仲良し夫婦の秘訣!先輩15人の幸せを運ぶエピソード
「夫婦は何年も一緒にいると空気みたいになる」とよく言われます。それでも、結婚して何年たっても「仲良しだね」と言われる夫婦が、たしかに存在します。喧嘩がまったくないわけではなく、ぶつかっても上手に元に戻れる。そんな夫婦には、特別なことではない、ちょっとした共通の習慣があるようです。
家庭が穏やかでいられるかどうかは、夫婦の関係に大きく左右されます。子供のためにも、自分たちのためにも、できれば長く仲良くいたいもの。とはいえ「具体的に何をすればいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、周囲から仲良し夫婦と言われる先輩15人に、その秘訣を聞きました。寄せられたエピソードを「共通の趣味」「ほどよい距離感」「会話の時間」「喧嘩の収め方」「気持ちの伝え方」という5つの秘訣に整理して紹介します。気になったものから、今日の暮らしに一つ取り入れてみてください。
Q ずっと仲良しでいられるのはなぜ?先輩夫婦15人に聞きました
同じ「仲良し夫婦」でも、その形は十人十色です。いつも一緒に行動する夫婦もいれば、あえて別々の時間を大切にする夫婦もいます。大切なのは、自分たちに合ったスタイルを見つけること。まずは、先輩たちのリアルな声に耳を傾けてみましょう。
秘訣1 共通の趣味や「好き」を認め合う
会話のきっかけになりやすいのが、共通の趣味です。同じものを好きでいると、自然と一緒に過ごす時間が増え、話題も尽きません。たとえ趣味が違っても、相手の「好き」を否定せず、ひとこと感想を伝えるだけで、相手は「分かってもらえた」とうれしくなるものです。まずは相手が夢中になっていることに、軽く興味を向けてみましょう。
A一緒の趣味を見つけることが大事!
私たち夫婦はよく近所の人に「仲良いね」と言われます。仲良しと言われる理由は、やっぱり二人での行動が多いからでしょう。夫は昔から園芸が大好きで、庭に花をいっぱい植えるのが夢でした。私はそれほど花に興味はなかったのですが、夫に影響されていつの間にかすごく好きになっていました。最近では二人でいろんな花を育てて、庭で楽しんでいます。
こういう共通の趣味があるのは、仲良しの秘訣だと思います。先日も休日に夫と一緒に花を見に出かけました。同年代の友人には趣味が落ち着いていると言われますが、夫といつも楽しく会話できるので、同じ趣味を持って良かったなと思います。おかげで会話もすごく弾みます。
A趣味を尊重し合うことがポイント
うちはほとんど喧嘩をしませんが、小さい子供の世話に忙しくコミュニケーション不足になりがちです。そういう時は趣味を二人で楽しみます。主人が熱帯魚の飼育にはまっているので、一緒にペットショップに行ったり、水槽のレイアウトを考えたり。きれいな魚が手に入ったり順調に育てられたりすると、私から積極的に話題を振っています。自分の趣味を認められたり褒められたりするのは、誰でも嬉しいもの。普段は口数の少ない主人も、そういう時は嬉しそうにうんちくを語ってくれます。
私のほうはガーデニングが趣味なのですが、主人は本来あまり興味がないのに、時々「あの木は買ったときよりすごく成長したね」など感想を言ってくれて、やはり嬉しくなります。お互いの好きなものを認めて尊重し合うことが、仲良し夫婦の秘訣かなと思っています。
A共通の趣味を、とことん楽しみ合う
私たち夫婦は、テレビゲームやアニメが大好きという共通点があります。好きなジャンルは違うのですが、お互い好きな作品の話をよくしています。ただ、自分が知らない作品の話をされたり、同じ作品でも感想が食い違ったりすると、つい軽い口喧嘩になってしまう時もありました。
そういう時は「相手は面白いことを私に教えようとしてくれているんだ。実際にやってみたら面白いかもしれない」と思い、話に耳を傾けるようにしています。実際に聞いてみると楽しかったり興味がわいたりすることもあり、新作が出ると一緒に買いに行って遊んだりしています。周りの友達からは「本当に仲が良くて羨ましい」と言われることが多いです。
秘訣2 ほどよい距離感と一人の時間を大切にする
意外に多かったのが、「いつも一緒」よりも「必要なときに一緒」を心がけているという声です。夫婦といっても、もともとは別々に生きてきた他人同士。一人の時間をしっかり持てているからこそ、二人の時間を新鮮に楽しめます。相手が一人で過ごしたそうなときは、無理に誘わずそっとしておく。この尊重し合う姿勢が、長続きのコツのようです。
Aお互いに自分の時間を大事にする
うちは夫婦二人とも趣味が手作りなので、お互い好きなものを自由に作っています。一見ばらばらに過ごしているように見えるかもしれませんが、あえて一緒のことをしないのがいいんです。私は手芸、夫は大工仕事や園芸。時々は手伝ったり意見を出したりしますが、基本はあまり干渉しません。
出かけるときは一緒に行きますが、ゆっくり見たいものが違うときは別行動することもあります。それも、お互いの時間を大事にすることにつながっています。仲良しを長続きさせるには、いつでも一緒よりも、必要なときに一緒くらいがちょうどいいと思います。自由な時間があったほうが、二人の時間も楽しめますから。
A一人の時間も大切にする
夫婦といえども基本的には他人ですし、それぞれの人生があるので、結婚したからといって何もかも二人一緒にというのは無理があると思います。もちろん二人で出かけますし、デートも買い物も、ほかの夫婦に比べても多いほうだと思います。ですが、それ以上に一人の時間も大切にしています。仕事のあとに一人でカフェでくつろいだり、休みの日に趣味の場へ一人で出かけたり。
お互いに一人の時間をしっかり持ってこそ、二人の時間を一緒に楽しめるというのが私たちの考え方です。相手の一人の時間を尊重するのは実は難しく、バランスが崩れると逆に喧嘩の原因にもなりかねません。だからこそ、無理のない範囲でお互いの一人時間を尊重するようにしています。
A夫婦は距離感が大事
一緒にいることが当たり前になると、ドキドキ感は薄れていきます。そのため、寝室は別にしています。たまに一緒に寝ると新鮮で、お互いに良い刺激になります。テレビは、それぞれが好きな番組を見ているときは文句を言わず、一人で楽しめるようにしています。一方で、スポーツの試合や歌番組など二人とも好きなものは、声をかけ合って一緒に見るようにしています。
一緒に見た番組のことは普段の会話のネタになるので楽しいです。外出しても、必ず一人で行動する時間をつくります。相手に合わせてばかりだと疲れてしまいますし、少し一人になってから再び会うと安心感も生まれます。何十年も一緒にいるのですから、ある程度の距離感を保つほうが、ずっと仲良くいられると思います。
秘訣3 二人だけの会話・デートの時間をつくる
子供が生まれると、会話の中心はどうしても子供のことになりがちです。だからこそ、意識して「二人だけの時間」をつくっている夫婦が目立ちました。外食でも、寝る前の数十分でも構いません。子供を抜きにして大人同士で向き合う時間が、夫婦の関係をしっとりと支えてくれます。まずは「来月、二人でご飯に行こう」と予定を一つ入れてみましょう。
A子どもを抜きにした会話が夫婦円満の秘訣
結婚して11年目になります。子供を二人授かり、最近はなかなか夫婦二人で会話する時間がなくなっていたのですが、意識して半年に1回は二人で外食するようにしています。家にいるとどうしても子供や親の話になりがちですが、外で落ち着いて食事をすると、自然と自分たちの話になります。
また、テレビを見るときは、自分が見たい番組でも夫が嫌いなものはつけないようにしています。テレビやスマホが原因で喧嘩になることが多かったのですが、少し気遣うだけで喧嘩が減りました。専業主婦だった私がパートに出て社会とつながったことで、夫の仕事への理解も進んだように思います。今では、子供を抜きにした大人の時間を持つことが夫婦円満の秘訣だと感じています。
A月に1回はデートしています
夫婦喧嘩もよくしますが、基本的には仲良し夫婦だと思っています。周りからも仲が良いねと言われます。旦那はシフト制の仕事で平日に休みが多いので、その日に合わせて私も休みを取ります。月に数回は平日に一緒にランチへ行きますし、月に1回はショッピングや映画デートもしています。子供がいても、いつまでも恋人のように仲良くしたいので。
旦那も面倒がらずに付き合ってくれます。ショッピングのときだけは少し暇そうにしていますが、スマホを見ながら待ってくれています。普段はあまり態度に出さない旦那ですが、二人になると外でも手をつないでくれて、今でもドキドキします。月1デートで、これからも仲良くいられると思っています。
A深夜のコーヒータイム
主人は朝出かけて帰宅は夜の1時。私は1歳の息子の育児で1日が終わります。主人と接点があるのは朝食時くらいですが、朝はバタバタしてゆっくり話せません。息子が寝たあとは読書や映画鑑賞をして主人の帰りを待ち、帰宅した主人と1杯のコーヒーを飲むのが日課になっています。
その日あったことや息子のこと、「今月ガス代高かったね」といったささいな会話を交わしてから寝ます。たった30分ほどですが、会話の内容というより密度が濃い時間だと感じています。生活がすれ違いがちな私たち夫婦にとって、なくてはならない時間です。
秘訣4 喧嘩を長引かせない工夫
仲良し夫婦でも、喧嘩はします。違うのは、そのあとの収め方です。「次の日に持ち越さない」「少し時間をおいて頭を冷やす」「どんなときも挨拶だけは続ける」など、こじれを防ぐ自分たちなりのルールを持っている夫婦が多くいました。喧嘩そのものをなくそうとするより、上手に元に戻る仕組みをつくっておくのがコツです。
A時には喧嘩もするけれど、仲良し夫婦と言われています
同い年なので、結婚当初はお互い譲らず喧嘩の絶えない夫婦でした。けれど子供の成長とともに二人で出かける時間が増え、自然と喧嘩も減りました。毎週末のスーパーへの買い出しは二人で出かけ、帰りにお気に入りのカフェへ寄るのが習慣。一週間の出来事や子供の愚痴を、この時間に聞いてもらうことが多いです。
夫はさびしがり屋で、「会社に着いた」など他愛のないメッセージをこまめに送ってくるので、既読のままにせず必ず何か返すようにしています。喧嘩をしても以前ほど長引かないのは、ぶつかったときにしばらく顔を合わせず冷却時間を置くようにしているから。2時間ほど離れると頭が冷えて、わざわざ謝らなくても普段どおりの生活に戻れます。
A喧嘩は次の日に持ち越さない!
知人からよく「いつも仲良しだね」と言われます。それもそのはず、どこに行くにも一緒なのです。ずっと一緒にいるぶん、些細なことで言い合いになったり大喧嘩になったりもします。でも、関係を保つには喧嘩のあとの対応が大事だと思っています。
私たちの場合、「喧嘩は次の日に持ち越さない」が暗黙のルールです。だいたい私から歩み寄るのですが、方法は簡単。1輪の花を渡して「ごめんね」と伝えると、ふっと笑顔になってくれます。怒っているときは理屈で説明されても聞く気になれないもの。まずは気持ちをやわらげるひと工夫で心を開くと、翌朝からぎくしゃくせず、仲良しを保てています。
A夫婦円満への道は挨拶から!
我が家の工夫は「挨拶をきちんとすること」です。当たり前のようでいて、これがとても難しい。「おはよう」「いただきます」「いってらっしゃい」など、普段何気なく交わす言葉も、喧嘩して口をききたくないときは無視したくなります。私が不機嫌で夫を無視してしまうこともあるのですが、夫は必ずきちんと挨拶をしてくれますし、私から挨拶すれば必ず返してくれます。夫に無視されることは絶対にありません。いつも頭が下がります。
そんな夫を見ていると、一人で怒っているのがばかばかしくなってきます。おかげで喧嘩した翌日でも、きちんと挨拶をして朝ご飯を出し、「いってらっしゃい」と気持ちよく送り出せます。喧嘩をするたびに、かえって夫への感謝が強くなっていくのを感じます。
秘訣5 気持ちを言葉と行動で伝える
「言わなくても分かるはず」と思いがちですが、好意や感謝は伝えてこそ届きます。子供の前で相手をほめる、出かけるときにハグをする、行事には夫婦そろって参加する。少し照れくさくても、好きという気持ちを小さく形にし続けることが、仲良しを支える土台になります。今日は「ありがとう」をいつもより一回多く言ってみましょう。
A目立つ場所には夫婦そろって
仲良し夫婦でいるために、特別に意識していることはないのですが、結果としてやっていることが仲の良さにつながっているのだと、今回あらためて気づきました。たとえば、喧嘩を長引かせないこと。これは特に夫が心がけてくれています。寝室は一緒で、子供も同じ部屋で寝ています。
また、お互いの親の悪口は言わないよう気をつけています。それから、子供の参観日や学校行事には、できる限り夫婦そろって出かけるようにしています。さすがに手はつなぎませんが、これが周りから「仲良しでいいね」と言われる一番のポイントかもしれません。
A芝居がかっていてもいいので
時々ですが、夫と子供がいる前で、あえて夫をほめてのろけてみます。「やっぱりそういうところが気が利いていてさすがだわ」とか、「お母さんはお父さんのことがすっごく好きなのよ」とか、少し照れくさい言葉をあえて口にします。
自分では多少芝居がかっていると思うこともありますが、夫にしてみれば子供の前で妻にほめられるのはまんざらでもないようで、「なんだそれ」と言いながらも嬉しそうです。その効果か、一緒に出かけるときも楽しそうで、周囲からも仲の良い夫婦だねと言われます。
A気持ちは行動で。ぎゅーっと!
恋人でも夫婦でも、その相手と一緒にいるのは、やはり相手のことが好きだから。いつでもその気持ちを伝え合い、お互いに実感できていれば仲良しでいられます。ずっと仲良くいるため、私たち夫婦はひとつの約束をしています。喧嘩していようがどうしようが、どちらかが出かけるときには玄関でハグして送り出す、というルールです。
ニコニコしたくない気分のときも、むしろ怒っているときも、黙ったままでかまいません。でもハグだけは絶対にすると決めています。これだけで気持ちがやわらぎ、「この人と私は夫婦なのだ、お互いに好きなのだ」と、小さくですがあらためて実感します。この「小さな実感」を積み重ねることが、仲良しの秘訣だと思っています。
夫婦円満のためにやりがちなNGとおすすめの工夫
15人の声に共通していたのは、「相手を尊重する小さな習慣」でした。逆に、よかれと思ってやりがちなことが、すれ違いの原因になることもあります。下の表で、ありがちなNGとおすすめの工夫を見比べてみましょう。
| やりがちなこと | おすすめの工夫 |
|---|---|
| 不満をため込んで一気に爆発させる | 小さなうちに穏やかな言葉で伝える |
| 相手の趣味を「興味ない」と否定する | 分からなくても、ひとこと感想を返す |
| 「言わなくても分かる」と期待する | 感謝や好意を言葉と行動で示す |
| 喧嘩を翌日に持ち越す | 挨拶やハグでその日のうちに切り替える |
| いつも一緒で息が詰まる | お互いの一人の時間を尊重し合う |
仲良し夫婦についてよくある質問
最近すれ違いが増えました。何から始めればいいですか?
まずは「二人だけで話す時間」を、短くてもつくることから始めてみましょう。寝る前の10分でも、休日の朝のコーヒー1杯でも構いません。子供や予定の話ではなく、その日に感じたことや「ありがとう」をひとこと伝えるだけでも、空気は少しずつ変わります。いきなり大きなイベントを企画する必要はありません。続けやすい小さな習慣から始めるのが、長続きのコツです。
共通の趣味がありません。それでも仲良くなれますか?
趣味が同じである必要はありません。先輩のなかにも、別々の趣味を持ちながら仲の良い夫婦がたくさんいました。大切なのは、相手の好きなことを否定せず、「楽しそうだね」と関心を向けること。たまに相手の趣味を少し手伝ったり、感想を伝えたりするだけで、相手は認められたとうれしくなります。むしろ違う趣味だからこそ、新しい話題が増えるという声もあります。
喧嘩が多くて疲れます。減らすコツはありますか?
喧嘩を完全になくそうとするより、「こじらせない仕組み」を持つのがおすすめです。たとえば「次の日に持ち越さない」「ヒートアップしたら少し離れて頭を冷やす」「どんなときも挨拶だけは続ける」など、自分たちのルールを決めておくと、ぶつかっても元に戻りやすくなります。お互いの親の悪口を言わない、という小さな約束も、無用な衝突を防いでくれます。
子育て中で二人の時間がまったく取れません。
まとまった時間が取れなくても大丈夫です。先輩たちも、子供が寝たあとの数十分や、買い出しのついでのカフェなど、生活の中のすきま時間を上手に使っていました。半年に1回でも二人で外食する予定を入れておくと、それが楽しみにもなります。完璧を目指さず、「今ある時間のなかでできること」を一つ見つけることから始めてみてください。
寝室は一緒と別、どちらがいいですか?
どちらが正解ということはなく、夫婦によって心地よい形は違います。一緒に寝ることで安心感やコミュニケーションが増える夫婦もいれば、あえて別にして、たまに一緒に寝ると新鮮に感じられる夫婦もいました。生活リズムや睡眠の質も関わるので、お互いが無理なく休める形を話し合って選ぶのがいちばんです。「こうあるべき」にとらわれず、自分たちに合うスタイルを見つけましょう。
まとめ
先輩15人のエピソードに共通していたのは、特別なテクニックではなく、「相手を尊重する小さな習慣の積み重ね」でした。共通の趣味を楽しむ、ほどよい距離感を保つ、二人だけの会話の時間をつくる、喧嘩を長引かせない、気持ちを言葉と行動で伝える。どれも、今日から取り入れられることばかりです。
大切なのは、すべてを完璧にこなすことではなく、自分たちに合うものを一つでも続けてみること。「ありがとう」をいつもより一回多く伝える、出かけるときにハグをする、月に1回デートの予定を入れる。そんな小さな一歩が、何年たっても「仲良しだね」と言われる夫婦への近道になります。



