赤ちゃんの暑さ対策に!扇風機を使う際の注意点と選び方
赤ちゃんの暑さ対策に、身体が冷えすぎてしまうエアコンよりも、自然な風を感じることができる扇風機の方が良いと思っているママも多いのではないでしょうか。しかし、扇風機の使い方を一歩間違えると、大変なことになる可能性があります。扇風機を安全に使うには、どのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。
ここでは、赤ちゃんに扇風機を使う場合についての注意点と選び方を中心に、涼しく過ごすためのベビー寝具についてもご紹介していきます。夏に出産予定のプレママさんも、ぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんが心地よく過ごすための扇風機の3つの使い方
扇風機を強風のままつけっぱなしで寝てしまうと、大人でも体調を崩すことがありますよね。体の小さい赤ちゃんなら、なおさら気を付けてあげなければなりません。赤ちゃんのいる部屋で扇風機を使う際には、どのような点に注意したらよいのでしょうか。特に、次の3つのポイントには十分に気を付ける必要があります。
1微風でも風が直接当たらないように注意
赤ちゃんのいる部屋で扇風機を使う際は、たとえ微風であっても赤ちゃんに風が直接当たらないようにしましょう。身体の小さな赤ちゃんは体温調節がまだ上手にできません。扇風機の風を直接当ててしまうと必要以上に体を冷やしてしまうため、寝冷えや風邪を防ぐためには風の当て方には注意が必要なのです。
また、赤ちゃんは、大人に比べて口と鼻が小さく、肺機能が未熟。赤ちゃんの顔に直接風が当たってしまうと、呼吸が苦しくなってしまう恐れがあるので、微風だからといって安心せず、赤ちゃんの体に直接風が届かないような場所に扇風機を置く必要があります。
2弱風の時は首振りモードに
微風では暑いと感じる時は、微風よりも風量が強い「弱風」に設定し、さらに首振りモードに設定にしましょう。首振りによって空気の循環が起こることで、普通に使うよりもお部屋全体が涼しくなるのです。また、赤ちゃんに直接風があたる時間がぐっと減るので、赤ちゃんの体温が奪われる心配もありません。
首振りモードに設定する際は、扇風機の羽根の部分をやや上向きにするのがポイント。赤ちゃんに風が直接当たらないほか、部屋全体の空気の効率的に循環します。
扇風機の付けっぱなしに注意!
赤ちゃんは、暑さや寒さを言葉でママに伝えることができません。風量がそれほど強くない場合でも、定期的に「汗をかいていないか」「身体が冷えていないか」など、赤ちゃんの様子をチェックする必要です。
3エアコンとの併用で過ごしやすく
夏の暑さが厳しい時期になると、扇風機だけでは涼しくならない日もあります。日差しが強い昼間はもちろんのこと、家の内部には日中たまった熱が残っているため、夜になっても部屋の温度が下がらないのです。エアコンは体に悪いからといって我慢していると、逆に熱中症になる恐れがあるため、暑い日は無理をせずにエアコンを使いましょう。
でも、エアコンだけでは冷えすぎてしまうため、夏の暑い時期は扇風機とエアコンの併用をおすすめします。扇風機と一緒に使うことで、冷たい空気の循環が起こるため体感温度が2~3度下がるほか、エアコンの設定温度を1度上げることで電気代が約10%お得になるというメリットもあるんです。
とはいえ、エアコンを付けっぱなしにして寝ると、大人でも寒いと感じることがありますよね。そこで、次のポイントに参考にして、赤かちゃんの状態を確認しながら上手にエアコンを活用しましょう。
扇風機とエアコンを併用する際のポイント
- 冷房の温度を28度に設定する
- 除湿機能を使って部屋の湿度を40~60%に保つ
- 扇風機を上向きにして部屋の空気を循環させる
赤ちゃんがいる家庭での扇風機の選びのポイント5つ
最近の扇風機は高機能化が進み、昔に比べて便利な機能がついた商品が増えています。もし、これから赤ちゃんのために扇風機を購入するという場合は、便利なだけでなく安全に使える商品を選びたいですよね。扇風機を新しく買う際にはどんな点に注意したらよいのか、次の5つのポイントを参考にしてください。
1音が静かで優しい風が出る
赤ちゃんの暑さ対策として扇風機を購入する際は、赤ちゃんの眠りを妨げないためにもモーター音が静かで、風当りが考慮された優しい風が出る扇風機が狙い目です。風量はメーカーによって異なるため、店頭で実際に風の強さを確認してみた方がよいでしょう。
特に、DCモーター搭載の扇風機は赤ちゃんが寝ているお部屋におすすめです。一般的な扇風機に比べて少し価格が高くなりますが、羽根がゆっくりと回転する仕組みになっているので、風量を抑えめに設定してもしっかりとした優しい風を感じることができます。
2首振りの範囲が広い
赤ちゃんのいる部屋で使う扇風機は、首振りの範囲が広いタイプが重宝します。従来の扇風機の首振りといえば、ただ左右に首を振るだけでしたが、最近は上下左右や8の字書くような複雑な動きをする商品が増えてきました。横振りだけのものに比べると、首振りの範囲が広いとお部屋の空気もよく循環し、より自然に近い風を感じることができます。
3指を入れてもケガをしない安全対策がある
赤ちゃんがいる家庭では、ケガなどを防ぐ機能がついた安全な扇風機を選びましょう。赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちを始めると行動範囲が広がり、大人が思いもよらないようなことが起こります。特に、赤ちゃんは動きのあるものが好きなので、扇風機の羽が回っているのを見ると、指を入れたくなることもあるでしょう。
おすすめの商品は、赤ちゃんの指が入らないよう羽根のガードの網目が細かくなっているもののほか、タッチストップセンサー付きの赤ちゃんがガードに触れると自動的に止まるタイプ。また、羽根がないタイプは赤ちゃんがケガをする危険がないので、安心して使えます。
扇風機カバーが安全とは限らない
扇風機とは別に、最近は単体で販売されている扇風機カバーが増えています。扇風機カバーは、低価格のためお求めやすい反面、子供の力でも簡単に外せるほか、サイズが合わないとすき間から指を入れることもできます。扇風機カバーを擦れば必ずしも安全とは限らないため、商品の安全性を確認して購入しましょう。
4ベース部が安定していて倒れにくい
扇風機を購入する時は、安定感があって倒れにくいかどうかチェックが必要です。ハイハイやたっちをはじめた赤ちゃんが、扇風機につかまり立ちした際に倒してしまう恐れがあります。赤ちゃんが怪我をしないためには、赤ちゃんが倒してしまわないような安定性の高い扇風機を選んだ方が安心です。
5チャイルドロックが付いている
赤ちゃんのいる部屋で使うなら、成長した後のことも考えてチャイルドロックのついた扇風機が安心です。赤ちゃんが成長すると、いろいろなことに興味を持つようになります。ママが扇風機のボタンを押しているのを見て、真似をして押してしまうかもしれません。チャイルドロックを設定するとボタンを押しても反応しないので、ママが目を離したすきに赤ちゃんがいたずらするのを防いでくれます。
夏用の寝具で暑さ対策!おすすめのベビー寝具5選
生後0ヶ月から4ヶ月のねんね期の赤ちゃんは、布団の上で一日の大半を過ごしますが、暑いと布団についている背中の部分が汗でびっしょりになることがあります。いくら扇風機を使っても、風が当たらない部分まで対策することは難しいので、赤ちゃんの暑さ対策のためには扇風機と一緒に、次にご紹介する夏用のベビー寝具を使うとよいでしょう。
アンパンマン冷感キルトパット
ナカタ
子供が大好きなアンパンマンのキャラクターがついた冷感キルトパットです。繰り返しのお洗濯に強いポリエステル80%、キュプラ20%の素材で作られているので、汗っかきの赤ちゃんにピッタリ。お手持ちのベビー布団の上に取り付けるだけで、ひんやりした寝心地に変わります。
おやすみベビー枕 クール(ドーナツ型)
まくら株式会社
枕を専門に扱っている会社が、汗かきの赤ちゃんために作った枕です。表側の柔らか素材と裏側のひんやり面がリバーシブルになっているので、一年中使えるのが特徴。何よりも国産というのが、赤ちゃんには安心ですよね。新生児から6ヶ月まで使えるドーナッツ型のほか、6ヶ月におすすめのカステラ型もあります。
おやすみクール水玉ひんやりケット
西川リビング
信頼の日本のメーカーのひんやりとした肌触りのガーゼケット。汗をさっと吸収して水分をパッと放出するので、暑い日でも快適に眠ることができます。UVカット機能付きなので、お出かけ時にも重宝します。
ベビー用樹脂すのこベッド
ベルメゾン
樹脂製のすのこを使うことで、布団の通気性が良くなり快適に眠れます。赤ちゃんを抱いたままで扱える軽さと、水拭きだけで汚れを落とせる扱いやすさが特徴で、使わない時は4つに折りたたんで収納も可能。さらに、レギュラーサイズのベビーベットにも使用できます。
快適2wayおねんねスリーパー
BabyGoose(ベビーグース)
おねんねスリーパーは、キッズデザイン賞を受賞した大人気のアイデア商品。背中がメッシュ素材となっているので汗を吸ってもサラッとしていて、寝返りを打ってもお腹がはだけないので、寝冷えの心配もありません。お布団を嫌がる赤ちゃんにおすすめの商品です。