子供の成長を阻む!?カーリングペアレントの子育て失敗体験談
冬季オリンピック前後に注目度がアップするカーリング。丸いストーンを滑らせ、選手がブラシを掃いてストーンの動きをコントロールし、円の中心に集めて得点を競うウインタースポーツですが、スウェーデンやフィンランドではカーリングのように先回りして子供の障害物を排除してしまう親を「カーリングペアレント」と呼んでいます。
こちらではカーリングペアレントが阻む子供の成長、カーリングペアレントの心理、カーリングペアレントの特徴、カーリングペアレントの子育て失敗体験談、経験値とリカバリーについてご紹介します。
カーリングペアレントが阻む子供の成長
人間は生まれたばかりの赤ちゃんの頃から、失敗しながら頭や心で生き方を少しずつ学習していきますが、失敗は経験値として生きる糧になり、様々な技能を身につけさせ、やがて先の見通しにも役立つようになります。
「鴨居の上の垂れ壁に頭をぶつけることが多かったおんぶで育った赤ちゃんが、成長と共におんぶされたままの状態で垂れ壁を除けられるようになり、頭をぶつけることがなくなった」という実話を聞いて驚いたことがありますが、まだ小さな乳幼児ですら、日々失敗や不快な思いから何かを学習しているのです。
ところがカーリングペアレントによって先回りして障害物を取り除かれた子供達は、幼いころから失敗の経験が乏しいばかりか、失敗を回避する方法を考える必要すらなくなるため、自分の人生を主体的に生きられない、成長過程で身につく能力を身につけられない、といった親によって成長を阻まれた様子が将来的に見られる傾向があります。
- 自分の身の回りのことができない
- 自立できない
- 失敗を受け入れられない
- 自信がない
- 傷つきやすい
- すぐに自分を責める
- 自主的に行動しない
- 自分の人生への興味感心が希薄
- 何ごとにもやる気がない
- すぐに無理だと決めつけてチャレンジしない
カーリングペアレントの心理
意図せずカーリングペアレントになってしまった親に、子供の成長を阻む気持ちなど微塵もありません。基本的には次のような心理、親心が働いているだけなのです。
- 成功させてあげたい
- 喜びを味わって欲しい
- 子供の喜ぶ顔が見たい
- 子供には辛い思いをさせたくない
本当に子供のため?自分自身のため?
ただし中には子供のためを思っているようで、実は親自身が子供の失敗を受け入れられない、あるいは「この子には耐えられない」と決めつけている、親自身が辛いので子供が失敗する姿を見たくないという心理が働き、子供のためと言って障害物を取り除いてしまうこともあります。
己の行為がまさか子供の成長を阻んでいるとはつゆほども思わず、子供のためと思い込んでいる分、子供にとっては頭の痛いカーリングペアレント。子供に何かあるとすぐに飛んでいくヘリコプターペアレントと同様に「毒親」「モンスターペアレント」と子供が感じることもありますので、まずは自覚することが大切です。
カーリングペアレントの特徴
「もしかして私もカーリングペアレントかも!?」と思っているママさん、そしてパパさん。あなたはいくつ当てはまるでしょう。
- 家事やお手伝いを全くさせない
- 何でも失敗しないように口出しや手出しする
- 子供の課題と親の課題の区別がついていない
- 子供が失敗するとイライラする
- 子供の代わりに説明する
- 子供の宿題や学校の準備をしてしまう
- 子供の忘れ物を届けている
- 子供の課題を代わりにするのが愛情と思っている
- 優しくしてさえいればいい子に育つと思っている
- 通常の生き方から逸れるのは失敗だと思っている
これらは全てカーリングペアレントの特徴ですので、1つでも当てはまれば子供への接し方に注意が必要です。
ただし学校や幼稚園の宿題や準備に関しては、先生から「届けて下さい」と電話がかかってきたり、失敗が多いと個人面談などで「手を貸してあげて下さい」と言われたりすることもあるため、親としては悩みどころ。失敗させることが周囲の迷惑となる可能性はありますが、忘れ物はあくまでも親ではなく子供の課題です。
親は忘れ物が先生や周囲への迷惑行為となっているレベルかを確認するとともに、まずは子供を怒ったり注意したりせず、改善したいと思っているけれどやる気が起こらない、あるいは努力しているけれど失敗しているだけなのか、それとも改善する必要性を理解できないのか、子供の本心を聞き出してみましょう。
その上で改善する必要性を感じていない場合は、「あなたの忘れ物で授業が遅れて先生が困っている」などと、生活習慣を見直す必要性に関する具体的な理由を明確に伝え、しっかりと話し合いましょう。
子供が必要性を理解して自主的に改善したいと思っているのに上手くいかずに困っている場合は、頭ごなしに怒ったり指示したりせず、「帰ってからすぐと寝る前のどちらが忘れ物をしにくいかなぁ?」と自分で選ばせ、新しいやり方を試せるように提案するなど、自主的に問題を解決できるようにサポートしましょう。
カーリングペアレントの子育て失敗体験談
10人のカーリングペアレントによる子育て失敗体験談です。4~15歳の子供を子育て中のママが本音を語ってくれていますので、「自分もやっている」と体験談から気づくこともあるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
自主性の面で子育てに失敗
現在15歳で中学3年生の女の子がいます。私にとっての人生の成功とは、要領よく生きることです。そんな観点からも、私は子供が小さい頃から子供をコントロールしてようとしてしまうことがあり、本人の意思よりも私自身の都合を優先して子育てしてきてしまったと思います。まさにカーリングペアレントです。
このせいで子供は自主性に欠け、何でもすぐに人を頼ってしまう傾向があり、特にこの点で子育てに失敗したなと感じています。
例えば子供が小さい頃には時間がないという理由で外出の際は私が靴を履かせたり、着替えもお風呂で身体を洗うのも、他の子供が自分でするような年齢になっても全部私が行ったりしていました。
子供はどちらかというと自分に自信がなく、ありのままの自分を好きになれないと感じることがあるようです。カーリングペアレントである私自身も、自分のことを好きになれないし、自信がありません。
私は子供に過度に期待してしまうところがあり、失敗するところを見るのはとても辛いし受け入れがたいです。子供の成功は親次第だと思っているわけではありませんが、本音を言うと成功する子供しか受け入れたくないと思ってしまっている自分がいます。
お子さんのことを何でも先回りしてお膳立てしてしまう方、将来きっと今の私のように後悔する日が来るかもしれません。お子さんの自主性を尊重することも大切にしてあげてくだい。
自分で自分の事を決められない子に育ちました
今、うちの子は12歳になりました。私はなんでも子どものためと思い、先回りして色々なことをやってあげていました。今思うと反省点ばかりです。うちの子が産まれてからずっとそのような生活をしていましたので、自分のことを自分で決められません。子育てを失敗したと思いました。
何でもしてあげたくて、喜ぶ顔を見たくて、子どもに言われる前に必要だろう文房具を買ってきてあげたりしていました。子どもは自分のことを好きだと思いますが、自分に自信がありません。私はそのような子育てをしている自分が好きではありませんし、自分にも自信がありません。
子どもが失敗する姿を見守るのはとても辛く、代わってあげたいと思ってしまいます。子どもの成功する姿を見たいですし、成功する子どもの姿しか受け入れられないようなところがあります。子どもの成功って本当は本人次第なのに、親の頑張り次第と思っている自分がいます。でも今は、私にとって子どもが自分でいろいろと決めていき、自分の力で歩みだしたときが人生の成功だと思います。
私のようにカーリングペアレントの親御さん、ついつい子供に手を出し、先回りして何でもやってあげようと思ってしまいますが、子どもが自分で決めることができず、何でも親を頼ってしまうところに苦しさ、つらさを覚えていると思います。何でも子どもに手を出さず、私も含め、一歩下がって黙って子どもを見守るよう心掛けることが大事だと思います。
自分で考えて動かなくなってしまいました
11歳の子供がいます。私は何でも完璧にしないと済まない性格なので、カーリングペアレントだと思います。その上で子供にも完璧さを求めてしまったのが子育ての失敗だと思います。子供が学校で忘れ物が多いので準備をしてあげたら、子供が自分で学校の準備をしなくなってしまいました。
子供は自分自身を好きだと思えないし自信がないと思います。私自身は今の自分をあまり好きではないし自信はないです。子供が何かで失敗すると、やはり「なぜ?」と思ってしまいます。本音では成功した子供をすごく誉めてしまっている自分がいます。
子供の成功は子供自身の努力が不可欠だと思います。子供のことを何でもやってあげてしまうと、挫折を知らない弱い精神を持った子供になってしまうので、ある程度は見守りチャレンジさせることが大事です。
親の決めたことしかできなくなってしまった
子供は9才の小学3年です。私は子供の頃、親が何でもしてくれたのでそれが当たり前と思って自分から行動を起こすことがあまりありませんでした。なので、自分で何をするか決めることが苦手です。子育てでも自分が育ってきたように何でもやってあげていたので、子供は学校でも自分で考えて決めることができなくなってしまい、通知表に「自分で考えましょう」と書かれてしまいました。
子供の友達が家に遊びにきた時に相手の言いなりになっていたのを見て、私は「これで遊んだら?」などと口を出していました。冷静に考えたらカーリングペアレントだなと思いました。
子供はよくイライラすることがあるので、そんな自分がいやなのかなと思います。自信がないとよく言っています。私もお膳立てしてしまう自分が嫌で仕方ありません。自分に自信を持ったことはありません。
子供が失敗するのを見るのがイヤで、成功している子供が大好きです。子供の成功は親次第ということもありますが、子供の努力も大切かなと思いますし、子供が何でも自分でできるようになれば私の人生は成功だなと思います。
いつか子供が一人で何でもできなくてはいけないときがきます。今はカーリングペアレントでもいいかもしれませんが、そのときは子供を信じることが大切です。
内気で失敗を恐れる不安が強い子になってしまいました
現在、年長と3歳の男の子2人を育てています。カーリングペアレントという言葉を最近知り、まさに私がこれだったということに気づきました。例えばお友達とトラブルになると息子が困るだろうと思い、公園で順番を代わってくれない子に私が「代わってあげて」と頼んだり、息子がお友達を叩いてしまった時は私が謝ったり、お風呂ではいつも私が洗ってあげていました。
息子の幼稚園のお友達は活発で、自分から意見をどんどん言ったり、大人に手助けされなくても自分たちだけで話し合ったりします。その様子を見て「どうしてうちの息子はできないんだろう」とイライラしていました。
息子は内気で自分の意見を言うことができません。幼稚園で鉄棒や跳び箱などをするときも、「できなかったら嫌だから」と挑戦することもできません。何かするときに、まず「失敗したらどうしよう」と不安に思うようです。私は今までの子育てが間違っていたと思いました。
何でもできる息子が良かったのだと思います。みんなから「〇〇くんすごいね」と言われたかったのです。でも、みんなからすごいねと言われる子は、何でも自分でしていて、何度も失敗してそこから学んで強くなっていたことに気づきました。
子育てというのは何でもしてあげるのではなく、子供が自立できるように見守るものだと今では思います。親は結果ではなく頑張って立ち向かっている子供の姿を見守ってあげてほしいと思います。
指示がないとどう動いていいかわからない子供になった
現在7歳になる子供がいます。私はこの子が小さい時からとても厳しく育てていて、少しでも人の迷惑になりそうな場面では、先回りして子供が悪さをしないように粗相をしないようにと気を立て過ぎ、親が先に手をつくしてしまう子育てをしてきました。
それによって小学校一年生の息子は指示には的確に従えるけれど、自分の自由な発想で課題をする時などに固まってしまい、具体的な指示がないと自信をなくしてしまう性格になってしまいました。
例えば夏休みの課題の絵日記などは、具体的に私が細かく絵の描写を指示しないと一向に描けません。子供はありのままの自分には価値がないと思う傾向もあり、自分が失敗することを過度に気にすることがあり、自分に自信がありません。
子供が失敗するのはやはり辛いですが、失敗から得るものはそれ以上に大きいと最近ようやく思えるようになりました。昔は成功する子供だけを見たいと心のどこかで思っていたかもしれません。けれど子供の成功は親の影響も多々あると思いますが、一概にそれだけとも言えないと思います。
このようなつい過保護に手を出してしまう親である私にとっての人生の成功は、もう手遅れかもしれないですが子供が子供らしく自分に自信をもって生きていけるような育て方をすることです。今からでも自己肯定感を養っていってあげたいと思います。かわいいお子さんのためには失敗してでも自分の力で何事もやらせてみる冒険も時には大切です。
どんなアドバイスも聞いてくれなくなってしまった
私は7歳の娘のママです。カーリングペアレントだなと感じ、後悔中です。初めての子育てで色々と心配で、何でも先回りして手伝ったり注意したりして、子供が失敗しないようにと頑張っていました。結果、娘は自分で考える姿勢と失敗しても良いという気持ちが、非常に弱い子供になってしまいました。
たとえば朝の支度でのこと。娘は朝の忙しい時間でもマイペースに食事や身支度をしますが、私は「〇時までに〇〇をしないと、間に合わなくなる!」と思ってしまい、「お洋服を選んで、着替えて」「給食セットは用意したの?」などなど、子供が自分で動く前にガンガン指示をしてしまうため、アドバイスを聞いてくれなくなりました。
娘はありのままの自分が好きだと思いますが、私の注意が多いためか、出来ない子と思って自信が持てない部分があるようです。私自身はありのままの自分はあまり好きではなく、自信もないです。
娘が失敗するのを見るのはやはりつらいのですが、成功している娘でないと受け入れられないなんてことはありません。子供の成功は親の影響も大きいと思っています。私にとって人生の成功とは、ありのままの自分を受け入れ、自分に自信を持って生きることです。
子供が心配で色々と先回りして口出ししてしまう気持ちはとってもわかります。けれど、やりすぎると子供のやる気や自信がそがれてしまうことがあります。言いたいことは半分くらいにして、その子のことを見守ってあげる勇気が必要です。
何でも親任せの子供に育ってしまった
子供は中学1年生になります。今まで子供の身の回りのことは全て私の仕事だと思いやってきました。お風呂に一緒に入って身体を洗ってあげたり、朝起こしたり、学校のテスト勉強まで一緒にしたりしていました。
ですが中学生になって「さすがに自分でさせないと」と思い、なるべく私がしないようにしてみたのですが、朝は起こさない限り起きてこないし、困ったらすぐに私を呼びます。自分で解決する能力がほとんどないのです。
今までは私の力を借りながら生活していたのであまり実感はなかったようですが、自分にできることがあまりないことに気づいたのか、以前より自信もなくしてしまっているようです。
小さい頃から子供が失敗すると自分が辛くなるので、つい手を貸してあげていました。自分が思った通りにできないと苛立ったりしていました。うまくいった時だけ褒めていたように感じます。私自身も自信がなかったのです。
人生の成功とはどんな困難も自分自身の力で乗り越えることだと思います。その力をつけられるかは親次第です。今手をかけ過ぎているなと少しでも思っているなら、我が子の幸せのために少しずつでも手を離してあげて下さい。
失敗から立ち直れない子に育ちました。
最近カーリングペアレントという言葉を知り、ドキッとしました。11歳の娘は3歳からピアノを習い、毎日練習を欠かさずみるみる上達していきました。自宅での練習では私が毎日指示して過干渉に口を出してきました。その甲斐もあってか、娘がコンクールに出場する度に受賞し、キャリアを重ねていきました。そんな娘を私は誇らしく思い、自分の事も優秀な子供を育てられる良い母親だと自信がありました。
娘は自主性があまりなく学校でも何かを決める時は余ったもので良いと言い、自信はあるけれど失敗を極度に嫌うところがありましたが、それも個性だし人に迷惑はかけないので気にしない事にしました。
ところが去年、ピアノのコンクールで賞が取れなかった時、今までにないくらい娘は落胆し、ピアノを弾かなくなってしまいました。丁度その時カーリングペアレントという言葉を知りました。まさに自分だと思いました。
ピアノも勉強も先回りしてきました。失敗することを見守るのは辛く、成功する子供しか受け入れられなかったのです。確かに子供の成功は親の助けも必要ですが、過度の場合は子供の心を折ってしまうと気が付きました。
私にとって人生の成功とは娘を立派な大人に育てる事です。だからこそ子供のことを何でも先回りしてお膳立てしていると大人になった時に心が弱々しい人になるので、今は辛くて難しいけれど、先回りせずに子供の失敗に向き合うと思っています。
いつも私の顔を見る娘
長女は今4歳です。私は娘に失敗させないよう、いつも先回りして「こうしてね、これは気をつけてね」と頻繁に言ってしまうところから、カーリングペアレントだと思いました。幼稚園に入園して徐々に離れていく年齢であるはずなのに全く離れられず、いつも私の顔を見て私を頼ろうとする娘を見ると、私の育て方が失敗だったのではと思います。
具体的には友だちとトラブルにならないよう「友だちにはこう言うんだよ」と言ったり、新しいおもちゃで遊ぶ時も初めから「こう遊ぶんだよ」と言ったりしてしまいます。そのため子どもは自分にあまり自信がなく、私に確認してから何でもやりがちです。私も初めての子育てということもあり自信がなく、こう言わなければよかったと後悔したりしています。
成功する子どもしか受け入れられない訳ではないのですが、やはり子どもが失敗するのを見るのはツラくて、子どもの成功は親次第とも思うため、つい言ってしまいます。人生の成功は不自由ない暮らしだと思いますが、自分自身がやりたいことをやれることも大事だと思います。
親としていずれは独り立ちする子どものために、何でも先回りしてお膳立てすることは子どもにとって良いのかどうかを考えながら言ってもらいたいと思います。
子育てにもXP(経験値)が重要です
子供がゲームをするご家庭では馴染みのあるXP(経験値)というゲーム用語。子育てにおいても重要であることに気づいていますか?
失敗させないサポートをするのが愛情と思い込んでいる、あるいは失敗する子供を受け入れられないカーリングペアレントは、子供のXPを増やさずに子育てをしがちです。
けれどXPを増やさないということは成長しないということ。子育てにおいてXPを増やすことは、とても重要なポイントの一つなのです。
過ぎたるは及ばざるがごとし
子供がつまずきそうになったら手を差し伸べたくなるのが親心ですが、何ごともやり過ぎれば不足しているのと同じで、サポートのはずが子供への弊害となってしまいます。「助けて!」と子供が言ってくるまでは、危険がない限り暖かく見守りましょう。
また自信を持たせるために何でも受け入れるのではなく、本当にダメなことに関してはダメと毅然とした態度で伝えて受け入れず、その行いは本当に失敗であると空気で子供に実感させることも必要です。
例えば、イヤイヤ期の駄々への対応。約束を守れず「買って~」と駄々をこねても、「1つしか買わない約束だよね」と親が受け入れなければ、子供は次第に駄々をこねても意味がないことや約束を守ることの大切さを学んでいくことができます。
子育てには優しさと厳しさのどちらも必要。失敗を自らリカバリーする経験値をアップさせ、自信を持って主体的に生きていける子に育ててあげましょう。
落ち込むエネルギーをリカバリーに使おう
「私、カーリングペアレントだった」と思ったあなた、落ち込んでも良いことは何もありません!落ち込んでも子供の成長に必要だった時間は戻せません!さらに親が失敗に落ち込む姿を見て、失敗したら落ち込むだけというネガティブな生き方を子供が学んでしまう恐れだってあるのです。
大切なのは失敗をリカバリーすること!親が懸命にリカバリーする姿から「失敗したってリカバリーすればいいんだよ」と、親の背を見て子供が学べるようにしてあげるのです。落ち込むよりずっと困難で勇気の必要なことですが、子供の人生にとても役立つ贈り物になりますので、ポジティブに取り組んでいきましょう。