数/体験談

スタイはいつからいつまで使うベビー用品?スタイの役割や代用品、寝ている時の使用への注意、必要枚数などが分かる先輩ママのスタイに関する体験談、いつまでもスタイが必要な子供への注意を永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画と共に紹介。

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スタイはいつからいつまで使う?必要枚数と卒業の目安、選び方を解説

赤ちゃんのスタイ(よだれかけ)は「いつから使うのだろう」「いつまで必要なのだろう」と疑問に思うママやパパは多いのではないでしょうか。一般的には生後4~5ヶ月頃が、日常的にスタイが必要になる一つの目安だと言われています。

スタイはよだれやミルクの吐き戻しから赤ちゃんの服を守るだけでなく、肌トラブルを防ぐための重要な育児アイテムです。この記事では、スタイの使用開始時期、卒業の目安、必要枚数や選び方について徹底解説します。

先輩ママの体験談を参考に、赤ちゃんに合ったスタイを準備しましょう。

スタイは赤ちゃんのよだれが増えたら使う!量が急激に増える時期は生後5~6ヶ月

離乳食を食べる赤ちゃん

スタイは「よだれかけ」とも呼ばれるように、赤ちゃんのよだれで服を汚さないためのものですので、よだれが増えるまで無理に使う必要はありません。

首が座る前の抱っこやネンネの時間が長い時期の赤ちゃんには、スタイをつけずに口の端に出てくる泡のようなよだれをガーゼで拭いてあげるだけで十分です。最近は可愛いデザインのスタイが多いので外出時におしゃれ目的で使うママも多いのですが、よだれが増えるまでは必ず使わなければならない物ではありません。

よだれの量や出始める時期は個人差がありますが、一般的には生後2~3ヶ月頃から出始め、生後5~6ヶ月になると量が急激に増えます。このよだれの増量は、食べ物を消化する能力が整ってきたという離乳食をいつから始めるかを見極める大切なサインでもあり、歯が生え始める兆候の一つでもあります。

生まれたばかりの赤ちゃんはよだれの量が少ないので、スタイがいつから必要になるかなんて想像もつかないかもしれませんが、赤ちゃんのよだれは時期が来ると驚くほど増えます。

ところがこの時期の赤ちゃんは口周りの筋肉の発達が未熟です。そのため、ツバを飲み込むことが苦手なので、口元からダラダラとよだれを垂らしてしまうのです。生後4~5ヶ月になると早い子は歯が生え始め、赤ちゃんが口をブーブーならしてツバを泡立てたり飛ばしたりする姿がみられるようになり、必然的にスタイが必要だと思うママが多いのです。

離乳食が始まり中期に入る生後7ヶ月頃になると、赤ちゃんの歯や歯茎はさらにムズムズしてくるので歯がためを与えるのがおすすめです。この時期は手あたり次第何でも噛むようになる子もいますし、消化する能力はさらに高まり、よだれの量も増えます。

スタイの役割とは?服や口周りの清潔さを保つアイテム

離乳食を口に入れる赤ちゃん

スタイの役割と聞くと「よだれで服が汚れるのを防ぐこと」と思うママさんが多いでしょう。もちろんスタイはよだれや吐き戻しのミルクで洋服が汚れるのを防ぎ、こまめに着替えなくても清潔さを保つのに役立つアイテムです。

けれどスタイのもう一つの役割も重要です。スタイは実は赤ちゃんの口周りをササっと清潔にするためのベビー用品でもあります。

赤ちゃんの口周りに付いたよだれを放置すると、よだれかぶれを起こしてしまうことがありますが、スタイが首からぶら下がっていればいつでもどこでもササっと口周りを拭いて手早く清潔にしてあげられてとても便利です。よだれかぶれを防ぐためには、こまめにスタイを交換し、肌を清潔に保つことが重要です。

よだれを拭くだけならガーゼやタオルでも大丈夫ですが、よだれの多い赤ちゃんはいくら拭いても気付くとよだれが垂れていることも珍しくありません。赤ちゃんのスタイは服が汚れるのを防ぎつつ、気付いた時にさっと口を拭ける便利なアイテムなのです。

マザーズバッグの中身にスタイやガーゼハンカチを入れるママはとても多いですが、マルチクリップは作り方がとても簡単なのでスタイが不足した時に役立つプラスアイテムとしておすすめです。ママのガーゼハンカチを手作りのマルチクリップに挟んで赤ちゃんの首にかければ、その場で簡単にスタイにすることができます。

「スタイ」「よだれかけ」「ビブ」って何が違うの?すべて同じものです

ネット通販などでスタイを探していると「ビブ」という言葉が目に入ってくるのではないでしょうか。ビブ(Bib)とは、よだれかけの英語での呼び方です。実はスタイは和製英語であり、読み方が違っても、よだれかけであることには変わりありません。

スタイは商品名の一部に使われていて、それが一般的に広まり、現在のようによだれかけのことをスタイと呼ぶようになったようです。海外の育児用品では「ビブ」と記載されていることが多いので、購入時に覚えておくと役立ちます。

ミルクの吐き戻し対策にはスタイよりガーゼタオルがおすすめ

マグで水を飲む赤ちゃん

スタイを新生児など低月齢の赤ちゃんのミルクの吐き戻しに使っているママさんもいるでしょう。もちろんスタイでもいいのですが、首回りだけをカバーする小さめのスタイを使うくらいなら、ガーゼタオルの方がおすすめです。

ガーゼタオルを半分に折って長方形にし、短い辺の先端を赤ちゃんの洋服の首元に差し込めば、長めのスタイ代わりになるので吐き戻しをキャッチしやすく、ガーゼは乾きが早いので洗濯も楽です。

ゲップの際はママやパパの肩にタオルをかけて、その上に赤ちゃんのアゴをのせてさすれば、吐き戻してもタオルでキャッチできるので着替えずに済む回数が増えます。タオルやガーゼはスタイよりもサイズが大きく、吸収性も高いため、吐き戻し対策としてはより効果的です。

寝ている時のスタイ着用は避ける!安全対策を徹底しましょう

眠る赤ちゃん

スタイといえば赤ちゃんの定番アイテムですので出産祝いでもらうことも多く、妊娠中に可愛くてつい買いためてしまったけれど、いつまでも出番が来なくていつから使い始めるのか気になっているママもいるでしょう。しかし、早すぎる着用は危険の元となりかねませんので注意が必要です。

スタイが必要となるよだれが出始める時期は生後2~3ヶ月からが多いのですが、この月齢はまだねんねの時期で、顔にかかったスタイを自力でどけることができません。

そのため寝ている赤ちゃんにスタイをつけっぱなしにすると、赤ちゃんが手足をバタバタさせた拍子にスタイが鼻や口にかかり、鼻や口をふさいでしまう恐れがあって大変危険です。これは窒息やSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを高める可能性があるため、消費者庁などからも注意喚起されています。

生後6ヶ月健診や7ヶ月健診では「顔布テスト」と呼ばれる、顔に布をかけて赤ちゃんが自力で取り払えるかのテストが行われますが、中にはパスできない赤ちゃんもいますので、寝ている赤ちゃんのスタイ着用は必ずやめましょう。寝返りができるようになっても、寝ている間のスタイ着用は避けてください。

スタイはいつまで使う物?1歳ごろに卒業する子が多い

離乳食が進んで口周りの筋肉が発達してくる生後8~9ヶ月頃になると、赤ちゃんもよだれを上手に飲み込めるようになるため、ダラダラと垂れっぱなしにすることが減ります。

そのため垂らすよだれの減少に伴い、1歳になる頃にはスタイを卒業する赤ちゃんが多いです。ただし、よだれの量や出る時期の個人差は大きいため、2歳を過ぎてもよだれが多くてスタイを手放せない子もいます。

また一度よだれが落ち着いたのに、新しい歯が生える時期になりよだれの量が増えたため、スタイを復活させたというママもいます。子どもの成長や体質に合わせて柔軟に対応することが大切です。

スタイはベビーカーなどのように「いつまでしか使えない物」と決まっている物ではありませんので、首回りが窮屈になるまでは卒業の時期にこだわらず、必要性で判断しましょう。よだれが服を濡らし、肌トラブルの原因になるようであれば、スタイを継続して使用することをおすすめします。

可愛いスタイがあったのに全く使わなかったというママもいる!スタイは必要枚数に個人差あり

よだれが増え始める時期はもちろんですが、赤ちゃんのよだれの量も個人差が大きく、「赤ちゃんの頃からほとんどよだれが出なかった」「服が濡れるほどの量ではなかったので、スタイは使わずにガーゼハンカチだけで乗り切った」というママも珍しくありません。

よだれがよく出る赤ちゃんにはスタイがあると便利ですが、どの赤ちゃんにも絶対にスタイが必要というわけではないのです。スタイの必要枚数も、この個人差によって大きく異なります。

ただし赤ちゃんのスタイはよだれ対策としての使用だけでなく、首に離乳食やお茶などが伝い落ちないようにエプロンとスタイの二重使いをするママもいます。外出時のファッションアイテムとしてコーディネートを楽しむのもおすすめです。

スタイを使いたいけれどよだれを垂らす量が少ない赤ちゃんの場合は、外出時のファッションアイテムや離乳食の汚れ対策として使用するのがおすすめです。出産前に大量に購入するのではなく、最初は少なめに用意し、必要に応じて買い足すのが経済的にも賢明です。

あまり使うことがなくても手作りならいい思い出になる!

手芸が好きなママの中には、赤ちゃんのために手作りスタイを作った人も少なくありません。それほど使わないかもしれませんが、1枚作っておけば将来写真からママの愛情が伝わり、子どもも喜んでくれるでしょう。

スタイの手作りはそれほど難しくありませんし、サイズが小さいので手縫いでも作れますので、妊娠中や赤ちゃんが寝た後の趣味を探しているママはトライしてみてもよいでしょう。

スタイをいつからいつまで使った?先輩ママの体験談と必要枚数

スタイをいつからいつまで使うか、必要枚数はどれくらいかなどは、先輩ママの体験談を見ても個人差に左右されることがよくわかります。よだれが多い赤ちゃんのママは10枚以上ストックがあっても足りずに買い足したそうですが、よだれが少ない赤ちゃんのママは可愛いよだれかけだったのに使わずサイズアウトしています。

ユキミルク
31歳

A10枚以上は使っていました。

上の娘が赤ちゃんの頃からよだれがだらだらとよく出る子で、そのままにしておくと服の前側がべたべたになるほどなったので、スタイが手放せませんでした。
1日に使う枚数も1枚ではなくて、数時間でスタイがびちゃびちゃになって服まで湿ってしまうので、取替えが必要で一日3~5枚は使っていました。
毎日洗濯しても足りないので、10枚以上はストックがあったと思います。洗いすぎてマジックテープが利かなくなって何度も買い足していたので、15枚以上は買っていたかも?
だんだんよだれの量は減って、一日に使う枚数は減っていきましたが、とにかくよだれの多い子で2歳頃までスタイをつけていました。
上の娘がそんな様子だったので下の子が生まれた時も大目にスタイを用意していたのですが、下の子はほとんどよだれが出ない子で、結局、数枚は新品のまま…。姉妹の違いにびっくりです。

志木丸
34歳

A自分で買ったのは0枚、もらい物で3枚

私が見ていた出産準備品リストの中になかったこと、必要なものは産後に買い足そうと思っていたことから、自分ではスタイは買いませんでした。
出産祝いで服や靴下と一緒にブランドもののおしゃれなスタイを頂いて使える日を楽しみにしていたのですが、なかなか出番は来ず…。
うちの子はよだれが少ないタイプだったようで、母乳を吐くこともほとんどありませんでした。
歯の生え始めに、少しだけ口からよだれが出ることがありましたが、それも一週間くらいでおさまりガーゼで十分でした。
せっかく可愛いスタイを頂いたので服とセットでコーディネートしたかったのですが、出番を待っているうちに服がサイズアウトしてしまいました。

5本指靴下
28歳

Aスタイは6枚で足りました。

出産祝いで1枚頂き、5枚セットになったよだれかけを出産前に購入していました。
息子は3ヶ月頃からよだれが多く出るようになったので、外出する時や服を汚したくない時につけていました。
離乳食が始まってからが特に大活躍で、離乳食用のエプロンは大きくて首の隙間に離乳食がこぼれることが多かったので、結局スタイで代用することが多かったです。
9ヶ月ぐらいの頃だったか、自分でスタイをとるようになってしまい、外で落とすことがあったのでスタイをつけるのをやめました。
その頃にはよだれもだいぶ落ち着いていたのでよかったのですが、結構使用期間は短かったので、うちは6枚で洗いまわしてちょうどよかったです。

黒縁メガネ
26歳

A上の子はまったく使わなかったのに…

上の子はスタイが全然必要ない子で、一応頂き物のスタイが1枚あったんですが、赤ちゃんの頃から歯が生えそろう頃まで一度もスタイを使ったことはありませんでした。
だからスタイを買うっていう発想がなかったんですけど、下の子がよだれがすごい子で、4ヶ月くらいの時に急いでスタイを買いに走りました!
2枚買い足しても全然足りなくて、結局7~8枚くらい持っていたかな?服が濡れちゃうのでたくさん必要だったんです。
歯が生え揃うのが早い子で、5ヶ月頃には上下の前歯が4本生えていたし、1歳の頃にはほとんど生え揃っていたので、それも関係しているのかもしれないです。
結局1歳半過ぎまでよだれが多くてスタイが手放せなかったのですが、体は大きいのに赤ちゃんみたいで、服装に似合わないし大変でしたね。

スタイがいつまでも必要な子供には口呼吸の習慣がないかチェック

よだれは成長とともに自然と落ち着いていくものですが、中には2歳ごろになっても口を開けっ放しで、鼻ではなく口での呼吸が定着しているためよだれが出続けている子どももいます。

親が「口を閉じて」と何度も繰り返し注意しても口を閉じることができず、寝ている時も起きている時も口を開けている場合は、鼻で呼吸がしにくかったり、口を閉じると痛みがあったりと何かしら体の調子が悪くて口を閉じられないのかもしれません。

いつまでもよだれを垂らす量が多くスタイを使い続けている場合は、一度小児科や耳鼻咽喉科を受診して相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対処法が見つかる場合があります。

子育て4コマ漫画:スタイはいつから必要?赤ちゃんによってこんなに違った!

スタイをいつから使うかの永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画

赤ちゃんのスタイはとっても可愛いので、永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画のようにいつからどれくらい使うか分からない時期からついつい買い込みがちです。

プレゼントでも頂くことが多いのですが、スタイが何枚も必要なほどよだれで汚すかどうかは赤ちゃんによって個人差が大きく、スタイの使用時期や必要枚数は、赤ちゃんによってバラバラです。

スタイは出産前に大量に購入しなくても、赤ちゃんが生まれて必要になってから買い揃えるので十分間に合います。スタイをいつから使うか悩んでいるうちはもらい物だけで済ませ、買い足しは「足りない!」と思ってからがおすすめです。

またガーゼハンカチの作り方を知っておけばスタイに作り替えることもできますし、幼稚園に入ってからも大助かりです。必要枚数を見極め、安全に注意しながらスタイを活用しましょう。

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