やる気の出し方を変えて子供のモチベーションをUP!効果的な方法
勉強にしても習い事にしても、子供に真剣に取り組ませるためにはっぱをかけるというやる気の出し方は、親にとって定番の方法です。
けれど大人も同じですが、子供も口うるさく言われてやるよりも、自分からやる気を出してした方が自分のためになりますし、効果も大きく違ってきます。
親としては心配なあまり口うるさく言ってしまうのですが、はっぱをかけるやる気の出し方が逆効果となっている場合は、声かけの方法などを変えてモチベーションUPにつなげることが大切です。
親が「やらせる」のはもうやめよう!自分から取り組む6つのやる気の出し方
親はとかく周囲の目や効果を気にしがちなため、子供がのんびりしていると「自分がやらせなければ」と意気込んでしまいます。けれど子供にとって自己肯定感や達成感に繋がるのは、自ら決めて自ら取り組んだ時です。
それが難しいから親がやらせようとするのですが、その時子供を待てなかったツケは後で大きくなって返ってきます。ですから親が主導するやる気の出し方を見直し、子供の内側から湧きだすやる気の出し方に切り替えることが大切なのです。
1 褒めて伸ばす
やる気の出し方のコツは褒めることです。子供のタイプにもよりますが、基本的に子供は褒めてあげたほうがやる気にもつながるし伸びるでしょう。具体的に褒めてあげることが大切です。
「この問題が解けたの!すごいね」とか、「ボールを投げるの上手だね!」など褒めて伸ばしたいものがあるときは、具体的にどこがすごいのかを指摘しながら褒めてあげることで、子供はもっと他のことも褒めてもらいたいという気持ちからやる気が出るのです。
2 失敗しても責めない
子供が何かに失敗した時、「頑張っていないから」と否定してしまうと、子供のやる気を失わせてしまいます。
失敗は成功のもとですから、子供が何かに挑戦して失敗してしまった時、続けていれば成功につながるということを伝え、励ましてあげることが大切でしょう。
何かに失敗した時の親の反応によって、子供が挑戦することを恐れるようになってしまうこともあるでしょう。失敗した時こそ、励ましてあげるようにしましょう。
3 認めてあげる
子供のやる気の出し方のコツとして、親が見過ごしてしまいそうなことが、その頑張りを認めてあげることです。ただ褒めるのではなく、きちんと評価して認めてあげる。
親がきちんと子供を見ているという証拠ですし、子供だって自分をちゃんと見てくれていると感じることでさらにやる気が出るものなのです。
4 目標を自分で決めさせる
子供のやる気の出し方のコツとして、目標を自分で決めさせることが大切です。人に言われて行うことは、自分がやりたいと思ったことではない分、やる気が沸きません。しかし、自分で決めた目標に向かって行うことは人に言われてやることと意味が違います。
自分で決めた目標だからこそ、達成したいという気持ちが起きるのです。まずは達成できる範囲からで構いません。子供のやる気を出させることがポイントなのです。
5 自分の子供時代と比べて褒める
子供は今の自分と、両親の子供時代とを比べたがります。親が自分と同じぐらいの年齢の時と比べて、自分のほうが勝っていると分かると、俄然やる気を出します。
不本意かもしれませんが、「ママの子供のときよりすごい!」とか「ママが子供のときは、こんなこと出来なかったな~」なんて褒め方をすると、子供は得意になってさらに上に行こうというやる気が起きるものなのです。
6 自分の頭で考えさせる
子供には自分の頭で考えさせることが大切です。親に言われて「やらされている」ならば、やる気なんて起きないでしょう。
自分の頭で考えて、やりたいと思ったからこそやる気が出るのです。やる気の出し方にコツがあるとすれば、子供自身が自分の頭で考えて出した答えに、今のままで、それが達成できるのかを考えさせることです。
子供自身が「やりたい」と思う気持ちを作ってあげることが大切
「子供がやる気を出さない」と嘆く前に、子供が「やりたい!」と思えるような環境を作ってあげることが大切です。
うまく子供の気分を乗せるために、頑張っていることは認めてあげる。褒めてあげる。そうすることで、子供はより頑張ろうという気持ちを持つものなのです。
競争心を持ってもらうにはどうしたらいい?
負けず嫌いな子もいれば、そうでない子もいます。競争心をあおるために、他の子と比較してしまう親もいるでしょう。「あの子はあんなに上手にできているよ」「〇〇ちゃんに負けるよ」などと、他の子と比較することは、やる気を失わせてしまったり、「どうせ私なんて」と卑屈にさせてしまったりする可能性があります。
「負けたくない!」と思ってやってもらいたい…その気持ちはわかりますが、悪影響となる可能性があるので、他の子と比べないようにしましょう。
誰かと比べるのではなく、その子自身で比較して、「この前よりも上手になった」というように、その子の努力を認めてあげることが大切です。