マタニティマークの危険性に関する記事

マタニティマークが危険?賢く安全に活用するポイント

マタニティマークが危険?賢く安全に活用するポイント

最近、マタニティマークが危険であると話題になっています。マークの正しい目的を理解して、安全に活用する方法を紹介します。

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マタニティマークが危険?つけない派の妊婦さんが急増中

ママが可愛い赤ちゃんを笑顔で抱きしめている、なんとも幸せそうな親子のイラストが印象的なマタニティマークですが、現在、その危険性が社会問題となっています。
本来、ママになる女性を助けるはずのマークなのにもかかわらず、マタニティマークを付けていたばかりに辛い思いを経験する女性が増えているのです。

マタニティマークによって危険な目に合う可能性があるとして、妊娠したプレママの中でも、「つける派」と「つけない派」に分かれて、本来の目的が果たされていないと評価されているこのマーク。
マタニティマークが抱えている問題をひもときながら、安全なマタニティライフを送るための正しいマークの活用方法について解説していきます。

2015年度で10周年!マタニティマークってどんなもの?

マタニティマーク

「マタニティマーク」とは2006年に厚生労働省が作成した、妊婦と赤ちゃんの姿をシンボル化したマークです。
「妊娠しています」という状態がわかりやすく、また万人受けしやすく可愛らしいイラストでまとめられているマークで、マークの入ったキーホルダーを妊婦が電車やバスなどの交通機関等を利用する際にカバンにつけたり、車にマークを張り出しアピールしたりすることで、周囲が配慮を示しやすくすることを目的としたものです。

マタニティマークは、もともと国民運動計画「健やか親子21」推進検討会において提唱されて、身体的な苦労や危険を負いがちな妊娠した女性をサポートするために作られました。
現在、多くの交通機関や職場、飲食店なで啓発用のポスターを掲出して周知が図られて、妊娠・出産のしやすい社会作りのために活用されているのです。

マタニティマークはいつからつけるの?

マタニティマークは妊娠した女性であれば何時、誰がつけても良いものなので、いつから使用すべきなのかが明確に決まっているわけではありません。
妊娠した女性の体の負担を軽くするための配慮を求めるという性質上、妊娠が分かった時点で使い始めるのが望ましいといえるでしょう。

妊娠後期は母体のお腹が大きく張りだしてくるものですが、妊娠初期はお腹が目立たず、妊娠という特別な状況に置かれていることが客観的にわかりづらい状態です。
妊娠初期はつわりで体調不良が起こりやすい期間ですので、早いうちからマタニティマークを活用して、周りから支援をしてもらうと安心ですね。

マタニティマークの本来の目的は?

こぶしを上げる妊婦

「妊産婦への配慮のため」「妊産婦に優しい環境つくりを推進するため」が厚生労働省の掲げるマタニティマークの目的ですが、これはとても曖昧で誤解を受けやすい言葉です。
これらの言葉は「〇〇しなければならない」という義務を押しつけるものではなく、よりよい社会を作るために「〇〇しましょう」と呼びかける言葉であって、マタニティマークはあくまでも「妊娠している」ことを周囲にわかってもらうためのものです。

妊娠期中の女性には、急激な体調不良などの不測の事態がいつ起こるかわかりませんが、もし万が一外出中で倒れてしまった時に、妊婦に対する適切な処置ができなければ、母体や赤ちゃんにも危険が及ぶ可能性があります。
マタニティマークは、周囲に自分が妊婦であることをわかりやすく示して的確な対応をしてもらうものであって、「妊婦を優先しなさい」「妊婦に席を譲りなさい」と主張するものではないということを理解しておきましょう。

どれぐらいの人が知っているの?

マタニティマークの運用が開始されてから、2015年度で10年が経ちます。
しかし、内閣府が発表した、全国の成年男女を対象とした平成26年度の母子健康に関する世論調査では、マタニティマークの認知度は男性で約41%、女性で約64%という結果が出ており、妊娠・出産の主体となる女性の周知は進んだものの、半分以上の男性には子育て支援策の周知が進んでいないことがわかりました。

周知が進まない理由には、まだまだ啓発が足りないという面もありますが、これはマークを使う私たちの問題でもあるかもしれません。
現在ネット上では「マタニティマークを付けていて嫌な思いをした」「マタニティマークは危険」という情報があふれており、マークを持っていても「つけない派」の妊婦が増え、実際に使われることがないために人目に触れない、正しい使い方が周知されていかないという問題があるのです。

マタニティマークはどこでもらえるの?

地域によって多少取り組み方に違いはありますが、住んでいる市町村役場で母子手帳の交付申請をすると、マタニティマークのグッズを無料でもらえることが多いようです。

地域の鉄道会社でもこういった取り組みをしていて、サービスセンターで無料配布している駅もあるようです。妊娠中に電車やバスなどを使って通勤する場合には、使っている駅に問い合わせてみるとよいでしょう。

中には育児系の雑誌に付録でついてくることもあるのですが、女性向けの可愛いデザインで人気があるようです。
マタニティマークの絵柄自体は厚生労働省のホームページからダウンロードできますが、マークの使用は無料で使用できますので、マークをプリントしたキーホルダーも様々な企業から市販され始めています。

マタニティマーク図柄
引用元:厚生労働省

また、注意深く見てみると、マタニティマークには配色の異なるものや他のデザインと組み合わせたものなども見られます。マークの正規サイズや色が決まっていないだけで、用途や使い方に違いがあるわけではないので安心して使ってくださいね。
シンプルなものから可愛さを重視したキャラクター物まで、様々なバリエーションがありますから、気に入ったデザインのものを使うとよいでしょう。

マタニティマークの危険性と問題点

マタニティマークが危険であると問題視される理由について、詳しくチェックしていきましょう。

小さいので周囲に気づかれにくい

電車の中で立つ妊婦

マタニティマークは簡単に身につけられ、どこでも使える物が望ましいのでキーホルダーやストラップに加工されることが多いのですが、キーホルダー自体あまり大きなものではないので、小さくて周囲から気づかれにくいことも多いようです。

また、女性はTPOによってカバンを変えることが多いので、「マタニティマークを付け替えるのが面倒!」と次第に使わなくなっていくケースもあるようです。

タマコ
29歳

Aマークを付けていたのに…

一人目の妊娠の時に母子手帳と一緒にマタニティマークの入ったストラップをもらい、いつも使っているバックにつけていました。

妊娠6ヶ月のお腹が大きくなった頃に電車に乗った時のことですが、ちょっと混んでいたけれども2駅だけだったのでドア近くのポールにつかまって立っていたところ、同じく立って乗っていた見知らぬおばさんが「この人妊娠しているから席を譲ってあげて」と言ってシートを他の人から確保してくれました。

とってもありがたいことではあるのですが、席を譲ってくれた人から「ちゃんとマタニティマークつけてくれてれば、もっと早く譲ったのに…」と嫌味を言われてしまいました。
ちょっと小さいけれど私はバッグにマークをつけていたし、お腹が大きいから明らかに妊婦だってわかるはずなのに…。

妊婦であることで標的にされやすい

困った表情の妊婦

日本は世界の中でも治安の良い国ですが、それでも置き引きやひったくりなどのさまざまな犯罪が発生しています。
こういった犯罪にあいやすいのは、残念ながら力の弱い女性です。
妊娠中の女性はお腹も大きく走ることができないので、こういった犯罪にあいやすいというデメリットを指摘する人も多いようです。

イーヨー
31歳

A割り込まれ率が高いです

妊娠5か月の妊婦で、マタニティマークを使っています。

私は毎日電車を使うわけではなく、買い物のときなどは近くの私鉄を利用していますが、マタニティマークをつけるようになってから、切符を購入する時に列に並ぼうとすると、横入りされることが多くなった気がします。

妊娠していて走れないことをわかっているのか、スッと横入りされちゃうんですよね。
別に急ぎの用事で電車を使うわけじゃないのでいいのですが、無理やり割り込んでこられてぶつかられることを考えると、ちょっと怖いですよね。

妊婦以外で悪用する人がいる

マタニティマークは妊娠した女性に広く活用してもらおうと自治体で無料配布していますし、雑誌などの付録では誰でお入手できるので、実際には妊娠していなくても「マタニティマークを付けておいて席を譲ってもらおう」と悪用している人がいるということもよく問題視されています。

マタニティマークを使った妊娠・出産への支援対策はみんなの善意で成り立っているものなのですが、こういった悪用を防ぐため、ネットショップでも悪用に関する注意書きを出したり、無料配布をする時に母子手帳の提示を求めたりする駅も増えてきています。

里美
34歳

Aこんなことでも悪用!?

私の旦那様は交通課に勤務する警察官なのですが、交通取り締まりでシートベルトをしていない若い女性ドライバーをとめたところ、「妊娠中だからシートベルトできません!」と、カバンについているマタニティマークを見せられたそうです。

私がマタニティマークを使っていたので主人はマークの意味を知っていましたが、一緒にいた同僚が知らなかったらしくて、母子手帳の提示を求めたそうなんですが、「家に忘れてきた」とかいろいろ言い訳をした挙句、嘘だと認めたとのこと。

その女性は、上の子の妊娠の時にもらったマタニティマークをずっと使っていたようですが、そんな使い方されるとみんなイヤな思いをするので、やめてもらいたいです。

マタニティマークの意義を認知していない人もいる

頭を押さえて不機嫌な女性

マタニティマークはとてもわかりやすいイラストですが、マークがあることを知ってはいても、まだまだマークの意義を正しく理解していない人も多く、無用の衝突も多いようです。

時にはマークを付けていることで誤解をされて、周りの人から「妊娠をしているからと言って大きな顔をするな」と非難めいた言葉をかけられるケースもあるのですが、使用する妊婦さんも、いろいろな意見を持つ人もいることを理解して、あまりネガティブに受け止めないように意識することが大切です。

キヨちゃん
27歳

Aヘコみます…(泣)

現在妊娠7ヶ月です。私は毎日電車通勤なので、万が一の事故のためにマタニティマークを使っています。

私の勤める会社では妊娠中の時差出勤を認めてくれるので、私はいつも混んでいる時間をさけて電車に乗るのですが、5ヶ月くらいの時にどうしても外せない会議があって、ちょっと混んでいる電車に乗りました。

私は席を譲ってもらって気まずくなるのが嫌で、いつも優先席などには近寄らず、混雑時は声をかけられにくいドア近くに立っていることが多いのですが、ある駅で降りようとしていたサラリーマンが、降り際に私に向かって「妊娠してるんなら電車なんか乗らずにタクシー使えよ!」って言ったんです。

たぶんその人も混んでいてイライラしていたのでしょうが、ひどいですよね。
マタニティマークをつけていると結構そういう嫌がらせがあると聞きますが、職場のみんなも応援してくれるので、ヘコまずに頑張って産休に入るまで電車通勤頑張ります!

マタニティマークをつける側の配慮も大切

マタニティマークにかかわる問題は、決してそれを受け入れる周囲の人側だけに問題があるわけではなく、マークを活用する妊婦の態度にも問題があることが指摘されています。
「妊娠しているからといって、優先されるのが当たり前」という態度でマークを付けている人が多いという意見は、妊婦を取り巻く周囲の人間だけでなく、妊娠を経験した女性や、今まさにマークを活用している妊婦自身からも多いのです。

お年寄り小さな子供、病気や妊娠で身体的な制限を受けることの多い人達を保護し、助け合う習慣はあくまでもお互いの「善意」の支え合いであり、支える人の気持ちがなければ成り立ちません。
協力してくれる人が笑顔で妊娠している女性を支えてくれるように、マタニティマークを付ける妊婦の皆さんも周囲に不快を与えないよう配慮して、自分でできる範囲のことは自分でできるよう、自立して責任のある行動を心がけることが大切です。

マタニティマーク活用時に配慮すべきポイント

・横柄な態度はやめましょう
・電車やバスなどを利用する時には混雑をさけて、自分でもリスクを減らす努力をしましょう
・運転中は交通ルールとマナーを遵守しましょう
・周りの雰囲気や他の人の気持ちに配意して、TPOでマタニティマークを使い分けましょう
・マタニティ―マークに頼らず、できることは自分でしましょう
・マタニティマークだけでなく、母子手帳を常時携帯しておくことが基本です
・親切にしてもらったら素直にお礼を言いましょう

あーすけ
29歳

Aマタニティマークはアピールに使います

2人の子供のママです。私は仕事をしているわけではありませんが、買い物などでどうしても電車やバスに乗る必要があるので、母子手帳をもらう時にもらったマタニティマークのお世話になりました。

私はストラップ型のマタニティマークをカバンにつけていましたが、電車で座る必要がない時はマークをカバンのポケットに差し込んで隠して、具合が悪くて優先席に座るときはマタニティマークを周りの人に見やすいように出していました。

若くて一見して健康に見える女性が優先席に座っているのは、やっぱり周りから変な目で見られるので、そういった面では出し入れ自在なマタニティマークって便利だと思います。

ここりん
42歳

A妊婦さん頑張れ!

私の隣の家のご夫婦は、奥さんが妊娠した時に車にマタニティマークを出していたのですが、旦那さんが運転をするときにもマークを出しっぱなしにしていたり、旦那さんが運転しているのに、妊婦がいるからとお年寄りを差し置いて駐車場のシルバーマークのあるところに平気で車を駐車したりしていて、内心腹を立てていました。

もちろん、頑張りすぎる必要はないですが、先輩ママの立場から言わせてもらうと、母親になればもっともっと大変なこと目にあうこともあるので、妊娠中に周りの人に甘えすぎていないで、自分自身で対処能力を鍛えなくちゃダメなんじゃないかなあ、と私は思います。

良し悪しがあることを考慮した上で活用しましょう

マタニティマークはともすると母体や赤ちゃんに危険が及んだり、周囲の人が不快になったりなど、様々な問題をはらんでいますが、本来は妊娠した女性をサポートするために始まった運動です。

妊娠後期はお腹が大きくなるので周囲の協力も受けやすいのですが、見た目から妊娠がわかりにくい初期の頃からサポートを受けられれば、これほど心強いことはありません。賛否両論があることを踏まえて、前向きにマタニティマークを活用していきましょう。

大事なのは、マタニティマークの目的をしっかり周りに理解をしてもらうこと、みんなが間違った使い方をしないこと、そして周囲への感謝の気持ちを持つことです。
マタニティマークを通して、妊婦だけでなくさまざまな人が支え合える社会にしていけるとよいですね。

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この記事を書いたライター
波多野愛子

波多野愛子

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!