子供の効果的な起こし方とはに関する記事

『子供の起こし方のコツ5つ!自主的な早起きに効くポイント』

何度起こしても寝てしまう…そんな朝起きない子供の起こし方にお悩みのママは多いのでは?ここでは、子供の寝起きの悪い原因や目覚めを良くするおすすめのコツをお教えします。さらに、ママが起こさなくても一人で起きられるようになる習慣づける方法を紹介。

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起きない子供の起こし方!2~3歳から自主的な起床を促す方法

子供の起こし方に悩むママは少なくありません。2~3歳の入園前まではあまり困らないのでのんびりしていられますが、入園後や小学校入学後は早起きの生活習慣が見についていない子は大変です。

また、小学生になると子供の自我はさらに発達しますので、起こし方が悪いと目が覚めても布団からなかなか出てくれないことも。

子供を怒る起こし方が通用するのは思春期前まで。勉強が難しくなり通学に早起きが必要になる年齢までに自主的に起きられる子供に育てておかないと本当に大変ですので、子供が起きられない原因や自主的に。

子供の起こし方に親が苦労する4つの原因

子供の寝起きが悪いのは体質のせい?を思い込んではいませんか。実は、子供の寝起きが悪いのには、いくつか原因があるのです。

子供が朝起きない原因が分かれば、すっきり目覚める方法が見つかるかもしれません。子供に次の4つの習慣や疾患などがないか確認してみてください。

1寝不足または寝過ぎ

子供が朝起きられないのは、寝不足や寝過ぎが原因かもしれません。睡眠不足のせいで朝起きられないだけでなく、寝過ぎによる「だるい」「頭が痛い」などに症状によって起きられない場合もあるんです。

しっかり目覚めるためには、年齢に応じた適切な睡眠時間を取ることが重要です。次の年齢ごとの睡眠時間の目安を参考に、寝不足や寝過ぎには注意しましょう。は次の通りです。

年齢別の平均の睡眠時間

  • 1~3歳:13時間前後
  • 4~6歳:12時間前後
  • 6~12歳:10時間前後

2寝る直前までゲームやテレビに没頭している

寝る直前まで、ゲームやテレビの刺激にさらされていると、気持ちが高ぶってすぐには寝られません。特に、目からの光の刺激を受けることで脳が興奮状態になってしまうのです。

早く布団に入っても、なかなか寝付くことができなくて、ズルズルと遅くまで起きていることに。結果的に寝るのが遅くなって、朝起きられなくなってしまうのです。

3いびきや無呼吸による睡眠障害

子供のいびきや無呼吸状態は、睡眠中に酸素が十分吸えないことが原因で、血中の酸素濃度が低下して、睡眠の質が悪くなる睡眠障害を起こしている可能性があります。

そのような子は、たくさん寝ているように見えても、常に睡眠不足の状態が続いているのです。特に、アデノイド肥大や小児肥満などにより、喉が狭くなってしまうと、いびきや無呼吸につながるため注意が必要です。

4低血圧・貧血

低血圧や貧血の子供は、目覚めた時すぐに脳に酸素が行き届かないため、寝起きが悪いというよりも、むしろ朝起きることができない状態になりやすいといえます。

低血圧の場合は、血液を送るポンプ機能が弱いため、全身に血液が行き渡らない状態に。また、貧血になると、赤血球やヘモグロビが不足するため、全身に酸素が行き渡らない状態になるのです。

効果的な子供の起こし方5つ

いくら口やかましく言っても、子供が起きないのはなぜ?と、不思議に感じるママは多いのではないでしょうか。普通に起こしてもなかなか起きないという場合は、起こし方を工夫する必要があるのかもしれません。
なかなか起きない子供を短時間で起こすには、次のような起こし方が効果的です。

1カーテンを開けて部屋を明るくする

子供を起こすとき、カーテンを開けて部屋を明るくすると、自然な目覚めが促されます。太陽光を浴びることで、体を目覚めさせるセロトニンというホルモンが分泌されるのです。

お天気が悪いなど外が暗い場合は、白色系の照明をつけて部屋の中を明るくしても、似たような効果が得られます。

2アップテンポの音楽をかける

楽しい気分になるような、アップテンポの音楽を目覚まし代わりに使うのも効果的。毎朝、同じ音楽をかけることで、子供が朝だと認識しやすくなるのです。

タイマーなどをセットして、起きる時間の少し前から流し始めると、自然に近い形で目覚めさせることができますよ。

3優しく声をかける

子供を起こすときは、「おはよう、朝だよ!」と明るい口調で声かけをしましょう。なかなか起きない子供にガミガミ言いたくなりますが、感情的にならないように心がけるのがポイントです。

声をかけながら、子供がすっきり目覚められているか、起きるのがつらそうか等、目覚めの状態を毎日チェックするといいでしょう。

4素早く着替えをさせる

子供が目覚めたことを確認したら、まずは二度寝しないように体を起してあげる必要があります。できるだけ早めに着替えさせることで、目覚めが良くなりますよ。
無理矢理にならないように、「さぁ、着替えようね」と声を掛けながら着替えさせましょう。

5朝食に子供が好きなメニューを加える

眠い朝には、子供が好きな朝ごはんで目覚めを促すのも効果的です。好きなメニューがあると、子供は朝起きるのが楽しみになりますよ。

さらに、朝食を食べると血糖値が上がって目が覚めることから、朝食が出かける直前にならないよう、余裕を持って起こしましょう。

子供の起こし方が楽になる!寝起きを良くする5つの方法

子供がすっきり目覚めるためには、効果的に起こす以外に、日中や夜の過ごし方も大事です。普段から、子供の寝起きを意識して過ごすことを心がけましょう。
子供の寝起きをよくするためには、主に次のような方法があります。

1昼間は適度に体を動かす

昼間は、おうちで絵本を読んだりお絵かきをするなど静かに過ごす以外に、公園などで体を動かす遊びを意識的にさせると、適度に体が疲れて眠りにつきやすくなります。

ただし、昼間に興奮しすぎてしまうと眠れなくなることがあるので、ほどほどにしましょう。

2寝る3時間以前に食事を済ませる

良い睡眠のためには、晩ごはんを食べる時間にも配慮が必要です。寝る直前に食事を摂ると、消化不良をおこすほか睡眠の質の低下を招くため、少なくとも3時間前には済ませておきましょう。

また、寝ている時間帯は成長ホルモンの分泌が活発となるため、栄養バランスの取れた食事を心がけるのも忘れずに。

3お風呂に入って体を温める

ゆっくり湯船につかって適度に身体を温めることで、すぐに眠りにつけるほか、深い睡眠を得られやすくなります。また、ぬるめのお湯にしっかりと浸かると、血行が良くなる効果も期待できます。

ただし、寝る直前にお風呂に入ったり、体を温めすぎてしまったりすると、逆に眠れなくなってしまうため、寝る1時間前にはお風呂から出る必要があります。

4入眠前は照明を徐々に暗くする

寝る直前まで部屋の照明を煌々(こうこう)と付けていると、眠りにつきにくくなるため、お風呂から出たら徐々に照明を暗くして、寝る準備を始めるといいでしょう。特に、寝る前は暖色系の色の間接照明にするとリラックスできますよ。

反対に、ブルーライトは脳を刺激して眠りを妨げるため、寝る前にはゲームやスマホを見ないようにしましょう。

5眠りやすい環境作りを心がける

子供が心地よく眠れる騒音のない環境を作ってあげましょう。テレビの音が大きすぎる、話し声が大きいなど、周囲の音が気になって眠れない場合があります。

また、清潔な寝具を用意し、室温を整えることも大事です。布団を掛けすぎると、暑さで夜中に何度も目覚めてしまう場合があるので注意しましょう。

子供を一人で起きられる子に育てるコツ!起こし方だけでなくしつけも大切

子供の寝起きがよくなったら、次に、子供が自分で起きられるようになることを目指しましょう。朝の忙しい時間帯に、子供が自分で起きてくれたらママは大助かりですよね。

子供が一人で起きるためには、自立心を植えつける必要があります。次のような習慣を付けさせ、一人で起きられるようにしましょう。

生活のリズムを整える

食事や勉強、遊び、入浴など、1日を規則正しいスケジュールで過ごすことで、生活リズムが整い自然と起きられるようになります。

早寝早起きではなく早起き早寝の方が効果的なので、まずは早めに起こすことから始めてみましょう。

できることは自分でさせる

身の回りのことを何でもお母さんがやってしまうと、全てがお母さん頼りになってしまうため、朝も起きられなくなってしまいます。子供がモタモタしていると手伝いたくなりますが、あえて自分でさせましょう。

脱いだ靴を揃える、遊んだおもちゃを片づけるなど、年齢に応じてできることを自分でさせることから始めるのが、自立心を育てるコツです。

翌日の準備は前日に終わらせるように教える

朝になってバタバタしないように、明日の準備は前日に全て終わらせると、朝の時間に余裕が出ます。学校に持って行くものや着ていく服の準備など、やることを決めておきましょう。

あくまでも親に言われてするのではなく、自主的に行うことが自立への第一歩なのです。

小学校入学後は目覚まし時計で起きる習慣を身につけさせる

いつまでもお母さんに起こしてもらうのではなく、ある程度の年齢になったら、目覚まし時計やアラームで起きられる習慣をつけておく必要があります。また、寝る前に、忘れずに目覚ましをセットすることも大切です。

特に、小学校入学は自立心が芽生えるよい機会です。目覚まし時計をプレゼントして、自分で起きるきっかけを作りましょう。
ここでは、おすすめの4つの目覚まし時計をご紹介します。

セイコークロック 知育時計

セイコークロック株式会社

時計の一流メーカーのセイコーが開発した知育時計。

秒針がスムーズに動くスイープタイプのため、カチカチという音で眠りを妨げることがありません。

時間表示が大きく読みやすいので、初めての目覚まし時計にぴったりです。

http://www.seiko-clock.co.jp

くもん スタディめざまし

株式会社くもん出版

針の色と同じ数字を読むと時間が分かるように工夫されているので、時計の読み方が自然と身につきます。

「くろくまくんのとけいえほん」と一緒に購入すると、楽しみながら時計の見方を学ぶことができます。

https://www.amazon.co.jp

ベルマン アラームクロック クラシック

株式会社自立コム

子供でも操作しやすいシンプルなデジタル式目覚まし時計です。

大音量と振動によって、目覚めの悪い子でも一人で起きることができるでしょう。

http://www.jiritsu.com

リズム時計 アビスコR479

リズム時計工業株式会社

ころんとした形と、スワロフスキーの飾りがかわいらしい目覚まし時計です。

電子音では目覚めないという子供におすすめの、大きなベルの音が特徴です。

子供が起きられないのは起こし方やしつけのせいではなく病気かも?

子供の起こし方が正しくても起きられない場合、単に目覚めが悪くて起きないのではなく、睡眠障害が疑われます。気になる場合は、かかりつけの小児科医に相談してみるといいでしょう。
特に、子供におきやすい睡眠障害として次の3つがあげられます。

起立性調節障害(OD)

起立性調節障害とは、自律神経のバランスが崩れることによって血流の調節が上手くいかなくなる病気です。血圧が低下することで、「朝起きられない」「めまいがする」「疲れやすい」などの症状が現れます。

起立性調節障害と診断された場合、水分補給、朝日を浴びる等の行動療法や、血圧を上げる昇圧剤による薬物治療が行われます。

睡眠不足症候群(ISS)

睡眠不足症候群とは、睡眠時間の不足によってさまざまな症状が現れることをいいます。喘息・アトピー・アレルギー性鼻炎・睡眠時無呼吸症候群などの、持病の発作による睡眠時間の不足が主な原因です。
目覚めが悪いほか、日中激しい眠気に襲われる、集中力の低下、イライラ等の症状がみられます。

睡眠相後退症候群(DSPS)

睡眠相後退症候群とは、慢性的な睡眠不足によって日中の活動量が低下することをいいます。入眠時間がずれることで昼夜が逆転したり、入眠時間がバラバラになることで登園や登校が困難になる子も。

勉強に集中できなくなることで、うつ状態や不登校になるケースもあるため、小さいころから生活リズムを整えることが大切です。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪