マルチクリップの作り方に関する記事

安くて簡単!マルチクリップ3種の作り方や育児への活用術

安くて簡単!マルチクリップ3種の作り方や育児への活用術

赤ちゃんや幼児の育児中に色々と使えるマルチクリップ。そんなマルチクリップをもっと便利に使える活用法と、たくさん使うなら100均で買うより安い、5分で作れるマルチクリップの簡単な作り方をご紹介します。

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【100均より安い】マルチクリップの簡単手作り方法!赤ちゃん・ベビーカー活用術

色々なマルチクリップ

赤ちゃんがいるご家庭に一つや二つは欠かせないマルチクリップ。ブランケットやおもちゃの落下防止など、さまざまな使い方ができるため、たくさんあると便利ですが、複数購入すると費用がかさむことが難点です。

そこで、安くて簡単な手作り方法を知れば、マルチクリップを増やせて育児をよりリーズナブルに楽しむことができます。市販品を購入するよりずっとお得に作れるのでおすすめです。

こちらでは、100均で購入するより安く作れる材料や、ゴムタイプ、長さが調節できるアジャスタータイプ、ベビーカークリップの3種類の作り方をご紹介します。さらに、100均のベビーカーブランケットクリップのアレンジ方法や、乳幼児のいるご家庭での便利な活用術もご紹介します。

100均よりも安い!マルチクリップの材料

マルチクリップやベビーカークリップは、100均でも1つ100円プラス消費税で購入できますが、デザインや可愛らしさに納得がいかないママもいるかもしれません。

一般的なマルチクリップに使用される「フィッシュクリップ」は手芸店で購入できますが、今回はより安く作るため、ダイソーの強力カーテン用クリップランナー(8個入り)からクリップ部分の金具を使用しました。これなら100円で4つ作ることができます。

【安全上の注意点】この方法は金属製のクリップを使用するため、赤ちゃんが舐めたり口に入れたりする前に、サビや尖った部分がないか必ず確認してください。また、布部分は赤ちゃんの肌に優しい素材や、色落ちしないものを選ぶようにしましょう。

今回ご紹介する3種のマルチクリップの材料は、クリップランナー以外は全てご家庭にある物を使って作成できます。捨てようと思っている古着の布や装飾品、プレゼントについていた布製の紐など、家の中には掘り出し物があるかもしれませんので、ぜひ探してみてください。

3種のマルチクリップの作り方

100均のマルチクリップはプラスチック製が多いですが、今回ハンドメイドするマルチクリップは金属製のクリップを使用するため、強度も強く、緩んで落ちてしまう心配が少ないです。

手作りは自分好みの材料を使って楽しめるのが魅力です。工夫を凝らして素敵なクリップを作りましょう。

1. ゴムタイプのマルチクリップの作り方

ゴムタイプのマルチクリップ

ゴムタイプのマルチクリップは、ヘアゴムを使えばあっという間にできます。ゴムとクリップだけをマザーズバッグに入れておけば、急に必要になった場合も即席で作れ、バッグ内のスペースをとらずにとても便利です。

筒状にした布にゴムを通して両サイドを縫い付ければ、ゴムが隠せてよりお洒落に仕上がります。

 

ゴムタイプのマルチクリップの材料

ゴムタイプのマルチクリップの材料  
       
  • ヘアゴム(輪になったタイプ)
  •    
  • クリップ 2個
  •  
     
  1. ヘアゴムをクリップに結ぶ様子 ヘアゴムをクリップの上側から通し、できた輪の中にゴムを通します。輪になっていないヘアゴムを使う場合は、48~60cmくらいの長さに切り、玉結びにして輪になるようにして使います。
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  3. 紐をしっかり引っ張った様子 通したゴムをしっかり引っ張ったら完成です。ヘアゴムの結び目が気になる場合は、クリップの結び目の所に持ってきて、リボンやボタンなどの飾りをつけてカバーしましょう。ただし、赤ちゃんが舐めたり引っ張ったりすることが多いので、飾りは糸と針でしっかり縫い留めておきましょう。

2. アジャスター付きマルチクリップの作り方

完成したアジャスター付きマルチクリップ

アジャスター付きのマルチクリップなら、用途に合わせて長さが調整できて便利です。長さを調整するのに「バックル」を使いますが、今回はバックルを買わずに着なくなったキャミソール(肩ひもが調節できるタイプ)についていたものを使いました。紐に手持ちのリボンを使用すれば、クリップだけ買えば作れてしまいます。

ただし、この方法で紐が細いリボンなどの場合は、留める力が弱くなることがあります。強く力のかかるものに使うときは紐を太くし、バックルもしっかり留まるものを使用してください。また、リボンは濡れたり赤ちゃんが舐めたりするので、色落ちしないかなど確認してから使用しましょう。

 

アジャスター付きマルチクリップの材料

アジャスター付きマルチクリップの材料  
       
  • クリップ 2個
  •    
  • バックル(長さ調整金具) 1個
  •    
  • リボン(バックルの幅に合うもの、約60cm)
  •    
  • 針と糸
  •  
     
  1. バックルの真ん中にリボンを通した様子 リボンを60cmの長さで切り、内側に裏地が来るようにバックルの真ん中の部分に通します。
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  3. 通したリボンを折り返して縫う様子 バックルに通したリボンの端を1cmくらい折り返して縫いつけます。
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  5. もう一度バックルにリボンを通す様子 もう一方のリボンの端をクリップに通してから、もう一度バックルの真ん中の部分に通します。
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  7. クリップに通して縫い留める様子 もう一方の端にクリップを通して縫い留めれば完成です。

3. ベビーカー用マルチクリップの作り方

ベビーカー用マルチクリップ

ベビーカー用のブランケットクリップとしてよく売られている、片方の端が輪になったタイプのマルチクリップも、簡単に手作りすることができます。今回はしっかりしたジーンズ地で作成しました。使用したジーンズ地は着られなくなったパパのズボンです。

糸と針を使いますが、ジーンズの生地を切りっぱなしで使うので縫うところが少なく簡単にできます。端の処理はしないため、ほつれ等が気になる場合は綿の平テープなどを替わりに使うとよいでしょう。

 

ベビーカー用マルチクリップの材料

ベビーカー用マルチクリップの材料  
       
  • クリップ 1個
  •    
  • 要らなくなったジーンズなどの布
  •    
  • 針と糸
  •  
     
  1. 裾を切ったジーンズ ジーンズの裾を横に幅2~2.5cmのところでカットします。
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  3. ジーンズをひも状にする様子 縫い目の所で切って、長さ33cmのひも状にします。布の端のすぐ取れそうな糸くずは、手でしごいて取ります。
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  5. クリップに通して縫いつけた紐 クリップに通して縫い付けます。
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  7. 輪ができるように縫う様子 クリップの無い方を端から8cmほどで折り返し、輪(約8cm)ができるように縫います。
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  9. 完成したベビーカー用マルチクリップ 好みの飾りを縫い付ければ完成です。

ベビーカーブランケットクリップのアレンジ方法

100均でもベビーカーブランケットクリップは買えますが、種類が少ないため、ベビーカーと色やデザインが合わなかったりすることがあります。そんな時は自分でアレンジしてみましょう。

ベビーカーの色に合わせた色に紐を付け替えたり、平テープやチロリアンテープを上から縫い付けたりしても良いです。男の子なら車や電車など乗り物、大きめのボタン、女の子ならお花やリボン、小さなぬいぐるみなど、モチーフを縫い付けるのも可愛くて素敵です。

お花のひざ掛けクリップのアレンジ

こちらはベージュの平テープを上から縫い付けて、下の方に毛糸で作ったお花モチーフを縫い付けた例です。

リボンのひざ掛けクリップのアレンジ

一番簡単なアレンジは、可愛いリボンやお花がついたヘアゴムをそのまま巻き付けてしまう方法です。こちらはリボンがついたヘアゴムを巻き付けたものです。

ハサミも針も要らないので、5分もかかりません。ちょっとアレンジがしたい方はぜひお試しください。

育児に大活躍!マルチクリップの活用術7選

赤ちゃんや幼児の育児中、マルチクリップはさまざまな用途で大活躍します。使い方をたくさん知っていれば無駄な費用を使わずに済みますし、外出先でも荷物を減らせるので大助かりです。

スタイや授乳ケープとして

マルチクリップのスタイ

両方にクリップがあるタイプなら、ハンカチやハンドタオルと組み合わせて即席のスタイにすることができます。首回りはクリップを留める位置で調整できますが、アジャスタータイプも使いやすいです。急な外食の時なら、紙ナプキンと組み合わせても便利です。

ストールやスカーフなどの大判の布に合わせれば授乳ケープになるので、わざわざ授乳ケープを買わなくても良いですし、服に合わせてデザインを変えることもできます。

帽子やハンカチの落下防止に

お散歩に出る際に帽子と服を留めれば、急な風でも大丈夫です。ママも子供も帽子を飛ばしてしまう心配がありません。

よく使うハンカチやハンドタオルも、マルチクリップでカバンや抱っこ紐に付けておきましょう。取り出しやすく、落とし物や忘れ物で困ることもなくなるはずです。

抱っこ紐にブランケットを留める

赤ちゃんの冬のお散歩でブランケットを留める場合は、34cmくらいの長めのマルチクリップ2本を使用しましょう。

1本はスタイや授乳ケープのようにママの首にひっかけて上からブランケットを留めます。もう1本は、ブランケットがめくれたり下の方に風が入ったりしないように、足元を留めるのに使いましょう。

ベビーカーに使用する

ベビーカーのブランケットが落ちないように留めます。ブランケットのサイズによっては引きずったり車輪に引っかかったりすることがあるので注意してください。

また、おもちゃをルーフ(幌)につけてぶら下げたり、持ち手の所に留めたりすれば、赤ちゃんも遊びやすくご機嫌です。

布団を剥がないように留める

赤ちゃんや幼児が寝ている時によく掛け布団を蹴ってしまい、何度も布団をかけ直さないといけないことがあります。寒い冬場はママも気が気ではありませんが、掛け布団と敷布団をクリップでつなぐことで、赤ちゃんが布団を蹴ってはぐのを防ぐことができます。

トイレの洋服留めに使う

小さな幼児はトイレの最中に服を抱えられず、便座の中に入れて汚してしまうことがあります。マルチクリップを肩にかけ、前後の服の裾を二つのクリップで挟んでから用を足すことで、服を汚さずに済ませることができます。

結婚式でドレスを着用した時などにも失敗しにくいので、かさばらないマルチクリップは大活躍します。

チャイルドシートのおもちゃ留めに

チャイルドシートでご機嫌に乗ってもらうためにおもちゃやぬいぐるみをつけるママは多いですが、チャイルドシート用のおもちゃをわざわざ買わなくても、マルチクリップを使えば手持ちのぬいぐるみなどを固定できるので経済的です。

この記事を書いたライター
叶野環

叶野環

クラフト、手芸、工作を子供と楽しんでいる2児のママです。子育てに役立つプチプラで簡単な手作りアイデアを提供します!