もうすぐ出産!産休いつから入った?働くママの事情
妊娠中も働く女性は、今や、当たり前になりつつあります。ですが、大きなお腹を抱えての仕事は大変です。仕事を続けながら出産に臨むためにすべての女性の労働者には産休を取得する権利があります。法律では、出産予定日の6週間前から産休に入ることができると定められていますが、独自に時期休暇や有給を利用すると6週間前より早く産休に入る人もいます。また、産後は基本的に8週間の休業と定められています。公務員や地方自治体によっては産前産後ともに8週間としている場合もあります。
そこで今回はいつから産休を取得したかについて13人のママさん達に聞いてみました。これから産休を取ろうと考えている方で時期など迷っているなら是非参考にしてください。
Q 産休、いつから入った?出産の種類は自然分娩?帝王切開?
A里帰り予定が切迫早産に!
自営業をしています。出産6週間前に産休に入り里帰り出産する予定でした。しかし里帰りの直前に切迫早産になってしまい、そのまま緊急入院が決まり里帰り出産は諦めました。臨月に入るまで入院し、退院してからも自宅安静が続き、産休に入っているとはいえ全く何もできない状況でした。
出産準備の買い物にも行けなかったので、ネットで購入して準備しました。育児用品等は出産してから少しずつ揃えたり、夫に買いに行ってもらいました。産休中にゆっくり買い物をするつもりだったので、本当に予想外の出来事でした。切迫早産にはなったものの、自然分娩で産後2ヶ月で仕事復帰しました。出産は何が起きるか分からないので、出産準備は早くからしておいた方が良いと思いました。
A予定日の6週間前から産休取得
私は、不動産会社の事務をしていたので予定日の6週間前から産休に入りました。お腹が大きくなると座っているだけでも苦しく感じていましたが、家でゴロゴロしていても体力がなくなってしまうので通勤はいい運動になっていました。6週間の産休は最後の出産準備ということで十分な時間でした。正産期に入ってからは近所を散歩したりしながらゆっくり過ごしていました。
予定日の2週間前には実家に帰り陣痛を待っていましたが、予定日を過ぎても陣痛がこなかったので促進剤を打って自然分娩で出産しました。出産後は想像以上に辛かったです。思うように体は動かないし寝不足だし新生児を抱っこするのにも神経を使うので、実家に帰って家族の協力を得られてよかったなと思いました。
A予定通りにはならず産休を前倒しで取得
私の仕事は人事部での事務作業だったので、基本はデスクワークが多かったのですが、大きい会社だったので入社・退社職員がいるたびに手続きなどでの面談や制服貸与やロッカー等の準備、会社内の案内等々、歩き回ることや物を運搬することも日常的にあり、お腹が張ってきたりして正直しんどいなと感じることも妊娠後期は多かったです。しかし、上司が女性で妊娠中に満員の通勤電車に乗らなくて済むよう時短勤務にしてくれたり、検診日には文句なく有休を使わせてくれたりしたので出産予定日6週間前まで働く予定で話し合っていました。ちなみに私の実家は他府県なので里帰り出産の予定もなく、主人と済む自宅付近の産婦人科に通院し出産する予定でした。
ところが、もうあと10日で産休に入るという時期に来たときの検診で、お腹の張りが強すぎることを指摘され、このまま張りがさらに強くなると陣痛が来てしまうリスクもあると仕事はドクターストップがかかった上に入院での療養を勧められました。
即日入院となった私は病室から上司にその旨連絡を入れて相談。女性上司だったことで話しやすく理解も得られやすく、”産休予定までの10日をすべて残っていた有休で処理するから今は元気に出産できるようにすることだけ考えてくれたらいい。デスクの整理などは産後落ち着いてから来ればいいから”と言ってもらったのでそのように10日前倒しで休暇に入りました。
A4週間前から産休に入りました
私の仕事は縫製業でほとんど座った状態での仕事です。お腹が大きくなるほど座りっぱなしも辛くなりました。忙しい時期でもあったので少し遅めの予定日より4週間前から産休を頂きました。2人目の出産ということもあり上の子を保育園に送ってから、普段はできていなかった家の掃除、模様替えをしていました。
あとは自分だけの時間をゆったりと過ごしていました。出産したらできないことなので。予定日より5日早く、自然分娩で出産し、上の子もいるので里帰りはせず出産後は母に来てもらい家のことを手伝ってもらいました。妊娠中の経過も良好で、産休中はやりたいことも、会いたい友達にも会うことができたので4週間前からの産休は十分だったと思います。
A早めにスケジュール報告を
私は出産予定日6週前から産休に入りました。私は里帰り出産でしたが、その病院は32週までには帰ってきてもらうのが望ましいと言われたのですが、遠方で、ギリギリまで仕事があるので、という理由で34週に里帰りしました。妊婦検診に特に異常がなかったからできることですが、体調に不安がある人は、早めに里帰りするほうが安心です。産後に提出する書類の用意や、家のことでバタバタするのが、産休に入る1ヶ月頃からは、他の方に迷惑にならないように、たまっていた有給休暇を消化しつつ用意をしていきました。
仕事はデスクワークで足がむくんだり、運動不足になったりしたので、昼休みにはオフィスの中を歩き回ったり、出勤時には駅まで30分歩いたりと工夫していました。おかげで体重増加もそれほどでもなく、自然分娩できました。妊娠するとみんなに祝福してもらえるけど、まわりに心配させないよう、早め早めに計画し、報告していくことが大切だと思います。
A有給休暇を使って早めの産休入り
私は妊娠初期からつわりがひどく、また仕事も精神的な負担が多いものだったのでなるべく早く産休に入りたいと思っていました。正社員で週5日の勤務でしたが、通勤緩和を利用して一時間遅れての出勤、仕事の負担もなるべく減らしてもらいました。それでも常に吐き気があったのでとても辛くて何度かトイレに駆け込んでいました。
私の会社はかなり恵まれていたので上司に相談して6週間前からの産前休暇に夏休みと有給休暇をあわせて通常より1ヶ月程早く産休に入ることができました。出産は自宅から1時間半くらいの実家に近い産婦人科で行う予定だったので、予定日の1ヶ月前から実家に帰りました。
産休を早めに取ってよかったことはゆっくり里帰りの準備ができたこと、産婦人科で平日に行われていたマタニティヨガに気兼ねなく参加できたことです。マタニティヨガのおかげか出産も普通分娩で入院から6時間の安産でした。産後は8週間の産後休暇と現在育児休暇を取得中でのんびり子育てすることができています。
A満足できた産休でした
産前休暇は、予定日8週間前から予定通り取得しました。仕事は事務だったので負担がかかることはそんなになかったですが、通勤電車がいつも満員かつ長時間だったので、日に日に大きくなるお腹を見ると予定通り取得できてよかったと思いました。
実家から母が手伝いに来ることになり、里帰りもしなかったので、産前休暇は家事をじっくりやれたり、生まれてくる子供のスタイやおもちゃを作ったりと、色々なことに取り組めました。それでも時間が余ってしまったので、見たかった映画などをレンタルしてきたりと非常に充実した休暇であったと思います。
妊娠中はとても元気でしたが逆子が治らず、予定日より2週間早く帝王切開で出産しました。退院後は初めての育児でバタバタしたり、体調も思わしくない日もあったので、つくづく産前に色々なことを済ませておいてよかったと実感しました。
A予定通りに産休入ったものの
私は、美容師をしていました。本格的産休に入ったのは予定日の6週間前でした。お仕事が割と暇になるタイミングだったので予定日の10週間前からは週2にしてもらえました。立ち仕事ということもありお腹が張ってしんどいこともよくありました。お腹が出る分お客さんとの距離も離れないといけないし、立ったりしゃがんだりの動作が辛かったです。立ち仕事でよく動いていたっていうこともあり産休を予定日の6週間前に取ったものの、実際産休入ってすぐ子宮口が開いてきて予定日の2週間前に産まれました。
自然分娩で初産でしたが、初めの陣痛から5分間隔になるのに20分程しかなく、慌てて病院に行きました。先生にも痛くなったらすぐに病院に来なさいと言われていたので初産だった私にはすこし不安な感じがありました。初産にしては7時間だったので早く分娩が終わった方で、いっぱい動いてて、ぎりぎりまではたらいてて良かったなって思います。でももぉ少しゆっくりしても良かったかなぁー?とも思いました。
A産前6週間と余っている有給休暇をくっつけて7週間ちょっと前
妊娠がわかってから、店舗販売員から事務職になり、座り仕事が増えました。しかし座っているは座っているで足のむくみも酷く、朝と夕方ではムートンブーツですら窮屈に感じるほどむくんでいました。お腹が大きくなる7ヶ月を過ぎた辺りからは徐々に腰の負担も大きくなり、頻尿になるので、席を立っている回数が増えました。ちょっと席の隣でストレッチのようなこともしたことがあります。産前休暇は出産予定日の6週間前ですが、自分は有給休暇が殆ど余っていたのでその余りの10日ほどをくっつけて7週間とちょっと前にお休みに入らせてもらいました。上司の理解もあったのでできたことかもしれません。
自然分娩で地元出産だったのもありますが、自分たちが出産準備になかなかとりかからないのを両親が見て、業を煮やして一緒に準備してくれていた感じでした(笑)産前は早く生まれないかなーと思っていましたが、いざ生まれるとお腹にまた戻らないかなぁ?などと考えるほど、自分のリズムで過ごせません。沢山寝ないとダメなタイプなのに、夜泣きで1,2時間刻みに起こされて授乳の日々が続き、慣れるまで時間がかかりました。とにかく隙があれば寝て、食べて、母乳あげての繰り返しで太ってしまいましたが、自分のペースが掴めればストレスも徐々に減っていき、育児を楽しむ余裕も出てきました。
A会社で初の産休取得
私の会社は人も少なく、会社自体も子供ができたら辞めるといった風潮がありました。新たに会社規定で産休がきちんと設けられ、そのちょうどあとに妊娠がわかりました。最初はつわりがひどく辞めてしまおうか悩みましたが、産休取得する事を選択しました。会社で初めての事だったので、5ヶ月前に申し出たのですが何かと事務の業務引き継ぎで会社の対応が遅く最後になってバタバタで引き継ぎが終了しました。
やはり仕事をしながらですと、食事もきちんとしたものを作る時間もないですし、取得してみて分かったのですが準備する事が大変多いです。買い物もありますし、通常の休暇だけではやはり時間や心の準備、赤ちゃんを迎える準備が足りません。私の場合産休だけでは足りないと思っていたので2ヶ月有給取得をさせていただきました。何せ初めての出産ですので準備するものが全くわかっていない状態です。頼りの親も近くにいません。インターネットや本で調べてみたりと有給も合わせて取ってちょうどいい準備期間になりました。
A有給休暇の消化も含め、出産の8週前から取得
私は産休は妊娠8カ月目の出産予定の8週前から取得しました。有給休暇がたくさん残っていもいたので、それと合わせて8週間前からの取得を会社に伝え了承をもらいました。アパレルの企画職でしかも管理職の私は、ある程度早い段階から会社とスタッフに産休に入る時期を伝え、業務を調整してきましたが、いざ産休に入る直前には、やはりバタバタとしてしまいました。
普段仕事で忙しくしていた分、産休中はとても暇でした。家でずっとごろごろしているのも良くないと思い、重い体をひきずりながら、よく散歩をして過ごしていました。出産は自然分娩で、主人と住んでいる家の近くの総合病院で出産をし、産後に約1ヶ月半実家に里帰りをしました。自然分娩での出産ではありましたが、産後に頸管裂傷をし大量出血をしてしまい、緊急手術をしました。そのため、手術後はひどい貧血に襲われて入院中はずっと鉄剤の投与をされていました。退院後、実家で両親の手伝いもあったおかげで、貧血も治りゆっくりと過ごす事が出来ました。
A里帰りは諦めました!
法律で決められている6週間前から産休に入りました。 妊娠8ヶ月くらいからお腹が張りやすく、早産の心配があると言われていました。デスクワークではありましたが、ずっと同じ姿勢でいると張ってきたりしたので、少しもたれて休んだりしていましたが、お腹が大きくなってくると座っているのも大変でした。子宮口が開きかけていると言われて、医者から自宅で安静にするように言われ、何日間か会社を休んだこともありました。当初は産休に入ってすぐに里帰りする予定でしたが、実家へは飛行機に乗らないと帰れなかったので、6週間前に飛行機に乗るのは早産が心配とのことで、里帰りするのをやめました。
産休に入るのを早めて、実家に帰ることもできたのですが、業務的に区切りも悪く、ただでさえ休んだりしていたのに、これ以上会社に迷惑はかけたくないと思い、里帰りは諦めました。 夫の両親も近くにはいなかったので、産後が心配でしたが、実家から母が1ヶ月程来てくれて、本当に助かりました。里帰りしなかったことにより、夫も出産に立ち会え、産後すぐに子どもと一緒に暮らせたことはよかったと思います。
A予定日の6週間前から産休に入りました。
私は、出産予定日の6週間前から産休に入りました。私の仕事は、工場での仕分けの仕事で、1日立ちっぱなしの仕事でした。もともと、会社の決まりで産休は出産予定日の6週間前からという決まりだったので、身体がそれまでもたなかったら退職しようと考えていました。しかし、妊娠の経過が順調でしたので、辞めずにすみました。産休に入ってからは、入院の準備や、赤ちゃんに必要なものの買い出しでどのような物がどれくらいいるのかなどよく分からず、バタバタしました。
実家が遠方で下ので、里帰りはせずに、家事は全て旦那に任せました。旦那はあまり家事ができない人でしたので、簡単な料理の作り方や掃除の仕方などを産まれる前に教え込みました。産休に入るまで、身体は大丈夫でしたが、あまり時間がなく、出産に向けての準備ができていなかったので、もう少し早く休めたらよかったなーと思いました。出産は自然分娩でしたが、1ヶ月位は、赤ちゃんのオムツ交換と授乳でいっぱいいっぱいでした。