赤ちゃんのティッシュおもちゃでイタズラ防止!簡単な作り方2つ
おとなしく遊んでいると思って見てみたら、床がティッシュだらけ。どのママさんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
箱から出てくるティッシュは、赤ちゃんにとってはとても不思議で魅力的。だけどママさんにとっては掃除が大変ですし、遊びのためにティッシュを無駄遣いするのはもったいなく、実は重大な事故に繋がる危険も潜んでいます。
そこで今回は、赤ちゃんが安全に、ママも安心してティッシュ遊びができる、2種類のティッシュおもちゃの作り方、応用すればもっと沢山のティッシュを引き出せる、無限ティッシュおもちゃのアイディアをご紹介します。赤ちゃんの大好きなティッシュ遊び、ママの愛情たっぷりの手作りおもちゃで、思う存分遊ばせてあげましょう!
赤ちゃんのティッシュ遊びは悪いこと?
ママを困らせる赤ちゃんのティッシュ遊び。物を粗末にする悪いことだと「しつけ」を意識するママやパパも少なくありませんが、好奇心旺盛な赤ちゃんにとっては、感性を刺激する脳に良いとされている遊びです。
ティッシュを箱から手で掴んで引き出すという行為は、手先の使い方を鍛えさせ、フワフワの感触や、シュッ、カサカサ、と物から出る音を感じることで、物に触れるとどうなるか、どんな音が出るのかを自然と身に付けることが出来ます。
ですが本物のティッシュで行う遊びは、部屋がちらかる、もったいないといった問題点だけでなく、口に入れたティッシュによる窒息を引き起こしてしまう危険性のある遊びでもあります。
そこで役立つのがおもちゃの布ティッシュ!赤ちゃんが安全に好奇心を満たすための、おすすめ手作りアイテムなのです。
自宅用!簡単ボックスティッシュおもちゃ
まずは一番使用頻度が高い、自宅で使う赤ちゃん用のティッシュおもちゃの作り方からご紹介します。自宅用は置いてあるだけで見ていて楽しく、インテリアの邪魔にもなりません♪
ボックスティッシュおもちゃの材料
- (あれば)ガーゼハンカチ
- ボックスティッシュの空き箱
- カラーフェルト
- 着られなくなった肌着
- 衛生用品や家庭用品が入っていたポリ袋
箱を飾るカラーフェルトは、百均や手芸店に売っています。着られなくなった赤ちゃんの肌着は、口に入れることを考えて、ガーゼやコットン素材の物を選び、清潔に洗濯してある物を使います。
ポリ袋は布ティッシュの中に入れる仕掛け用です。ポリ袋を入れると、おもちゃを握った時にパリパリ音が出て、赤ちゃんもより楽しめます。写真は食器洗いスポンジやマスクが入っていた袋を切ったもの。菓子の袋などは避けましょう。
道具
- 両面テープ
- ボンド(木工用か手芸用)
- 手芸用ハサミ
- 縫い針
- 縫い糸
中に入れる布ティッシュの作り方
まずはボックスの中に入れる布ティッシュの作り方から見ていきましょう。
- 肌着を縦横20cmぐらいにカットします。
- カット後はご覧の通り。だいたいで大丈夫です。
- カットした肌着かガーゼのどちらか数枚に、カットしたポリ袋を入れます。まずは生地を裏返しにしましょう。
- カットしたポリ袋を生地の上に置いたら、生地を三角に折りたたみます。
- 三角のふちをなみ縫いして縫い合わせます。
- 縫いあがりはご覧の通り。
- カットした肌着も三角になるように折り、数枚作ります。数はお好みですが、ボックスティッシュなら4~5枚ぐらいがちょうど良いです。
- 堅結びをして、とれないようにひっぱり、結び目を小さくします。
ティッシュを入れるボックスの作り方
次は布ティッシュを入れるボックスティッシュの空き箱を、飾り付けていきましょう。空き箱が可愛いクマさんに♪
- フェルトをボックスティッシュの大きさに合わせて切ります。両端は2cmぐらい多めに残して切ります。
- ボックスティッシュの底と側面に、両面テープを貼ります。
- 上部の穴の上下にも両面テープを貼り、もう一度包みます。
- フェルトの両脇はキャラメルの包みのように包んで、両面テープで貼り合わせます。
- カラーフェルトをカットして組み合わせ、キャラクターのパーツを作ったら、空き箱を包んだ土台にボンドで貼り付けます。ボンドは乾くと透明になるので、多少はみ出しても大丈夫です。
- 繋げた生地を入れれば、手作りティッシュおもちゃの完成です!赤ちゃんが引き出し易いように、ぎゅうぎゅうに丸めて入れるのではなく、ふんわりと入れましょう。
外出用!ポケットティッシュおもちゃ
ボックスティッシュおもちゃと同じ材料で、赤ちゃんの外出用のポケットティッシュおもちゃも簡単に手作りできます。
ボックスティッシュおもちゃと一緒に作って、赤ちゃんとのお出かけの際にバッグに忍ばせ、外食などの「ここぞ!」という時に使ってみてはいかがでしょうか。
ポケットティッシュケースの作り方
- ガーゼハンカチ、又は少し大きめにカットした肌着を使用します。
- 半分に折ります。
- 縦にし、写真のように3分の2の位置まで折ります。
- 下に合わせて折り戻します。上も同じように折ります。
- 両端をなみ縫いします。真ん中は返し縫いをして丈夫にしましょう。
- 両端を縫い終わると、このようになります。
- 手を使って内側と外側をひっくり返します。
- 指で端を整えたら、カバーの出来上がりです。
- ボックスティッシュおもちゃと同じように、完成した布ティッシュを繋げます。繋げた布ティッシュを、ケースに入れれば完成です。
持ち運び用は小さいので2枚ぐらいでちょうど良いです。ボックスティッシュおもちゃのように、中にカットしたポリ袋を入れても楽しめます。
ミルク缶で応用すれば無限ティッシュに!
応用して、カットした肌着やガーゼハンカチをたくさん繋げ、空になったミルク缶などの大きな入れ物に入れれば、無限に引き出せる、遊びごたえたっぷりのティッシュおもちゃが出来上がります。
本物のティッシュは手の届かない場所へ!
本物のティッシュを誤って赤ちゃんが口に入れ、喉に張り付いてしまったら非常に危険です!赤ちゃんは手作りティッシュおもちゃで遊ばせて、本物のティッシュは赤ちゃんの手の届かないところに置きましょう。
手作りのティッシュおもちゃなら、赤ちゃんに安全にティッシュ遊びをさせられるのに加えて、新生児の頃の思い出の肌着やガーゼを再利用でき、洗えるので清潔です。
お母さんの愛情たっぷりの手作りティッシュおもちゃで遊べることは、赤ちゃんにとってとても幸せなことです。