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子供のやる気を引き出す6つの方法:親の「やらせる」を手放す声かけのコツ

子供のやる気を引き出す6つの方法:親の「やらせる」を手放す声かけのコツ

子供のやる気は、「やらせる」より「やりたくなる」関わりで育ちます。この記事では、結果よりプロセスを褒める、失敗を責めない、目標を自分で決めさせるなど、今日から実践できる6つの声かけのコツを解説。年齢に合わせた関わり方、やりがちなNG声かけ、ごほうびとの付き合い方、よくある質問までまとめました。

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子供のやる気の出し方 自分から取り組む力を引き出す親の声かけのコツ

毎日の宿題やピアノの練習に、「早くやりなさい!」とはっぱをかける——多くのご家庭でおなじみの、やる気の出し方かもしれません。けれど、なかなか自分から動いてくれず、つい口うるさく言ってしまう…という悩みは尽きませんよね。

大人と同じで、子供も、言われてイヤイヤ取り組むより、自分から「やりたい!」と思って取り組んだほうが、身につき方も大きく変わってきます。将来が心配なあまり口を出したくなりますが、はっぱをかける方法が「言われないとやらない」「言われると余計に反発する」という状態になっているなら、少し立ち止まってみるタイミングです。

まずは、親からの声かけを少し変えてみましょう。子供の内側から湧き上がるやる気につなげるための、具体的なコツを紹介します。

「やらせる」だけではうまくいかない理由

親はどうしても、「周りの子はもっとやっている」「早く結果を出さなきゃ」と、周囲の目や成果を気にしてしまいがち。子供がのんびりしていると、「自分がやらせなければ」と意気込んでしまうものです。

けれど、子供が本当の意味で自己肯定感や達成感を得られるのは、自分で決めて、自分で取り組んだときです。親が先回りして「やらせる」ばかりだと、子供は「言われたことだけやればいい」という受け身の姿勢になりやすく、自分で考えて動く力が育ちにくくなると言われています。少し時間はかかっても、子供の内側から湧き出るやる気に切り替えていくことが、遠回りのようで近道なのです。

自分から取り組む!子供のやる気を引き出す6つの声かけ

ここからは、今日から実践できる6つの声かけのコツを紹介します。どれも特別な準備はいりません。ちょっとした言葉の選び方を変えるだけで、子供の表情が変わっていきますよ。

結果よりプロセスを褒める

お絵かきをする子供を褒めるおうちの人

やる気を引き出す最大のコツは、褒めることです。ポイントは、ただ「すごいね」ではなく、具体的に、そして結果ではなく過程を褒めること。

たとえばテストで100点を取ったとき、「100点えらいね!」と結果だけを褒めると、子供は「次も100点じゃないと褒められない」とプレッシャーを感じてしまうことがあります。そうではなく、「毎日コツコツ漢字を練習していたもんね」「投げるとき、腕を最後までしっかり振れるようになったね」と、努力や工夫、変化のプロセスを具体的に伝えましょう。「ちゃんと見てくれている」と感じられると、子供はうれしくなり、「もっと頑張ろう」という前向きな気持ちがわいてきます。

もし褒めるところが見つからないと感じるときは、「昨日より少し早く始められたね」など、小さな変化に目を向けてみてください。比べる相手は他の子ではなく、少し前のその子自身です。

失敗しても責めない

子供とおうちの人が向かい合っている

子供が失敗したとき、「だから言ったじゃない!」「頑張っていないからでしょ」と頭ごなしに否定すると、やる気も自信も一気にしぼんでしまいます。

失敗は、学びの大きなチャンスです。何かに挑戦して失敗したときは、「こぼれちゃったね。でも自分で牛乳を注ごうとしたのはかっこよかったよ」「今回は悔しかったね。でも最後までやり切ったのがすごいよ」と、挑戦した姿勢そのものを認めてあげましょう。

親の反応しだいで、子供は「失敗=怒られること」と受け取り、新しいことに挑戦するのをためらってしまうこともあります。失敗したときこそ、まずは「ドンマイ!」と笑顔で。そのうえで、「次はどうしたらうまくいくと思う?」と一緒に考えると、前を向きやすくなります。

頑張りを認める(アイメッセージを活用)

料理の手伝いをする子供とおうちの人

忙しいと見過ごしがちですが、子供の頑張りを「ただ認める」ことも、とても効果的です。大げさに褒めちぎる必要はありません。「あなたが頑張っているのを、ちゃんと知っているよ」と伝えるだけで十分です。

そのときに役立つのが、「私(おうちの人)」を主語にしたアイメッセージ。「お皿を並べてくれたんだね、助かったよ」「黙々と宿題をやっているね、すごい集中力だね」と、感謝や事実を伝えてみましょう。「自分を見てくれている」「役に立っている」と感じることで、子供の自己有用感が満たされ、やる気につながります。うまく言葉が出ないときは、うなずいたり、そばで見守ったりするだけでも、気持ちは伝わりますよ。

目標を自分で決めさせる

ナンバーワンのポーズをとる子供

やる気を引き出すうえで大切なのが、目標を「親ではなく子供自身に決めさせる」ことです。「1日3ページやりなさい」と強制されたことは、やらされ感ばかりが募ってしまいます。一方、自分で決めた目標に向かうことは、心理的な意味がまったく違います。

「今日は漢字ドリル、何ページやってみる?」「1ページ!」「わかった、じゃあ1ページ頑張ろう」——こんなふうに決定権を子供に委ねてみましょう。自分で宣言した目標だからこそ、「達成したい」という気持ちが自然にわいてきます。まずは「1日5分だけ」など、必ず達成できる小さな範囲からで大丈夫。「自分で決めて、できた」という成功体験の積み重ねが、やる気を育てます。もし子供が高すぎる目標を口にしたら、「いい目標だね。まずはここまでからやってみる?」と、達成しやすい一歩に分けてあげると続けやすくなります。

親の子供時代と比べて持ち上げる

子供は、「今の自分」と「大好きなおうちの人の子供時代」を比べるのが大好きです。親の失敗談や不器用だったころの話を聞いて、「自分のほうができる!」とわかると、うれしくなってやる気を出します。

少し照れくさいかもしれませんが、「ママが同じころは、逆上がりなんて全然できなかったな〜!」「パパが小学生のときは、こんな難しい計算できなかったよ。すごいね!」と、ユーモアを交えて持ち上げてみましょう。子供は得意げな顔で「もっとすごいところ見せてあげる!」と張り切るものです。あくまで明るく楽しい雰囲気で伝えるのがコツで、プレッシャーにならないよう笑顔で伝えてあげてくださいね。

自分の頭で考えさせる

ブロックで遊ぶ子供を見守るおうちの人

親がすぐに答えを出すのではなく、子供が自分の頭で考える時間をつくることも大切です。「こうしなさい」「次はこうでしょ」と言われてやらされるだけでは、工夫の余地がなく、やる気は生まれにくいものです。

たとえば、おもちゃが散らかっているとき。「片付けなさい!」ではなく、「このブロック、どこにしまったら次に遊ぶとき便利かな?」と問いかけてみましょう。子供が自分で出した答えに、「なるほど、いいアイデアだね。やってみようか」と背中を押してあげると、主体的な行動を引き出せます。すぐに答えが出なくても、急かさずに待つこと。考える時間そのものが、子供の力を育てます。

年齢に合わせたやる気の引き出し方

やる気の引き出し方は、年齢によっても少しずつ変わります。発達には個人差がありますが、目安として参考にしてください。

時期 関わり方のヒント
幼児期 「できた!」の瞬間を一緒に喜ぶ。遊びの延長で楽しさを感じられるようにする
小学校低学年 小さな目標を自分で決めさせ、達成できたことを具体的に認める
小学校高学年 本人の考えを尊重し、口出しは控えめに。相談されたら一緒に考える

共通しているのは、「本人の気持ちを尊重する」こと。成長とともに、見守る比重を少しずつ増やしていくとよいでしょう。

やってしまいがちなNGな声かけ

よかれと思った声かけが、かえってやる気を下げてしまうこともあります。次のような言葉には気をつけたいですね。

  • 他の子と比べる:「お兄ちゃんはできるのに」など。比べる相手はいつも「過去のその子自身」に
  • 結果だけを評価する:「何点だった?」より「どこを頑張った?」に目を向ける
  • 頭ごなしに否定する:「どうせできない」は挑戦する気持ちをしぼませてしまう
  • 先回りして口を出す:手を出す前に、少し待って見守る
  • ごほうびで釣りすぎる:物でつるより、達成感そのものを味わえる工夫を

つい言ってしまったときは、あとから「さっきは言いすぎたね」とフォローすれば大丈夫。完璧を目指さず、気づいたときに直していけば十分です。

ごほうびとの上手な付き合い方

「頑張ったらごほうび」は、きっかけづくりとして役立つこともあります。ただ、物でつることが続くと、「ごほうびがないとやらない」となってしまうことも。うまく使うコツは、少しずつ「できた喜び」そのものに目を向けさせることです。

たとえば、「できたらシールを貼ろう」と始めても、「今日は自分から始められたね」「昨日より集中できたね」と、頑張りを言葉で認める声かけを添えていきましょう。外からのごほうびから、「やれてうれしい」という内側の満足感へと、少しずつ橋渡しをしてあげるイメージです。

子供が「やりたい」と思える環境をつくろう

「うちの子、やる気がなくて」と嘆く前に、まず見直したいのが家庭の雰囲気です。子供が「やってみよう」と安心して思えるような、受け止めてもらえる環境になっているでしょうか。

結果が出ていなくても、頑張っているプロセスを認める。小さな変化を褒める。そんな日々の温かいやりとりの積み重ねで、子供の心に「失敗しても大丈夫」「おうちの人は味方だ」という土台(安全基地)ができていきます。その安心感があるからこそ、子供はより高い壁にも挑戦してみようと思えるのです。

両親を背後から抱く子供

競争心を持ってもらうにはどうしたらいい?

負けず嫌いで競争すると伸びる子もいれば、競争させられるとプレッシャーで萎縮してしまう子もいて、性格はさまざまです。頑張らせたい一心で、きょうだいや他の子と比べてしまう場面もあるかもしれません。

けれど、「お兄ちゃんはあんなに上手なのに」「このままだと〇〇ちゃんに負けるよ」といった他人との比較は、やる気を下げたり、「どうせ自分なんて」と自信を失わせてしまったりすることがあります。他の子との比較は、できるだけ避けたいところです。

比べるべき相手は「他人」ではなく、「過去のその子自身」。「1か月前は1ページしかできなかったのに、今は3ページも集中してできるようになったね!」というように、その子自身の成長と努力を認めてあげること。それが、長く続く「本物のやる気」を育てる一番の近道です。

子供のやる気に関するよくある質問

最後に、よく寄せられる疑問に触れておきます。

Q. 褒めても反応が薄いときは?

大げさな言葉より、事実を伝えるアイメッセージが響くこともあります。「集中してたね」「自分から始められたね」と、見ていることを淡々と伝えてみましょう。

Q. ごほうびで釣るのはよくない?

きっかけとしては役立ちます。ただ、続けるうちに「できた喜び」そのものを味わえるよう、頑張りを認める声かけを添えていくのがおすすめです。

Q. つい他の子と比べてしまいます。

比べる相手を「過去のその子自身」に置き換えるのがコツです。少し前と比べた小さな成長に目を向けると、自然と前向きな言葉が出てきます。

Q. 何度言っても自分からやりません。

すぐに変わらなくても大丈夫。目標を自分で決めさせ、できたことを認める関わりを続けるうちに、少しずつ主体性は育っていきます。焦らず見守りましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪