幼児の縄跳び遊び11選に関する記事

幼児の縄跳び遊び11!ロープへの苦手意識が出来るに変わる

幼児の縄跳び遊び11!ロープへの苦手意識が出来るに変わる

幼児の縄跳び遊びにおすすめの11種と遊びを通して前跳びに発展させる魔法の呪文、指導のポイントをわかりやすく解説。飛んで・跳ねて・腕を回す縄跳びは運動センスを磨くだけでなく、お友達と協力する豊かな心を育てる効果もあるので親子遊びに取り入れて。

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幼児がたのしくて夢中になる縄跳びをつかった遊び11選

幼児の縄跳びを使った楽しい遊び方を、室内で幼児が一人でも楽しめる遊び方から屋外でパパやママ、お友達とワイワイ楽しむ方法までまとめて紹介します。

縄跳びはでんぐり返しなどと共に幼児が楽しくて夢中になれる遊びの一つ。小学校の体育の授業などにも取り入れられているので苦手意識を持たずにすむように、幼児のうちから縄跳び遊びを通して慣れておきましょう。

ゾウさん

縄跳びでゾウさん遊びをする幼児

二つ折りにして結んでまとめた縄跳びを右手で握って鼻にあて、「ゾウさん」の歌のリズムで長い鼻のように揺らして歩くリズム遊びです。

子供にリズム感をつけておくと音楽やダンスだけでなく運動にも役立つので、今スポーツ界でも注目されています。

幼児は縄跳びをいきなり振り回し、ロープが体に当たって痛い思いをすることで、嫌いになってしまうことが多いもの。最初にロープに触れて慣れておくことで、苦手意識の克服に役立ちます。

へびさんにょろにょろ

子供用縄跳びのロープの片方の持ち手をもち、上下、左右に振って揺らして、「へびさんにょろにょろ~」と蛇の動きを真似した表現遊びです。

ロープの予想がつかない動きは幼児にとって興味を惹かれるもの。幼児が一人で縄跳びを揺らしてへびの動きを楽しむだけでなく、パパやママが揺らして「にょろにょろへびに捕まっちゃうよ~」と追いかけっこをしても楽しめます。

しっぽ取りゲーム

二つ折りにして結んでまとめた縄跳びの結び目をズボンのお尻に挟んで、しっぽに見立てたゲーム遊びです。お友達何人かと「しっぽ取りゲーム、スタート!」の合図で動き回り、しっぽを取り合って楽しく遊びましょう。

競技時間を30秒程度に決めておき、最後までしっぽをとられなかった子や、たくさんしっぽがとれた子に拍手をしてあげると、子供の「やった!」という達成感や「くやしいな、次は勝ちたい!」という競争心を養うことができますよ。

ズボンに持ち手をひっかけて縄跳びを長く伸ばして床で引きずり、足で踏みつけて取り合う、「しっぽ踏みゲーム」も盛り上がります。

電車ごっこ

縄跳びをロープのように使えば、子供の集団遊びの定番電車ごっこもできます。子供の人数にあわせて縄跳びをつなげて結んで輪を作り、中に入って「シュッ、シュッ、ポッポー!」と楽しく遊びましょう。

単純な遊びですが、何人かが協力して動かないといけないので、バランス力や協調性を鍛える効果も期待できます。子供の人数が多いなら、いくつか電車を作ってみんなで競争するのもおすすめです。

子供がお風呂やトイレに行きたがらない場合は、「ママと一緒に、トイレ駅に行きま~す!」と誘うと、遊びながら楽しく移動することもできますので、家庭でも試してみてください。

一本橋チャレンジ

縄跳びで一本橋チャレンジをして遊ぶ幼児

床に長く伸ばしておいた縄跳びを橋に見立ててその上から落ちないように歩く、幼児の体幹やバランス力を鍛える運動遊びです。

縄跳びをまっすぐに伸ばすだけでなく、くねくねと曲げて置いたり、何本かを連続してつなげたりして置くとバリエーションが増えて飽きません。

両足で縄跳びをまたいでロープに触らないようにガニ股で歩くなど、歩き方を変えてみるのもおすすめです。

一本橋ジャンプ

一本橋のように伸ばして置いた縄跳びを、足を揃えて左右に飛び越しながら進む、ジャンプ力を鍛える運動遊びです。

高さのあるロープを跳べない幼児や、動く縄跳びのタイミングが取れなくて跳べない子でも、気軽に下半身の筋肉を鍛えることができます。

お友達がいる場合は何本かの縄跳びを横に並べてみんなで競争するのも楽しいですし、慣れてきたら片足でケンケンしながら左右に跳ぶなど、幼児の発達にあわせて下半身強化に役立てましょう。

大波・小波

パパとママが1本の縄跳びを伸ばして持ったら上下に揺らして波を作り、子供がそれを飛び越して遊びます。

「大波~」といったら縄の振れを大きくし、「小波~」のときは小さくするなど、強弱をつけてドキドキ感をアップさせるのが子供を楽しませるコツです。

ママと子供が二人で遊ぶ場合は、立木や鉄棒のポールなどに縄跳びの片方を結んでもいいでしょう。縄跳びを揺らすことで、ママの二の腕の筋肉も鍛えられます。

いろはにこんぺいとう

パパとママが2本の縄跳びをそれぞれ両手に持って長く持ち、「いろはに、こんぺいとう~、上か下か真ん中か?」と歌いながら動かしてロープの高さや角度を変えてピンと張って止め、それを子供がロープに触れないようにくぐったり、飛び越したりして遊びます。

こんぺいとうの替わりに、「へのへのもへじ~」というフレーズが使われている地域もありますが、これも昔ながらの縄跳びの遊び方の一つ。

縄跳びの縄が止まる寸前に上・下・真ん中を選ばせて、縄の上を跳び越すか、縄の間を通り抜けるか、縄の下をくぐって通るかをルーレットのように決めると、さらに盛り上がります。

プロペラジャンプ

縄跳びの持ち手の片方を持って地面の上に長く伸ばして置き、子供を1メートルくらい離れて立たせたら、「プロペラ回りま~す」といいつつ地面すれすれでぐるぐる回して、子供に跳び越えさせて遊びましょう。

大人も体力のいる遊びですが子供には大うけ。回し方に緩急をつけるとより楽しめます。大人数の子供も一緒に楽しく遊べますが、ジャンプをしたときにぶつからないように間隔をとるよう配意して下さい。

10郵便屋さんの落し物

パパとママが縄跳びの両端を持ち、「郵便屋さんの、落とし物~」と大きく揺らすロープを、子供が連続して左右に跳び越えて遊びます。昔からある、縄跳びの定番の遊び方

縄跳び前跳びができる小学生の場合はそのまま続けて、「な~あに、葉書。1枚、2枚…」と大回しの連続ジャンプに移行しますが、幼児の場合はゆっくりと揺れるロープを跳びこすだけでも充分。動体視力と判断力を楽しく鍛えることができます。

11縄跳び「たまごめん」

縄跳びのたまごめんを作る幼児

ちょっとコツがいりますが、子供が夢中になって遊ぶ、縄跳びの「たまごめん」の作り方を知っていますか?

昔懐かしいインスタントラーメンについていた景品がもとで流行った縄跳びの遊び方ですが、最近は「ステッピー」という名称の同様のおもちゃも発売されていて、子供のジャンプ力やバランス感覚、持久力やリズム感を鍛える遊び道具として人気があります。

縄跳びを二つ折にして結び、輪になったほうに幼児の足が通る程度に余裕を持たせて調整します。これに片足首を通して立ち、足首のステップでクルッと回したロープをもう片方の足で飛び越して、フラフープのように回し続ける遊び方です。

30分で幼児が縄跳びを飛べるようになった遊び「パンツ履いて・シャツ脱いで」

「シャツ脱いで」の動作をする幼児を前から見た姿

縄跳びの前跳びの教え方に、タオルや新聞紙を使う方法など色々とありますが、今回は幼児でもわかる「パンツ履いて」「シャツ脱いで」といったコミカルな言葉と動作で、幼児に遊びながら前跳びをマスターさせていく指導方法を紹介します。

ステップ1縄跳びを短くして「跳ぶ」「回す」の動作を覚えさせる

「パンツ履いて」の動作をする幼児を前から見た姿

前跳びの動作は一見単純なようでも、ロープを回して跳ぶという二つの動作を一度にやらなくてはいけないので幼児には非常に複雑で、なかなかうまく跳ぶことができずにかんしゃくを起こしてしまいがちです。

本格的な縄跳び嫌いになる前に、「パンツ履いて」「シャツ脱いで」のリズムで段階を踏んで、上手に教えていきましょう。

「パンツ履いて」の声掛けでロープをまたぐ

「パンツ履いて」の動作をする幼児を横から見た姿

子供用の縄跳びを二つに折って短くしたら、端を両手で持って体の前に伸ばし、「パンツ履いて」の掛け声とともに右足で縄跳びを踏み越えて一歩進み、左足をひきつけます。これでロープが体の後ろに回ります。

シャツ脱いでの声掛けでロープを体の前に持って行く

「シャツ脱いで」の動作をする幼児を横から見た姿

縄跳びの両端を握ったまま、「シャツ脱いで」の掛け声で肩を回して、ロープを体の前にもっていきます。これで前跳びの1回分です。「パンツ履いて・シャツ脱いで」を連続して繰り返し、徐々にスピードアップしていきましょう

ステップ2正しい縄跳びの持ち方を教える

「跳ぶ」と「回す」の動作を覚えたら、次に縄跳びを長くしていきますが、このときにしっかり教えておきたいのが縄跳びの持ち方です。

間違った持ち方をしていると、スムーズに回すことができません。最初のうちはパパやママが持ち方を確認して、「しっぽ」の言葉で遊びに誘いながら、幼児のうちから正しい持ち方を教えてください。

  1. 身体の前で親指を上にしてグーを作ります
  2. 上から縄跳びの持ち手を、グーの中に押し込みます
  3. 縄を「しっぽ」に見立てて、両手で持ったときに親指のほうからしっぽが出ていればOK、小指からしっぽが出ているのは間違いだと教えましょう

ステップ3縄跳びを肩で回して飛びながら歩いてみる

幼児にとって縄跳びは「ピョンピョン跳ねて、楽しそう」というイメージが強いため、手に持つとすぐにその場でジャンプを始めようとしますが、縄が長いためそう簡単に思い通りには動かせません。

正しい縄跳びの持ち方を覚えたら、幼児の場合は一歩踏み出して前に進みながら、長いロープの扱いに慣れつつ「跳ぶ」と「回す」の動作を覚えさせましょう。

  1. 子供用縄跳びの端を両手で持って体の前に自然にたらす
  2. 「パンツ履いて」の掛け声とともに右足で縄跳びを踏み越えて一歩進み、左足をひきつけてロープをまたぎます。
  3. その場で「シャツ脱いで」の掛け声とともに肩を回してロープを身体の前にもっていきます。
  4. 2~3の動作を繰り返し、ゆっくりと前に進みながら、前跳びの感覚を覚えていきましょう。

ステップ4両足を揃えてジャンプ!「跳ぶ」「回す」の2つの動作を繋げる

幼児が長い縄跳びに慣れたら、今度は両足でジャンプする動作を覚えさせます。前にジャンプして進みながら、「跳ぶ」「回す」という2つの動作をつなげていきましょう。

幼児が連続して縄跳びで前跳びをしようとすると、イメージが先行してジャンプと同時に肩を回して縄を跳ね上げてしまい、上手く跳べずにかんしゃくを起こしてしまいがち。

前に飛んでジャンプで進むことで、連続して跳ぶのをおさえましょう。「跳んでからロープを回す」の動作をスムーズに一つに近づけることができます。

  1. 子供用縄跳びの端を両手で持って、体の前に自然にたらす。
  2. 「パンツ履いて」の掛け声で両足を揃えてジャンプをして縄跳びを踏み越えて一歩進み、「シャツ脱いで」の掛け声で肩を回して縄を身体の前にもってきます。
  3. 「パンツ履いて、シャツ脱いで」とつなげて声をかけ、テンポを良くして遊びに誘いながら2の動作を繰り返しましょう。
  4. 慣れてきたら徐々にスピードを上げていきます。ジャンプで移動する距離を決め、パパやママとどっちが早くジャンプでゴールするかを競うのもおすすめです。

ステップ5「プロペラ回して!」で縄を回す動作を教える

幼児が「パンツ履いて、シャツ脱いで」で動作をマスターしたら、その場で連続してジャンプをすることで縄跳びの前跳びが完成します。

ここまでは肩を大きく回すことでロープを動かしている子がほとんどですが、連続して前跳びをする場合は左右のウェスト付近に手を固定して、手首のスナップでロープを回さなくてはいけませんので、まずは縄を手首で回す動作を教えましょう。

  1. 子供用縄跳びを二つに折り、二つの持ち手を合わせて右手で握ります。
  2. 右手を腰の付近に持っていき、「プロペラを回して!」と声をかけながら、身体の側面で縄跳びをクルクルと回します。
  3. 左手でも同様に腰の付近で縄跳びを回します。
  4. ごっこ遊びで飛行機になったつもりで、幼児に縄を回す感覚やコツを覚えさせましょう。

ステップ6その場で連続ジャンプ!肩を動かさずに回す動作を覚える

遊びを通して幼児に縄跳びを教える最後のステップでは、縄を回す勢いをつけるために「パンツ履いて・シャツ脱いで」のリズムが逆になります。

最初はゆっくりとした動作で始め、徐々にスピードを上げて、連続の前跳びにつなげていきましょう。

  1. 子供用縄跳びのロープを身体の後ろに回し、両手を肩の高さで突き出します。
  2. 「シャツ脱いで」の掛け声とともに手首のスナップでロープを身体の前にまわし、「パンツ履いて」でその場でジャンプをして、縄跳びを跳び越えます。
  3. 最初はゆっくりと、慣れてきたら徐々にスピードアップして、連続した前跳びにつなげましょう。

ジャンプを繰り返そうと焦って、ロープを前ではなく、後ろに振り上げてしまう子もいます。これはロープを回す手の位置の固定がしっかりできておらず、「跳ばなくちゃ!」と気が焦って肩を大きく回してしまうから。

パパやママが横に立ち、子供の手の位置を腰の位置にその都度戻して、修正してあげるといいでしょう。

小さい子供がスムーズに前跳びができるようになるには時間がかかりますが、幼児の場合はあくまでも遊びを通して、楽しく学ばせることが大事です。

ノリノリで取り組んでいるうちにできるだけ褒めてモチベーションをあげ、飽きてきたら早めに切り上げるのが幼児に縄跳びの前跳びを指導するコツ。根気よく、時間をかけて指導をしていきましょう。

縄跳び遊びは幼児の運動能力を高めるのにもってこい!

縄跳びは前跳び一つとっても幼児の上半身、下半身の筋肉をまんべんなく鍛えることができますし、持久力を鍛えて運動センスを磨くなど、幼児の発達に最適な運動遊びです。

室内でも屋外でも、一人でも遊べますし、大人数のお友達とも協力して楽しむことができるのも魅力の一つ。

縄跳びで遊ぶことで自由な発想力や創造性なども鍛えることができますので、ぜひ「こうやって使うべき」という大人の固定観念を捨てて、幼児に好きに使わせて心身の発達に役立てましょう。

幼児の縄跳び遊びはルールを守らせて!不慮の事故を未然に防ごう

幼児にとって縄跳びは楽しい遊び道具ですが、ロープは幼児が思うようには動いてくれないので、事故や怪我には十分注意が必要です。

縄跳びを自分やお友達の首に巻いたり、手足に強く巻いて引っ張ったりしないことを約束させて、安全ルールを事前にしっかり教えて守らせましょう。

お友達と一緒に縄跳び遊びをする場合は、広い場所でお互いにぶつからないように配慮することも大事です。

公園の遊具事故なども服装が原因で起こりますが、幼児に縄跳び遊びをさせる場合も袖や裾が縄回しに邪魔にならない衣服を着せる、ジャンプしても足首に負担がかからないよう運動靴を履かせるなど、ママも幼児にとって安全な環境を整えてあげてください。

この記事を書いたライター
羽根田るみこ

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!