ピアノ発表会の曲は何がいい?初めての舞台で子供が弾いた曲15
ピアノ発表会に着るドレス選びに余念がないママもいらっしゃるかと思いますが、その前に発表会で披露する曲は決まりましたか。一生の思い出になる、お子様が初めての舞台で弾く曲は慎重に選びたいものです。
今回は、先輩ママ15人に「お子様が初めて舞台で弾いた曲」を教えてもらいました。ピアノを練習しない子も、頑張ってたくさん練習した子も、人前で演奏するのは難しいことです。練習の成果を発揮できる素敵な曲を舞台で披露できると良いですね。ピアノ発表会の様子と共にご覧ください。
ピアノ発表会の曲に関する体験談15
オースティン作曲「お人形の夢と目覚め」
娘がピアノを習い始めたのは、幼稚園の年中さんで5歳の頃です。初めての発表会はピアノを始めてから約2年後の、小学1年生、年齢は7歳の時でした。
私がそれ以前何気なく弾いていた、オースティン作曲「お人形の夢と目覚め」がどうしても弾いてみたかったらしく、「まだ難しいのではないか」と不安に思う先生を、半ば説得する形で発表会の曲に決まったのが、発表会の3ヶ月半前でした。
それからは毎日一日1時間くらい一生懸命練習を重ねていました。長い曲なので暗譜をするのに苦労しましたし、指の運びがスムーズにいかずに悔しさで何度も泣いたり、くじけてしまいそうになったりして、日々練習を見てあげる私もサポートに苦労しました。
その努力もあって、発表会は大きなミスもなく大成功でした。娘は大きなことをやり遂げたという達成感を感じ、それ以降は「もっともっと上手になりたい」と日々練習に励んでいます。
幼い子供に少し難しい曲を弾かせることには不安もありましたが、やはり本人の意思を尊重してあげて良かったという思い半分、無事終わったことへの安堵感半分の発表会でした。
パッヘルベルの「カノン」
娘がピアノを習い始めたのは、5歳です。幼稚園でピアニカを吹いたのがきっかけでした。初めての発表会は、小学校一年生のときです。曲目は、パッヘルベルの「カノン」でした。
この素敵な曲を一年生が弾けるとは思っていなかったので、本人も私も、弾けるようになるかなと不安でした。しかし、テンポが比較的ゆっくりなので、右手はすぐに弾けるようになりました。続いて左手も練習し、両手で繰り返し練習していました。
この曲は、ママとパパの結婚式でかかっていた曲だよと教えたら、ますます練習を頑張り、「発表会楽しみにしていてね」と言ってくれました。
本当に発表会まで毎日のように練習していたので、かなり上達したと思います。本番でもミスすることなく弾いていました。思い出の曲ということもあり、感動して涙が出ました。
「ありがとうの花」
娘がピアノを習い始めたのは5歳の時でした。習い始めてすぐの発表会は見送ったため、習い始めてちょうど1年後に初めての発表会を迎えました。6歳になっていた彼女は幼稚園でも歌いなれた、「ありがとうの花」を発表会の曲として練習を始めました。
今までは短い練習曲しか弾いたことがなかったため、初めは一曲に集中するのが難しいようでした。また、一曲を長い期間かけて取り組むこともなかったため、同じ曲を3ヶ月以上も弾き続けるのが苦痛になり、「もう弾けるから、この曲は練習しない」と言うこともありました。
お互いにストレスを抱えながらの練習期間でしたが、ステージに上がることが怖くないようで、楽しんで発表会に参加していました。ぐったりと疲れる毎日でしたが、彼女が良い笑顔で弾き終わったのを見てとても感動しました。
ディズニー映画の曲「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」
うちの娘は、幼稚園の年長さんの6才のときに近所のピアノ教室に通い始めました。小学校に入って、7才で初めての発表会を迎えました。曲目は、アナと雪の女王でおなじみの、「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」です。
発表会というのがあまりピンときていなかったのか、間近になっても練習に熱が入っている様子もなく、親としては少し不安でした。本番当日も、本人は演奏のことより、髪型や着ていく服を決めるのに大忙しでした。
出番が近くなってやっと実感が湧いてきたのか、緊張して硬くなっている様子でした。本番では、時折つっかえて止まってしまった部分もありましたが、慌てることもなく何とか無事最後まで演奏を終えることができました。その落ち着きぶりに驚きました。
メロディーラインを弾いていくだけですが、他のお子さんの曲より長めの曲だったせいか、実力より上手に聞こえたらしく、知り合いのママから褒められて、まんざらでもなかったようです。
バスティン作曲「山においでよ」
娘は5歳になりたてからピアノを始めました(私も子どもの頃、同じ年齢からピアノを習い始めたので)。初めての発表会は6歳になってでしたが、バスティン作曲の「山においでよ」を弾きました。
時間にすると2分くらいと、ものすごく短い時間でしたが、通っているピアノ教室では「全員暗譜をすること」を目標としているため、短い曲ながら譜面を見ずに頑張りました。
先生が少し厳しい方なので、泣きながら帰ってくることもありましたが、お家では毎日30分、一緒に練習をするようにしています。本人も、やっぱり弾けるようになると嬉しいようで、私が子どもの頃に弾いていた発表会のビデオを見せたりすると、「こんな風になりたい!」と張り切るようになりました。
初めての発表会、やはり親ばかなのか、泣いてしまいましたが、一人でステージに立ち、お辞儀をして、弾きはじめる…という光景は、娘の成長を感じることができとても嬉しかったです。
「きらきら星」を両手で上手に弾けました
4歳半からピアノを習わせて、5歳の時に初めて発表会に出させていただきました。曲目は童謡の「きらきら星」で、3ヶ月ほどかけて練習しました。
きらきら星というとすごく簡単な曲なのですが、5歳の娘には両手で同時に弾くというのが難しく、形になるまで時間がかかりました。
右手と左手それぞれ別々に弾かせると上手に弾けるのですが、両手になるとどうしてももう片方のリズムにつられてしまったり、思うように指が動かせなかったりと思い通りにいかなくて、悔しくて泣いてしまうことも何度もありました。なので、初めて両手で弾くことができた日は、私もすごく嬉しかったです。
発表会当日は初めてだったこともありとても緊張していましたが、緊張しながらもきちんと最初から最後まで弾くことができました。私は娘の成長を感じて感動してしまい、涙を堪えるのが大変でした。
童謡「ぶんぶんぶん」と「ちょうちょう」
子供がピアノを習い始めたのは、ちょうど幼稚園の年中さんの冬で、早生まれなので4歳の頃です。うちの子供が通っているピアノ教室の発表会は年に一度夏に開催するので、初めてのピアノの発表会はちょうど5歳半頃のことでした。
初めての発表会で演奏した曲目は、童謡の「ぶんぶんぶん」と「ちょうちょう」の2曲でした。その当時はまだ指が細く、指に力を入れるのが難しかったので、あまり長い時間弾いていることが大変でした。
指が疲れたり、飽きている中で練習してもあまり意味がないと思っていましたので、一回の練習時間は短くても構わないと考えました。そして、子供と「毎日必ずピアノに触るようにする」という約束をしました。
毎日の練習に付き合うのは楽なことではありませんでしたが、親も決めた約束をきちんと守るよう意識しました。毎日ピアノに触るようにして、子供が嫌がっている時はすぐ中断し、時間をおいて改めてまた触ってみたり、ノッている時は褒めて楽しみながら沢山弾くように練習しました。
当日、子供は意外と堂々としており、練習よりも上手に弾けたように思います。ドレスアップした姿で、普段より大きなグランドピアノで弾くことにテンションが上がっていたのかもしれません。
子供が弾き終わるまで親は心臓がバクバクでしたが、終わってみると一回り成長した子供にとても感動したことを覚えています。子供も、一つ自信になったようで、とても良い経験だったと思います。
「となりのトトロ」
息子は一年生です。幼稚園の年長さんの時にピアニカが楽しいというのでピアノを始めました。五歳の時でした。
発表会では、大好きな「となりのトトロ」を弾きました。習い始めて直ぐだったので、すごく簡単にアレンジしたものです。左手はあまり使いませんでした。ほぼ右手のみのメロディーなので、簡単に覚えることができました。間違わないようにと頑張って練習していました。
プレッシャーになるとかえって上手く弾けなかったりするので、「間違えても大丈夫だよ」と話をしました。男の子が他にいなかったので、目立っていました。親の方が緊張してしまいました。
けれど、間違わずに最後までゆったりと弾けたので良かったです。ピアノは女の子の習い事のイメージもありますが、男の子にもお勧めです。
ベートーヴェン作曲「エリーゼのために」
子供がピアノを習い始めたのは年長にあがってすぐ、5歳の時でした。実家にあったピアノに興味をもったのがきっかけです。
そんな子供が初めて発表会で演奏したのは10歳の時です。とても小さな個人の先生についていたので、後にも先にもこれ一回のみでした。私もそれが分かっていたので、一生に一回きりの発表会なんだからと、とても喜び一番張り切っていたと思います。
演奏した曲名は、定番のベートーヴェン作曲「エリーゼのために」です。練習する時間はたっぷりとあったのに、のんびり屋の我が子は「まだ大丈夫、まだ平気」と言っては練習しなかったので、こっちの方が焦りましたが当日までには何とか形になりました。
暗譜する自信がないというので私が横に立ち、譜面をめくってあげていました。感無量だったと言いたいところですが、子供よりも私の方がとても緊張して、冷や汗だらけに。終わってみると、案の定、いつも練習で引っかかっていたところはごまかしが利かないほど演奏自体が止まってしまったのですが、子供は焦ることなく引き直したりして、親がドキドキするほどには緊張もなかった様子でした。
人前で何かをできる子だとは思ってなかったので、例え小さい発表会でも子供の雄姿が見られて良かったです。
キャサリン・ロリン作曲「楽しいダンス」と「チック・タック・ミュゼット」
私がピアノを弾くので、娘は、生まれた時から楽器が身近にあり、遊び道具でした。3歳で、音楽教室に入り、本格的にピアノを弾きだしたのは、4歳からです。
グループレッスンだったので、発表会はソロで弾くことはありませんでした。そんな時に友人が声をかけてくれて、友人の発表会で弾かせてもらえることになりました。
曲は、キャサリン・ロリン作曲の「楽しいダンス」と、「チック・タック・ミュゼット」でした。初めて一人で弾くので、責任重大です。幼稚園から帰って毎日、時にはできなくて悔し涙を流すこともありました。舞台上のマナーもあるので、一週間前からは、衣装を着て、靴を履かせて、出入りからお辞儀の仕方まで練習させました。
当日は、緊張することもなく、ミスをすることなく弾き終えることができました。親はドキドキでしたが、本人はケロッとしていて、「あー、楽しかった」で終わりました。発表会に向けて努力するということを学んでくれたと思います。あれから6年、現在、今年の発表会に向けて、バルトーク作曲の「ミクロコスモス」より153番を練習しています。
童謡「きらきら星」
長女がピアノを習い始めたのは、5歳の時でした。初めての発表会も5歳の時で、「きらきら星」を演奏しました。お友達がピアノを習っていて、自分もやりたいと言って始めたので、とても楽しんで練習していました。
発表会は、習い始めて半年後でしたが、発表会を子供なりに目標にしていたようで、きらきら星だけでなく、バイエルなどの練習も、より気合いをいれて頑張っていました。
発表会当日は、広い会場や厳かな雰囲気に少し戸惑っていたようですが、すぐに慣れたのか、自分の出番までには、普段通りの長女に戻っていました。演奏も、間違えたり焦ったりすることなく、無事に終えられました。
本人も、発表会に向けて頑張って練習したことや、当日落ち着いて演奏できたことが自信につながったようです。やはり、一年に一度、発表会があるのは良いと思います。
久石譲作曲「海が見える街」(魔女の宅急便より)
私の娘がピアノを習い始めたのは、幼稚園の時に友だちが通っているピアノ教室に見学に行って気に入ったことがきっかけでした。
娘が初めてのピアノ発表会に参加したのは、小学校3年生のころでした。それまで「自信がない」と発表会に出ることを嫌がっていたのですが、ピアノの発表会で弾く曲目が、久石譲作曲「海が見える街」(魔女の宅急便より)だと聞いて、大好きなアニメの曲を弾けることで、チャレンジすることになりました。
発表会まで一生懸命に練習していて、家に帰ってきてからも、1時間ほどピアノに向かって練習していました。発表会当日は、緊張しながらも、一度もミスすることなく、上手に弾くことができました。本人も、初めてきちんとしたドレスを着て、たくさんの人の前で演奏できたので嬉しかったと、喜んでいました。
「キャンドルライトで踊るワルツ」
7歳からピアノを習い始めて、1年3ヶ月後に初めての発表会がありました。曲目は「キャンドルライトで踊るワルツ」です。最初に先生から「この曲はどう?」と提案され聴いてみると、とてもきれいな曲で、娘も「これがいい!」と気に入っている様子でした。
でも、それまでペダルも踏んだことがなかったし、少しレベルが高いかなとも思いました。それでも逆に、ペダルを踏めることが嬉しかったようで、頑張って練習しました。音域も広く、体いっぱい伸ばして弾いていました。
発表会当日までの出来栄えは完璧とまではいかなかったけれど、当日は堂々と思いっきり弾いて、満足の出来だったと思います。会場がそれほど広くないところだったので、娘は緊張しなかったようです。この調子で頑張れば、来年もきっと素敵な発表会になることでしょう。
「ドレミの歌」(連弾)
息子は5歳の時にピアノを習い始めました。それまでは私と家で自由に楽しんでいましたが、私も経験者だったので、息子への教え方が厳しくなってしまいました。ピアノを楽しんでほしいと思い、教え方が優しく厳しくない先生の教室へ通い始めました。
レッスンを始めて2ヶ月後にピアノの発表会があり、出ることにしました。練習期間も少ないので右手だけの演奏にし、私が伴奏をする連弾にすることになりました。それまではあまり積極的に練習に取り組みませんでしたが、私と連弾をすると右手だけの演奏よりも音に厚みが出るので、それが楽しかったようです。
毎日必ずピアノへ向かい自分のパートを練習し、「お母さんも練習しようよ!」と声をかけるようになりました。息子にとっては指使いが難しく、毎回同じ所で間違えていましたが、初めて間違えずに弾けた時はとても喜んでいました。
元々、人前に立つことが好きだったので、発表会は緊張した様子もなく、堂々とした演奏でした。間違いもありましたが、一生懸命の素晴らしい演奏でした。息子も、「間違っちゃったけど上手にできた!」と嬉しそうでした。
モーツァルト作曲「きらきら星変奏曲」
我が子は6歳からピアノを習い始めました。それから1年半経った頃そのピアノ教室で発表会がありました。いろいろ候補曲があったようですが、最終的には我が子が自分でモーツァルト作曲「きらきら星変奏曲」に決めました。とても曲を気に入ったからです。
自分で選んだ曲なので、私が何も言わなくても家で自ら練習していました。まだ指がなかなか滑らかにいかないようで、途中途中突っかかって止まってしまうことが多かったのですが、発表会前にはほぼ間違えることなく弾けるようになりました。
人前で発表などする機会が今までなかった我が子は、当日はとても緊張してました。私の方はもっと緊張してましたが。けれども、その緊張も感じさせないくらい上手に弾けていてこちらも安堵しました。また次回の発表会が楽しみになりました。