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『【粉ミルクの作り方】自宅や外出先でのコツ/便利グッズ』

外出先でのお湯は?ミルクの計量は?そんな疑問を解消する、便利な方法も一緒にご紹介します。

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粉ミルクの作り方は難しい!?メーカー共通の方法&外出時のコツ

赤ちゃんへの母乳のあげ方は病院でしっかりレクチャーしてくれるけれど、意外と教えてもらえないのが赤ちゃんの粉ミルクの作り方です。確かに様々な育児書にも書かれているし、ミルク缶にも作り方が説明されているけれど、製品ごとに作り方が微妙に違うので、ちょっと困ってしまうママは多いはず。

できれば赤ちゃんが喜んで飲んでくれる、美味しいミルクを作ってあげたいですよね。

子供を何人も育てていると「ちょっとくらい手を抜いても大丈夫」と肩の力が抜けるけれど、これから赤ちゃんの育児に取り掛かるママは、まず、しっかりと基本をおさえておきましょう。

赤ちゃん大好き!な粉ミルクの作り方の手順

基本を押さえつつも簡単に作れる、各メーカー共通の粉ミルクの作り方のポイントをご紹介します。慣れてくるといい加減になってしまうママもいますが、体調不良に繋がることもありますのでしっかりと継続しましょう。

表示を確認して調乳の用意を!

粉ミルクの量と作れるミルクの分量は、各メーカーの製品によって若干の違いがあります。
まずお手元にあるミルク缶の表示を確認して、赤ちゃんの月齢に応じたミルクの分量を作るために、どれぐらいの粉ミルクが必要になるか確認をしておきましょう。粉ミルクを取り分けるスプーンもメーカーによって大きさが違いますので、スプーンの使いまわしは厳禁ですよ。

調乳に必要になるミルク缶や哺乳瓶、消毒のための道具などは、パパでも作ることができるようにひとまとめに保管をしておきましょう。

また、消毒用の鍋や哺乳瓶ハサミ、計量スプーンなどの調乳道具を使いまわすのは避け、できれば赤ちゃん専用のものを準備しておくと楽ですし、衛生的です。

手を洗いましょう

調乳道具を触る前には、必ず手をよく洗いましょう。私たちの手には見えない雑菌がたくさんついています。特に新生児は十分な免疫機能が備わっていないので、粉ミルクを作るママの手は清潔が第一!抗菌剤の入ったソープを使って指の間ゴシゴシと、流水でしっかりと手を洗うことを習慣にしてくださいね。

消毒した調乳道具を使いましょう

直接赤ちゃんの口にふれる哺乳瓶や乳首は、しっかりと消毒をしたものを使いましょう。調乳直前に消毒をするよりも、授乳した後にキレイに洗い、そのまま消毒をしておく方が楽ですよ。鍋に熱湯を沸かし、煮沸消毒するママは、消毒が終わった哺乳瓶を、しばらく逆さにしておいて、中をしっかりと乾燥させましょう。

また、使用後の調乳スプーンは哺乳瓶と一緒に使用する度に洗ってキチンと消毒し、乾燥させて保管しておきましょう。調乳スプーンは湯気の結露などで汚れやすく、ミルクは栄養価が高いので、雑菌が繁殖してしまうことがあります。

消毒後の哺乳瓶に雑菌やホコリが付着しないよう、清潔なフタ付き容器に入れておけば、いつでもスムーズに調乳が始められます。

のせのせミルクボックス

リッチェル(Richell)

哺乳瓶や手動吸入器、ミルカー、調乳スプーン、キャップなどをしまうのにとっても便利!天板には粉ミルクの缶も置けるサイズなので、赤ちゃんのミルクスペースとして大変便利です。これならパパも「ママ~ミルクのスプーンどこ~」などとならずに済みますよ。

哺乳瓶にミルクを入れましょう

消毒が済んだ清潔な哺乳瓶に、必要な分量の粉ミルクを入れましょう。粉ミルクにはオリゴ糖が含まれていて、薄くなると便秘になることがあるので注意しましょう。ミルクはミルク缶にかかれた通りに正確に、軽量スプーンをすりきって、必要な分量を入れて下さいね。

夜間の授乳のときなどは、眠くて何杯入れたか分からなくなることがよくあります。あらかじめ必要な分量を取り分けておける「ミルカー」を使うと、調乳もよりスムーズにできますし、こぼれもなくて楽ですよ。また、夜間調乳の失敗をなくすために、夜だけキューブタイプのミルクを使うのもおすすめです。

ミルカー

ピジョン(pigeon)

夜間授乳や外出時にとっても便利です!3回分を計りおきできますし、外出時の持ち歩きはもちろん、ミルクを作り慣れないパパにお願いして外出する時も、ミルカーに入れておけばパパも楽チンですね。

明治ほほえみ らくらくキューブ(大箱)

明治(meiji)

何個入れたかすぐにわかるので、夜間授乳の計量ミスがなくなります。外出時も、間口が多きに哺乳瓶には使用できて便利ですよ。

哺乳瓶にミルクやお湯を入れる順番は、どちらが先でも構いません。お湯を先に入れておいて後から粉ミルクを入れた方が溶けやすいのですが、スプーンが蒸気で湿ってしまいます。

スプーンで何杯か粉ミルクを取り分けていると、結露で湿ったスプーンのせいでミルク缶が湿ってしまい、雑菌の繁殖を促し不衛生ですので、ここではミルクを先に入れる方法をご紹介しますが、ミルカーを使うならお湯を先に入れた方が、ミルクがしっかり溶けやすく楽ですね。

哺乳瓶に1/2量のお湯を入れましょう

2007年度に厚生労働省が出した調乳ガイドラインでは、調乳に使うお湯は70℃以上を保つことを推奨しています。
沸騰した後にちょっと時間をおいて冷ましたお湯が、ちょうどいい目安なのですが、日常使いのポットを使う場合には、お湯の温度に気を付けましょう。

市販のポットの保温温度は、メーカーによって大分違いがあるので、調乳に適温かどうか、確認する必要がありますね。調温機能のついたケトル調乳用のポットをつかうと、いつでも適温のお湯をつかうことができますよ。

ドウシシャ Pieria(ピエリア) 調温機能付き電気ケトル

ドウシシャ

50、70、80、90、100℃の温度調節ができ、授乳期が終わってからも使えて便利です。サーモセンサーや湯漏れ防止機能も付いているため、万が一倒しても安心です。電気代は1時間24.2円、重量は1.4Kgと軽く調乳作業をグッと楽にするお助けグッズです♪

ミルクを溶かしながらお湯を足しましょう

最近の粉ミルクは溶けやすく作られていますが、十分に溶けていないと赤ちゃんに必要な栄養を届けることができません。まず溶かしやすい1/2量のお湯を入れ、哺乳瓶を円をかくように揺らして、ミルクをよく溶かしましょう
その後でさらにお湯を足して、必要なミルクの分量にしてくださいね。

粉ミルクを作るお湯の温度はとても熱いので、哺乳瓶を持つときにはヤケドに注意してください。清潔なタオルを瓶に巻いて持つと、安心ですよ。

全量のミルクができたら乳首を取り付けてキャップをし、もう一度良く哺乳瓶を振ってミルクを撹拌します。キャップをしっかり締めておかないと、乳首から熱いミルクが飛び出してきますので、気を付けて下さいね。

ミルクを適温に冷やしましょう

出来上がったミルクは熱いままなので、そのままでは赤ちゃんにあげることができません。赤ちゃんがやけどをしないように、人肌程度に冷ましてから授乳を始めましょう。授乳の温度の目安は40℃位です。

哺乳瓶をしばらく冷水に漬けて冷やしたら、腕の内側に乳首からミルクを落としてみて、乳首からミルクが飛び出ず、やや熱く感じる位が適温だと覚えておくといいですね。自信のないママは

ミルクを素早く適温に冷ましたい時には、哺乳瓶を流水にさらすのが一番です。急ぐあまりに氷水に瓶を付けてしまうと急激に温度が下がってしいます。ミルクが冷たすぎると赤ちゃんが嫌がって飲んでくれませんし、赤ちゃんがお腹を壊す原因になりますので、気を付けて下さいね。

ミルクのみごろチェッカー

チュチュベビー(chuchubaby)

哺乳瓶に貼ると、70℃の粉ミルクが溶けやすい温度や、飲み頃の40℃が分かります。特に夜間授乳のときには、寝ぼけていることもあるので慣れるまではとっても便利!ただし、耐熱温度は80℃ですので、沸騰直後のお湯を入れないようにしましょう。

授乳後は哺乳瓶を洗いましょう

美味しいミルクを作って赤ちゃんに飲ませたら、キレイに哺乳瓶を洗っておきましょう。横着をして、哺乳瓶と乳首を付けたままで洗うのはダメですよ。ミルクのカスが乳首のゴムの隙間や瓶のねじ切り部分に残りやすいので、スポンジでしっかりこすり洗いをしてくだい。

小さな乳首の隙間にもマッチする、専用のお掃除道具も市販されていますので、活用してみてくださいね。

使用する器具は清潔に!哺乳瓶の消毒方法は?

哺乳瓶の消毒方法は、昔ながらの煮沸消毒薬剤を使った方法電子レンジスチームを利用した消毒方法と3つのやり方があります。調乳道具の消毒は赤ちゃんが粉ミルクを飲む度に、生後3~4ヵ月になるまでの長い期間続ける必要がありますので、自分にとって一番楽な消毒方法を選ぶといいですね。

薬剤を使う場合には取扱い説明書の注意を守り、煮沸消毒や電子レンジを使って消毒をする場合は、ヤケドに充分注意をしましょう。

煮沸消毒

一番一般的な消毒方法で、調乳道具の消毒専用の大き目なお鍋をひとつ用意しておき、タップリのお湯で哺乳瓶を5分間、熱に弱い乳首や計量用スプーンは3分間を目安に煮立たせて消毒をします。
消毒はさみを使って、熱いうちに湯から上げ、逆さにして乾燥させます。

消毒はさみ

ピジョン(pigeon)

煮沸消毒した哺乳びんや乳首、おしゃぶりなどを熱湯から引き上げる時、また、消毒液から取るときにも使えます。
分解洗いができるので衛生的に使えます。

薬剤を使った消毒

次亜塩素酸ナトリウムを利用した薬剤を専用のケースに入れて、1時間以上哺乳瓶等を漬けておくだけでしっかり殺菌ができます。薬液から取り出して清潔なまますぐに調乳ができるメリットがあります。ただし、人によっては消毒薬の匂いが鼻につくこともあるようです。

ミルトンはじめてキット

キョーリン製薬

消毒専用容器と錠剤のセットです。哺乳瓶を洗浄後に専用容器に水2Lと錠剤1錠を入れて洗浄液を一日1回作り、そこに哺乳瓶や乳首、調乳スプーンなどを沈めておきます。1時間で消毒完了!あとは、使う時に溶液を振り切れば、すぐに使えます。

電子レンジスチームを利用した消毒

専用ケースやビニールパックに少量の水と一緒に調乳道具を入れて電子レンジでチンすれば、手間もかからず5分程度で消毒が済んでしまいます。専用ケースは消毒後にそのままホコリをよけて保管もできますので、便利ですよ。

電子レンジで除菌するタイプの商品は除菌後熱いので、そのまま立てておけば乾燥します。万が一結露が残ってもそのまま使えますが、24時間以上使っていない場合は、再度煮沸することが必要です。

除菌じょ~ずα

コンビ

電子レンジでたったの5分!簡単に消毒ができます。除菌後は保管ケースとしても使え、乳首や調乳スプーンを入れる専用ケースもついています。庫内のサイズが幅26.5cm、奥行26.5cm、高さ13.0cm以上の電子レンジで使えますよ♪

外出先での粉ミルクの作り方

赤ちゃんが大きくなってきたら、赤ちゃんとのお出かけも楽しみたいですよね。お出かけが長い時間になるのなら、外出先でも授乳が必要になりますので、準備をしておきましょう。

1外出先での調乳の注意点

外出するときには、哺乳瓶にあらかじめミルクを作って出かけるのはやめましょう。
栄養価の高い粉ミルクの作り置きや飲み残しにはすぐに雑菌が繁殖してしまいますので、外出先で飲み残したミルクは処分するようにしてくださいね。

自宅でも外出先でも粉ミルクを作る手順に変わりはありませんが、消毒した調乳道具を清潔なまま持ち運ぶ工夫をするとともに、授乳する場所も人込みではなく、できるだけ清潔な場所を選びたいですね。最近は高速道路のサービスエリアやデパートに広い授乳室が用意されていますし、調乳用のお湯も用意されていますので、予め調べてから外出するとよいでしょう。

もちろん授乳するママの手を洗うことも大事なことです。近場に手を洗う場所がない場合に備えて、除菌効果のあるウェットティッシュを携帯しておくと便利ですよ。

2外出先へお湯を持っていく方法は?

赤ちゃんのミルクを作るお湯の温度は70℃が目安ですので、外出先には保温ができる水筒を使って、お湯を熱いまま持っていきましょう。外出先でスムーズにミルクの温度を冷ますためには、調乳用の湯冷ましを使うと便利です。半量のお湯を使って粉ミルクをとかしたら、湯冷ましを足して温度を調整すればOK!

調乳用の湯冷ましはペットボトルに入った状態で市販されていますが、使うその都度新しく封を切って衛生的なものを使いたいので、大容量のものでなく小容量のペットボトルをいくつか購入しておくと、使い勝手が良いですよ。

赤ちゃんの純水

アカチャンホンポ

500mlですので、赤ちゃんの調乳後にママが飲み切れるサイズでとっておも便利、箱買いしておくととっても便利ですよ。

 外出先へミルクを持っていく方法は?  

粉ミルクは湿気に弱いので、哺乳瓶に入れて持ち運んではいけません。必要な分量をミルカーに入れて持ち運ぶのが、調乳もスムーズにできますのでおススメです。携帯用のキューブタイプの粉ミルクもあり調乳が楽チンです。
哺乳瓶に移しやすく、分量もとりわけ安くて便利なのですが、固形になっているので溶けにくいのが難点です。ちょっと熱めのお湯を使い、哺乳瓶をよく振って粉ミルクを溶かしてあげて下さいね。

粉ミルクを活用して育児をもっと楽しみましょう

赤ちゃんが小さい内はママがつきっきりで授乳をしなくてはいけないものですが、粉ミルクを使うことができれば、ママもチョット余裕が出てきますね。パパが授乳をすることで、より親子の絆を結ぶこともできるのでは?

赤ちゃんにとって一番栄養価が高いのはなんといってもママのおっぱいですが、最近の粉ミルクはほとんど栄養的な変わりはありません。完全母乳育児にこだわるママも多いのですが、粉ミルクに否定的になる必要はありませんので、使えるものは上手に使って、育児をもっともっと楽しんでくださいね。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪