簡単に電気代を節約できる方法!手軽にできて効果大の5つの裏技
家計において電気代はその気になれば減らせる重要な支出項目。また、大震災を経験した日本人にとって、限りある電気を無駄なく使うことはとても大切なことでもあります。
電気使用量が大きいのはエアコン。次いで冷蔵庫、照明器具、テレビの順に続きますが、これらの電気使用量の多い家電品を中心に節約を心掛けるのが効果的です。
最近はLED照明などのほか優秀な省エネ家電が続々と誕生していますが、電気代の節約を考える時に一番大切なのは、家電製品の上手な使い方。
無理に買い替えをしなくても、今ある家電製品を大事に、賢く使って電気代を節約するのが、主婦の腕の見せ所!だといえるでしょう。
電気代はいくらかかってる?料金把握が節約の第一歩!
節約の第一歩は、現在の電気の使用状況・毎月の電気料金を把握することと言えるでしょう。
電気代の増減の仕方がわかれば、効果的な対策が立てられます。
また、節約の努力の結果が、電気料金に現れるとモチベーションもUPします。なんとなく節約していても、続けられるものではありませんよ。
明細書をファイリングすれば良いだけなので、毎月の電気代は比較的簡単に把握できるでしょう。
今ある家電製品を買い替えずに電気代を節約する5つの方法はコレ!
最新家電は電気代節約の一つの方法ですが、それを行っていてはキリがありません。最新家電を購入して高額な出費する前に、今できる家電の電気代を節約する方法を取り入れているのか、まずは確認することが大切です。
1 エアコンの節約術
夏は冷房に、冬は暖房にと大活躍のエアコン。夏の昼間はエアコンをつけずに我慢して、家族がそろった時だけ冷房を入れるなんて節約方法を聞きますが、「冬の寒さは我慢できない」という人も多いでしょう。
冬の寒い時期、電気代を節約してエアコンを使用するには、設定温度は20~22℃が目安です。設定温度を下げても快適さを維持するため、湿度50%を目安に加湿すると、設定温度が低くても暖かく感じることができます。
設定温度を上げなくても、湿度の調整で節約しながら暖かく過ごすことができるのです。
温かさをキープしつつエアコンの電気消費をおさえる方法は・・・
・風向き下向きにして暖かい空気を循環させる
・一枚服を多く着て、設定温度を20~22℃にキープする
・室外機の周りやフィルターを掃除して暖房効率を上げる
・サーキュレーターを併用して空気を撹拌する
・加湿器の併用や洗濯物の部屋干しで湿度50%を維持する
など
2 冷蔵庫の節約術
家族のために食材をため込み、日夜フル回転の冷蔵庫。電気を使い続けて食材の鮮度をキープしているだけに、その消費電力は馬鹿になりません。
意外と買った時のままでいじらない人が多いのですが、冷蔵庫の設定温度の「弱」にするのと「強」にするのとでは、電気使用量に20%もの違いが出るとも言われています。冷蔵庫の設定温度は、買ったままいじっていない人は一度実践してみてください。
外気温が低い冬は「弱」に、食材の傷みやすい夏場は「強」にして、食材を衛生的にキープ!100円ショップなどで購入できる冷蔵庫用カーテンも、節電に大きな効果を発揮します。
定期的に庫内を掃除して食材を美味しく保存し、上手に消費電力を抑えて節約!家族の健康を守る主婦の技量が問われる、大事な節約どころです。
食材のおいしさを保って冷蔵庫の消費電力を抑えるには・・・
・冷蔵庫は背面10㎝、側面2㎝開けて配置し、上に物を置かない
・季節にあわせて庫内の設定温度をマメに調節する
・頻繁に使う物はドアの近くにおいて、ドアの開閉を少なくする
・冷蔵庫は食材を詰めすぎず、冷凍庫は食材をぎっしり詰める
・熱いものは冷ましてから冷蔵庫にいれ、庫内の温度をあげない
など
3 照明器具の節約術
普段何気なく使っているからこそ、目に見える節約効果が得られるのが照明器具。不要な照明は、こまめに切ることから節約を始めましょう。
意外と知られていないのが、リモコンの落とし穴。リモコンを使って照明を切っても主電源は入っている状態なので、明かりがついていないに1W前後の待機電力がかかります。小さな節電も、繰り返すことで大きな節約につながります。1Wからでも節約を心がけましょう。
こまめに照明をON・OFFすることは、生活のリズムを整える健康効果もあります。
明るさをアップさせるためにはこまめに照明器具の掃除をしましょう。いつも気持ちよく生活ができて、一石二鳥の節約術です。
生活の質を落とさずに照明器具の電気消費を抑えるには・・・
・照明はこまめにON・OFFをするのが基本
・スイッチは壁のスイッチで主電源から切る
・掃除をして、わずかな光でも明るさアップ!
・間接照明をうまく取り入れて、壁の反射で明るさアップ!
など
4 テレビの節約術
現代人の生活必需品ともいえるテレビですが、ろくに見てもいないのにテレビをつけっぱなしにしているのはNG!
必要のない時にはリモコンを使わずに、主電源からこまめに電源を切ることを習慣付けましょう。
ボリュームを下げるだけで、消費電力も下がることは、意外と知られてはいないこと。一人の時は気を付けたいですね。
楽しみながらテレビの電気消費を抑えるには・・・
・こまめにON・OFFをするのが基本
・スイッチは本体のスイッチで主電源から切る
・ボリュームを下げて消費電力を節約
・長期間の留守は、コンセントを抜いて消費電気をゼロにする
など
5 あったか環境つくりのインテリアで節約!
家電製品の使い方だけでなく、部屋作りによって節電することも可能です。せっかく暖房器具で部屋を暖めているのに、熱を逃がしてしまう部屋になっていると無駄に電力を使用してしまいます。
カーテンやカーペットは、夏用と冬用の使い分けがおすすめです。カーテンには、遮熱効果のあるもの、保温効果のあるものがあります。夏は外からの熱をカットする遮熱カーテンが、冬は熱を逃がさず保温してくれる保温カーテンが節電に役立つでしょう。
カーテンやカーペットを季節で変えることで、季節に合ったカラーをインテリアに取り入れられるというメリットもあるでしょう。
季節に合ったカラーは色の効果を考慮して!
カーテンやカーペットを選ぶ際に、好きな色を選んだり、風水を取入れたりするのも良いですが、
「色」の効果を考慮して、夏は涼しげに感じるカラー、冬は暖かみのあるカラーを取り入れる方法もあります。
暖色系カラー |
オレンジ・赤・黄色 など |
寒色系カラー |
青・白・グレー など |
温かい生活をするための工夫をすると・・・
・カーテンを白色系に変えると、部屋の中が明るくなり照明を節約!
・冬は暖色、夏は寒色を取り入れたインテリアで冷暖房を節約!
など
旬の食材で食費を節約しながら電気代を節約!
旬の食材は、安くて栄養価が高くて、味も良い!良いことばかりです。しかし、それだけでなく、キュウリなどの夏の食材は体を冷やす効果があり、冬が旬の根菜類は体を温める効果があります。
季節に合わせて、体の中から暑さ・寒さ対策をすることも、電気代節約につながるかもしれません。
節約効果の高いLED照明には意外な落とし穴も…
LED照明の消費電力は白熱球や蛍光灯よりも圧倒的に低く、節電向きの照明であることは間違いありません。寿命が長く、早く点灯するというのも魅力の一つです。
しかし、LED照明の光は寒々とした印象を受けますし、熱に弱いなどのデメリットがあるのは確かです。また、蛍光灯などに比べると値段が高いです。
LED照明はリビングなど、頻繁に使う部屋には最適ですが、トイレやお風呂などの短い時間しか点灯しない場所であれば、電球自体の価格が安い白熱球や蛍光灯を使って、電気をこまめに消した方が、導入コストがかからない分お得な場合もあります。
優秀な節電性能をもったLED照明だからこそ、使う場所や使用時間などを考えて、賢く使っていきたいものですね。
LED照明のデメリットは・・・
・高熱に弱く、換気が不十分で高熱になる環境下では寿命が短い
・演色性に乏しく、指向性が高いことから、寒々として薄暗く感じる
・電子回路内蔵のため値段が高く、導入コストがかかる など