衣類をすっきり簡単に収納するコツ&子ども服ラクラク収納術!
最近、衣類収納にお悩みの方のために、あらゆる収納術についての書籍が出ていますね。自分の服だけでなく毎年増える子ども服で収納がパンパンという方も多いでしょう。もう何年も着ていない服がタンスを占領しているなんてこともよくある話です。
いったいどのように収納すれば、簡単に衣類をすっきりと片付けることができるのでしょうか。衣類のたたみ方やスッキリ収納するためのちょっとしたコツをご紹介します。
衣類をスッキリ簡単に収納する10のポイント
衣類の収納には“たたむ方法”と“掛ける方法”があります。どちからかといえば“掛ける”をメインにしたほうが、簡単で面倒がありません。ただし、衣類の種類や量によっては、たたむほうが好ましい場合があります。
1掛ける収納
ハンガーにサッと掛けるだけなら、簡単なので面倒くさがり屋さんにも苦にならないでしょう。しかしスペースに限りがあれば、すべての衣類を掛けることは難しいです。掛ける収納に好ましい衣類は以下のようなものです。
<ハンガー収納に向いている衣類>
- たたむとシワがつきやすいもの
- 衣類が伸びにくいもの。セーターなどはハンガーに掛けると伸びるので不向き
- ハンガー跡がつきにくいもの
- スーツやジャケット類
- よく着る衣類
実は重要なハンガー選び
スーツやジャケット類などの立体的な洋服は、針金ハンガーなどの細いハンガーでは型崩れの原因になってしまうので、形に合ったハンガーを選びましょう。反対にYシャツなどはかさばらない細いハンガーがおすすめです。ニトリなどでは豊富な種類のハンガーが揃っているので、用途に合わせて探してみてくださいね。
2通気性を良くする
クリーニングでかぶせてもらうビニールカバーをそのままにして収納していませんか。クローゼット内はカビ防止のために通気を良くする必要がありますので、カバーは外したほうがいいでしょう。クローゼットに服を詰め込みすぎず、空間を持たせることも大事です。
服を収納せず出しっぱなしの場合は、埃よけとして大きな布をかぶせておくといいでしょう。通気を良くするためにも、ビニール製のカバーを避けることが虫食いやカビ防止のポイントです。
3立てる収納
衣類をたたんで引き出しにしまうとき、積み重ねていませんか。重ねると、上にある服しか目に入らず同じものばかりを着てしまったり、底にある服を探すことで乱雑になる原因になります。
また、積み重ねることで下の服がシワシワになって着られないなど、不便なことが多いです。
そこで一枚一枚立てる収納にすると、どんな服を持っているのか一目でわかるし、似たような服を買う失敗もなくなるでしょう。立て収納はシワになりにくいのもポイントですが、ぎゅうぎゅう詰めにしないように気をつけてくださいね。
<Tシャツが立つ!たたみ方>
- Tシャツの前身ごろを下にして置きます。シワをよく伸ばす
- 肩幅1/3ぐらいのところで、袖を真ん中に向けて折り、袖部分が折り幅内に収まるように折る
- 反対の袖も同じように折る
- 襟側を持って、すそが少し出る程度に折り返す
- 折り返し地点からすそに向かって三つ折りにしていきます。
こちらは片付け名人の近藤麻理恵さん直伝のたたみ方です。一枚でもグニャッと倒れないところがポイントです。
4間仕切りでスッキリ
サイズや種類の違う衣類を同じ引き出しにしまうときは、間仕切りを使うと混在せずにスッキリな状態を維持できますよ。間仕切りは100円ショップで種類豊富にあるので、使えそうな箱やボックス、ケースがあれば、それに入れて引き出しへ収納するなどしてもいいでしょう。
5衣類のチーム分けをする
タンスやクローゼットの中に夏服と冬服を一緒にしまっている人も多いでしょう。しかし、これでは毎日の服選びが大変なのではないかと思います。そこで、普段から季節ごとに衣類のグループ分けをしておくと衣類の出し入れがしやすいと思います。
<衣類のグループ分けの例>
- 春夏の衣類
- 真夏の衣類
- 秋冬の衣類
- 真冬の厚手の衣類
- 手袋、ストール類
グループ分けした衣類を収納ケースにまとめてクローゼットやタンスに配置しておけば、一枚一枚を出し入れして衣替えする必要がありません。季節によって使い勝手のよい場所にケースごと置き換えるだけでOKです。
衣類やしまう場所に合ったケースを選びましょう
- 中が見える透明のケース
- 厚手のものは深さのあるケース
- 薄手のものは浅いケース
- 上に積み上げるケースは布や紙製の軽いものが良い
- 積み上げるなら下に置くものほど頑丈なケースが良い
- 奥行きのある押し入れなどにしまう場合はキャスター付きが便利
61枚買ったら1枚処分する気持ちで
季節ごとに新しい服が欲しくなりますが、毎年買っていればどんどん増えるばかり。いくら収納を整理しても意味がなくなります。
きっと誰でも全然着なくなった服があるかと思います。1枚買ったら1枚処分する気持ちでいるといいでしょう。「いつか着るかも」「もったいない」という気持ちで保管しておくとあれよあれよと服が増えていくだけです。
服を処分する目安は?
- 過去2、3年間まったく着ていないもの
- サイズが合わなくなった服
- 流行遅れのもの
- 色あせ、型くずれ、伸び縮みが目立つ服
まだまだ着られる状態で捨てるには惜しい服もありますよね。リサイクルショップに買い取ってもらったり、人にあげたりするなどして再利用してもらうのも良いでしょう。
7衣類の寿命を知っておく
衣類にもある程度の寿命があるのです。どんなに大切に着て、優しく洗っても新品をキープすることは難しいです。
そこで、寿命を知っておくと見切りのためらいがなくなるかと思います。
だいたいTシャツは1~2年も着れば首周りがよれて色あせも目立ってきます。ワイシャツ、トレーナーなども2年着ると襟ぐりに劣化が目立ち始めますし、セーター類は2~3年で毛玉が出てくるでしょう。スーツは長持ちしそうですが、流行の形が数年ごとに変わってきますし、着用頻度によっては3~5年の寿命ではないでしょうか。
8下着や靴下の収納
下着や靴下の収納はいくら整理してもいつの間にか乱雑になっていることが多いですね。下着や靴下の小物類に対して高さのある引き出しが多いからでしょう。そこで、間仕切りを使って高さを生かす整理でスッキリ収納をめざします。
市販の間仕切りは、高さに対応していないものが多いので自分で作ってしまいましょう。段ボールやプラスチック板を高さに合わせて切っても良いし、空き箱を利用するのもOKです。要は、引き出しの高さに間仕切りを合わせることが肝心です。引き出しの中で下着や靴下が完全に区分けされれば乱雑防止になります。
9ハンギングラックを利用する
クローゼットの空間を利用してハンギングラックを取りつけましょう。ストールやマフラーなどつい、軽くてシワになりやすいものを収納するのにピッタリです。しっかり収納する必要はないけど、すっきりしまいたいものに重宝します。
10帽子の収納
帽子の収納って悩みますよね。下手にたたむと型崩れしますし、そのまま収納すると場所も取ります。帽子専用の収納もありますが、わざわざ買わなくても家にあるもので簡単にできます。クローゼットの扉の内側にワイヤーを取りつけてS字フックをかけるだけです。フックに帽子をひっかけるだけなので場所も取りませんよ。
子供服の収納のコツ3つ
子供服は子供の成長の証でもあります。成長とともに年々増える子供服は、自分の服以上に処分がしにくいものかもしれませんね。さて、子供服をスッキリ収納する解決策は?
1着る服と着ない服を分ける
子供服は小さいので詰め込み過ぎると行方不明になることもしばしば。整理してみて「こんな服持ってたっけ?」ということもありますし、その上「いただきもののお下がりがわんさか…」ということも。まずは“よく着る服とあまり着ない服”を分けてみましょう。
子供服の場合も、子供の好みやデザインによって、よく着る服が決まっていることが多いですよね。着ない服はまとめて収納の奥の方や別の場所にしまっておきましょう。
2区分けして引き出し収納にしまう
兄弟で同じ引き出しに収納すると、どっちの服だかわからなくなってしまいます。子供服の収納にはプラスチックの数段ぐらいセットになっている引き出しがおすすめです。兄弟の服を区分けしてしまい、引き出しにはそれぞれの名前や何が入っているかを表示しておけば混在しませんし、子供も取り出しやすくなります。
3小さくなった服は処分する
ベビー服や小さくなった服を見ていると、思い出に浸ってなかなか処分できない方も多いでしょう。しかし、子供服はどんどん増えるので思い切って処分する必要があります。出産祝いとしていただいた服や思い入れのある服を数枚残して、あとはバザーに出したり人にあげたりしましょう。
また、保管しておきたい服が多くてかさばる場合は、圧縮袋に入れてペチャンコにして収納すると場所を取らずに済みます。