赤ちゃんの髪の毛のカットに関する記事

赤ちゃんの髪の毛カットはいつから?自宅での切り方と美容院デビュー体験談

赤ちゃんの髪の毛カットはいつから?自宅での切り方と美容院デビュー体験談

動く赤ちゃんの髪を自宅で上手に切るには?前髪、サイド、襟足のパーツ別の切り方や、すきばさみの使い方をわかりやすく解説。テレビやおやつで気をそらす工夫や、泣いて嫌がった時の対処法など、先輩ママの生活の知恵が満載です。

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赤ちゃんの髪の毛カットはいつから?時期の目安とタイミング

赤ちゃんが生まれて初めて髪を切る「ファーストヘアカット」は、パパやママにとって我が子の成長を感じる一大イベントのひとつと言っても過言ではありません。生まれたての頃はホワホワだった産毛が、気づけば目にかかるほど伸びていたり、襟足が首にまとわりついていたりすると、「そろそろ切ってあげたほうがいいのかな?」と考え始めることでしょう。

しかし、いざ切ろうと思っても、「ハサミを近づけたら急に動いて危ないのでは?」「じっとしてくれないから失敗して変な髪型になりそう」と、不安や心配が尽きないのも親心です。自宅でパパやママがカットしてあげる場合も、美容院に行ってプロにお任せする場合も、適切な時期と準備を知っておくことが大切です。

今回は、赤ちゃんの髪の毛のカットについて、カットする時期の目安から、自宅での安全な基本の切り方、そして美容院デビューのタイミングまで詳しくご紹介します。先輩ママに聞いた美容院デビューのリアルな体験談もまとめていますので、ご家庭に合った方法を見つけるヒントにしてみてくださいね。

1歳の記念に!初めての「断髪式」を迎える家庭が多い

髪の毛が立った赤ちゃん

赤ちゃんによって髪の量や髪質、伸びるスピードには大きな違いがあります。生まれた時からフサフサの子もいれば、1歳を過ぎてもまだ薄毛のままの子もいて、ボリューム感は本当にそれぞれです。しかし、多くの赤ちゃんは1歳のお誕生日を迎える頃にはかなりのボリュームが出てきて、前髪が目にかかったり、後ろの襟足が肩にかかるほどの長さになっていることがあります。

女の子であれば、可愛いヘアゴムやピンで結んでアレンジを楽しむこともできますが、男の子の場合は「そろそろスッキリさせてあげたい」と感じるママが多いようです。そこで、初めての断髪式として「1歳になった記念に髪の毛を切ろう」と、1歳のお誕生日を一つの区切り・目安にしてヘアカットに踏み切るご家庭が多い傾向にあります。

保育の観点から見ても、1歳頃は「歩き始める」「手先が器用になる」など劇的な身体発達が見られる時期です。髪をスッキリさせることで視界が広がり、探索行動がより活発になるというメリットもあります。また、この初めて切った赤ちゃんの柔らかい胎毛(産毛)を使って、一生の記念となる「赤ちゃん筆(胎毛筆)」を作るパパ・ママもたくさんいます。今週末は、お子さんの髪の毛をつまみながら、「そろそろ筆を作れるくらい伸びたかな?」とパパと相談するアクションをとってみてはいかがでしょうか。

汗ばむ季節の前に!快適さを保つためのスッキリカット

赤ちゃんの髪の毛をカットするもう一つの大きなタイミングが、「初夏から真夏にかけての汗ばむ時期」です。赤ちゃんや子どもは新陳代謝が非常に活発で、大人顔負けの大量の汗をかきます。

実は、汗腺(汗が出る穴)の数は、赤ちゃんの頃から大人になっても一生変わらないと言われています。小さな赤ちゃんの体には、大人と同じ数の汗腺が狭い範囲に密集しているため、少し動いたり寝ていたりするだけでも、頭や首周りが汗でびっしょりになってしまうのです。

この暑い時期に髪の毛がフサフサと伸びたままだと、汗で髪が顔や首にべったりとまとわりつき、赤ちゃん自身が不快感で不機嫌になってしまうことが多々あります。「首の周りを痒そうに掻いているな」と気づいたら、それは髪を短くスッキリさせてあげるベストなタイミングです。通気性を良くして快適な夏を過ごせるよう、梅雨入り前には長めの襟足を思い切ってカットするアクションを取り入れましょう。

髪の量や伸び方には大きな個人差があることを知る

「周りのお友達はもう美容院に行っているのに、うちの子はまだ髪が薄くて切るほどでもない…」と焦ってしまうママもいますが、赤ちゃんの髪の毛の伸び方やタイミングには非常に大きな個人差があります。

髪の毛がとても多い場合は、生後半年ですでに前髪をカットする子もいますし、逆に1年以上過ぎても全く切らなくて大丈夫という赤ちゃんも珍しくありません。中には、「七五三の3歳のお祝いに向けて、生まれた時から一度もハサミを入れずに伸ばし続けた」という女の子もいます。

赤ちゃんの髪の毛は、他の子と比べる必要は全くありません。「前髪が目に入って見えにくそう」「食事の時に髪が口に入って邪魔そう」といった、赤ちゃん本人の生活上の不便さが見られた時が、その子にとっての正しいカットのタイミングです。

自宅で切る!赤ちゃんのヘアカットに必要な準備と道具

はさみと櫛

「美容院で泣いて迷惑をかけるのが心配だから、まずは自宅でパパとママで切ってみよう」と決心した場合、事前の準備が成功の鍵を握ります。赤ちゃんは突然動くため、大人用の道具を使い回すのは大変危険です。安全性が高く、使いやすい赤ちゃん専用のアイテムをしっかりと揃えておきましょう。

赤ちゃん専用のヘアカットアイテムを準備しよう!

  • 先が丸く目のこまかいクシ:赤ちゃんの細い髪をとかすための必需品です。
  • 赤ちゃん用ヘアカットハサミ:刃先が丸くガードされており、万が一肌に触れても安全な作りになっています。
  • すきばさみ:刃の目が粗いものを選ぶと、一度にたくさん切れず「切り過ぎ」の失敗を防げます。
  • 赤ちゃん用の散髪ケープ:切った髪が服の中に入ってチクチクするのを防ぎます。
  • 霧吹き:髪を軽く湿らせて切りやすくするために使います。
  • 下に敷く新聞紙やレジャーシート:後片付けを圧倒的に楽にしてくれます。
  • 赤ちゃんが動かないためのDVDやおもちゃ:気をそらす最強の助っ人です。

安全第一!ハサミの切れ味と刃先の丸さが命

道具を選ぶ際に特に重視したいのが、カットで使用する「ハサミの切れ味」「刃先の安全性」です。100円ショップなどの安価すぎるハサミを使うと、切れ味が悪いために赤ちゃんの細くて柔らかい髪が刃に引っ掛かり、毛根が引っ張られて「痛い!」と泣かれてしまうことがあります。

一度カットで痛い思いや怖い思いをしてしまうと、次からハサミを見ただけでギャン泣きして逃げ回るようになってしまいます。パパやママの精神的負担を減らすためにも、ベビー用品店で売られている2,000円〜3,000円程度のしっかりとしたメーカー製のベビー用散髪セットを購入するアクションへの投資は決して無駄になりません。

失敗しない!赤ちゃんの髪の毛カットの基本手順とコツ

自分の髪の毛を摘む赤ちゃん

ハサミを持ったパパやママは、「絶対に動かないでね…」と息を呑み、とても緊張しますよね。切りすぎて不自然なぱっつん髪になってしまう失敗も避けたいですし、何より赤ちゃんが頻繁に動く中で安全に切り終えるのは至難の業です。

ここからは、赤ちゃんに負担をかけず、なおかつ自然で可愛らしい髪型に仕上げるための「基本の6つの手順とポイント」を順番に解説していきます。

髪を優しく湿らせて散らばりを防ぐ

カットを始める前に、赤ちゃんの髪を軽く濡らしておきましょう。髪がまとまりやすくなり、切った細かい髪の毛が空中に散らばって目や口に入るのを防ぐことができます。

ただし、霧吹きで直接シュッと頭に吹きかけると、冷たさと驚きで嫌がって泣き出してしまう場合があります。霧吹きでクシの方を濡らし、そのクシで髪をとかしながら適度に湿らせていくアクションをとるのが、赤ちゃんを刺激しない賢いコツです。

少しずつ、少しずつハサミを入れる

クシでとかしながら、切る部分の髪の毛を指で持ちあげてカットしていきます。長さを真っ直ぐ揃えて切るときはハサミを「横」にして切り、髪の毛先を自然になじませたい時や量を減らしたい時は、ハサミを「縦(斜め)」に入れます。

ここで絶対に覚えておきたい美容師さんの鉄則が、「髪の毛は乾くとふんわりと持ち上がり、濡れている時よりも短く感じる」ということです。濡らした状態で「ちょうどいい長さ」まで切ってしまうと、乾かした時に「あれ?切りすぎた!」と後悔することになります。予定の長さよりも1〜2cm長めに残しておくアクションを心がけてください。

前髪は真ん中に集めて切るのがコツ

ママが一番切りたくなる「前髪」のカットは、不自然な一直線の「ぱっつん」になりやすい難所です。ある程度切る長さを決めたら、一気に横にハサミを入れるのは避けましょう。

髪をくしでとかし、人差し指と中指で前髪を上に持ちあげ、鼻の延長線上の真ん中にキュッとまとめる形で持ちます。その状態から毛先にハサミを縦(ギザギザ)に入れて少しずつカットしていくと、指を離して髪を下ろした時に、両サイドが自然に長くなる綺麗なアーチ状の前髪に仕上がります。

サイドは耳の周りに細心の注意を

赤ちゃんのサイドの頭髪を切る

顔の印象を左右するサイドの髪の毛は、耳の前側(もみあげ部分)と後ろ側に分けて切るのが失敗しないコツです。まずは耳の前側の髪を指で前に持ち上げて少し切り、次に後ろ側の髪も持ちあげて前側と同じ長さに揃えて切っていきます。

赤ちゃんの髪の毛の横側をカットする際には、小さな耳やほっぺたがすぐそばにあります。「パパ、ちょっと頭が動かないように軽く支えてて!」と声をかけ、夫婦で安全確認をしながら慎重にハサミを進めるアクションをとりましょう。

襟足は下を向いた隙にスピーディーに

後ろの襟足を切る時は、空いている手(ハサミを持たない方の手)を赤ちゃんの頭に優しく添えて、襟足の髪を指で挟んで持ちあげて切りたい長さに切っていきます。

この時、もし赤ちゃんが急に頭を動かしたら、無理に手で固定して押さえつけるのは絶対にやめましょう。その都度、サッとハサミを頭から離して安全を確保してください。後ろの髪の毛をカットする場合には、赤ちゃんが下を向いていると首のシワが伸びて非常に切りやすいです。床にお気に入りのおもちゃを置いたり、スマホで動画を下の方で見せたりして、赤ちゃんが夢中になって下を向いている隙にスピーディーに切ってしまいましょう。

すきばさみで毛量を調節して自然な仕上がりに

長さを切り終えたら、最後に「すきばさみ」で髪の毛量を調節して重たさを取っていきます。頭頂部から襟足までの髪を指で少しずつ上に持ち上げ、毛先の3分の1くらいの深さからすきばさみで軽く1〜2回チョキチョキと切っていきます。

すきばさみを使う時も、はさみを真横ではなく縦(斜め)に入れていくと、段差がつかずに美容室で切ったようなプロっぽいふんわりとした仕上がりになりますよ。

赤ちゃんが嫌がらない!スムーズに切るための工夫と注意点

赤ちゃんの髪の毛を安全に切るためには、「嫌がらないで少しの時間だけじっとしてもらう」ということが何よりも肝心です。言葉で「動かないでね」と言っても通じない時期だからこそ、パパやママの環境づくりの工夫が求められます。

赤ちゃんにじっとしてもらうための最強テクニック

  • ボーロや赤ちゃん用せんべいなど、おやつに夢中になっているあいだにスピーディーに切る
  • 普段はあまり見せない特別なDVDやタブレットの動画を見せて注意を完全に逸らせておく
  • ママが抱っこして安心させながら、パパが後ろから切るという連携プレイ
  • 「もうどうしても起きている時は無理!」という場合は、赤ちゃんが熟睡している夜にそっと切る

泣いて嫌がったら、その日はキッパリ諦める勇気を持つ

ハサミが近づいてきただけで赤ちゃんが恐怖を覚えて泣き叫んでしまった場合、親としては「あと少しで前髪が揃うのに!」「中途半端な髪型で終わらせたくない!」と焦ってしまうかもしれません。しかし、どうしても赤ちゃんが嫌がったら、無理にカットを続けることはキッパリとやめましょう。

発達心理の観点から言えば、嫌がって激しく動く赤ちゃんを力ずくで押さえつけて無理やり切るという行為は、赤ちゃんに「散髪=恐ろしくて苦痛なもの」という強烈なトラウマを植え付けることになります。一度トラウマになってしまうと、その後何年間も髪を切るたびに大泣きして逃げ回るようになり、親にとっても最大のストレスとなってしまいます。

赤ちゃんにとっては、髪型が少し不格好であることよりも、「パパとママが無理強いをしなかった」という安心感の方が何百倍も大切です。途中までカットして大泣きされた場合は、「今日はここまでで十分頑張ったね!」とたくさん褒めて抱きしめるアクションをとり、残りはまた機嫌の良い別の日に持ち越しましょう。数日間に分けて少しずつ完成させるくらいの、おおらかな気持ちで臨むのが正解です。

赤ちゃんの美容院デビューはいつから?プロに頼む時の注意点

美容室で髪カットされる赤ちゃん

「やっぱり素人が切るのは限界がある」「ハサミが怖くてどうしても無理」と、赤ちゃんのファーストカットからプロの美容師さんにお任せしたいと考える方もたくさんいます。しかし、いざ美容院へ連れて行こうと思うと、「見慣れない場所や、ハサミを持った知らない大人への恐怖」で、赤ちゃんがギャン泣きして大暴れすることも少なくありません。

美容院デビューは「2歳頃」からがスムーズな目安

最近の美容サロンは子連れに優しく、車の形をしたキッズ専用のカットチェアを設けていたり、目の前にモニターがあって好きなアニメのDVDを見せてくれたりするお店が増えています。

しかし、どんなに設備が整っていても、泣いて激しく頭を振ってしまう赤ちゃんの髪の毛にハサミを入れることは、プロである美容師さんにとっても非常に危険で大変な作業です。また、上手くあやせず大声で泣き叫んでしまっては、「周りのリラックスしているお客さんに迷惑をかけているのでは…」とママ自身がいたたまれなくなってしまいます。

一般的に、だいたい2歳頃(イヤイヤ期が少し落ち着く頃)になると、「ここは髪の毛を綺麗にチョキチョキしてもらうお店なんだ」という状況把握ができるようになり、パパやママの膝の上に座っていれば泣いて暴れるということは少なくなってくると言われています。

予約時の「事前確認」と「お気に入りグッズの持参」が必須

月齢にかかわらず、赤ちゃんを初めて美容室へ連れていくときには、予約の電話やネット予約の備考欄で「現在1歳2ヶ月なのですが、赤ちゃんのカットはお願いできますか?」「泣いてしまった場合でも大丈夫でしょうか?」と、お店への事前確認と相談を行うアクションを絶対に忘れないようにしましょう。キッズカットを歓迎しているお店であれば、人の少ない時間帯を案内してくれたり、ベテランのスタッフを配置してくれたりします。

当日は、万が一ご機嫌ナナメになった時に備えて、お気に入りのおもちゃ、一口で食べられるお菓子、ジュースなどを「秘密兵器」としてマザーズバッグに忍ばせておくことをおすすめします。

先輩ママの体験談!赤ちゃんの美容院デビューはいつ?感想は?

実際に美容院で我が子の髪の毛を切ってもらったという先輩ママたちから、赤ちゃんの美容室デビューのエピソードを伺いました。連れていく時期やお店選びの工夫には、やはりご家庭ごとのドラマがあるようです。

ワッピー
30歳

A美容院デビューは1歳半

息子は1歳6ヶ月のとき、初めての散髪を美容院で行いました。男性を怖がるので女性美容師さんが希望でしたが、男性美容師さんが担当になってしまいました。
だけど、とても気配りしてくれる方で、安心できるように「ママと一緒に座ってね」と抱っこしながらのカットでした。いきなり切り始めるのではなく、はさみを見せて「これ何だ?なんだろうね?」と話し掛けるように切り始め、「ほら、切ったよ。えらいね~」と切っては見せる、話しかける、おもちゃを持たせる…とすごく気を使ってくれました。
子供はきょとんとしながらも泣くこともなく、無事に終わりました。赤ちゃんの髪を美容院で切るなら、子供に慣れた美容師さんがいるところが絶対です!心配な場合は、お気に入りのおもちゃを持参していくと安心です。

美容師さんの素晴らしいコミュニケーション能力に救われたエピソードですね。「ワッピー」さんのように、ママがカット用クロスの下で抱っこして密着し、安心感を与えた状態で切ってもらう「抱っこカット」は、美容室デビューの王道スタイルです。「ママの匂いがするから大丈夫だよ」と、耳元で優しく囁き続けるアクションが赤ちゃんの心を落ち着かせます。

ももこ
29歳

A静かなお店がおすすめです

1歳を過ぎてすぐ、娘の髪が伸びてきたので初めての美容院へ連れていきました。最初に行ったのは私がいつも切ってもらっている美容室だったのですが、音楽がガンガンかかっているような賑やかな雰囲気のせいかギャン泣きされてしまい、そのときは切らずに帰ってきてしまったんです。
そしたら主人が「俺の床屋に連れていこうよ。静かだし絵本もあったよ」と一言。「女の子なのに床屋って…」と思ったのですが、まだ1歳だしこだわらなくていいと思い直し、連れていきました。
そこは町の床屋さんという感じで静かな小さいお店で、子供用にDVDや絵本も用意されていて夢中になっていました。カットしてくれたおばちゃんがすごく優しくて、子供が動かないタイミングで手際良く切ってくれて、泣くこともありませんでした。その後、3歳くらいまではその床屋さんで切ってもらってましたよ。

「おしゃれな美容室」という大人のこだわりに縛られず、「子どもが落ち着ける静かな環境(町の床屋さん)」にシフトチェンジしたことで大成功した素晴らしい体験談です。ドライヤーの大きな音や、見知らぬ大人たちが忙しく動き回る美容室の雰囲気は、感覚が敏感な赤ちゃんにとって刺激が強すぎることがあります。「泣いてしまったら潔く帰る」というももこさんの英断も、親として見習いたい見事なアクションですね。

よくある誤解!赤ちゃんのヘアカットに関する正しい理解

赤ちゃんの髪の毛にまつわる噂やジンクスに惑わされ、カットをためらってしまうママも少なくありません。ここでは、よくある思い込みをあえて裏返すことで、正しい知識をご紹介します。

誤解1:「一度ハサミを入れると、髪質が変わってゴワゴワになる」

「生まれたての柔らかい筆のような髪の毛が、切ると太くて硬い髪になってしまう」という噂がありますが、これは科学的には全くの迷信です。髪の毛を切った断面が真っ直ぐになるため、一時的に触り心地がチクチクして太くなったように感じるだけです。実際の髪質や太さは、遺伝や成長に伴うホルモンバランスの変化によって自然に変わっていくものであり、ハサミを入れたかどうかが原因ではありません。安心してカットしてあげてください。

誤解2:「赤ちゃん筆を作るためには、何年も伸ばし続けなければならない」

「ファーストヘアで立派な筆を作るために、前髪が目に入っても我慢して2歳まで伸ばしている」という声を聞きますが、実はそこまで無理をする必要はありません。多くの筆メーカーでは、筆を作るのに必要な髪の長さは「約5cm〜6cm以上」としており、大人の小指の長さ程度あれば十分立派な筆を作ることができます。毛量が少ない子向けの小さな筆(ミニ筆)を扱っているメーカーもたくさんあるので、子どもの快適さを犠牲にしてまで伸ばし続けるのではなく、適切なタイミングで「ミニ筆にする」というアクションに切り替えるのも賢い選択です。

パパ・家族で協力!初めてのヘアカットを思い出に残す方法

ファーストヘアカットは、一生に一度しか経験できない特別な瞬間です。ただ髪を短くするだけの「作業」として終わらせるのではなく、家族みんなで楽しめる素敵なイベントに昇華させましょう。

切った髪の毛で「赤ちゃん筆(胎毛筆)」を作る

本文でも触れましたが、お腹の中にいた頃から生えている一度もハサミを入れていない毛先(胎毛)には、自然な柔らかいテーパー(先細り)が残っています。この毛先を使って作る「赤ちゃん筆」は、健やかな成長を願う昔ながらの伝統的なお守りです。

自宅でカットする場合は、最初のひとハサミを入れる前に、切りたい部分の髪の毛を数箇所、少量の束にしてヘアゴムやセロハンテープで根元をキツく縛っておきます。その縛ったゴムのすぐ上をハサミでジョキッと切ることで、髪の束がバラバラにならずに綺麗に保管できます。「この束はパパが切ってね!」と、最初のハサミをパパにお願いするアクションをとると、感動もひとしおです。

動画や写真で「初めての断髪式」をドキュメンタリー風に記録する

カットしている最中は、ママはハサミに集中してしまい写真どころではありません。そこで、スマホを三脚やスマホスタンドに固定して「動画撮影モード」で回しっぱなしにしておくアクションを強くおすすめします。

パパが一生懸命あやしている姿や、切られた髪の毛を見てキョトンとしている赤ちゃんの表情、そして「あー!切りすぎたかも!」と笑い合う夫婦の声まで、すべてが愛おしいホームビデオの傑作になります。将来お子さんが大きくなった時や、結婚式のプロフィールムービーで流す最高の素材にもなりますよ。

赤ちゃんのヘアカットに関するFAQ(よくある質問)

Q. バリカン(電動のクリッパー)は赤ちゃんに使っても大丈夫ですか?
A. バリカンは短時間で綺麗に刈り上げができる便利なアイテムですが、モーターの「ブイーン」という音と振動に赤ちゃんがパニックを起こす確率が非常に高いです。まずは電源を入れずに刃の背中側をそっと肌に当ててみて、怖がらないか確認するアクションから始めてください。耳の周りなど、敏感な部分は安全なハサミを使うのが無難です。

Q. 寝ている隙に切る時のコツや注意点はありますか?
A. ぐっすり深い眠りに入ったタイミングを見計らうことが絶対条件です。首の下に汚れてもいいタオルを敷き、ハサミの刃が肌に触れないよう、指で髪をしっかり浮かせてから切ります。急に寝返りを打つ危険があるため、刃先は絶対に赤ちゃんの顔や目に向けないようにしてください。また、切った細かい髪の毛がシーツに残るとチクチクして起きてしまうので、ガムテープやコロコロでそっと確実に回収しましょう。

Q. 前髪を切りすぎて、いわゆる「オン眉(モンラップ)」になってしまいました。
A. ママの悲鳴が聞こえてきそうですが、実は赤ちゃんの短い前髪(オン・ザ・眉毛)は、大人が思っている以上に「赤ちゃんらしくて最高に可愛い!」と周囲からは大絶賛されます。すぐに伸びますので、「失敗しちゃった」と落ち込むのではなく、「今しか見られない愛嬌たっぷりの髪型だね」と笑って写真をたくさん撮っておきましょう。

Q. ヘアカットの後、髪の毛が服の中に入ってチクチクして泣き止みません。
A. カットが終わったら、すぐにお風呂に直行してシャワーで全身を洗い流してあげるのが一番確実な方法です。そのため、ヘアカットのタイミングは「夕方のお風呂に入る直前」に設定し、服を脱がせてオムツ一枚(または裸)の状態で切るアクションをとると、後片付けの手間が驚くほど楽になります。

まとめ:赤ちゃんのペースに合わせて、楽しく安全なヘアカットを

赤ちゃんが生まれて初めての髪の毛カット。それは、ホワホワだった赤ちゃんが少しだけお兄さん・お姉さんの顔つきへと変化する、親にとって少し寂しくも誇らしい瞬間です。

いつから切るべきか、自宅か美容院かなど正解は一つではありませんが、一番大切なのは「赤ちゃんの心と体の安全を最優先にすること」です。完璧な髪型を目指して無理やり押さえつけたり、泣いているのに美容院で長時間我慢させたりするのではなく、「少し不格好でも、機嫌よく怪我なく終われば大成功!」というおおらかな心持ちで臨んでくださいね。

事前の道具の準備や、動画・おやつを使った気そらしの工夫、そしてパパとママの笑顔の連携プレイがあれば、きっと初めての断髪式は家族の素晴らしい思い出の1ページになるはずです。切ったばかりの愛おしい短い前髪の赤ちゃんと一緒に、ぜひたくさんの記念写真を撮って、特別な一日を楽しんでください!

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪