【簡単工作】ヨーヨーの作り方4選!身近な材料で幼児・小学生と親子で手作りしよう
ヨーヨーは、おもちゃ屋さんで購入しなくても、作り方さえ知っていれば自宅にある身近な材料で簡単に手作りできるおもちゃです。
数年ごとに子ども達の間でブームが広がり、大人の世界ではスポーツとしても世界中に愛好者がいるヨーヨーは、子どもの発育にも良い影響を与えると言われています。小さな子どもでも簡単に作れる工作ですので、ぜひ休日の親子の触れ合い遊びに活用してください。
こちらでは、幼児も楽しく遊べる水風船でおなじみのポンポンヨーヨー2種と、軸に結び付けた紐を上下させて本体を回転させて遊ぶ本格的なヨーヨー2種のあわせて4種の作り方をご紹介していきます。
ビニール袋で作るポンポンヨーヨーの作り方
ビニール袋に福笑いのような顔のパーツを貼っておくと、ポンポンするたびに顔の表情が変わるので、子どもが喜ぶこと間違いなしです。
ヨーヨーは、紐を引き上げるタイミングが難しく、上手に遊べないお子さんもいますが、ゴムの弾力を利用するポンポンヨーヨーなら誰でも簡単に楽しめます。正味10分程度でできあがる、ビニール袋のポンポンヨーヨーを作ってみましょう。
ビニール袋のポンポンヨーヨーの材料
- ビニール袋(スーパーのレジ袋など)
- 新聞紙 2~3枚
- 輪ゴム 3本位
- 両面テープ・セロテープ
- 折り紙・画用紙(顔のパーツ用)
- ハサミ
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折り紙などを使って目鼻や眉毛、口などのパーツを作ります。ポンポンと叩いたときに袋が伸び縮みすることを見越して、袋を2カ所折りたたみ、パーツを両面テープで貼り付けていきます。 -
袋が伸びると、ちょっとびっくりしたような顔になります。 -
袋の内側をひっくり返し、底の中央部分をセロテープで止めつけます。ビニール袋の底を新聞紙とくっつけておくことで、袋がゴム風船のように伸び縮みして、顔の表情が変わるようになります。 -
新聞紙ごとビニール袋をひっくり返し、袋の中で新聞紙をクシャクシャに丸めます。手が小さい子どもは新聞紙の玉が大きい方が叩きやすいので、枚数は袋の大きさに応じて増やしても構いませんが、袋の1/3程度の大きさの玉になるように作りましょう。 -
ゴムを輪つなぎにして好みの長さを作り、袋の口に結びつけます。このとき袋は空気を入れて、ふっくらと形を作ってください。 -
ゴムの持ち手の部分に指が通るように結び玉を作れば、紙のポンポンヨーヨーの完成です。持ち手の部分を中指に通して、ゴムの伸縮性を利用して力強くポンポンとたたいて遊びましょう。
小さな幼児が楽しめるように作るコツ
手の平に当てやすいように、ヨーヨーの本体部分を大きくしてあげましょう。手のひらに当ててポンポンしやすいヨーヨーが作れます。
子どもにとっては力加減が難しく、力を強くするとヨーヨーが手のひらを飛び越えていってしまうからこそ、熱中して遊んでくれます。顔のパーツは全体的に袋に貼り付けてしまうよりも、部分的に貼り付けた方が、表情の変化が大きくなって見た目が面白くなります。
ペットボトルキャップと輪で作るポンポンヨーヨーの作り方
本体が回転することで紐を巻き取り上下するヨーヨーはコマに似ていますが、ポンポンヨーヨーは手毬に似ています。
そのため、手に当たる本体に弾力があると、身体全体がバネのように弾む動きがしやすくなります。紐を使ったヨーヨーを動かすタイミングを学ぶきっかけにもなるかもしれません。
この弾力を作るため、炭酸飲料水のペットボトルを使ってポンポンヨーヨーを作ってみましょう。
ペットボトルのポンポンヨーヨーの材料
- 炭酸飲料のペットボトル(胴体が硬いもの)
- マスキングテープ
- 輪ゴム 3本位
- 鈴(なくても可)
- パンチ
- ホッチキス
- ハサミ・カッター
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ペットボトルは洗って、良く乾かしておきます。カッターやハサミを使ってマスキングテープよりも5mm程度小さい幅で切り、4本の輪を作ります。ペットボトルは意外と硬くて切りにくく、小さな子どもには危険なので、パパやママが手伝ってあげてください。 -
ペットボトルの輪に、マスキングテープを貼り付けます。ペットボトルの切り口は鋭利で危ないので、マスキングテープで両端を巻いて処理しましょう。 -
ペットボトルの輪を軽く2つに折って折り目を付け、天井にくる一方はパンチで穴を開けます。もう一方はヨーヨーの底になりますので、それぞれを球形に組み合わせてからホッチキスでしっかり止めておきましょう。パンチを開けたほうも、同様に組み合わせてホッチキスで止めておきます。 -
ゴムを輪つなぎにして好みの長さを作り、鈴を括りつけたら、ヨーヨーの内側に鈴がくるようにパンチの穴に通します。 -
持ち手の部分に指が通るように結び玉を作れば、ペットボトルのポンポンヨーヨーの完成です。ポンポンと叩くと「リンリン!」と鈴がなるので、リズムよく叩いて遊びましょう。
筒状のままペットボトルを輪切りにするのは難しいのですが、多少幅がガタガタになってしまっても、マスキングテープで両端を巻くことで切断ミスは目立たないように調整できます。それほど気にせずにどんどん切っていきましょう。
ペットボトルは意外と厚く、ホチキスの種類によっては止めにくいので、その場合はボンドやグルーガンなどを使って底と天井部分を接着してください。
ペットボトルだけでなく、牛乳パックを使っても同様に弾力が楽しいポンポンヨーヨーが作れます。こちらはより簡単で作りやすく、大きめなので3歳くらいから楽しく遊べますので、ぜひ作ってみてください。
幼児向け!紙皿で作る回転ヨーヨーの作り方
ヨーヨー遊びが生まれた歴史はとても古く、紀元前500年頃の古代ギリシャか、紀元前1000年の古代中国にまで遡れるといわれています。
昔ながらの遊びではあるのですが、紐を使ったヨーヨーは本体を上手に回転させるのが難しいものです。初めのうちは回転する部分が大きいほうが回しやすいので、ピクニックなどに使う紙皿を使って、幼児向けのヨーヨーを作っていきましょう。
紙皿のヨーヨーの材料
- 紙皿 2枚(平らなタイプ)
- タコ糸(または丈夫な紐)
- ペットボトルのキャップ 1個
- ボンド・グルーガン
- アクリル絵の具・ドットシール(飾り付け用)
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紙皿の表面を、アクリル絵具やシールなどで飾り付けましょう。いくつかの色を使うと、回転するときに色が混じりあって、見た目が面白くなります。 -
ボンドやグルーガンを使って、紙皿の裏面中央にペットボトルのキャップを止めつけます。これが紐を取り付ける軸になります。 -
キャップの軸にタコ糸を結び付けます。 -
タコ糸は好みの長さに切り、持ち手の部分に指が通る輪を作れば、紙皿のヨーヨーの完成です。軸にタコ糸を巻き付けて、下に投げおろして遊びましょう。
このヨーヨーは紙製なので軽く、回転もゆっくりです。逆に回転が遅すぎて引き上げるタイミングが上手くとれない場合は、ペットボトルのキャップにビー玉や粘土などの重みのあるものを加えると、回転の勢いがついて速くなります。お子さんの年齢やスキルに応じて、重さを調整してください。
ペットボトルキャップで作る本格ヨーヨーの作り方
小学生や紙皿を使ったヨーヨーに慣れた幼児には、上級者編として小さくてバランスを取るのが難しい、ペットボトルのキャップを使ったヨーヨーを作って挑戦させてあげましょう。
ペットボトルキャップのヨーヨーの材料
- ペットボトルのキャップ 4個
- ビー玉 2個(重りとして)
- 竹串
- タコ糸(または丈夫な紐)
- ボンド・グルーガン
- ビニールテープ
- キリ
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ペットボトルのキャップ2個は、キリを使って中央に穴を開けます。きれいに回転をするためには両側のキャップを結ぶ軸が真っ直ぐでないといけません。写真のように三ツ矢サイダーのキャップはちょうどエンブレムが入っていて中心を出しやすいのでおすすめです。 -
竹串を通して3~5mmくらいの感覚を開けて2個のキャップを繋ぎ、余分な竹串は切り取っておきます。 -
竹串が抜けないよう、ボンドやグルーガンでしっかり止めます。 -
ペットボトルの内側にビー玉を入れ、キャップをボンドなどではりあわせてから、それぞれビニールテープでグルグル巻きにします。中に入れたビー玉が動くとバランスが悪くなってヨーヨーが回転しにくいので、隙間がある場合はビー玉もボンドなどを使って固定しておきましょう。 -
竹串の軸にタコ糸を結び付け、持ち手の部分に指が通る輪を作れば、ペットボトルキャップのヨーヨーの完成です。軸にタコ糸を巻き付けて、下に投げおろして遊びましょう。
紐を使ったヨーヨーは、ただ手から下に向けて離すだけでは手のひらに戻ってはくれません。少し勢いよく下に向けて離し、紐が伸び切る直前のタイミングで上に引き上げてやると、回転の勢い(慣性モーメントによる回転運動のエネルギー)を保ったまま反転し、紐を巻き上げて上に登ってきます。
こういった物体の動きは中学の理科で習う物理の原理(運動とエネルギー)です。遊びを通して体感するのも良い勉強になります。ヨーヨー遊びや磁石を使ったおもちゃは理系的な思考力を育むのにもおすすめですので、親子で手作りをして一緒に楽しんでみるとよいでしょう。




