出産後の退院の日の体験談に関する記事

出産後の退院はいつ?当日の流れと準備を先輩ママ12人の体験談で解説

出産後の退院はいつ?当日の流れと準備を先輩ママ12人の体験談で解説

退院当日はバタバタします。前日までに準備しておきたい持ち物、赤ちゃんの服装の選び方、車で帰るときの決まりを整理しました。「一人でお世話できるか不安」という声が最も多かった帰宅初日を、どう迎えるかの参考にしてください。

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出産後の退院を迎えた新米ママの体験談!退院初日の感想は?

出産後の入院生活を経て、いよいよ生まれたばかりの赤ちゃんと一緒に退院!という日を迎えた時、新米ママさんはどんなことを感じているのでしょうか?ここでは、先輩ママ12人に、退院当日の複雑な心境を聞いてみました。

その中で最も多かったのが、一人で赤ちゃんのお世話をすることに対して不安を感じているママです。入院中は看護師さんがそばにいてくれますが、退院したら自分一人で対応しなければならないと考えると、誰でも不安になりますよね。

また、新しい家族を迎えた新生活にわくわくしているママもいれば、中には「やっとシャワーを浴びられる!」と入院生活からの解放感にひたるママもいます。

これから、出産や退院を迎えるというママさんは、ぜひ先輩ママたちの体験談を参考に、記念すべき退院の日を迎えてください。

この記事では、12人の話から見えてきた入院日数の幅、退院当日の流れ、季節ごとの赤ちゃんの服装、車で帰るときの決まり、そして帰宅してからの最初の一日をどう乗り切るかまで、順を追って整理していきます。

出産後の退院はいつ?12人の入院日数を並べてみました

「出産したら何日で家に帰れるのか」は、入院準備を始める段階で最初に気になるところです。里帰りの日程も、家族の休みの取り方も、ここが決まらないと組み立てられません。今回話を聞いた12人の入院日数を並べてみると、実際の幅がよく分かります。

退院までの日数 該当した人 お産の状況
産後5日 もぐままさん、おこめさん、ゆーあさん、あきなんさん、やちゃさやさん 自然分娩、2人目、早朝の出産など
産後6日 カレーさん、ミントさん、みそさん、さわこさん 普通分娩、初産を含む
産後7日 るかさん 7日間の入院
産後8日 もちこさん 緊急帝王切開
産後10日 りんこさん 帝王切開(2人目)

最も多いのは産後5日から6日で、12人のうち9人がここに入りました。一方、帝王切開だったもちこさんとりんこさんは8日と10日で、自然分娩より長めです。もちこさん自身も「普通分娩の方より2日程長く入院し」と話しています。お産の経過によって数日単位で変わるのが、退院日の実際です。

ここで知っておきたいのは、退院日は前もって完全に確定するものではないということです。ミントさんは「同じ時期に出産が多く、退院を1日早めてもらうかもしれませんと、事前に病院から言われていました」と振り返っています。逆に、やちゃさやさんのように産後の経過によって延びる可能性が出ることもあります。付き添いの家族に休みを取ってもらう場合は、前後1日の余裕を見て相談しておくと、当日慌てずにすみます。

そしてもうひとつ、日数の数え方にも注意が必要です。「産後5日目」と言われたとき、出産日を0日と数える病院と1日と数える病院があります。あきなんさんが「早朝に産んだということもあり」と触れているように、出産した時刻によっても実質的な入院時間は変わります。入院説明のときに、退院予定日を日付そのもので確認しておくのが確実です。

退院当日は思っているよりバタバタします

カレーさんは「私が出産した病院は、午前中までに退院しなければならなかったので、けっこうバタバタでした」と話しています。この一言に、退院当日の実態が凝縮されています。

なぜバタバタするのかというと、退院当日にやることが想像以上に多いからです。入院中に増えた荷物をまとめ、赤ちゃんに退院用の服を着せ、会計を済ませ、退院後の生活についての説明を受け、記念写真を撮る。そのすべてを、数時間おきの授乳の合間にこなすことになります。しかも産後まもない体は、まだ本調子ではありません。るかさんが「出産後の満身創痍の体に休みも与えられず、ボロボロの状態で退院することになった」と表現したとおりです。

だからこそ、前日までにできることを済ませておくと当日がまるで違います。

タイミング やっておきたいこと
入院中(数日前) 使わなくなった衣類やタオルを家族に持ち帰ってもらう
前日 退院用の赤ちゃんの服とおくるみを一式にまとめておく
前日 会計の方法と金額の目安を確認する
前日 迎えに来る人と到着時刻をすり合わせる
前日 車のチャイルドシートを取り付けてもらう
当日朝 荷物を玄関側にまとめ、写真を撮る場所を決めておく

特に効くのが、荷物の分割です。入院中に家族が面会に来るたび、少しずつ持ち帰ってもらう。これだけで当日の荷物が半分近くになります。みそさんは「夫が迎えに来てくれて、荷物をまとめるのを手伝ってくれました」と話していましたが、手伝ってもらえる人がいない場合は、この分割がそのまま自分の負担を減らします。

写真については、多くの方が撮っています。さわこさんの病院のように「退院する時に病院で写真を撮ってくれる」ところもあれば、自分たちで撮る場合もあります。あきなんさんは真冬の退院で「おくるみに包むとせっかくのドレスが見えなかった」ものの、写真を撮ったので満足していると振り返っていました。着せたものを写真に残したいなら、おくるみで包む前に一枚撮っておく。これは当日の段取りとして覚えておくと後悔がありません。

退院時の赤ちゃんの服装は季節でこう変わります

「赤ちゃんに何を着せるのか迷いました」というみそさんの言葉は、多くの方が通る道です。新生児サイズの服を実際に手に取るのは初めてで、しかも当日の気温は数か月前には分かりません。12人が実際に着せたものを、季節ごとに並べてみます。

季節 実際に着せたもの
セーラーカラーのロンパース(もぐままさん)、70センチの半袖ロンパースに形だけのおくるみ(るかさん)
肌着にガーゼのおくるみ(ミントさん)
厚手のセレモニードレスとおくるみ(おこめさん)、白いベビードレスとおくるみ(あきなんさん)、肌着に長袖の服とおくるみ(カレーさん)
タキシード風ロンパース(やちゃさやさん)
季節の記載なし 白のベビードレスと帽子(みそさん)、白いドレスっぽい服(さわこさん)、マリン柄のおしゃれ着と手作りのガーゼケット(もちこさん)、上の子のお下がりのドレス(りんこさん)

並べてみると、はっきりした傾向があります。冬はドレスやロンパースの上におくるみ、夏は肌着に近い一枚で済ませている。当たり前のようですが、実際に困るのは「おくるみをどう使うか」の判断です。

ここで参考になるのが、るかさんとあきなんさんの正反対の経験です。るかさんは夏の退院で「形だけおくるみを」着せたところ、「案の定、暑がって泣いたので、おくるみは車に乗ったらすぐ取り払われました」。一方あきなんさんは真冬でしたが、「車の中が暑すぎたせいか、息子は大泣きしてしまいました」。季節が正反対なのに、どちらも車内の暑さで泣いているのです。

これには理由があります。車は乗る前にエンジンをかけて温度を調整することが多く、冬は暖房が効きすぎている状態から乗り込むことになります。加えて、おくるみで包まれた赤ちゃんは体温がこもりやすい。つまり退院当日に本当に考えるべきなのは外気温ではなく、車内の温度と、脱がせやすさです。すぐに一枚脱がせられる組み合わせにしておけば、どちらの状況にも対応できます。

セレモニードレスを用意するかどうかも、迷いどころでしょう。おこめさんは「セレモニードレスを着るのはこの時だけなのですが、どうしても欲しくて、ちょっと値が張るものを買いました。写真などもたくさん撮ったので、買ってよかったと思います」と話しています。一方、りんこさんは「長男の退院の時に着たドレスを着せました。お下がりというのもなんだかなぁと思いましたが、受け継ぐという風にとらえればいいかと思い、新しいものは用意しませんでした」。どちらも納得のいく選択で、正解はひとつではありません。

車で帰るならチャイルドシートの準備が必要です

12人のうち、車で帰宅した方がほとんどでした。ここで欠かせないのがチャイルドシートです。

警察庁は、自動車の運転者はチャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて運転してはならないと定められていることを示しています。根拠は道路交通法第71条の3第3項です。生まれたばかりの赤ちゃんも当然この対象で、退院の日が最初の一回になります。あきなんさんが「病院から自宅までは歩いて30分くらい」の距離でも車で迎えに来てもらい、ベビーシートを使ったように、距離の長短にかかわらず必要です。

警察庁と一般社団法人日本自動車連盟が合同で実施した全国調査では、6歳未満の使用率は全国平均で82.4%と報告されています。前回調査から4.2ポイント上がっているものの、使っていないケースがまだ残っている状況です。チャイルドシートの使用は2000年に義務化されており、すでに定着した決まりごとになっています。

準備で気をつけたいのは、取り付けを退院当日にやろうとしないことです。やちゃさやさんは「もちろんチャイルドシートもしっかり準備していましたよ!」、カレーさんも「あらかじめ準備しておいたチャイルドシート」と、事前設置を済ませています。取扱説明書を読みながらの固定は思いのほか時間がかかるうえ、病院の駐車場で初めて挑戦すると赤ちゃんを抱えたまま待つことになってしまいます。

もうひとつ、実際に乗せてみて初めて気づく問題もあります。るかさんの体験がまさにそれでした。「評判のいいチャイルドシートを買ったのですが、他の子たちのなかでも一回り小さかったうちの赤ちゃんは、余裕がありすぎて首が定まりません。こんなん絶対首折れるー!と隙間をタオルで埋めて出発しました」。新生児は体格差が大きく、シートの想定より小さいことがあります。りんこさんも「新生児の小ささに不安になり、姉に運転してもらい、私が抱っこしました」と話していました。使う製品に新生児用のインサートが付属しているか、事前に確認しておくと当日の不安が減ります。

退院当日の一日の流れと心境

もぐまま
30代後半

不安から始まった赤ちゃんとの新生活

病院の前に止めている車

退院前の健診で、赤ちゃんに黄疸が出ていることが分かり、NICUに1日入っていましたが、すぐによくなり産後5日目には無事に退院できました。

退院の際は主人が付き添ってくれ、夏だったので、赤ちゃんにはセーラーカラーのロンパースを着せました。

病院からは車での移動で、初のチャイルドシートでした。心配とは裏腹に、すぐに寝てくれとても安心したのを覚えています。

人一倍大きな声でよく泣く赤ちゃんだったので、入院中におっぱいをうまく飲ませることができず何時間も泣かれ、私も涙してしまうことがしばしばありました。

こんな状態でこれからうまく授乳ができるのか、ふにゃふにゃの首の座らない赤ちゃんをきちんとお風呂に入れることができるのか、帰宅した時はとても不安でたまりませんでした

おこめ
40代前半

待ちに待った赤ちゃんとの生活

2人目の時は5日目で退院しました。退院の時は主人が付き添ってくれました。

退院の時、うちの子は冬生まれだったので、厚手のセレモニードレスとその上におくるみでくるみました。

セレモニードレスを着るのはこの時だけなのですが、どうしても欲しくて、ちょっと値が張るものを買いました。写真などもたくさん撮ったので、買ってよかったと思います。

自宅までは車で移動しました。車にはチャイルドシートを設置していたので、そこに寝せて帰りました。

帰宅した時は、これから赤ちゃんとの新生活が始まるんだなと、わくわくしました。家では、上の子が私と赤ちゃんで戻ってきたことで大喜びでした。

ゆーあ
30歳

嬉しさと不安が半々のまま退院

カメラと赤ちゃんの写真のアルバム

私は自然分娩だったので、出産して5日目で退院しました。退院の時は旦那と私の母が付き添ってくれました。

私の病院は母子別室だったので、私以外は赤ちゃんに会えなかったので、2人ともとても楽しみに迎えに来てくれました。

退院の時は、母が買っておいてくれたフリフリでリボンがたくさんついた、真っ白なセレモニードレスを娘に着せて、写真をたくさん撮ったのを覚えています。

自宅までは車でチャイルドシートに乗せて帰りました。初めてのチャイルドシートに娘は大泣きで、家に着くまでにヘトヘトになったのも今ではいい思い出です。

帰宅すると、赤ちゃんと一緒に過ごせる嬉しさと共に、今までは助産師さんが全てアドバイスをしてくれていたのが、自分主導の育児になる不安の半々の気持ちでした。

でも、母が付いていてくれたのでアドバイスをもらいながらも、手探りで新生活をスタートすることができました。

あきなん
36歳

家族のとても幸せな日

ベビーシート

初産でしたが早朝に産んだということもあり、出産後5日で退院しました。主人の休日がたまたま重なり、付き添ってもらう事ができました。

息子には用意していた白いベビードレスを着せました。真冬でしたので、おくるみに包むとせっかくのドレスが見えなかったのですが、退院時に写真を撮ったので満足しています。

病院から自宅までは歩いて30分くらいなので、主人に車で迎えに来てもらいました。

車中では用意していたベビーシートに乗せましたが、車の中が暑すぎたせいか、息子は大泣きしてしまいました。

ほんの5分くらいで家に着いたので大丈夫でしたが、どうすればいいか分からなくて焦ったのを覚えています。

家に入るといつもと同じ部屋なのに、赤ちゃんを抱いているだけで違う世界に来たような幸せで不思議な気持ちでいっぱいでした。

やちゃさや
30代前半

長く感じた入院生活!

出産後まさかの妊娠高血圧症を発症し、赤ちゃんだけ先に退院してママだけ入院継続になりかけましたが、毎日血圧を計測することを条件に、なんとか出産5日後に退院できました!

GW中の出産、退院だったので主人と実母が退院時に付き添ってくれました。

退院用にと用意したタキシード風ロンパースは、ちょっとダボダボで残念な感じでしたが、なかなか可愛く決まっていたと思います。

新しい家族のためにと購入した新車で懐かしの我が家へ。もちろんチャイルドシートもしっかり準備していましたよ!

入院中からマタニティーブルーを発症していたので、やっと家族3人で過ごせる喜びと、懐かしの我が家へ帰れる嬉しさでウキウキでしたが、これからが育児本番、がんばります!

カレー
20代後半

退院の日は大忙し!

お父さんの付き添いで退院するお母さんと赤ちゃん

赤ちゃんを出産して、退院したのは、出産した日から6日後でした。出産から退院まではあっという間でした。

退院の際は、旦那が仕事を休み、付き添ってくれました。私が出産した病院は、午前中までに退院しなければならなかったので、けっこうバタバタでした。

退院の際は冬でしたので、赤ちゃんの服装は肌着に長袖の服、その上におくるみを巻きました。

病院から自宅までは、旦那の運転で車で帰りました。移動の際、赤ちゃんはあらかじめ準備しておいたチャイルドシートに乗せて移動しました。

退院後に帰宅した感想は、想像していたよりも旦那が家を綺麗にしてくれていたので嬉しかったです。私と赤ちゃんのために掃除をしてくれていた旦那にはとても感謝しています。

ミント
30代前半

実母に助けられました

私は初産で普通分娩だったので、退院したのは出産6日後でした。同じ時期に出産が多く、退院を1日早めてもらうかもしれませんと、事前に病院から言われていました。

最初は、入院が短くなると費用も安くなるからいいなぁと思っていましたが、出産後はやはり病院でしっかりケアしてもらって良かったです。

赤ちゃんのことでわからない事だらけなので、わからない事はすぐに聞いて過ごしていました。

退院の際は、秋口だったので肌着を着せて、ガーゼのおくるみで包んでちょうどいい感じでした。旦那とお母さんに付き添ってもらい、車でそのまま自宅へ。

帰宅した時は、これからちゃんと子育て出来るかな?と不安もありましたが、お母さんに3週間泊まってもらい、身の回りの世話をしてもらったので赤ちゃんに専念できました。

みそ
30代前半

不安でいっぱいの退院

安全運転するお父さんのイラスト

私は出産して6日目に退院しました。入院生活は予想以上に快適で、正直もう少し入院していたかったです。

退院するときは、夫が迎えに来てくれて、荷物をまとめるのを手伝ってくれました。赤ちゃんに何を着せるのか迷いましたが、結局白のベビードレスと帽子を着せました。

病院を出るまでは抱っこで移動し、家までは車に乗りました。夫の運転は、過去最高の安全運転だったと思います。

退院して家に着いたとき、頭に浮かんだのは「不安」の二文字でした。

今までは24時間助産師さんが側にいてくれて、わからないことや心配なことがあればすぐ頼ることができました。

それが今日からは自分で何とかしなければならないと思うと、不安な気持ちが一番大きかったです。

さわこ
30代後半

シャワーが浴びられる喜びを実感

退院したのは、産んでから6日目でした。産む前に2日入院していました。退院の際、主人と母親が付き添ってくれました。

退院する時に病院で写真を撮ってくれるので、白いドレスっぽい服を着せました。車で帰ったので、チャイルドシートに乗せました。

3時間おきの授乳が義務付けられていて、朝の5時に授乳した後6時に検温や血圧測定があり、7時半に朝食だったので、その日はぐっすり眠れませんでした。

入院生活が初めてだったので、ものすごく疲れました。なので家に帰ってきてほっとしました。「やったー寝られる!」と思いました。

また、家に帰ったらシャワーを浴びられるのが嬉しかったです。入院して一度だけシャワーを浴びただけだったので、髪や体が洗えると喜びました。

るか
33歳

恐怖の夜間授乳のはじまり!

泣いている新生児

7日間の入院を終え、いよいよ退院の日を迎えた私と赤ちゃん。出産後の満身創痍の体に休みも与えられず、ボロボロの状態で退院することになったわけです。

私はこれからはじまる新生活に、ワクワクどころか不安しかありませんでした

退院当日もほぼ一睡もしないまま朝を迎え、美味しいと評判の朝ごはんも味わう気力もなく、もたもたしていると付き添いの旦那が登場しました。

夏だったので肌着のまま帰ろうかと思いましたが、せっかくの初めての外の世界だしなあ…と思い、着倒そうと買った70センチの半袖のロンパースを着せ、形だけおくるみを。

案の定、暑がって泣いたので、おくるみは車に乗ったらすぐ取り払われましたが(笑)。ギャン泣きの赤ちゃんを車に乗せて、いざ自宅へ!

評判のいいチャイルドシートを買ったのですが、他の子たちのなかでも一回り小さかったうちの赤ちゃんは、余裕がありすぎて首が定まりません。

こんなん絶対首折れるー!と隙間をタオルで埋めて出発しました。道中、赤ちゃんは完全にスヤスヤ。もぉー私の気も知らないで!

自宅に着いて、赤ちゃんを用意していたベビーベッドに置いても、なんとなくまだ実感はわかないままでした。しばらくの間、現実感がなかったと思います。

ちゃんと感じられたのはその数時間後。看護師さんのサポートが全くない恐怖の夜間授乳が始まってからでした(笑)。

もちこ
30代前半

退院当日にまさかの飲み会

緊急帝王切開で出産したので、普通分娩の方より2日程長く入院し、出産後8日目の午後に退院でした。

実家から遠いところに住んでいたのですが、里帰り出産はしなかったので、夫と手伝いに来てくれた実母が迎えに来てくれました。

夫が「男の子なのにベビードレスは変だ!」と言うので、マリン柄のおしゃれ着を用意して着せ、おくるみは手作りのガーゼケットを使いました。

車で迎えに来てくれたので事前に付けていたチャイルドシートに乗せて帰宅。祭り好きな夫は、帰ったその日に同僚を呼び、お披露目パーティーと称して自宅で飲み会をしました。

退院早々、たくさんの人に揉まれたくましく育ちそうです。人見知りをしない愛嬌のいい子になります様に…。

りんこ
30代前半

2人育児の闘いがスタート!

ママに抱っこされている新生児

2人目は帝王切開だったため、10日目に退院という少し長い入院生活でした。主人は出張だったので、義理のお姉さんが私の長男を連れて一緒に付き添ってくれました。

長男の退院の時に着たドレスを着せました。お下がりというのもなんだかなぁと思いましたが、受け継ぐという風にとらえればいいかと思い、新しいものは用意しませんでした。

自宅までは、私の車で帰りました。事前にチャイルドシートを設置していたのですが、新生児の小ささに不安になり、姉に運転してもらい、私が抱っこしました

家に着いてほっとするよりも、主人の長期出張が決まっていたので、「これから育児との闘いが始まる」という気持ちでした。

帰宅後の気持ちを分けたのは「そばに誰がいるか」でした

12人の帰宅後の心境を読み比べると、「不安」と「わくわく」にきれいに分かれています。ここに何か法則があるのか、退院後の環境という一点で並べ直してみました。

帰宅後の心境 その人の退院後の環境
わくわく・幸せ(おこめさん、あきなんさん、やちゃさやさん) 2人目で経験がある、家族と過ごせる状況が整っていた
不安と嬉しさが半々(ゆーあさん、ミントさん) 実母が付き添う、または3週間泊まってくれた
不安が中心(もぐままさん、みそさん、るかさん、りんこさん) 初めての授乳や入浴が控えている、夫が長期出張
解放感・安堵(さわこさん、カレーさん) 入院中の疲れが大きかった、帰宅先が整えられていた

浮かび上がってくるのは、心境を分けたのが性格でも準備の周到さでもなく、帰宅後に誰がそばにいるかだったという点です。ミントさんは「これからちゃんと子育て出来るかな?と不安もありました」と書きながら、「お母さんに3週間泊まってもらい、身の回りの世話をしてもらったので赤ちゃんに専念できました」と続けています。不安がなかったのではなく、不安を持ったまま乗り切れる体制があったのです。

逆に、りんこさんが「家に着いてほっとするよりも、主人の長期出張が決まっていたので、『これから育児との闘いが始まる』という気持ちでした」と語ったのは、退院後に一人で担う時間の長さが見えていたからでしょう。同じ「帰宅」という出来事でも、翌日以降の見通しによって受け取り方が変わります。

この整理から言えるのは、退院前に準備すべきなのは物だけではないということです。ベビー用品を揃えることに意識が向きがちですが、実際に効いていたのは最初の2週間、誰が何をしてくれるかの見通しでした。カレーさんが帰宅して嬉しかったのも、掃除が済んだ家という物理的な状態を通して、支えられている実感が伝わったからです。

頼れる家族が近くにいない場合もあります。もちこさんは「実家から遠いところに住んでいたのですが、里帰り出産はしなかった」という状況でした。そうした場合に選択肢になるのが、次に紹介する公的な支えです。

退院後に頼れる市区町村の支援を知っておきましょう

退院した瞬間から、24時間そばにいてくれた助産師さんはいなくなります。みそさんが「今までは24時間助産師さんが側にいてくれて、わからないことや心配なことがあればすぐ頼ることができました。それが今日からは自分で何とかしなければならない」と表現した通りです。この落差は、誰もが感じるものです。

ただ、退院後に頼れる先がまったくないわけではありません。こども家庭庁は、母子保健法第17条の2に基づく産後ケア事業を示しており、市町村が出産後1年以内の母子に対して心身のケアや育児のサポート等を行う仕組みとして位置づけられています。こども家庭庁は産前・産後サポート事業ガイドライン及び産後ケア事業ガイドラインを公表しており、内容の改定も行われています。

形態は自治体によって異なりますが、宿泊して過ごすもの、日中だけ施設で過ごすもの、自宅に来てもらうものといった選択肢が用意されているのが一般的です。利用料や申込方法、対象となる時期は市区町村ごとに定められているため、住んでいる自治体の窓口で確認することになります。妊娠中のうちに調べて申込方法だけ把握しておくと、退院後に余力がなくても動けます。

相談先としては、市区町村のこども家庭センターや保健センターもあります。授乳や生活リズムのこと、自分の気持ちのことなど、病院に行くほどではないと感じる内容でも相談を受け付けています。頼っていい先があると知っておくこと自体が、退院当日の不安を軽くします

そしてもうひとつ、退院後には手続きもあります。出生届は、法務省が示している記載の説明にあるとおり、子が生まれた日からかぞえて14日以内に提出することになっています。産後の体で役所に行くのは負担が大きいため、家族に届出をお願いできるよう、必要書類を入院前にまとめておくと安心です。

帰宅してからの最初の24時間をどう過ごすか

るかさんは、退院の実感が湧いたタイミングをこう振り返っています。「自宅に着いて、赤ちゃんを用意していたベビーベッドに置いても、なんとなくまだ実感はわかないまま。ちゃんと感じられたのはその数時間後。看護師さんのサポートが全くない恐怖の夜間授乳が始まってからでした」。

この「数時間後」が、退院当日の本当の山場です。移動と挨拶を終えて家族が落ち着き、日が暮れて、赤ちゃんと自分だけの時間が始まる。病院では次の授乳まで少し眠ることができましたが、家では家事も気になり、来客の対応も入ります。もちこさんの家では「帰ったその日に同僚を呼び、お披露目パーティーと称して自宅で飲み会」が開かれたそうですが、これは相当に体力のある例でしょう。

最初の24時間をやり過ごすために、決めておくとよいことがあります。

決めておくこと 具体的にどうするか
その日の食事 調理が要らないものを用意しておくか、届けてもらう手配をしておく
夜の担当 おむつ替えや寝かしつけのどれを家族に任せるか、帰宅前に話しておく
来客 当日と翌日は控えてもらうか、時間を区切ってもらう
自分が横になる時間 昼のうちに一度、必ず横になる時間を確保する
赤ちゃんの寝る場所 移動させずに済むよう、一箇所に決めておく

特に見落とされがちなのが、自分が横になる時間です。さわこさんは入院中「3時間おきの授乳が義務付けられていて、朝の5時に授乳した後6時に検温や血圧測定があり、7時半に朝食だったので、その日はぐっすり眠れませんでした」と話していました。つまり多くの方は、すでに睡眠が足りない状態で帰宅します。帰宅初日は片づけをしたくなりますが、荷解きは数日かけて構いません。

家族への伝え方も、具体的なほうが動いてもらいやすくなります。「手伝ってほしい」ではなく、「20時から23時のおむつ替えをお願いしたい」「明日の朝ごはんを用意してほしい」と、時間と内容で伝える。産後は説明する余力そのものが乏しいので、退院前に決めておくのが現実的です。

退院前に病院で確認しておきたいこと

入院中は「わからない事はすぐに聞いて過ごしていました」というミントさんのような過ごし方ができますが、退院後はそうはいきません。だからこそ、退院前に聞いておく内容を用意しておくと、帰宅後の迷いが減ります。

おすすめは、入院中にメモを作っておくことです。授乳のたびに「これは家でどうするんだろう」と思ったことを、その場で書き留めておく。産後は記憶が残りにくいため、退院説明のときに思い出そうとしても出てきません。もぐままさんが「ふにゃふにゃの首の座らない赤ちゃんをきちんとお風呂に入れることができるのか」と不安に感じたように、家に帰ってから初めて直面することは必ずあります。

確認しておくとよいのは、次のような項目です。授乳の間隔とタイミングの考え方。沐浴の手順と、家にあるもので代用できるもの。おへその手入れの仕方。次の健診がいつで、どこに行くのか。困ったときに病院に連絡してよい時間帯と番号。そして、自分の体について気をつけるよう言われたこと。

やちゃさやさんは「毎日血圧を計測することを条件に」退院しています。このように、退院時に条件や継続してやることを伝えられる場合があります。言われたことを家族と共有しておくと、自分が忘れても支えてもらえます。退院説明にはできるだけ家族に同席してもらいましょう。

出産後の退院についてよくある質問

退院日は自分で希望できますか

お産の経過や母子の状態によって決まるため、希望どおりになるとは限りません。ミントさんのように、病棟の状況で「1日早めてもらうかもしれません」と事前に伝えられるケースもあります。付き添いや里帰りの日程を組むときは、前後に1日の余裕を見ておくと調整しやすくなります。

セレモニードレスは必ず必要ですか

必須ではありません。12人の中には、肌着に長袖の服とおくるみで帰った方も、上の子のお下がりのドレスを使った方もいます。おこめさんのように「写真をたくさん撮ったので買ってよかった」と感じる方もいれば、りんこさんのように「受け継ぐという風にとらえればいい」と考える方もいて、どちらも納得のいく選び方です。

タクシーで帰る場合もチャイルドシートは必要ですか

タクシーなど一部の車両については、政令でやむを得ない理由がある場合の定めが設けられています。ただし安全面を考えれば、用意できるなら使うに越したことはありません。自家用車で帰る場合は、6歳未満の幼児にチャイルドシートを使用しないで運転してはならないと道路交通法で定められています。取り付けは前日までに済ませておきましょう。

退院当日に家族が付き添えない場合はどうすればいいですか

りんこさんは主人が出張中だったため、義理のお姉さんに付き添ってもらっています。誰にも頼めない場合は、荷物を事前に少しずつ持ち帰ってもらう、退院時間を遅めに設定してもらえるか相談する、といった方法で当日の負担を減らせます。病院によって対応が異なるため、入院中に相談しておくと確実です。

帰宅後、家事はいつから始めればいいですか

すぐに全部を再開する必要はありません。カレーさんの家では夫が掃除を済ませてくれていましたし、ミントさんは実母に3週間泊まってもらっています。頼れる人がいない場合は、市区町村の産後ケア事業や家事支援の仕組みを確認してみてください。妊娠中に申込方法だけでも調べておくと、退院後すぐに使えます。

退院の日は、育児のゴールではなく最初の一日です

12人の話を通して見えてくるのは、退院当日に完璧な準備ができていた人はほとんどいないということです。チャイルドシートの隙間をタオルで埋めた人も、おくるみをすぐ取り払った人も、車内で泣かれて焦った人もいます。それでも全員が、その日を無事に終えています。

帰宅後の心境は「不安」と「わくわく」に分かれましたが、その違いを生んでいたのは準備の完璧さではなく、最初の2週間を誰とどう過ごすかの見通しでした。物の準備は当日までに間に合わなくても後から買えますが、人の手配は前もって決めておく必要があります。頼れる家族がいない場合は、市区町村の産後ケア事業という選択肢があることを、退院前に確かめておいてください。

そして、あきなんさんが「家に入るといつもと同じ部屋なのに、赤ちゃんを抱いているだけで違う世界に来たような幸せで不思議な気持ち」と表現したあの感覚は、その日にしか味わえないものです。写真を一枚残しておくと、慌ただしかった日のことも、あとから穏やかに思い出せるようになります。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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