新生児のミルクの間隔/回数/量に関する記事

『新生児~2ヵ月のミルクの間隔/回数/標準量と飲ませ方』

新生児からのミルク育児も混合育児も、足りているのか不安になりがち。赤ちゃんの様子をヒントに、問題を解決しまてみませんか?

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【新生児のミルク】0ヵ月・1ヵ月・2ヵ月の間隔や回数、目安量

赤ちゃんを出産後、産院で助産師さんに、赤ちゃんのお世話の仕方、母乳やミルクの飲ませ方などを教えてもらいます。出産後約1週間経って退院する頃になると、オムツ替えやミルクの飲ませ方など、少しずつ慣れてくると思います。

ところが、自宅に帰って赤ちゃんと2人になると、赤ちゃんが泣いている理由がわからず「ミルクの量足りていないのかな?」などと、不安になってしまうものですよね。

初めての育児は、本当に不安だらけ。「ミルクの量や間隔は、これでいいのか心配」という方も多いと思います。ここでは、新生児のミルクの目安量と間隔、困ったと時の対処法についてご紹介します。

ミルク育児の一般的な量と間隔

赤ちゃんを全量母乳で育てる事を「母乳育児」、ミルクだけで育てる事を「ミルク育児」、母乳とミルクの混合で育てる事を「混合育児」と言います。ミルクの量や間隔は、ミルク育児と混合育児では、違ってきます

産まれたばかりの新生児は、哺乳瓶を近づけると反射的にミルクを飲みます。
生後1ヶ月頃からは、吸引力も強くなり、飲むスピードも早くなります。
生後2ヶ月頃からは、自立哺乳するようになり、ミルクを飲みながらキョロキョロするなど、遊び飲みが始まるのもこの頃です。

0ヶ月~2ヶ月までのミルクの標準量と間隔

量や回数は、あくまでも目安で、赤ちゃんによって飲む量に個人差があって当然ですし、体重によっても違いが出てくるものです。あまり、標準値にこだわりすぎず、赤ちゃんの機嫌をみてお腹が空いているようなら2時間おきにしてみたり、量を増やしたりと個人差に合わせて調節しましょう。

  • 新生児~2週間  80mlを3時間おきに7回
  • 2週間~1ヶ月 80ml~120mlを3時間おきに7回
  • 1ヶ月~2ヶ月 120ml~160mlを3時間おきに6回

混合育児でのミルクの飲ませ方

混合育児の場合は、ミルクと母乳どちらをメインに与えるかによって、ミルクの量が変わってきます。母乳が出にくくて、ママの意思に反して混合育児にするケースもあるかと思います。「絶対、完全母乳!」などと、とらわれることなく、赤ちゃんの栄養面を一番に考えて柔軟に対応してあげましょう。

母乳中心でミルクを足すケース

母乳を先にあげて、足りないようならミルクを20mlずつ足してあげます。赤ちゃんが、沢山吸ってくれることにより母乳は、出やすくなります。ミルクを飲んだ後に、赤ちゃんがミルクを吐く場合は、母乳で十分足りている可能性が高いので、徐々にミルクの量を減らしていきましょう。ミルクを上げてから母乳をあげる順番にした場合、赤ちゃんは乳頭混乱となり、母乳を飲まなくなってしまう場合があるので、注意が必要です。

ミルク中心で母乳を足すケース

まずはミルクを、標準量を目安に飲ませます。その後、母乳を飲ませます。こちらの、ケースでは、お腹はいっぱいだけど、スキンシップをとりたくておっぱいを吸っている場合もあるでしょう。

母乳から全量ミルクに切り替えたい時は、ミルクを飲ませる時も、おっぱいを飲ませている時のように抱っこして飲ませてあげると、赤ちゃんも安心します。

正しいミルクの作り方

次に、ミルクの正しい作り方をご紹介します。ご自身の作り方と比較してみてください。ミルクは、雑菌が繁殖しやすいため、作り置きや、飲みの残しを保存して次回に飲ませることはやめましょう。

正しいミルクの作り方

  • 作る前には必ず手を洗い清潔にします。
  • 粉ミルクを規定量より少なめの、煮沸して冷ましたお湯(70℃以上)で溶かします。溶けたら規定量まで煮沸して冷ましたお湯か、煮沸して冷ました湯冷ましを足し、乳首を付けて蓋をし、もう1度溶かします。
  • ミルクを40℃位(ひと肌より少し温かい温度)になるまで冷まします。

ミルクを吐いてしまう原因と対処

赤ちゃんが、ミルクを吐いてしまった時や、飲んでくれない時、ママは、不安になりますよね。ちょっとした工夫で改善されることも多いですが、中には早急な受診が必要なケースもありますので、赤ちゃんの様子をよく観察してあげましょう。

新生児の頃は上手くミルクを飲むことができず、胃の形状も口の閉まっていないとっくりのような形のため口の端から溢れて垂れてしまうことがよくあります。月齢があがるにつれて上手に飲めるようになりますし、胃の入り口の筋肉も発達して閉まってきますので、このような場合は、あまり心配いりません。

こんな時は早急に受診を!

●噴水のように大量に吐き出す
●吐き出したミルクにピンクや緑の色がついている
●嘔吐を頻繁に繰り返す

ミルクを飲まない原因と対処

赤ちゃんは、ミルクを飲まない理由を教えてくれないので、ママは困りますよね。ミルクを飲まない理由は色々と考えられます。赤ちゃんの様子を見ながら色々と工夫してみましょう。

よくあるミルクを飲まない理由

新生児は飲んで・寝て・泣いて・排泄して…と反応がシンプルで、感情もあまりハッキリしていないように思うかもしれませんが、それぞれに個性や好き嫌いもあります。

そのため育児書やネットの情報通りにミルクを飲まないと、ママは心配になってしまうでしょうが、単に自分の好みと合わないことや、飲むのが得意か苦手かなどの理由で飲まなくなってしまうことがあります。よくある理由と対処法を把握しておきましょう。

よくあるミルクを飲まない理由と対処法

  • 哺乳瓶や乳首が嫌い

哺乳瓶や乳首の形を変える

  • ミルクの味が苦手

ミルクメーカーや水を変える

  • ミルクの温度が低い

40℃くらいを目安に作り、すぐ飲ませる

お腹がいっぱいで飲めない

また、ただ単にお腹がいっぱいということも考えられます。ミルク育児の場合は、1回のミルクの量を減らしてみましょう。ミルクの量が標準より少なくても、赤ちゃんがご機嫌で体重が順調に増えているようであれば問題ありません。

混合育児の場合は、母乳だけで足りている可能性がありますので、数日同じような状況が続くようなら完全母乳育児に切り替えてみましょう。最近では、ショッピングモールの授乳室に、ベビースケールを置いている所もありますので、定期的に体重を測定して母子手帳に記入しておくと役に立ちます

ミルクが足りているかどうかの判断材料

  • 赤ちゃんの機嫌

機嫌が良いのならミルクは足りている

  • ウンチの回数

ウンチの回数が減っているなら、ミルクが足りてない可能性あり

  • 体重

体重が順調に増加してれば、ミルクの量が標準量より少なくても心配ない

便秘で苦しくてミルクを飲めない

赤ちゃんのうんちは健康のバロメーターでもあります。新生児の赤ちゃんがミルクを飲まない時に確認したいのが、便秘の有無!機嫌が悪くお腹が張っている場合は、便秘が原因でミルクが飲めないのかもしれません

母乳育児でも便秘にはなりますが、特にミルク育児や混合育児の場合は母乳育児よりも便秘になりやすく、消化に時間もかかります。便秘で苦しそうな場合には無理にミルクを飲ませず、ミルクの間隔を少し開けたり、医療機関を受診したりするなどの対応をしてあげましょう。

便秘の時の赤ちゃんの様子

  • お腹がぷっくり膨れて、押すと張っている
  • 苦しそうで機嫌が悪く、ぐずったり泣いたりする
  • 飲んでもすぐ吐いてしまう
  • 排便回数が極端に減った
この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪