入園準備の名前つけを失敗しない!コツ5選・便利グッズの特徴(シール・スタンプ・100均)と先輩ママの体験談
幼稚園や保育園への入園が決まると、制服や保育用品など園グッズの準備、そして大量の名前つけが始まります。「失敗したくない」と思っていても、コツや名前つけグッズの特徴を知らないと、意外と後悔することがあるんです。
そこで今回は、入園準備の名前つけを失敗しないための5つのコツ、園グッズに適したシールやスタンプなどの名前つけグッズとその特徴、名前つけに便利な100均グッズの活用法、そして手書きについても解説します。また、入園準備の名前つけを経験された先輩ママの体験談もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
入園準備の名前つけを失敗しないコツ5選
幼稚園や保育園で使用する園グッズは数が多く、名前つけは時間と手間がかかる作業です。入園後はプリントのチェックや園で必要なものの準備など、ママは何かと忙しくなりますので、入園前から先を見越して効率よく作業できる準備をしておくことが大切です。
特に、お名前シールなどの名前つけグッズは、商品によって手元に届くまでに2~3週間かかることがあります。時間に余裕を持って注文するようにしましょう。
1園の説明会後に名前つけを始める
先に名前つけを始めてしまうと、「指定の場所と違った」「購入した名前つけグッズが無駄になった」という失敗につながることがあります。
多くの幼稚園や保育園では、下着類や保育用品などアイテムごとに名前をつける場所が指定されていることがあります。たいてい2月前後に入園準備品に関する説明会が催され、先生が資料を配布して、入園準備品に関する注意点や名前つけについて詳しく説明してくれます。必ず説明会が終わってから、名前つけに取り掛かるようにしましょう。
2名前がつけやすいグッズや素材を選ぶ
幼稚園や保育園では、お子さんが活発に活動するため、服を着替える機会が多くなります。そのため、園に着ていく服には全て名前をつける必要がありますので、肌着などを新しく購入する場合は、名前をつけやすい白などの薄い色の肌着を選ぶとよいでしょう。
黒など濃い色の下着では、黒の名前スタンプやアイロンシールは目立ちません。白インクのスタンプや、白い油性マジックなどを活用する方法もありますが、薄い色の方がスムーズに作業できます。
3失くさないために目立つ場所につける
幼稚園や保育園では、お子さんがお友達の物を間違えて持ち帰ってしまうことが頻繁にあります。紛失した時にすぐに名前を確認してもらえるように、目立つ場所に名前をつけるようにしましょう。タグの裏など目立たない場所に名前が書かれていると、先生も気づきにくいことがあります。
また、入園直後のお子さんは、ひらがなで書かれた自分の名前が読めなかったり、確認を面倒がったりすることもあります。慣れるまでは、自分の物だと気づきやすいように、同じ絵のついたお名前シールを使うのがおすすめです。
4つけ直しを防ぐために剥がれにくい場所を選ぶ
園から場所の指定がなければ、できるだけ入園後につけ直しをしなくてもいいように名前が消えにくい場所につけましょう。
例えば靴下の場合、足の裏側は汚れがつきやすくゴシゴシ擦って洗いますし、靴の内側と常に触れ合うため非常に剥がれやすいです。一方、靴下の甲側は靴との摩擦が少なく汚れにくいため、貼り付けたフロッキーやアイロンシートが剥がれにくい傾向があります。
5名前つけグッズは多めに準備しストックする
名前つけグッズは、少し多めに準備して自宅にストックしておくことをおすすめします。学年が上がるごとに園グッズが増えますし、肌着などもいずれ買い替えます。ストックがあれば、必要な時にすぐに対応でき、再注文する手間や時間を省くことができます。
入園準備に活躍する4種の名前つけグッズの特徴と適したアイテム
ママたちがよく使う入園準備に便利な名前つけグッズは主に4種類あります。それぞれ園グッズとの相性がありますので、購入する際は、どの園グッズにどの名前つけグッズが合うのか、特徴をよく理解してから選ぶと失敗が少なくなるでしょう。
1名前シール(防水・アイロン不要)
名前シールは、色々な大きさやデザインのものがセットになっていることが多いです。特に防水仕様の名前シールは、布製品以外(プラスチック、金属など)にはほとんど使えますので便利です。フルネームだけでなく苗字だけのシールが混ざっていると、兄弟共通で使えるので経済的です。
ただし、クレヨンや粘土用品など、頻繁に手で触ったり水に濡れたりするものに使用すると、剥がれてしまうこともあります。また、入園後も名前つけは続きますので、テプラなどのラベルライターを購入して、必要な時にすぐにシールを作るママも多いですよ。
名前シールに適した園グッズ
- お弁当箱・タッパー(防水)
- コップ(防水)
- 水筒(防水)
- 歯ブラシ、傘(防水)
- クレヨン、ハサミなどの保育用品
2名前スタンプ(おむつ・衣類に最適)
ポンと押すだけで手軽に名前をつけられる名前スタンプは、大量の衣類や紙類、おむつに最適です。特にシャチハタ式のものなら、インクを付ける手間がないので手早く作業ができます。購入する時は、洗濯してもにじまない速乾性の油性インキの名前スタンプを選ぶとよいでしょう。様々な大きさのスタンプがセットになっているものが便利です。
ただし、コップなどの平らではないものにはうまく押すことができません。また、一度押すと修正がききませんので、失敗しないよう確認してから押しましょう。
名前スタンプに適した園グッズ
- 衣類(肌着、ズボンなど)
- 布製バッグ類
- おむつ
- シールノートなど紙製品
3アイロンプリント(剥がれやすい場合は縫い付けも)
アイロンを上からあてて布に転写するアイロンプリントは、名前以外に可愛いモチーフが入ったデザインのものもあります。布製のものにしか使えません。タオルなど凸凹した素材のものにはうまく接着しなかったり、何度も洗濯することによって端から剥がれてきたりすることがあります。
剥がれが気になる場合は、アイロンで接着した後、周囲をミシンや手縫いで縫いつけることで、耐久性が増し、剥がれを防ぐことができます。厚手のアイロンシートは縫いにくい場合があるので、購入時に素材の柔らかさを確認しておきましょう。
アイロンプリントに適した園グッズ
- ハンカチ、タオル
- 制服のブラウス、体操服
- お弁当袋・コップ袋
4フロッキー(デザイン性重視だが修正は困難)
フロッキーはアイロンプリントと同じように上からアイロンをあてて名前を転写する名前つけグッズです。立体的なモコモコした見た目が可愛いため、手提げバッグなどに付けるとデザイン性が高くなります。
ただし、フロッキーは部分的に剥がれやすい上に、一度つけた後に全て剥がすのは大変で修正がききません。そのため、靴下など頻繁にゴシゴシ洗うものや、園指定の場所など、失敗できないアイテムに使うのはあまりおすすめできません。購入の際は、色々な色の組み合わせの物を買うと、濃い色の衣類にも使えて便利です。
フロッキーに適した園グッズ
- 手提げバッグ
- 上履き入れ
- トレーナーなど(洗濯頻度の低いもの)
名前つけには100円ショップの活用もおすすめ!
名前つけグッズを全てお店に注文すると、意外と費用がかさむものです。少しでも安く済ませたいママは、100円ショップの商品を上手に活用してみましょう。100円ショップには、園グッズの名前つけに活用できる便利なものがたくさん揃っています。
アイロンプリント・ネームテープ
100円ショップには、可愛いデザインのアイロンプリントシールやネームラベルが販売されています。アイロンプリントに名前スタンプを押せば、まるで注文したオリジナルシールのようになりますよ。好きな長さにカットして使える柄入りのアイロンテープも販売されていますので、名前をつけるスペースに合わせて使い分けるとよいでしょう。入園準備シーズンには品切れになることもありますので、早めに購入しておくのがおすすめです。
ゼッケン
100円ショップにあるアイロンで貼り付けるゼッケンは、汎用性が高くて便利です。好きな大きさにカットして使うことができるので、体操着のゼッケンだけでなく、様々なものに使えます。また、園からサイズ指定がある時にも便利です。伸びるタイプのものは、水着などの名前つけにも適していますよ。
ループタオル用ワッペンでお弁当バンドを自作
市販のタオルにつけるとループタオルになるループタオル用ワッペンは、お弁当箱のゴムバンドを自作するのにも活用できます。お弁当用のゴムバンドは小さくてなくしやすいので、大きく名前が書けるループタオル用ワッペンを活用すれば、紛失しにくくなりますよ。
手づくりお弁当箱バンドの材料
- ループタオル用ワッペン
- 太い織ゴム(2cm幅)
-
ループタオル用ワッペンの紐を切って名前を書く、またはスタンプします。 -
織ゴムを手持ちのお弁当の大きさに合わせて20~25cm程度に切ります。 -
ワッペンと織ゴムの端をしっかりと縫い付けます。
入園準備の名前つけ、手書きのメリットと活用法
初めての入園を迎えるママは、早くから頑張って素敵なグッズを準備しようと力が入ってしまいがちですが、名前つけの目的は持ち主を明確にすることですので、あまり頑張り過ぎて疲れないようにしましょう。
手書きは手間いらずで上書きも簡単
名前つけは、シールやプリントを使わなくても、油性マジックでの手書きで十分に通用します。むしろ手書きの方が、乾かす時間もかからず、薄くなった時にすぐに上書きできるため、効率的とも言えます。
油性マジックには黒だけでなく、白や銀色などもありますので、濃い色のものにも手書きでの記名が可能です。
消えない!彫り込みとマジックを組み合わせる方法
粘土ヘラやハサミなど小さいものは小さなシールしか貼れず、手によく触れるため取れやすいです。そんな時は、持ち手に針などで名前を彫り込み、その溝を埋めるように黒マジックでなぞるという方法があります。
これは園によっては説明会で教えてくれることもある方法です。少し手間のように感じるかもしれませんが、シールのように取れる心配がないため、特におすすめの消えない名前つけ方法です。
肩の力を抜いて!先輩ママのリアルな体験談
「園グッズの名前つけは気が重い」と思っているママも、先輩ママの体験談を読むと少し気が楽になりますよ。名前つけは可愛さや綺麗さが最優先ではありません。いざ入園してみると、「肩に力が入り過ぎていた」と感じることが多いものです。
アイロン時間が短く・・・
息子の入園準備で、下着類に焦ってアイロンプリントで名前をつけました。そうしたら、アイロン時間が短かったようで、すぐに剥がれてしまいました。もう一度アイロンプリントで名前つけをする気になれず、結局手書きに…。時間もお金も無駄にしてしまいました。
全てが手抜きに
上の子の時には手提げバックのデザインも凝り、名前つけもアイロンプリントやシールで頑張りました。下の子の時には、手提げバッグもキルティング布一枚の簡単なデザインにし、下着などの名前はすべて手書きで済ませてしまいました。ただ、男の子だったせいか本人は手書きになんの不満もないようで、ご機嫌に通園しています。
時間がない時シールは便利!
娘が通う幼稚園では、入園式にクレヨンなど保育用品が配布され、2日後の初登園の日に全て名前をつけて持っていかなければなりませんでした。クレヨン・粘土用品・ハサミなどの名前つけに、貼るだけのシールは本当に助かりました。時間がないと手書きでは字が雑になってしまうので、見栄えが良いシールはやはり便利だと感じます。
フロッキーは可愛いけどはがれると悲惨
娘の入園準備は絶対フロッキーが可愛いと思い、高いけれど注文して購入しました。初めてで分からずに黒を購入しましたが、靴下は意外と黒いものも多くて使えませんでした。また、部分的に剥がれて汚くなってしまい、取ろうと思ってもなかなか取れずに悲惨でした。購入を考えている人は、色々な色の組み合わせの物を買った方がいいですし、つける場所に気をつけた方がいいですよ。
お金を使う場所を間違えた!
上の子が入園する時は初めての子なので「可愛くてきれいな物」と思って、本人の好きな柄のお名前シールやかわいいフロッキー、アイロンネームタグを注文しました。ところが、いざ入園して他の子の持ち物を見てみると、上の子がいる家庭が多く、マジックで直書きしたり、線を引いて名前を変えたりしているのを見かけました。
それを見て「よその家庭では無駄遣いしないように工夫しているのに…」と反省し、下の子の時はできるだけお金をかけずに100均グッズを使うなどの工夫をして出費を抑えました。
アイロンプリントは二度手間
入園準備の中でも制服や体操着などの名前つけは、下の子にお下がりできるようにアイロンプリントの布アイロンシールを使いました。ところが、とにかく取れやすいので、初めのうちは付け替えていましたが、もったいないので結局手縫いして二度手間でした。
私が購入した布アイロンシールは厚手で縫いにくかったので、「これならアイロンなしの柔らかい布の方が縫いやすくていい」と思いました。
マークをつけた方がいい
娘は入園する時に自分の名前が読めたのですが、先に子供が入園している姉から「入園当初はひらがなが読めない子も多いし、子供は名前をいちいち読んで確認しないことも多いから、入園準備の名前つけでは目立つマークをつけたほうがいいよ」と言われました。娘が好きなパンダ柄の絵がついたお名前シールをつけたおかげで、他の子が間違えて娘の物を持って帰ることも、娘が間違えることもありませんでしたよ。
名前つけが終わったら!入園前の心の準備も忘れずに
入園準備の名前つけが終わると、ホッと一息つくことでしょう。しかし、入園という嬉しい節目は、実は子供にも親にも大きなストレスがかかることがあります。ママは幼稚園入園の心構えをきちんとチェックして、入園後に起こりがちなトラブルへの対処を心得ておきましょうね。