寝かしつけはいつまで必要?に関する記事

『寝かしつけはいつまで?抱っこ卒業目安/一人寝のきっかけ』

「寝かしつけはいつまで必要?」と、肩こり/腰痛/腱鞘炎/偏頭痛に悩むママは、子供の寝かしつけに関するQ&Aを要チェック!

マーミーTOP  >  子育て  >  寝かしつけはいつまで?抱っこ卒業目安/一人寝のきっかけ

寝かしつけはいつまで?添い乳/抱っこ紐/おしゃぶり卒業目安

子供との一日の生活の終わりの「寝かしつけ」という仕事に、負担を感じているママは沢山いるのではないでしょうか?男性の就業時間が長い日本では、子供の寝かしつけの時間までにパパが帰宅していないことがよくあるため、寝かしつけをママが一人で頑張っている家庭が多いようです。

いつまで寝かしつけをする必要があるのかと思っているママも多いかと思います。今回は、寝かしつけの負担を少しでも減らせるような、子供の寝つきが良くなる工夫や寝かしつけの方法別のやめ時などをまとめました。子供の寝つきの良さには個人差がありますし、兄弟など家庭環境もそれぞれ異なります。子供の様子をよく見ながら少しずつひとりで寝られるようにできるとよいですね。

寝かしつけをいつまでするかは個人差がある

赤ちゃんが産まれてから3ヶ月間程度は、ミルクや授乳が終わるとそのまま寝てしまうことも多く、寝かしつけもそれほど大変ではないかと思われます。徐々に起きている時間が長くなってくる生後3ヶ月頃から、ママが意識的に夜の寝かしつけを始める家庭が多いようです。

赤ちゃんの頃からママと一緒に寝る習慣がついている子供にとって、一人で寝るということは、とても大きな冒険になります。「いつになったら寝かしつけをやめて、一人で寝かせようか」と考えるママも多いかと思います。寝かしつけは、いつまでにやめなければならないという決まりはありませんので、子供の様子を見ながら少しずつ自立するように働きかけてあげましょう。

一人で寝るようになったよくあるきっかけ

寝かしつけから解放されるタイミングとして、親が泣く子を無理やり一人にするのではなく、環境や周囲の影響から、子供が自主的に「一人で寝る!」と言うことが多いようです。子供はどのようなタイミングで「一人で寝る」と言い出すのでしょう?よくある4つの寝かしつけが終わったきっかけをご紹介します。

弟や妹が産まれた

ママが出産のために入院したのを機に、一人で寝られるようになるケースもあるようです。入院中「さすがお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね」「一人で寝られたね!」「弟や妹と遊んであげてね」などと言われると、子供って頑張りますよね。けれどその反動で、逆に赤ちゃん返りしてしまうこともあるようです。また、ママと一緒に寝なかった経験が、子供の自信になることもあります。

子供が自分から一人で寝ると言い出した

ある日突然、子供が「一人で寝る」と言い出して、寝かしつけから解放されることもあります。自分から言い出したものの、初めは不安でなかなか寝付けないこともあるようですが、「一人で大丈夫?」などとママが心配そうに声を掛けると、子供も不安になりますので、本人が何か言ってくるまでは見守ってあげましょう

幼稚園のお泊り保育をきっかけに

お泊り保育の時にスムーズに寝られるように、お泊り保育前に一人で寝る練習をする家庭もあるようです。また、お泊り保育でママが居なくても寝られたことが自信になって、園から帰宅した後に「一人で寝る!」と言い出し、家でも寝かしつけなしで寝られるようになることもあります。

友達が一人で寝るようになった

幼児期の子供は、入園すると徐々に自分ひとりの世界から、同じ年齢の子供へと興味がうつっていきます。そのため、個人差もありますが、お友達の影響は非常に大きいのです。友達が一人で寝ていることを知って、自分もやってみようと頑張る子供もいるようです。子供の自立を温かく見守ってあげましょう。

寝かしつけが楽になる6つの方法

部屋の電気を消したら子供がすぐに寝てくれるようなら寝かしつけもそれほど大変ではないかもしれませんね。寝て欲しいのに子供が中々でないという状況が毎日続くと、寝かしつけがママにとっても大きなストレスになってしまいます。
子供の寝つきが悪い場合は、生活習慣や寝る環境作りを工夫して、子供の寝つきがよくなるように改善していくとよいでしょう。

早寝早起き

早寝早起きは、子供の生活の基本です。出来るだけ子供が小さい段階で、早寝早起きの習慣をつけてあげましょう。生後3ヶ月を過ぎて授乳リズムが整ってくる頃から、徐々に規則正し生活を習慣づけられるとよいでしょう。

早寝早起きの生活リズムが子供の体内時計にセットされると、早寝早起きができるようになるだけでなく、お昼寝や食事等すべての生活リズムが整えやすくなります。また、免疫力も高まるため風邪をひきにくくなる等のメリットもあります。早寝早起きが出来ていないご家庭は、パパにも協力してもらって、少しずつ早寝早起きできるようにしてみましょう。

お昼寝は早めに切り上げる

まだ幼稚園に行っていない月齢の子の場合、昼食を済ませたらできるだけ早くお昼寝をさせるようにし、夕方までお昼寝していることのないようにしましょう。お昼寝から起きるのが夕方になってしまうと、どうしても夜の寝つきが悪くなってしまいますよ。

また、幼稚園で遊び疲れて、ママがご飯支度をしている頃にお昼寝をする子もいますよね。そのような場合は15~30分程度で起こしてあげましょう。園で風邪菌をもらって倦怠感があっても、子供はそれを親に伝えられないことが多く、お昼寝で体力を取り戻しているとも考えられます。「なんだか最近お昼寝するけど、疲れているのかな?」と感じたら、手洗いうがいや就寝時間を見直してみることも大切です!

食事やおやつは規則正しくとる

離乳食が進んで来たら、出来るだけ決まった時間に食事やおやつを食べさせるようにして、食事のリズムを整えてあげましょう。夕食を食べてすぐ寝かしつけようとしても、胃の中ではまだ消化活動が行われているので、なかなか寝つくことができません。少なくとも寝かしつけの2時間前までには夕食をすませるようにしましょう。

外遊びやお散歩の時間をとる

子供は疲れていると早く寝てくれます。気候の良い時期は、公園遊びを積極的に取り入れて、子供が昼間しっかりと体を動かせるようにしてあげましょう。まだ歩けない赤ちゃんは、ベビーカーでお散歩したり、お家のなかで自由にハイハイしたりできる時間をとってあげるとよいでしょう。子供が体を動かすのは、午前中が最適です。午前中にしっかり体を動かすと、昼食後のお昼寝の寝かしつけもスムーズにいく場合が多いようです。

入浴から就寝までの行動パターンを決める

入浴してから寝かしつけまでの行動パターンを決めると、子供も「もうすぐ寝る時間だ」ということがわかってきて、自然と早く寝てくれるようになることが多いようです。入浴後に絵本の読み聞かせをしたり、子守唄を歌ったり・ベビーマッサージをするなど習慣を決めて、子供が眠りやすいようにしてあげましょう。

また、人間は体温が上がっていると眠くなりにくく、体温が下がってくると眠くなります。入浴後すぐだと体が温まっていて眠りにくいため、入浴は就寝時間の2~3時間前には済ませておきましょう

寝る直前までのテレビ/ゲームはNG

テレビやゲームの明かりには、脳を覚醒させる作用があります。寝る直前までテレビを見せたりゲームをさせたりしていると、脳が興奮状態となり寝つきが悪くなったり、一度寝ても夜中に目が覚めてしまったりする原因になります。寝かしつけ前のテレビやゲームは避けましょう。

パパが仕事から帰り食事をしながらテレビを観ているため、子供が遅くまで一緒にテレビを観るというご家庭も少なくありませんよね。パパの気持ちもわかりますが、子供が寝るまでは我慢してもらいましょう。

寝る時の環境を整える

寝かしつけをしている時に、他の部屋の明かりやテレビの音などが漏れてくると、子供はどうしても気になってしまいますね。子供を寝かしつけている間は、家族にテレビを我慢してもらうなど、必要に応じて協力をお願いしましょう。

また、子供が寝ている部屋には、温湿度計を置いておくようにしましょう。寝室が子供にとって寝やすい温度や湿度になっているか、もう一度確認してみてください。子供に掛ける布団は分厚いものではなく、薄手の物を数枚用意して、温度によって枚数を調節してあげると温度調節が楽で子供も熟睡できますよ。

お気に入りのものを傍に置く

子供が安心して眠りにつけるように、お気に入りのぬいぐるみやオモチャ・タオルなどの入眠グッズを傍に置いて、寝かせるのも一つの方法です。ただし、オモチャやぬいぐるみを乳児の枕元に置いたり、口に入るような小さなものを置いたりするのは危険ですので避けてください。

寝かしつけにおんぶや抱っこ紐はいつまで?

子供が泣くことによる周囲への迷惑を考えて、大きくなってもおんぶ紐や抱っこ紐で寝かしつけているママは少なくありません。子供の体重によって個人差はありますが、2歳過ぎになってもおんぶ紐や抱っこ紐を使って寝かしつけていると、ママの負担が大きくなってしまいます。ひどい場合は、腱鞘炎や腰痛、肩こり、片頭痛が慢性化して、日常生活に影響がでることもありますので注意しましょう。

「子供が愛情不足と感じない?」と心配になるかもしれませんが、寝かしつけには他の方法もあります。むしろ、子供が元気な日中に遊んでもらえなかったり、体調不良でママの機嫌が悪くなったり、美味ししご飯を作ってもらえなくなると、本当に寂しく感じさせてしまいますので、「小さいうちは、ある程度泣くことは仕方がない」と割り切って、寝かしつけの対応をしましょう。

パパも寝かしつけができるのがベスト!

「寝かしつけ=ママ」の仕事というイメージがありますが、母乳が必要な添い乳以外の寝かしつけなら、パパでも可能なはずです。ママが寝かしつけを負担に感じているようなら、パパに寝かしつけをお願いしてみましょう。

寝かしつけがパパにも出来るようになると、ママも心理的に楽になり寝かしつけに対する心の余裕が出てくるかも知れません。子供の寝かしつけの大変さを夫婦で共有することは、産後クライシス予防にもとても効果的です。

こんな寝かしつけはいつまでOK?よくあるQ&A

子供が早く寝てくれる方法を見つけると、ついついその方法に頼ってしまいますね。その反面「いつまでもこの方法で寝かしつけしていて大丈夫なのかな?」と不安に思っているママもいるのではないでしょうか。
代表的な寝かしつけ方法について、いつごろまで出来るのかということをまとめました。

Q抱っこでの寝かしつけはいつまで?

子供の体重が軽いうちは、抱っこでの寝かしつけは早く寝てくれますし、楽かもしれません。しかし、体重がどんどん増えてくると寝つくまで抱っこし続けるのは、ママの体への負担も大きくなりますね。

子供はみんなママの抱っこが大好きです。ママが抱っこをしてくれるのであれば、いつまでも抱っこで寝たいと思っているかもしれません。けれど寝かしつけは毎日のことなので、抱っこはおんぶと同様に、ママが腰痛や腱鞘炎などになってしまうこともあります。

抱っこでの寝かしつけは、いつまでに止めないといけないということはありませんが、ママが「肉体的にしんどいな」と感じたら、抱っこでの寝かしつけを止める時期かもしれません

抱っこでの寝かしつけを止めると初めのうちは子供が寝つくまで泣くかもしれませんが、抱っこ以外で子供が早く寝られる方法を見つけてあげましょう。

Q添い乳での寝かしつけはいつまで?

添い乳は、ママも一緒に寝ている姿勢で授乳できるので、抱っこと違って体力的な負担は少なくなります。寒い冬などは、布団に入って暖かい状態で寝かしつけをできるので助かりますね。けれど、子供が添い乳に慣れてしまうと、「いつまでも卒乳できない」「離乳食が進みにくい」「添い乳でしか寝なくなった」「夜泣きをする」「母乳で虫歯になりやすくなる」等のリスクがあります。

1歳を過ぎた幼児への寝かしつけで添い乳をいつまでも続けていると、最終的にはイヤイヤ期と夜泣きがダブルで襲ってきて、昼も夜もママが苦労したり、虫歯になった我が子が泣き叫ぶのを、抑えつけて治療させなければならなかったりする等、親子で苦労することになりかねませんので、できるだけ早くやめましょう

Qおしゃぶりでの寝かしつけはいつまで?

子供におしゃぶりを使わせることについては賛否両論があり、使用を控えるママも多いようです。けれど、おしゃぶりは、ママと子供のストレス軽減や鼻呼吸の促進などのメリットもありますし、指しゃぶりよりは衛生的という一面もあります。

ただし、おしゃぶりは、歯並びが悪くなるという報告があるので、歯が生え揃う2歳以降では、寝かしつけ時のおしゃぶりの使用をやめた方がよいでしょう。2歳頃になると、子供もママが話すことをよく理解できるようになります。急に寝かしつけの時におしゃぶりを取り上げると、子供は混乱してしまいますので、「おしゃぶりそろそろやめようね?」とか「おしゃぶりは、◯◯まででおしまいね」などと、日頃から話をして、子供がおしゃぶりを止められるタイミングを見つけてあげましょう。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪