ランドセルの選び方のコツに関する記事

ランドセルの選び方で重視したいポイント/購入者の体験談

ランドセルの選び方で重視したいポイント/購入者の体験談

失敗しないランドセルの選び方!重視するべきは軽さだけではありません。素材・機能性・耐久性・デザインについてご説明します。

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ランドセルの選び方!重視すべきポイントは?

年長さんの秋から冬にかけて、購入ラッシュを迎えるランドセル。小学校入学を控えた子供を持つパパやママにとって、ランドセル選びは重要です。
6年間、毎日使うものだからこそ良いものを購入したいところですが、今のランドセルはデザインや色、サイズ、値段、機能性まで多種多様なので、子供と一緒に頭を悩ませてしまう方も多いのではないでしょうか。

子供にとって良いランドセルを選ぶためには、いったい何を重視すれば良いのでしょうか?
「やっぱり軽いものが一番?」「色はどうしよう…」と悩めるパパやママに、子供のランドセルの選び方やポイントをご紹介します。ランドセル選びの失敗談にも触れていますので、購入時の参考にしてみてくださいね。

ランドセルの「重量」

ランドセルの選び方を考えるとき、気になるポイントとして挙げられるのが「重量」
基本的にランドセルは重いイメージがありますが、果たして「軽いランドセル=一番」だと言えるのでしょうか。

素材ごとの重量

・クラリーノ(人口皮革)…1000g前後。雨や汚れに強い人工皮革
・コードバン(馬の尻革)…1200g前後。ランドセル素材の中では最高級の馬のお尻の革。高額な分、上品なツヤが特徴的
・天然牛革…1200g前後。丈夫で型崩れしにくい。高学年になった頃には風合いが出てくる

雨にも強く丈夫なクラリーノは、多くのランドセルで採用されています。牛革やコードバンよりクラリーノの方が軽いですが、背負ってみるとその差はあまり感じないそうです。子供自身にいろんなランドセルを背負わせて、重量感を試してみるといいでしょう。

「軽いからイイ!」とは一概に言えない?

ランドセルを背負う男の子

「ランドセルだけで1kg前後の重量があるのに、教科書やノートを入れたら…」と考えると、親としてはできるだけ軽いランドセルを選んであげたいという気持ちになりますよね。ランドセル業者側も、軽量化を意識して軽さを一番の売りにしていた時代もありました。

しかし、「軽量化=素材や補強材を減らす」ということになるので、ランドセルの丈夫さも失われてしまうこととなります。
そのため、今は軽いだけではなく“軽いながらも丈夫であること”“体にフィットしやすいこと”が重要なポイントだと考えられるようになっています。重量は多少増えているものの、納得できる機能性と言えるでしょう。

ランドセルの「背負いやすさ」

ランドセルは子供にとって背負いやすいものであれば、軽く感じるそうです。実際に重いか軽いかということよりも、子供が“軽く感じること”がポイントと言えます。
背負いやすさに影響を与えるのは、「肩ベルト」「背中クッション」が体にフィットしているかどうかです。近年、各メーカーも背負いやすさに工夫を持たせているので、注目してみるとよいでしょう。

肩ベルト

クッションが柔らかくフィットし、6年間成長に応じて伸縮できるもの、現在は肩ベルトが左右にスライドして肩幅の成長や髪の毛がはさまりにくいなど、背負いやすさが工夫されたものもあります。

中でもよく耳にする「フィットちゃん」や「天使のはね」というのは、商品名やブランド名ではなく、肩ベルトのフィット感を良くするための機能の名称です。
小柄で非力な子のサポート機能としては効果的ですが、成長過程で体格が良くなってくると窮屈に感じるケースもあるとされています。また、そのベルトの形状から、収納に困る場合も少なくないようです。

背中クッション

背中クッションや肩ベルト裏側に牛革を使っているものは蒸れにくいですが、人工皮革であっても、形状に工夫が施され蒸れにくくなっているものもあります。
また、背中クッションを特徴としている商品であっても、子供によってはクッションが膨らみ過ぎていると痛がる場合がありますので、必ず背負わせてみることが肝心です。

ランドセルの「大きさ」

昔に比べると今のランドセルはサイズが大きく作られています。教科書やノートはB5サイズですが、A4用紙を使用することも増え、ランドセルもサイズアップしてきたようですね。
最近はA4用紙のみならず、各ファイル対応のランドセルも増え、更に大きいタイプが増えてきました。

しかし、学校や子供によってA4ファイルを使うかどうかは異なります。ファイルなど全てをB5サイズで統一している学校もありますし、そうなるとA4ファイル対応のランドセルでは「大きすぎたね」ということにもなりそうですよね。

大きいランドセルの方が良いかどうかは、学校に直接聞いてみる、先輩ママさんから情報収集するなどリサーチしておくとよいでしょう。ブランドによっても少しずつサイズが違うので、子供の体格や通学距離なども考慮して選ぶことも大切です。

ランドセルの「色・デザイン」

紺色のランドセルを背負う子供

年々、ランドセルの色やデザインに工夫を凝らしたものが増えています。女の子でも黒を選べるデザインやおしゃれなコンビカラー、男の子用だとシルバーのランドセルなども出ています。

1年生ぐらいだと、そのときに「かっこいい」「かわいい」と思う好きなデザインをそれぞれ選ぶでしょうが、高学年になるとキャラクターものや派手な装飾、刺繍の入ったものは飽きてしまい、幼稚に見えて嫌がるようになるかもしれません
また、中には「強度が保てなくなる」「縫い目からの水の浸入を防ぐ」という理由から、刺繍を入れないブランドもあるようです。

子供の考えは急に変わることもあり、「一度、購入したものの、結局その後交換してきた」というケースも少なくありません。6年生になっても本当にその色やデザインのランドセルを使えるかどうか、一旦、家で子供とよく話し合ってから決めるようにしましょう。

ランドセルの「耐久性」

ランドセルの耐久性は使い続けていくうちに実感すると思いますが、できれば最初から知っておきたいところ。本当に傷が付きにくいのかどうか、ペチャンコにならないかどうか、金具部分が錆びたりしないかどうかなどとても気になりますよね。
特に、動きの激しい男の子の親御さんは、丈夫なものを選びたいという方が多いようです。

ランドセルの耐久性チェック

・傷が付きにくい
・水に強い
・型崩れしにくい
・クッション性が高いと、いざというとき頭を守ってくれる
・金具やベルトの付け根がしっかりしている
・縫製の丁寧さ

ランドセルの修理について

もしランドセルが壊れたとしても、ほとんどのランドセルには6年間の保証がついています。有償となるケースと無償となるケースがあるようですが、万が一のときのためにも保証書はしっかり保管しておきましょう

修理期間はメーカーによって異なりますが、およそ2~3週間ほど、長ければ数ヶ月かかる場合もあるようです。修理に出す時期が秋から年度末の繁忙期であれば、修理期間は余裕を持って見ておいた方がよいでしょう。中には修理期間中、代替ランドセルを貸し出してくれるサービスを行っているブランドもあります。

ランドセル選びの失敗談

その時に「これだ!」と思えるランドセルを購入しても、結果失敗したと感じるママも多いようです。購入時の参考として役立てましょう。

ちちんぷい
36歳

A購入時期が遅すぎました

「ランドセルは遅く買った方が安くなる!」と聞いていたので、入学直前の2月ごろに買いに行ったら、種類も色も何もかもが少なくなっていました。

結果、息子がカタログを見て選んでいたランドセルは完売しており、次の候補の高額なランドセルを購入することに…。さらに、早めに購入した方が早期購入割引もあったことを後から知り、とても後悔しました。
お目当てのものがあるのであれば早めに行くのが一番です!メーカーによっては「超早割」なんてものもあるみたいなので、リサーチは必須です。

りん
33歳

A在学生の一言が気になって交換した結果…

娘が黒のランドセルが良いというので、デザインは女の子系のスタイリッシュな黒とピンクのコンビカラーを買いました。ところが、娘が仲良くしてもらっている近所の4年生の女の子から「ランドセル買った?何色?」と聞かれ、「黒だよ~でもピンクも入ってて可愛いんだよ。」と話すと「えー、女の子で黒なんて誰もいないよ??」と言われてしまったそうです。

そんなことを言われるものだから当然娘も心配し始め、結局買ったお店に行ってチェリーピンクのものに交換してもらいましたが、実際に学校へ通いだすと、黒のランドセルの子もいるみたいです。
昔は「女の子=ピンク・赤」というイメージが強いものでしたが、やはり最近では個人の好みに合わせた様々なカラー展開がされていますし、意見を曲げずに交換しない方が良かったかもしれません。

ココア
40歳

A義母が買ってくれたものの…

義母が娘のランドセルを買ってくれるというので、一緒に量販店へ行ったのですが、娘の希望するランドセルを購入できませんでした。

値段的には中ランクを選んでいたので大丈夫かなぁと思っていたのですが、「こっちでいいでしょ?」と1ランク下のものをチョイスされてしまいました。
娘もしぶしぶ納得していましたが、自分がお金を足して欲しいランドセルを買ってあげたかったです。でも、「そんなことをしたら義母の機嫌を損ねるし…」と遠慮してしまいました。

で、あれから4年間使っていますが、いまだに無傷です。そんなに高額なランドセルでなくても大丈夫な気がします。でもやっぱり子供が納得いくものを購入した方が後悔はないのかなと思いますね。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪