感情のコントロール方法に関する記事

感情のコントロールができない子供の怒りのコントロール法

感情のコントロールができない子供の怒りのコントロール法

感情のコントロールが苦手な子供の特徴はどんな?アンガーマネジメントなどの訓練法や、子供に合わせた対処法をご紹介します。

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感情のコントロールができない子供の怒りをコントロールするには

怒っている子供のイラスト

子育て中のお母さんなら誰でも、「我慢強くなってほしい」と願うものですよね。ところが、子供が自分で感情のコントロールができず、爆発してしまうことがあります。「私の育て方が悪いのかしら」「何かの病気なのでは?」と、思い悩んでいるお母さんもいるのではないでしょうか。

今回は、感情のコントロールができない子供について、特徴や原因、感情を抑える方法などについてご紹介します。子供の性格が荒く、対応にお困りのお母さんはぜひ参考になさってください。

感情のコントロールができない子供の特徴

感情のコントロールができない子供は、ルールや相手のことを考えず、激しく感情をぶつけます。具体的には、次のような特徴が見られます。

思い通りにならないと大声を出す・泣く

大声を出す子供のイラスト

感情のコントロールがうまくいかない子供は、自分の思い通りにならないと大声を出したり、泣き出したりします。このタイプは、スーパーなどで欲しいお菓子を買ってもらえるまで、床にひっくり返って暴れます。何でも自分の思い通りにならないと気が済まないので、困った行動を取ってしまうのです。

すぐイライラする・怒りっぽい

ちょっとしたことですぐイライラし、怒りっぽいのも、感情を抑えきれない子供の特徴です。例えば、友達にちょっと指摘されただけで、腹を立てて怒ります。周りから見ると、「そんなことで怒らなくて良いのに」ということでも、大げさにとらえて、イライラしてしまう傾向があるのです。

自分の邪魔をする相手に暴力を振るう

暴力を振る子供のイラスト

感情コントロールが苦手な子は、自分のやりたいことを邪魔する相手に、つい手を出してしまいます。自分の世界を強く持っていて、誰にも入って欲しくないのでしょう。おもちゃで遊んでいる時に、他の子がそばに寄ってきただけでも邪魔されたと感じ、暴力を振るってしまいます

人の話を聞けない

自分の感情が先に立ってしまい、人の話を聞けないときがあります。例えば、友達と話す時、自分の話は長々としますが、相手の話にはあまり反応しません。会話のキャッチボールが続かないので、友達が離れていってしまうことも。

相手に自分の考え・やり方を押しつける

仲良く遊んでいる子供達のイラスト

相手の考えを聞かず、自分の考えややり方を押し付ける傾向があるのも、感情コントロールができない子供の特徴です。このような子は、集団遊びをする時に、自分が納得するルールを友達に押し付けようとします。周りが自分に合わせてくれない場合は、ふてくされて、遊びの輪から抜けることもあります。

子供が感情のコントロールをできない原因

感情のコントロールを上手にできる子もいますが、自分の感情をストレートにぶつけてしまう子もいます。感情のコントロールができないのは、何が原因なのでしょうか。関係がある原因を5つにまとめました。

欲求不満

感情のコントロールが苦手な背景には、欲求不満があります。下に兄弟がいる・ママの体調が悪いなどの理由により、「もっと相手にしてほしい」「もっと大事にされたい」などの欲求が、叶わない場合が多いでしょう。また、周りが愛情を注いでも、子供が求める愛情レベルが高く、本人が満たされないと感じることもあります。

心の不安や寂しさを抱えている

不安を感じる子供のイラスト

不安や寂しさを抱えていると、感情のコントロールがうまくできなくなります。生活環境や過去の失敗などが積み重なり、「誰も自分を分かってくれない」という気持ちが強くなり、常に不安感を抱えるようになります。気持ちが不安定なので、心のバランスを失い、感情もコントロールできなくなってしまうのです。

自己否定的になっている

自分はダメな子」という自己否定が強いと、自虐的な考えを持つ子供になりがちです。過去に周りから否定された経験や、落ち込みやすい性格などが原因で、自分に自信が持てなくなっているのです。自分で自分を責め続ける状態が続くと、ストレスにより感情を爆発させてしまいます。

言葉で気持ちを上手く表現できない

言葉で気持ちを表現できないため、感情に任せて行動してしまうことがあります。言葉の数が少ない幼児は、気持ちを話せないので、かんしゃくを起こしたり、相手のことを噛んだりしますよね。それと同じで、自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手な子は、伝わらないストレスにより、感情的に行動してしまうことがあるのです。

空腹や疲れ

空腹の子供のイラスト

お腹が空いていたり、疲れが溜まっていたりすると、感情のコントロールがきかなくなります。人は誰でも、お腹がすいていたり、疲れていたりすると、感情のコントロールができなくなるものです。子供の場合は、それがはっきり表れやすく、体調によって気分が左右されやすいと言えるでしょう。

怒りを抑えるアンガーマネジメントとは?

海辺で遊んでいる子供達のイラスト

子供の怒りを抑えるために、アンガーマネジメントという方法があるのをご存ですか。アンガーマネジメントとは、アンガー(怒りの感情)をマネジメント(管理)するための心理訓練法で、もともとは、1970年代にアメリカで精神疾患の患者さんのために考えられました。

怒りの制御に問題を抱える人が、客観的に自分の怒りの感情に気づき、攻撃的な行動に出たり、暴力を振ったりするのを防ぐ目的があります。アンガーマネジメントの考え方は、普段の生活でも生かすことができるので、様々なところで取り入れられています。

怒りを抑えられる子と抑えられない子の違い

怒りを抑えられるかどうかは、考え方の違いにヒントがあります。おもちゃを取られた場面を例に、怒りを上手に抑えられる子と抑えられない子の考え方を比べてみましょう。

怒りを抑えられる子の考え方の例
  1. 遊んでいたらおもちゃを取られた
  2. ○○ちゃんも、このおもちゃで遊びたかったのかな
  3. しょうがないな
  4. 別のおもちゃで遊ぼう

友達におもちゃを取られた時に怒りを抑えられる子は、相手の気持ちに立った考え方をしているのが特徴です。相手の気持ちを考えた上で、そのおもちゃは諦め、自分が楽しむための行動へと進んでいきます。

怒りを抑えられない子の考え方の例
おもちゃの奪い合いで喧嘩をしている子供達のイラスト
  1. 遊んでいたらおもちゃを取られた
  2. 自分が遊んでいたおもちゃなのに…
  3. 楽しく遊んでいたのに許せない
  4. 怒りの感情

おもちゃを取られて怒りが先にくるタイプの子は、相手の気持ちを想像するより、自分の感情に敏感です。楽しい時間を邪魔されたという思いが強く、相手に対する怒りが湧き上がり、感情的になってしまうのです。

感情をコントロールするために必要な訓練

怒りやすい子が感情をコントロールするためには、普段から訓練を行い、気持ちの操縦法を身につけることが大事です。感情をコントロールするための訓練法をまとめました。

「待つ」練習をする

自分の順番が来るまで我慢して待つのも、感情コントロールに有効です。例えば、まだ早いのにおやつが食べたいと騒いだとき、アナログ時計を見せて、「長い針が6まで来たらおやつだよ」のように、時間を決めて待たせます。

また、トランプやすごろくのような簡単なゲームで遊ぶのも、順番を待つ練習に効果的です。きちんと待つことが出来たら、思いっきり褒めてあげましょう。良い行動がインプットされ、本人の自信につながります。

約束を守る

お母さんと約束する子供のイラスト

お菓子やおもちゃ売り場で、これが欲しいと泣きわめく子には、親と決めた約束を守る練習が有効です。「泣けば手に入る」と誤学習している子に、約束を守ると良いことがあると分からせる目的があります。

例えば、買い物に行く前に、「1つだけ選んでもいいよ」「この間買ったから今日は買わないよ」など、事前に約束をしておきます。もし、お店で子供が感情的になっても、「ママとどんな約束したっけ?」と聞いて、子供の口から言わせます。そのあと子供が落ち着いたらほめてあげて、おもちゃを1つ買ってあげる約束をしていたらなら、親も約束を守りましょう

自己主張する

自分の気持ちが言えずに感情を爆発させる子には、自己主張の方法を教えるのが効果的です。言いたいことがあるのに相手に上手く伝えることができないと、子供は感情的になってしまうためです。

自己主張は、強すぎても弱すぎてもいけません。自己主張が強い子は、わがままを通そうとする傾向が強く、自己主張が弱い子は、消極的になる傾向があります。感情をコントロールするためには、自己主張と自己抑制のバランスが大切なのです。

自己主張を教える時のポイント

自己主張を教える時、親は「子供の主張を理解する」と、「わがままを受け入れる」は別だということを理解しましょう。子供の要求をそのまま受け入れるのではなく、会話をしながら、お互いが納得するところに持っていくのがベターです。

できないことをあきらめる

悲しそうな顔をしている子供のイラスト

どんなにわがままを言っても、できないことってありますよね。子供には、できないことをあきらめる考え方を身につけさせたいものです。例えば、「夕飯前なのにお菓子が食べたい」「寝る時間なのに遊びをやめない」などで癇癪を起す場合、親は絶対に譲らず、しばらく様子を見ましょう。駄々をこねても通じないと分かれば、そのうちあきらめるはずです。

また、「できること」と「できないこと」、「いいこと」と「いけないこと」があることを、理解させるのも大事なことです。世の中、自分の思い通りにいくとは限らないことを勉強すると、楽に生きられるようになります。「できないこと」や「いけないこと」は、子供が感情的になってしまってもあきらめさせるように仕向けていきましょう。

自己肯定感を高める

感情のコントロールには、自己肯定感を高めることも重要です。自己肯定感の低い子は、自分の存在を無視されたり否定されたりすることで、イライラして癇癪を起こしてしまいます。特に、周囲に自分を受け入れてもらえないと感じている子どもは、自己肯定感が低い傾向にあります。

子供を叱る時のポイント

「○○する子は嫌い」「○○する子は悪い子」のような、子供の存在を否定するような叱り方はNGです。「○○してはいけない」と、行動自体を叱るように心がけていきましょう。

感情をコントロールできない子供への接し方

感情をぶつけてくる子供への接し方を間違えると、さらにエスカレートする恐れがあります。親は、どのような態度で子供に接したらよいのでしょうか。ここでは、感情をコントロールできない子供への接し方について、4つご紹介します。

1.感情的にならずに穏やかに接する

子供が困った行動をしても、感情を抑えて穏やかに接しましょう。子供を注意する時、つい感情的になってしまいがちですが、それでは本当に言いたいことが伝わりません。声のトーンを下げて、落ち着いて話すよう心がけましょう。

2.子供の意見に耳を傾ける

子供の意見を無視せず、まず話を聞くことが大事です。親が話を聞いてくれることが分かれば、暴れる前に、自分の気持ちを話してくれるようになるでしょう。

3.子供の気持ちを言葉で表す

子どもの気持ちを想像して、親が代弁してあげるのも効果的です。「○○がしたかったんだね」「疲れているからイライラするんだよ」などのように、子供が伝えたいことをまとめてあげると、子供も納得しやすいです。

4.一貫性を持った態度をとる

話し合う夫婦のイラスト

子供に接する時は、一貫した態度を取りましょう。その都度違ったことを言われると、どれに従ったらいいか分からなくなってしまうためです。また、ママとパパがバラバラのことを言うのも、子供が混乱してしまう原因です。あらかじめ夫婦で話し合って、方針を統一しておくと良いでしょう。

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この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪