牛乳パックのおもちゃの作り方に関する記事

『牛乳パックでお金をかけない!動くおもちゃ4種の作り方』

小さい子供のいる家庭で毎日のようにゴミにでる牛乳パックで、こんな楽しいおもちゃの作り方があるって知っていましたか?節約にも、夏休みや冬休みの自由研究リサイクル工作にもおすすめの牛乳パックおもちゃの作り方をご紹介します。

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牛乳パックで簡単!子供ウケする動くリサイクルおもちゃ作り方

子どもの成長に欠かせない牛乳やフルーツジュースなどの牛乳パック。小さな子供のいる家庭では毎日のようにゴミとして出ますが、日頃からおもちゃを手作りすれば節約にもなりますので、紙資源としてリサイクルする前にちょっと一工夫して、子供が喜ぶ動くおもちゃを作ってみませんか?

今回は、本来は捨ててしまう牛乳パックをリサイクルして作れる、子どものおもちゃを4種の作り方をご紹介していきます。牛乳パックは軽く、小さな子どもでも簡単に工作ができるのが魅力です。夏休みや冬休みの自由研究の工作などにも使えますので、親子で一緒におもちゃ作りを楽しみましょう。

ぴょんぴょんウサギとパッチンガエルの作り方

小さな子供は動きがあるおもちゃが大好き。動くおもちゃは子供ウケします。そこでお金をかけずに節約にもなる、牛乳パックを使った簡単なピョン!と跳ねるおもちゃを2種類作ってみましょう。

ぴょんぴょんウサギとパッチンガエルの材料

  • 牛乳パック
  • 画用紙・折り紙
  • 輪ゴム
  • ハサミ
  • ノリ
  • 定規
  1. 牛乳パックの底と飲み口部分を切り取り、2つに畳んで、6cm幅に2つのパーツを切り取ります。
  2. 1つのパーツは4面の筒のまま使いますが、もう1つのパーツは、さらに半分に切って2面にしておきます。
  3. 好みの画用紙や折り紙を使って、それぞれのパーツの表面をカバーします。
  4. 最初に4面ある筒型の牛乳パックを使ってぴょんぴょんウサギを作ります。折りたたんだ真ん中の折り目に、0.5cm程度の切込みを入れておきます。
  5. 折り紙などで作ったパーツをノリで貼り付け、ウサギの絵をかきます。
  6. 切込みを入れた部分に輪ゴムを挟めば、ぴょんぴょんウサギのできあがりです。ゴムが広がるように畳んで指を離すと、ピョンと跳ね上がります。

  7. 次に2面に切った牛乳パックを使ってパッチンガエルを作ります。パーツを2つに折りたたみ、縁から2cm程度の部分にハサミでV字の切込みを入れます。
  8. 折り紙などで作ったパーツをノリで貼り付け、カエルの絵をかきます。
  9. 切込み部分にゴムをクロスするようにひっかければ、パッチンガエルの完成です。

  10. できたパッチンガエルを反対側にたたみ、机にそっと置きます。ゴムの力でパタッと広がり、しばらくすると勢いよく上に跳ね上がります。

どちらもゴムが伸び縮みする力を利用したおもちゃですが、ぴょんぴょんウサギのほうは前に進みますので、いくつか作って子供同士で競争するのも面白いです。パッチンガエルの方が「いつはねるか、わからない!」というサプライズが楽しいおもちゃです。簡単に作ることができますので、ぜひ作って遊んでみてください。

ポンポンヨーヨーの作り方

牛乳パックは丈夫で弾力があります。この性質を利用して、縁日の定番、ポンポンヨーヨーを作ってみましょう。

ポンポンヨーヨーの材料

  • 牛乳パック
  • 画用紙・折り紙
  • 輪ゴム
  • 楊枝
  • ハサミ
  • ノリ
  • ホッチキス
  • マスキングテープ
  1. 牛乳パックの四辺を、底の部分までハサミで切ります。
  2. 完全に開いたら、ひっくり返します。
  3. 画用紙などをノリで貼り付け、両面をカバーします。
  4. 四辺の内側を外にして曲げ、飲み口部分を重ね合わせてホッチキスで止め、キリなどを使って、中央に穴を開けておきます。
  5. 楊枝を適当な長さに切って、輪ゴム2本とつなぎ、持ち手を作ります。
  6. 持ち手を穴に通し、マスキングテープなどで飾れば、ポンポンヨーヨーの出来上がりです。
  7. 風船で作ったヨーヨーのように、ポンポンと手で叩いて遊びましょう。

牛乳パックの内側と外側をひっくり返して使うことで、弾力のある丸みが作れます。画用紙などでカバーをかけなくても外側に牛乳パックの白い面がでますので、サインペンなどを使って子どもに好きな絵を書くのも素敵です。

牛乳パックを使うと、ヨーヨーの他にも竹トンボなどのような昔懐かしいおもちゃを手作り工作することができます。こういった手や指を使う遊びは、子どもの身体能力の発達を促がす効果が期待できますので、どんどん活用していきましょう。

ビュンビュンゴマの作り方

牛乳パックは強度が高く、遠心力などの強い力がかかるおもちゃにも向いています。丈夫な底の部分を切り取り、中央に穴を開けてコマを作るのも楽しいですが、もう一つ手を加えると、単純なのになぜかやめられない、ビュンビュンゴマが出来上がります。

ビュンビュンゴマの材料

  • 牛乳パック
  • ビニールテープ
  • 毛糸
  • ホッチキス
  • 定規
  • キリ
  1. 最初に底と飲み口部分を切り取り、2つに畳んで、定規で2cm幅の線をつけます。
  2. 線に沿ってハサミで牛乳パックを切り、パーツを3つ作ります。
  3. パーツは指で広げて円状にし、内側が外に出るようにひっくり返します。
  4. ビニールテープなどを表面に貼って、パーツを飾ります。
  5. それぞれのパーツを組み合わせ、ホッチキスで止めます。各パーツについている折り目を合わせるように組んでいくと、きれいな球が出来上がります。

  6. パーツが重なった部分に、キリで穴を開けます。
  7. 穴に毛糸を通し、持ち手を作ればビュンビュンゴマのできあがりです。
  8. 持ち手を左右に引っ張ったり、緩めたりしていると、コマが勢いよく回り出します。

牛乳パックの底で作ったコマに毛糸を通せば、平面のビュンビュンゴマが簡単に作れますが、こちらはその立体版です。コマが回ることで色が変わって面白いですし、コマの中央に鈴を通しておくと「リンリン!」と良い音がするので、小さな子供も楽しく遊べます。

クルクルパズルの作り方

最後に、単純なおもちゃでは満足できなくなってきた小学校低学年向けに、不思議なパズルの作り方をご紹介しておきましょう。一見難しそうに見えますが、牛乳パックの折り目などを利用していくことで、驚くほど簡単に作ることができます。

クルクルパズルの材料

  • 牛乳パック2個
  • ハサミ
  • セロテープ
  • ノリ
  • 定規(あれば36cm以上がおすすめ)
  • サインペン
  1. 牛乳パックは底と飲み口部分を切り取って開き、2枚をセロハンテープで貼り付けて1枚にします
  2. 定規を使って、牛乳パックの内側に対角線を入れます。30cmの定規では長さが足りないので、36cm以上の定規を使うことをおすすめします。
  3. 逆方向にも対角線を引きます。
  4. サインペンで引いた対角線の交点を使って、さらに対角線を引いていきます。
  5. サインペンで引いた線を、全て山折りにします。机の角を使うと、一気にきれいな山折りができます。

  6. 牛乳パック本来の折り目を一度折り返し、どちらの方向にも折れるように筋をつけておきます。
  7. しっかり折り目がついたら、筒状にセロハンテープで貼り合わせます。
  8. 筒の上のほうから、折り目に従って折りたたみます。
  9. さらに折っていきます。
  10. 上下を返して、同様に折りたたんでいきます。
  11. さらに折りたたむと、円盤状になります。
  12. 内側から開くようにすると接合面が出てきますので、それぞれの辺をセロハンテープで貼り合わせます。牛乳パックの表面はツルツルとしていて、粘着力の弱いセロテープでは止めにくいので、幅のある荷物梱包用のセロテープを使うか、ガムテープを使うといいでしょう。
  13. 接合面を完全に閉じれば、クルクルと面を入れ替えて遊ぶクルクルパズルの出来上がりです。折り紙などを使って表面をカバーするときれいですし、色が変わって面白いです。

折り紙でカバーするのではなく、子供が好きな絵を描いても面白いです。いらなくなった絵本の絵を切り貼りして、場面ごとに絵が変わる、クルクル絵本として読み聞かせに使うのも楽しいですよ。こういったパズルは、子供が「どうしてかな?」と考えることで、空間図形や算数などの好奇心も養う効果が期待できます。

牛乳パックのおもちゃの作り方はアイデア次第!

牛乳パックの良いところは、軽くて丈夫なところと、四角い形がしっかりとできているところにあります。一枚の紙から立方体を作り出していくのは、正確にサイズをとらないとなかなか難しいもの。ところが牛乳パックはすでに立法体としても寸法が取れて、しっかりと折り目がついていますので、椅子や楽器おもちゃ、ガチャガチャなど他にもさまざまなおもちゃ作りに活用できます。

牛乳パックを使った工作は、大胆に切って貼って加工ができるので子ども向きです。失敗しても基本的な材料費は無料ですし、「あれ?思ったような形にならないぞ?」と子どもに考えさせるのも大事な学習ですので、夏休みなどの長期休みを利用して、子どもと工作を楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたライター

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!